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日本人の魂 [桃太郎]は、恐らくは日本で最も愛されている民話の一つである。単なる「昔話」ではなく、今もなお、数多くのマンガやゲームで新たに語り直され続けている生きた物語であり、桃太郎とその家来の姿を日本人の魂のあり方の理想とし、精神論、経営論の喩えとして使われていることも多い。 英雄が仲間と共に敵を倒し、富や妻を得る筋立て自体は、日本どころか世界中で普通に見られるものだ。なのに、どうして日本人はこうも[桃太郎]を特別視し、半ば神話か史実として扱いたがり、そこに何か特別な意味を見出そうとするのだろう。その理由は知れないが、あるいは、[桃太郎]が世界のどの英雄譚よりも《シンプル》な物語だからなのかもしれない。つまり、《なぞらえ》がしやすいのである。読む人、語る人によって、どのような意味を持つ物語にも簡単になりうるからだ。 事実、第二次世界大戦中、桃太郎が軍国少年の理想像として語られ、戦意高揚に
【シンデレラ】の広がり 【シンデレラ】は民話の中でも最もよく知られたものの一つで、絵本に、小説に、漫画に、舞台にと、現代でもアレンジと再話が精力的に続けられている。その人気は《シンデレラ・ストーリー》や《シンデレラ・コンプレックス》といった造語を生み出し、定着させたほどだ。 この物語がこれほどの知名度を有している理由の一つに、ディズニー社のアニメ映画『シンデレラ Cinderella』の存在があることは否めないだろう。1950年に公開されたこの映画は、フランスのペローが再話した「サンドリヨン、またはガラスの小さな靴 Cendrillon, ou la Petite Pantoufle de verre」を主な原作としている。 ペローの再話は1697年に出版された散文集『寓意を伴う昔話、あるいはお話集 Histoires ou contes du temps pass.Avec de mor
昔、ある村に、それまで誰も見たことがないくらい可愛い女の子がおりました。おかあさんはこの子をたいそう可愛がっていましたが、おばあさんはそれに輪をかけて可愛がりました。おばあさんはこの子のために小さな赤い頭巾をこしらえてやりましたが、これがとてもよく似合ったので、どこへ行っても赤ずきんちゃんと呼ばれておりました。 ある日、おかあさんはパンのついでに焼き菓子[ガレット]を焼いてから、赤ずきんちゃんに言いました。 「おばあちゃんが、ご病気だそうよ。どんな具合だか見ておいで。ガレットとこのバターの壼をもってお行きなさい」 赤ずきんちゃんは、隣村のおばあさんのところに、すぐさまお見舞いに出掛けて行きました。森を通りぬけようとしたとき、赤ずきんちゃんはこの辺りに住む狼おじさんに出会ってしまいました。狼は赤ずきんちゃんをとても《食べたくなった》のですが、森には樵[きこり]たちがいたので手が出せません。狼
魔導物語とは このサイトに『ぷよぷよ』だけを求めて訪れた方は、並べて書かれた『魔導物語』という文字を見て、「これは何だろう」と首をひねっているかもしれない。あるいは、小説『真・魔導物語』などで初めてこのシリーズに触れた方の中には、「小説を原作にして『ぷよぷよ』が作られたのだ」と考えた方もおられるかもしれない。 このページは、そうした方々に読んでいただくためのものである。ゲーム『魔導物語』を知らずして、このジャンルの一切は語れないのだから。 『魔導物語』とは、一流の魔導師を目指す女の子アルル・ナジャを主人公に、カーバンクル、サタン、ルルー、シェゾ・ウィグィィ等のキャラクターが活躍するコンピューターRPGである。かつて株式会社コンパイルが製作していたもので、第一作は1989年にMSX-2という当時のパソコン用のゲームとして発売され、以降、様々なゲーム機、パソコンで、リメイク版を含めて十七作以上
