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これは何? この記事は、2017年10月に開催された技術書典3にて、サークル「タイル3兄弟」として頒布した同人誌『OpenStreetMap編集ステップアップガイド』を、一部改修した内容です。 いくつかの記述が古い内容になっていたので、気がついたところは修正しています。 もし明らかに異なる内容がまだありましたら、指摘をいただけると嬉しいです。 それでは、よりよいマッピングライフを! (/・ω・)/ この本の目的 近年、iDエディタやMAPS.MEなど、OpenStreetMapのデータ編集は多くのツールが開発され、編集自体に対するハードルは次第に難易度が下がってきています。 しかし、OpenStreetMapの編集を行ってゆくと、どうしてもよくわからない部分がでてきたり、とてもではないけれども憶えきれないタグの情報に混乱してしまうときが訪れます。 それらの情報は、OpenStreetMap
「OpenStreetMapって、いつまで道路描いてるの?」 数年前、とある政府系会議の終わった懇親会の場で、ちょう偉い学者さんに言われた一言です。 OpenStreetMapは、道路以外にも建物やPOI、土地利用なども描くことができ、様々な用途に使えます。 そのうえ、当時の日本OpenStreetMapはYahoo/ALPSのインポートで道路データの拡充が(異論はあるでしょうが)一段落したところでしたので、この発言には非常にショックをうけました。 そして、それから数年経った2019年現在、OpenStreetMapコミュニティは全世界で登録者数ベース500万アカウントを超え、そのうち100万人以上が1回以上の編集を行いました。 毎日のアクティブメンバーは4000人を超え、全世界を対象に地図データ編集を行っています。 しかし、地球は巨大でした。 私達の編集はいまだ、道路と建物、そして土地利
(© Niantic, Inc. via OSM wiki) 2017年12月1日、日本地域において、ポケモンGOとIngressの背景地図がOpenStreetMap(以下OSM)に切り替わりました。 「道路がスカスカになった! いままでのほうがいい! 元に戻せ!」という声もあがっているようですが、少し待ってください。 OSMは、自分で描くことができます。 OSMに編集権限という概念は無いに等しく、アカウントを取得するだけで、誰でも簡単に編集参加することができます。 あなたが少しOSMを描くだけで、あなたのポケモンライフが格段に便利になる(可能性がある)のです! あなたの住んでいる地域の編集、やってみませんか? OSMへの参加方法 openstreetmap.orgでアカウントを作成することで、地図編集に参加することができます。 地図の編集を行なうには、ブラウザ上で動作するiDエディタや
測量法 いきなりですが、測量法が好きです。 古い法律なので、さすがにところどころガタがきている感じはありますが、それでもなお、よい法律だと思います。 特に第一条。 この法律は、国若しくは公共団体が費用の全部若しくは一部を負担し、若しくは補助して実施する土地の測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量について、その実施の基準及び実施に必要な権能を定め、測量の重複を除き、並びに測量の正確さを確保するとともに、測量業を営む者の登録の実施、業務の規制等により、測量業の適正な運営とその健全な発達を図り、もつて各種測量の調整及び測量制度の改善発達に資することを目的とする。 修飾語が列記してあるので読みづらいですが、要は、 「地図作るのは手間と金がかかるから、作成もメンテも、一回やったものを使いまわすようにしようぜ」 という内容です。 測量法の所轄官庁は国土交通省であり、特に国土地理院が実事業を含め
日本は災害の多い地域であり、災害の対応において、地図の存在は非常に大きなものです。 OpenStreetMapでは主にCrisis Mappingという形で、災害時における地図作成活動が行われています。 ただし、日本におけるその活動は、今後も実施方法について検討が必要であるという認識です。 また、先日の鳥取震災においては、遠隔から大量に行われた編集によって多くのデータが誤編集、あるいは破壊され、地元のマッパーが編集意欲を失ってしまうなどの事態を引き起こしています。 また、本家HOTの活動についても、災害発生時のマッピングがひとつの柱としてありつつ、基本は防災・減災の活動となっています。 日本においても、その流れでなにかできないかな、と考えていたのですが、とりあえずやってみよう、ということで、始めてみます。 プロジェクトの名前は "god is in the detail(神は細部に宿る)"
