その日僕は国会図書館にいました。 日本中のありとあらゆる本、そのすべてが揃うと言っても過言じゃない、図書館界の頂点のような存在です。 普通の図書館なら棚に並べられている本を自分で探して見つけますが、さすがは国会図書館。一部の新聞や地図を除き、本は全く並べられていません。 そのかわり目当ての本を検索するパソコンが置かれた机がおびただしい量並んでいて、実際に手に取りたい本は申込みをして書架に取りに行ってもらうスタイルになっています。 僕が国会図書館に行った理由は、とある譜面を確認したかったからです。 自分が10年以上前に書いた自作曲の譜面なのですが、東京の自分の家には無く、実家にしかありません。しかし仕事の都合でなるべく早く、その時書いた譜面を確認する必要が出てしまったのです。 言うまでもなく、その譜面は国会図書館にちゃんと保管されていました。日本での出版物は国会図書館に納入することが発行者に