民話想 世界の此方と彼方によく似た話がある。そんな不思議。 >>はじめに 主例話索引 シンデレラの環 09/01/17 改訂・例話追加 三つの愛のオレンジ 03/11/24 改定 手なし娘 09/01/17 改訂・例話追加 白雪姫 09/01/17 改訂・例話追加 眠り姫 09/01/17 改訂・例話追加 赤ずきんちゃん 09/01/17 改訂・例話追加 死者の歌 09/01/17 改訂・例話追加 運命説話 09/01/17 改訂・例話追加 桃太郎 05/1/10 瓜子姫 09/01/17 改訂・例話追加 かぐや姫 05/10/23 浦島太郎 07/10/12 例話追加 蛙の王女 09/01/17 改訂・例話追加 炭焼き長者 09/01/17 改訂・例話追加(未完成) 青髭 09/01/17 童子と人食い鬼 09/01/17 カチカチ山 09/01/17 その他のお題(簡易版) 09/0
塩吹き臼の話は世界的に見られ、ことに西欧に濃厚であり、その源境はユーラシア北部であろうと言われている。古代北欧の『古エッダ』(BC9~12)には、黄金や平和や幸福を挽き出す「石臼[グロッティ]の歌」があり、『エッダ』(BC11)にも塩吹き臼のエピソードがある。また、フィンランドの『カレワラ』によれば、世界樹の根元にはサンポという挽き臼があり、無限に小麦粉や塩や黄金を出し続けているという。少なくとも北欧では、かなり古くから広く伝承されていたものと思われる。 遠く離れたヨーロッパと日本で細部まで同じ内容のものが伝わっていることや、海に関わる結末がついていることから、船で世界を巡る海の民たちが伝承したのではないか、という説もある。 物語は、ストーリーと結末でそれぞれ二タイプあり、交差しあっている。 <ストーリー> Aが所持していた呪宝をBが盗み、暴走させる。Bは水に沈んで死ぬ。 呪宝の所持者Aの
昔あるところに爺さんと婆さんがおって、爺さんは山へ木を切りに、婆さんは川へ洗濯に行った。洗濯しょうたら、上から"うっかりうっかり"桃が流れてきて、食うてみたら美味かった。 「もひとつ流れぇ、爺にやる。もひとつ流れぇ、爺にやる」 と言いよぅたら、間もなく また上から流れてきて、婆さんは喜んで持って帰って、それを櫃[ひつ]に入れて爺さんが戻るのを待っとった。 「ああ、婆さん、今帰ったぁ」 「爺さん、今日不思議なことがあった。川ぁ洗濯ぃ行ったら、大きな桃が上から流れてきて、食うてみたら美味かったけぇ、『もひとつ流れぇ、爺にやる」言いよぅたら、また流れてきたけぇ、櫃ぃ入れて取っとるんじゃ」 そう言うから行ってみたら、どうしても櫃が開かん。それでマサカリを持って割ったら、大きな男の子が出てきた。 「お爺さん、お爺さん、こりゃあ思いがけもない。ウチにゃあ子供がおらんのに、男の子がなんと桃から生まれたん
ぷよぷよシリーズ連載ボイス一覧 総合メニュー はてなどう内に置いてある、ぷよぷよシリーズ各タイトルの 連鎖、ダメージ、登場・退場ボイス等をまとめたページの一覧です。
13/12/19 8周年記念非公式小説の感想(ブログ記事)へリンク。 12/11/20 考察の参考資料に「ルークの日記」を追加。 12/11/04 感想に『VIVA★TALES OF MAGAZINE』2012年11月号掲載の小説『ピオニー』を追加。 考察「名前に関するメモ」を少し修正、追加。 ストーリー紹介 小話 考察 感想 アンケート ブログ リンク 本編ストーリー紹介&プレイ日記 PS2版のゲーム本編ストーリーを自分解釈で書き落としたノベライズもどきに、プレイメモや感想を添えた謎文章。赤裸々過ぎるほどにネタバレなのでご注意下さい。 閲覧者の皆さんの本編感想はアンケートページの「考察アンケート1」、『アビス』音楽への感想は「音楽アンケート」でご覧いただけます。 外殻大地編 ルークの大冒険1 初エンゲーブ、チーグルの森 ルークの大冒険2 タルタロス脱出、人殺しの決意、初セント