ゆきたい場所の住所を検索すると、その場所を示した地図が表示される。 商用サービスでは既に一般的すぎる内容です。 ですが、そのサービスの中でどのようなデータが必要なのか、そしてそれらをどのように集めるかは、あまり広く知られていません。 ここでは、ジオコーディングに必要となるデータや、ジオコーディングのアプローチについてメモします。 ジオコーディングとは 住所や地名、施設などの名前を元に、地球上の一地点を検索する行為です。 とりあえず、全般的な説明についてはWikipediaを参照してください。 Wikipedia ジオコーディング ジオコーディングに必要となるもの ジオコーディングを行うには、大きく2つの要素が必要です。 元となるデータ 最も基本となるのは、「場所の名称や住所」と「緯度経度」が対となるデータ、です。 これは基本的に、詳細であればあるほど、そして量が多ければ多いほど正確なデータ
昨今、行政のウェブサイトでも、JavaScriptを使用したインタラクティブな地図が使われることが多くなってきました。 2016年現在、民間のウェブページでは、動かせる地図を表示することは当たり前に行われるようになっています。 施設やイベントの場所を表現するにあたって、ウェブ地図はたいへん便利なツールであり、これからも利用が進みこそすれ、廃れることは無いはずです。 もちろん行政においても、サイトにウェブ地図を利用することはこれから一般的になってゆくと考えられます。 そうしたなか、行政サイトを構築する際に、いくつかの観点から気をつけたほうがよいだろう、ということをまとめてみます。 従うべき要件 行政のサイトを構築する際には、特にセキュリティ要件など、当然のように多くの要求仕様がありますが、ウェブ地図を利用するにあたって、見逃されがちな観点がいくつか存在します。 著作権・ライセンス的な観点 そ
念の為ですが、以下は個人としての発言であり、団体の意見を表明するものではありませんです。 熊本地震が発生した後、さまざまな人々によってさまざまなマップが作成され、「どこでなにが起きているか」を明らかにする地理情報の露出が多くなっています。 OpenStreetMap (OSM) でも、Crisis Mappers Japanさんが主導して行われているクライシスマッピングをはじめとした活動が行われています。そのなかで、OpenStreetMapでできること、できないことをまとめておいたほうがよいだろう、ということで、選択肢を明らかにしておく試みです。 クライシスマッピングの意味 OSMでは、地震などの災害が発生した際に クライシスマッピング という、地図作成活動が行われることがしばしばあります。 これは、災害が発生したエリアの地図をTasking Managerなどのツールをつかって担当地域
注意 この記事は内容が古くなっています。 最新の内容については、OSM wikiの記事を参照されることを推奨します。 OSM wiki: Tiles 前段 世界各地でいろんな種類のOpenStreetMapのタイルが作成されているけれど、利用規約がそれぞれでちょっとずつ違っているのと、指定するURLがよくわからなくなるので、メモ。 基本的に、uMapの設定から抜いています。 OSM本家 OSM本家 http://{s}.tile.openstreetmap.org/{z}/{x}/{y}.png map data © OpenStreetMap contributors 画像ライセンス: CC BY-SA2.0 OSM-monochrome http://www.toolserver.org/tiles/bw-mapnik/{z}/{x}/{y}.png map data © OpenSt
JOSMでの入力と確認 まずは、表示確認用にKendzi3dプラグインをインストールしましょう。 インストール方法は、通常のプラグインと同様です。 起動すると、3D表示が確認できる小窓が表示されます。 こんなかんじです。なんのことやらわかりませんね。 それでは、小窓を選択した状態で、キーボードの矢印キーとマウスを使って表示を移動させましょう。 マウスをクリックしながら、まずは地面の方を向き、その後でキーボードの下キーを押し続けると、視点が空中に移動します。 詳しい操作については、kendzi3dのwikiページを参照してください。 kendzi3dはあくまで結果確認用のビューアなので、とりあえず表示ができていればよいです。 この状態で、適当な建物に、heightタグを入れてみましょう。 アップロードしないことを考えたら、height=200とか、わかりやすい数字でも大丈夫です。 その建物の
2015年12月4日、内閣官房 IT室の開催する「第11回 電子行政オープンデータ実務者会議」にて、政府標準利用規約の改定について、委員からの承認が得られました。(参考: ITPro IT総合戦略本部が「政府標準利用規約」を改訂 食品成分表の無償化など) これにより、改訂版となる、政府標準利用規約 第2.0版が、来年2016年1月より公開となり、既存の1版および1.1版からの切り替えが、関係各省庁に指示されることとなります。 ここでは、変更点について、およびその他にいくつか感じることについて、もぞもぞ文章を書いてみたいと思います。 大前提として いろいろと細かいところを書きますが、大前提として、僕はこの改定は、日本のオープンデータの進捗について大きな一歩だと考えています。 また、今回の改定に伴って各所調整をされた方々にはとても強い敬意を持っています。 素晴らしい成果です。 なので、「また
