近年の大規模ネットワークの研究によって、我々が知っている様々なネットワークが、じつはランダムグラフではなく、スケールフリー性、スモールワールド性などを持った別のトポロジーを有していることが明らかになってきました。当サイトでも、アマゾンにおいて類似したえろげーが形成するネットワークという、かなりしょうもないものも、じつはそのような特性を有しているということを見てきました。 さて、先日ネタ探しのためにarxivを見ていたら、こんなものまでネットワークの言葉で分析できるのか!と驚いた論文を見つけました。今回は、その論文の紹介と、例によってアレな対象に対する応用をしていきます。 二字熟語が形成するネットワーク 今回ネタにする論文は、 Ken Yamamoto, Yoshihiro Yamazaki Network of two-Chinese-character compound words in