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都知事選
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評論家、映画監督である切通理作(きりどおしりさく)さんは、阿佐ケ谷出身。自宅近くの古書店の閉店を知り、店主に掛け合って、名前と共に店を引き継ぐことになった。新たな場での挑戦とは。 切通理作さんが『ネオ書房』を引き継いだのは、2019年のことだ。 「店の前を通るたびに、もしこの店を引き継いだらっていう妄想を妻に話していたんです。古本屋に行くと店内にいる間だけ、こういう店を自分でやってみたい、という妄想に駆られることがよくあるんですね。店を出たら忘れてしまうんですが」 実家が阿佐ケ谷だった切通さんは、小学生のころ、貸本屋だった『ネオ書房』をよく利用していた。品揃えは漫画中心で、何十円かで借りて、翌日か翌々日に返す仕組みだったという。店はのちに古書店となって10年ほど営業していたが、閉店することになる。 「閉店の貼り紙を見て、最後のチャンスだと思いました。妻にも背中を押されて、店主の梶原さんに声
中央区日本橋の浜町公園と、隅田川にかかる新大橋の近くにある『ヤマザキショップ上総屋(かずさや)店』。一見、普通のコンビニに見えるが、中に入ると棚にはレコードがずらり。音楽好きな店長がレコードショップを兼ねているのかなと思いきや、奥にはDJブースまで併設されている。 実はここ、知る人ぞ知る中古レコード店&コンビニで、その名も「レコードコンビニ」。コンビニなのにレコード? DJブースがあるのにコンビニ? いろんな疑問がふつふつと湧き立つのだが、イートインコーナーではお酒も飲めるとのことで、とりあえず楽しそうなこと間違いなし。 店長は、以前はバーテンダーだった進藤康隆(しんどう やすたか)さん。レコードを集めたり、バンドをするなど音楽にも携わっていた。DJイベントをきっかけに、町おこしをも担うことになり、現在のレコードコンビニが出来上がったのだ。
地下鉄新橋駅3出口から徒歩3分。首都高速の高架下にある商業施設・銀座ナイン2号館の地下1階にある『銀座 吉宗』。読み方は「よしむね」ではなく「よっそう」である。 長崎県長崎市にある本店をルーツに持ち、現在は独立して営業する。落ち着いた和風の店内に入れば、ほかほかのジャンボ茶碗蒸しや皿うどんなど、長崎グルメが堪能できる。10種の具材から旨味が溶け出した茶碗蒸しは、丼いっぱいでもペロリといただける。
生まれはピッツバーグ。明治30年(1897)に輸入され、最初に走ったのは現在のJR福知山線だった。終戦間際にはるばる関東へ引っ越して西武鉄道で活躍、最後は上武鉄道というローカル線で使命を終えた。のちのSLより小ぶりで丸みを帯びた表情が印象的。黄金色の蒸気ドームがワンポイント? ・京急新馬場駅から徒歩5分。品川区東品川3-14-9
散歩道場へようこそ一味違う散歩の方法を知る達人たち。彼らに聞いた、さまざまな分野の散歩術を集めてみました。視点を変えてみたり、想像力を働かせたりするだけで、いつもの帰り道が未知の世界に様変わりするかもしれません。 駅に掲示された路線図には、駅名や英語表記、路線の乗り入れ状況、周辺地域のランドマークなど、限られた範囲に数多くの情報が収められている。 路線ごとのデザインを見比べてみると、背後にいる制作者の工夫や苦労が垣間見え、とても味わい深い。 路線図研究家の井上マサキさんに、路線図の楽しみ方を伺った。