2014年6月現在、日本の行政区のリレーションの多くは壊れています。 この事実は、OSMのデータを、レンダリングされた後の地図ではなく、データベースとして利用したい多くの人から指摘されることです。これがために、日本のOSMデータは使えない、とまで言われることもしばしばです。 また、この階層構造が正しく構成されていないこともあり、日本におけるOSMのジオコーディング(特に、行政区データをアルゴリズムに使用しているNominatim)は期待される結果が得られないことが多い、ということも以前からよく指摘されることです。 まぁ、道路の接続や森林データの欠落など、他にも指摘される点は数多くありますが では、そもそも "壊れている" とはどのような状態なのでしょうか。 "正しい状態"とはどのような状態なのでしょうか。 ここでは、データ構造としてあるべき姿、そしてその構成のために必要な作業を提示します。
これは Why the World Needs OpenStreetMapの翻訳です。 License: CC BY-SA 3.0 Unported 私が誰かにOpenStreetMapの話をすると、必ずこの質問をされます。 "なんでGoogle Mapsを使わないの?" 現実的な観点からゆけば、これはとても理にかなった質問です。ただ突き詰めて考えると、この問題は現実的な観点の問題ではなく、私たちがどのような社会で生きたいか、という点に集約されます。私がこのトピックを最初に切り出したのは、2008年にワシントンD.C.で開かれたOpenStreetMapの会合でした。今回もコンセプトは変わっていませんが、そのときからさらに話を広げてみたいと思います。 1800年代、人々は時間との戦いを繰り広げていました。それは時間がどのくらい使えるのか、という意味でも、そもそも時間とは何か、という意味にお
この記事はmap schoolの翻訳です。 この記事の内容は少々古く、日本語版を含む最新の内容は map school本家にて公開されています。 地図とはそもそも、なんでしょうか? 一言に地図と言っても、様々な種類があります。車や自転車を運転している時の案内も地図ですし、デザインされた地図もありますし、係争地になっている国境線をあらわす地図もあるでしょう。ここでは、地図を制作する側の視点から、地図が地図として成り立つための必要な要素について深く考えてみましょう。 まず基本的なこととして、地図はデータから作られています。このデータとは、数多くのポイントであったり、面積をあらわすポリゴンの集合体であったり、あるいは色調や気温を画像のような形式であらわしたものであったりします。大切なのは、一概にデータと呼称する場合、そこには複数の意味合いが含まれている、ということです。 私たちはさまざまなデータ
いいだ@nyampireといいます。 OpenStreetMapの界隈で活動しています。 この記事では、OpenStreetMap関連で必要になっている翻訳と、翻訳作業への参加方法についてまとめます。 OSMの翻訳対象 OpenStreetMap (OSM) は、世界中の地理データを集めるプロジェクトです。Wikipediaがみんなの力で百科事典を作るのと同じく、みんなの力で世界地図をつくろうとしています。 そこでは、多くのアプリケーションが利用されています。 大きく分けると、以下のようになります。 地図データ自体を編集するためのアプリケーション 地図データを保存しておくためのアプリケーション 地図データを利用するためのアプリケーション 地図画像作成 (タイル画像化) 地図画像の表示 (主にJavaScript) 地図に表示されている内容の検索 (経路探索、ジオコーディング) 地図、および
OpenStreetMapのデータを使って自分独自の地図表現をするためのチュートリアルです。 底本となっているのは以下のサイトです。 Switch2OSM 想定している環境 ubuntu 12.04 LTS 日本データだけを扱う場合、ディスク容量はだいたい50Gくらいを見積ってください 全世界データを扱う場合はデータサイズが500G以上になりますので、800Gくらいは見積もっておきたいところです メモリは可能な限り多く割り振ったほうが良いです。仮想環境であっても、最低1G、2Gくらいは見ておきたいところです これから整えるOSM環境 そもそも論ではあるのですが、OSMでは地図画像を生成するためにどのようなアーキテクチャを構築しているのでしょうか。 まずは前提となる環境を説明します。 クライアントからのデータの流れ クライアントが、Apache-A 上に設置されている地図表示アプリ(Open
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