異類婚姻譚のアレンジの一つ。 異類と人間が結婚する物語は、本来は神(霊)と人間が結びつき、その力を手に入れるという信仰を現したものだったと思われる。だが古い信仰が忘れられると、人は異類を尊い神霊ではなく下等な妖怪とみなすようになり、《人間が化け物と結婚しなければならなくなった》理由付けを欲し、納得できる結末を試行錯誤して、物語は様々な形に変化していくことになった。ある枝の先では《化け物は魔法を掛けられた人間で、愛によって真の姿に戻った》と語られ、ある枝の先では《英雄が化け物を退治して、妻にされていた娘を救った》と語ったのである。 その枝別れの一つに《化け物と結婚しなければならなくなった娘が、自らの知恵で化け物を退治してしまう》という話群がある。独立して語られることもあるし、「姥皮(蛇婿~退治型)」のように[火焚き娘]の前段として語られることもある。勇気と知恵を兼ね備えた娘が、自分自身の努力
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■優曇華の花の話 みなさんは、優曇華[うどんげ]の花をご存知でしょうか。 それは、インドの想像上の花だといいます。正式名称は優曇波羅華[うどんはらげ]――ウドゥンバラ・プシュバ。三千年に一度花が咲き、その時にはとてもよいことが起こる――如来菩薩や金輪明王・転輪聖王(立派な王様)が現れるのだそうです。このことから、日本では通常「滅多にない吉祥」という意味の言葉として使われています。 さて、この優曇華の花ですが、実は想像の花ではなく実在のものらしい――少なくともモデルが存在していたようなのですね。ビックリです。それはインド原産の桑科イチジク属のフィクス・グロメラタで、葉は長さ十~十八センチの先の尖った楕円形で牛のエサになり、実は長さ三センチほどの倒卵型で食用となる。(おいしいのかなぁ?) 花は小型で、壺状の花托に包まれて見えないため、「滅多に花を見られない植物→三千年に一度開花→花を見ることが
民話は童話であると安易に認識されがちであるが、妻を次々殺害していた大量殺人犯の夫の登場する「青髭」は、流石に童話としては好まれない。逆に、「大人のための童話」としては非常に好まれる傾向があって、「本当は怖い童話」系のサブカルチャー本には必ずと言っていいほど取り上げられている。 しかし、この話は本当に、それらの本が口を揃えて解説している通りのゴシップ的な「妻の裏切りの物語」でしかないのだろうか? 主人公は、豊かだがどこか得体の知れない男と結婚する。夫は出かける際に、ある部屋の中だけは見てはならないとかたく戒める。しかし主人公は好奇心を抑えきれずに見てしまう。すると、そこには彼女以前の妻たちの死体があった。 それ以降の展開は幾つかのバリエーションがある。 <救援を待つ>>>物語を読む 妻は開かずの間を開けていないと嘘をつくが、証拠が残っている。夫は罰として妻を殺そうとする。 妻は神に祈る時間を
「魂の無い巨人」の題でも知られる。魔物が自分の命(力)を遠く離れた場所の小さな卵の中に隠していて、そのために不死身なのだが、魔物の恋人または従者にさせられている人間がそれを聞きだして、卵を破壊して魔物を殺してしまう。 西欧全域、インド、アフリカ、アメリカ大陸など、世界中で見られる。魂や力を体の外に隠す、という観念はかなり古いもののようで、卵の他に植物、鳥、髪の毛の中などに隠されている。例えば、古代エジプトの「二人の兄弟の話」でも、弟の魂はアカシアの花の上に隠されている。この、命を隠している不死身の英雄は、しかし多くの場合恋人の裏切りによって身を破滅させる。 昔、七人の息子を持つ王がいた。王は息子たちをたいそう愛していたので、王子たち全員が一度に出かけることは許されなかった。誰か一人が常に父親の元に残らねばならなかったのである。 息子たちが成長したとき、上の六人は花嫁を探しに旅立つことになっ
■くしゃみの呪文の話 「ぶぇっくしょーーい!! オラクソー!」 少々下品なオヤジ語として認識されている、こんな罵倒つきのくしゃみがあります。このオヤジは、くしゃみをした後 何者かを罵らずにはおれないようです。しかし、一体誰を罵っているのでしょう……。 昔、風邪薬のCMで、古めかしい装束の男の人がしかめつらしく「くっさめ、くっさめ」とくしゃみをするものがありました。どうやら狂言のワンシーンから来ていたようなのですが、当時の私はこれを見て、「へぇ、昔はくしゃみを"くさめ"と言っていたんだぁ」と理解し、感心したものでした。 実はこの理解、半分当たっていますが半分は違っていたようです。くしゃみの語源が"くさめ"であることは正解。くしゃみを時に"くさめ"と呼ぶことがあったらしいことも確か。けれども、昔、くしゃみそのもののことを常に"くさめ"と呼んでいたわけではないのですね。 古く、くしゃみは大体「鼻