昭和16年(1941)に新宿で創業し、1989年に神田のガード下に店を構える。1階は立ち飲み、2階にはテーブル席がある。焼き鳥には朝引きの伊達鶏を使用し、旨味や甘み、適度な弾力を楽しめる。おすすめの鶏焼セット1050円では、「ささみ」「もも」「レバハツ」「ねぎま」「砂肝」がセット。創業以来継ぎ足しの秘伝のタレか、店で煎った粗塩を選べる。つくね風の「たたき」2個490円や「皮焼」2本450円などもぜひ食べたい。プリプリとした伊達鶏のもも肉ととろとろの玉子との相性がたまらない親子丼(ランチ800円、夜1200円)も人気。
今や都内屈指のラーメン激戦区といわれる秋葉原。新しいものや変わったものを好む人たちが多く集まる秋葉原は、ラーメン店も個性派ぞろい。厳選された食材、こだわりの自家製麺、こってり系からあっさり系まで、バラエティーに富んだ15店をご紹介! 秋葉原と浅草橋の間にある『饗 くろ㐂』。店主の黒木さんは、湯島の名店『らーめん天神下 大喜』で食べたラーメンに感動し、日本料理やイタリアンで培った腕をラーメンにかけようと決意。2011年6月20日、秋葉原でラーメン店を開業する。店主自ら生産地に足を運び、生産者の想いを汲んで食材の魅力をラーメンにこめて伝えてきた。 これまでの料理人としての知識や技術で作ってきたラーメンが、ラーメンを知ることで変わっていき、何度もメニューをリニューアルしてきた。2022年7月のリニューアルのテーマは、“きれいすぎない一杯”。スープは岩手鴨や地鶏を使ったまろやかで甘みのある味わい。
地下鉄神保町駅A1出口より徒歩1分。専大通りとさくら通りの角にある『中華 成光』は、町中華を象徴とする赤い幌と“中華そば”と書かれたのれんが目印。日本そば店からスタートしたこの店は、今やファッション雑誌のロケ地にもなっている昭和レトロな佇まいだ。看板の半チャンラーメンは先代から継承されたメニューで、シンプルながら万人に好まれる味だ。
「もはや戦後ではない」という言葉が流行語となる1年前の昭和30年(1955)、熊本で1人の女性がラーメン店を始めた。女性の名前は、久富サツキさん。8歳と2歳のまだ幼い姉弟を育てる29歳の若い母親だった。彼女が始めた『桂花ラーメン』はのちに熊本を飛び出し、高度経済成長期真っ只中の東京に出店することになる。 その第1号店が『桂花ラーメン 新宿末広店』だ。入れ替わりの激しい飲食店激戦区の新宿三丁目で、50年以上の長きにわたり人々に愛される熊本ラーメンの名店だ。
江戸川乱歩、井伏鱒二などの名だたる文豪や、北條秀司ら演劇界の重鎮が通った神保町の老舗『神田 天麩羅 はちまき』。店頭に飾られた著名人たちのモノクロ写真を横目に、さぞ高級な店なのだろうと思いつつ品書きの看板を目にすると、「天丼800円、天麩羅定食1000円」とあって驚いた。なんともお値打ち、これは一度入ってみるしかない!
戦前から人口増加や産業経済の発展を見据えて計画された東京港の埋め立て造成。広大な大井埠頭(ふとう)埋め立て地もその一つで、一部は品川区八潮と名付けられる。そのうち5丁目を占めるのが八潮団地。日比谷公園の約2.5倍という約40haの敷地に69の住宅棟で、1983年3月に街開きした。 「当時入居者は子育て真っただ中の30〜40代の人ばかり。小学校も3校あるほどで、それはにぎやかでした」 と、39年前の入居開始時から住む八潮自治会連合会会長の丹治勝重さん。ピーク時は1万7129人が暮らした。
離れた地域の温泉に東京で入れるという、“運び湯”温泉。工夫を凝らして鮮度を落とさず、各地から運ばれる温泉を今こそ目いっぱい楽しみたい。そしてビジネスホテルも温泉に力を入れている。遠出しなくてもぬくぬくの幸せはここにある!
神楽坂『ろくでもない喰いもの屋 くま』。おいしい、安い、大盛、そして愛情。ありそうでない、すべてがそろった定食屋。江戸っ子のご主人とどこまでもやさしい奥さんの二人三脚で、今日もランチタイムは大盛況。セットメニュー中心で、食べたいものが2倍楽しめる仕組みもうれしい。目の前に好きなものしか並んでいない幸せを味わおう。
街の昭和を旅する文筆家・フリート横田が、古老の話や回想録、手記をもとに紐解いてきた昭和の街、人、記憶、そして思い……。街角の“記録されない戦後史”を綴る不定期連載。 助兵衛で気が短いが情に厚い、ダボシャツに腹巻姿の星桃次郎が、愛車・一番星号を駆るロードムービー『トラック野郎』。ギラギラに電飾をつけた「デコトラ」のインパクトは今も強烈で、ファンも多いと思います。私は、桃次郎を演じた若き日の菅原文太を見ると、どうしても父を思い出してしまうんです(見た目は松方弘樹似でしたが)。 父もまたトラック野郎で、のちに小さな運送屋をおこし、死ぬまで運送の世界にいました。若い頃に東京に出て、ここに書けないような日々を送っていたようですが……母と出会い、不良暮らしはほとんどやめ、おとなしく郷里にかえりトラックにのったのです。理由は、私が生まれたからです。 ※写真はイメージです 昭和50年代、運送業界は忙しく、
のっけからこんなことを書くのもなんだが、「散歩の達人」の新宿特集はあまり売れない。それはきっと新宿が東京の中心だからだと思う。東京都庁があるのはもちろん、全国一の乗降客数を誇るJR新宿駅を筆頭に、私鉄、地下鉄が多数が乗り入れる大ターミナル。多くの人はビジネスや買い物など目的を持ってやって来るし、ここを通ってまたどこかへ行く。だから散歩どころではないのだろう。でもそれはもったいない! なぜなら新宿は都内でも有数の魅惑の散歩スポットだと思うからだ。
讃岐うどんを筆頭に様々なうどんブームを超え、東京には今や全国のうどんが集まっています。ジャンルではくくれない、東京だからこそ誕生した“トーキョーうどん”をはじめ、 伊勢うどんや福岡うどん、ご当地うどんなどなど、東京でいただける絶品うどんをピックアップしました。
手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。
東京ナゼココ立ち食いそば手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。 文京区の春日エリアに、昨年「文京ガーデン」というビル施設がオープンした。オフィスや住居の入る複数の高層ビルと公園で構成されていて、周囲の雰囲気は大きく変わった。この近代的なビルの一角に、今回、紹介する『豊しま』が入っているのだ。
権之助坂沿いのアーケードは、間口こそ狭いが、意外なほど奥行きのある店が多い。『中華そば 竹むら』もそんな店のひとつだ。両隣の店の看板と譲り合っているかのようなその店構えにも、どこか懐かしさがある。 『中華そば 竹むら』がオープンしたのは2018年11月。練馬にある系列店『中華そば ます田』を経営する会社の2つめのラーメン店だ。練馬の店も同じく中華そばを謳うが、スタイルは異なる。『中華そば 竹むら』がイメージしているのは、昔ながらの中華そば。ナルトが中央にトッピングされているあたり、直球で中華そば好きのノスタルジーをくすぐってくる。
お昼時に池袋の街を歩くと、不思議とウキウキとしてくるだろう。オフィス街としても知られる街だけに、ランチ激戦区だけにお昼時ともなると各店がお得な価格で看板メニューを提供してくることもしばしば。スーツ姿のサラリーマンがこぞって集まるようなお店に入れば、たちまちおいしいランチに出くわすこともできるだろう。 そんな池袋のランチで、「コスパ最強」と称されているのが、川魚問屋直営店うなぎ居酒屋『まんまる』の、ランチタイム20食限定で提供されるまんまる丼。形は不揃いではあるが、大ぶりなウナギのかば焼きがのっかって1200円というのだから、サラリーマンたちの間で人気を誇るのも頷ける。
吉祥寺大通りの西側、五日市街道から井ノ頭通りまで広がる一帯は“イーストサイド”と呼ばれている。 好奇心がそそられる楽しげな店がじわじわ増えているだけでなく、ご当地かるた作りのプロジェクトも始まって、ますます目が離せない!