更新停止 2015/04/16 (50音順一覧) 花の写真とうんちく(ブログ) 【04/10/14】 世界の神話を簡単に紹介 【09/01/17】 世界の民話を比較・紹介 【04/05/17】 ごった煮なうんちく文 管理人のブックマーク
昔、パスカドツィアという名の妊婦がいました。毎日、鬼女の菜園を見下ろす窓辺に立っては、その菜園に育つ見事なパセリを食べたいという思いを膨らませ、気の遠くなる思いをしていたものです。とうとう欲望に耐えられなくなり、ある日、鬼女が外出するのを見届けるや、ただちに菜園に下りてひとつかみ失敬したのでした。 帰宅した鬼女はパセリのスープを作ろうとしたところ、菜園に誰かが踏み込んだ跡があったので、大声で罵りました。 「この泥棒猫に思い知らせてやれないくらいなら、わしの首をへし折った方がマシだわい! 人は自分の皿で食うべきで、他人の食器にちょっかいを出すべきではないと教えてやらねばな」 哀れな妊婦はその後も時折 菜園に下りてはパセリを盗んでいましたが、とうとうある日、鬼女と鉢合わせしてしまいました。さあ、鬼女の怒るまいことか。 「とうとう捕まえたよ、この盗っ人女め。大胆不敵にもわしの野菜に手を付けるとは
一番最初の『魔導物語』から二十年目の2009年、その制作者である米光一成(猫庭王米光)氏が、自ブログで『魔導物語』に関する覚書を公開しておられたので、資料として要約を記録する。(既に当サイト内に記載していた情報もあるが、情報の入手しやすさを優先して重複記録する。) 最初に作った『魔導物語』が「EPISODEⅡ」で、次が「1-2-3」になっているのは『スターウォーズ』の影響。 よって、九部作という構成を考えていた。(『スターウォーズ』は最初に「エピソード4」が公開され、当初は九部作の構想が告知されていた。) 九部作にプラスして、胎動篇「EPISODE 0」の開発を予定しており、企画も通っていた。しかし米光氏がコンパイルを退社したため企画消滅。 アルルが母体を冒険して生まれるまでのエピソードで、一本道のダンジョンを抜けると出産シーンのエンディングになる予定だった。 『魔導物語1-2-3』という
「かぐや姫」は伝承か 現在、"昔話"を求めて書店へ行けば、子供向けの日本昔話絵本シリーズの中に、必ずと言っていいほど「かぐや姫」は収録されている。つまり、現代日本人にとって「かぐや姫」はポピュラーな"日本昔話"である。国定教科書に取り上げられたことが何よりも大きいのだろうが、今なお人口に膾炙するファンタジーであり、【桃太郎】と同様に、演劇、漫画、小説、ゲーム、アニメ等での進化をも続けている。 このように人気の高い物語だが、実は、民話として伝えられる【かぐや姫】は少ない。静岡県富士市では伝説として根強く語られているようだが、その他の地域へ広がっている様子はない。今となっては誰もが知っている物語ではあるけれど、炉辺[ろばた]で昔語りとして伝えられることはあまりなかったようなのだ。 「かぐや姫の物語」として最も有名であり、かつ、中心に存在しているだろうものは、平安時代初期に書かれたとされる小説『
小さ子英雄と旅の仲間 異常誕生した異能の男児が、個性的な仲間達の助けで(怪物を倒す/姫君を救い出す)という偉業を成し遂げ、王者になる話。 基本の桃太郎>>物語を読む 日本で現在一般的に知られている桃太郎。このタイプの世界の他の伝承と比べると、非常にシンプルである。 <異常誕生>(a.母が川で拾った桃の中から b.母が桃の実を食べて)男児が誕生。桃太郎と名付ける。 <子供の異能性>桃太郎は、普通とはどこか違っている。 短期間で急成長 容姿が美しい 怪力の持ち主、文武に優れる <旅立ち>成長した桃太郎は、家を出る。 自主的に鬼ヶ島の鬼を倒しに 怪力・豪放なために周囲に(疎まれ/感心され)、鬼退治でもして来いと命じられて 鳥に教えられて <獣の仲間>犬、雉、猿が現れて黍団子と引き換えに仲間になる。 <化物退治>鬼ヶ島に乗り込んで鬼を懲らしめる。 <後段>鬼の宝を持ち帰り、(天子様にご褒美を貰って