本格的にコロナ禍が明け、最大9連休となる2023年のゴールデンウィーク。遠くにお出かけする人も多いと思いますが、それができないあなたのために選んでおきました、近場の公園の10選!決して有名な公園ではないかもしれませんが、おかげで休日もすいていて、ゆっくり散策できるはず。いずれも散歩の達人お墨付き! 安心してお出かけください。
日本が世界に誇る電気街・秋葉原。そして今やアニメにメイド、地下アイドルなど、世界中のオタクが憧れる聖地でもある。そんなこの地に、かつてやっちゃ場と呼ばれた神田青果市場(東京中央卸市場神田分場)があった。その名残を、今日は訪ねてみる。目指すは、やっちゃ場で働いた当時の男たちが食べていた市場めしだ。
都内に点在するスーパー銭湯&日帰り温泉。ちょっとした旅行気分が味わえたり、仕事帰りに入浴できたりと、気軽に利用できるのも人気の秘訣だろう。のんびりと温泉に浸かれる施設から、機能浴満載や岩盤浴充実の最新施設、リゾート気分を楽しめる施設など、自分好みのスーパー銭湯&日帰り温泉を探そう。
戸越駅を出ると目に飛び込んでくる看板がある。博多スタイルの天ぷらは、普通の天ぷらとはどう違うのか。ちょっと怪しげな謎キャラのいる『天ぷら食堂若鷹』の天ぷらは、リーズナブルなのに正真正銘の揚げたてサックサクッ。気取らず自由に過ごせる、一見男のオアシス的なのだが、子供や女性も大歓迎のアットホームな店だった。
散歩道場へようこそ一味違う散歩の方法を知る達人たち。彼らに聞いた、さまざまな分野の散歩術を集めてみました。視点を変えてみたり、想像力を働かせたりするだけで、いつもの帰り道が未知の世界に様変わりするかもしれません。 隅々まで区画整理されているように見える街なかでも、土地開発のはざまで余白が発生してしまうことがある。それが「残余地」だ。20年以上に渡り、街の残余地を観察・記録し続けている残余氏(ざんよし)さんに、残余地の見どころを伺った。
北浦和のイオン裏手のマンション「コミューンときわ」の1階に、『CHICACU(チカク) Design Office & Bookstore』という不思議な空間がある。 外から丸見えのガラス張りの部屋は6畳ほど。片側の壁面には天井まで届くDIY風の本棚があり、デザイン、アート関係の書籍や人文書が並ぶ。明らかに人の息のかかったセレクトで、書店の棚というよりは個人の蔵書のように見える。反対側のテーブルの後ろには女性が座っているが、Macに向き合って仕事をしているようで、果たしてここが店なのか事務所なのか家なのかわからない……。
店の前からはフワッと煮干しの香りが漂う。使用する煮干しは独自のルートで仕入れた全国各地の極上のもの。店主は煮干しのことを熟知していて、種類ごとに温度や火入れのタイミングなどを変えて、旨味を抽出しているという。おすすめは中華ソバ800円。スープはくどそうに見えるが、魚介系の上品な香りが広がり、ひと口飲めば奥深い味わいを得られる。低加水の細麺はパツっとした歯応えで、濃厚な煮干しスープを受け止める。極厚チャーシューは、ガッシリとした歯ざわり。刻みタマネギはシャッキリした食感とサッパリ感があり、力強い煮干しスープにぴったり。
板橋区役所前駅から徒歩3分の場所にある『あさひ町内会』。店主の本山敬也さんは、札幌味噌ラーメンの名店『すみれ』で13年修業し、2020年2月16日に独立。『すみれ』出身店は純すみ系と呼ばれ、新店ながら純すみ系都内御三家の一軒に数えられる人気店だ。ちょうど雪が降ってきた。こんな日は味噌でしょ! ということでお店に伺った。
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