民話の中には人食いの魔物が登場するものが沢山ある。 魔物が主人公を訪ねてくる場合もあるが、多くの場合、主人公は魔物の棲家に迷い込むか自ら出かけていく。英雄が姫君を救うべく乗り込んで魔物退治する正統派の話群もあるが、一方で目を引くのは主人公が「小人」か「子供」であるものだ。一見して非力な彼らは狡猾で、魔物の家族をだまして財宝を奪い、時には惨殺して嘲り笑うことすらある。対して魔物は「巨人」か「老人」とされるが、恐ろしい人食いである反面、主人公にだまされる愚鈍な面を持っている。 ここではそんな「だまされ、奪われ、殺される人食い」たちの物語と、人食いから逃れる「呪的逃走」譚を中心に集め、そこに共通して見えてくる「冥界とその住人」への認識を掘り出してみようと思う。 >>参考 【親指小僧】[一寸法師]【赤ずきんちゃん】【瓜子姫】【カチカチ山】 一見して非力な主人公が、勇気と知略によって強大な「人食い鬼
■虹の色数の話 ここを読んでいる皆さんに、「虹は何色ですか?」と尋ねたら、ほぼ十人中十人が「七色です」と答えるのではないかと思います。 私たちは、虹を七つの色だと思っています。レインボーカラーと言えば七色、それが常識。けれども、これは文化が作り出した、その文化内での常識であり、”絶対的事実”ではありません。国により、文化により、虹の色数は異なるのです。 そもそも、”色”の捉え方自体が、文化によって異なります。例えば、パソコンで使用できる色数にしても256色から数万色ありますが、その全てに”名前”が付いているでしょうか? 色そのものは多彩であり、無限に存在しますが、それに付けられて認識される名前は各文化ごとに異なります。#FF0000を”RED”と呼ぶか、”赤”と呼ぶかのように。 ところで、日本では”あお”と”みどり”の区別は曖昧で、時には同一視されたりしていますよね。青々とした葉っぱと呼ば
■虹を指さす禁忌の話 子供の頃、霊柩車を見たりお葬式の家の前を通るときには親指を隠せ、という言い伝えというか、噂のようなものがありました。どうして隠さなければならないのか、隠さないでいるとどうなるのかは分かりません。七夕の日の古い習俗で、花の汁で爪を赤く染めた指で犬を指さしてはならない、さしたら犬に噛まれる、というものがあるそうですが、指をさすと、やはりよくないことが起こるのでしょうか。 犬に限らず、人間をも指さしてはいけない、とは世界的に言われていることのようです。 指で物を指すのは相手に失礼なこと、敵意を示すことで、そうすると相手を不愉快にするし、報復されるかもしれない、という考え方が根底にある気がします。 指さしてはいけない、と言われているものは、日本全国に色々とあります。例えば、壱岐や宮崎の大字島では、たけのこを指さしてはならない、と言われていたそうです。指さしてしまった場合、壱岐
HOME 雑学考 雑学と言うかメモと言うか。短いのもあればクソ長いものも。新しいものほど上に追加されていきます。
虹を指さすと指が腐る。(韓国) 虹は神聖なもの。それを指さす不敬をすると、ひょう疽になる。(韓国) 子供は虹を指さしてはならない。指先におできが出来る、または耳が裂けるか腐る。月を指してもいけない。(中国 漢族) 虹は”東に横たわった竜”で、それをさすと指をなくすかもしれないから、指さしてはならない。(中国南部 チワン族) 虹を指さすのは不幸なことで、指が落ちる。ただし、すぐにめんどり籠を指さすと回避できる。(東南アジア ルシェイ族) 虹を指さすと、指が山刀か鋭い竹で切り落とされる事故に遭う。ただし、その指を自分の肛門に突っ込めば回避できる。(東南アジア ラケール族) 虹は、蟹を食べようと水場に降りてきた神である。指さすと指が落ちる。(東南アジア テンドゥ・コニャク・ナガ族) 虹を指すと、指が曲がる。(東南アジア アオ・ナガ族/台湾 ブヌン族/フィリピン タガログ・タヤバス族/インド ビル
はてなどう > 魔導データ館 > 魔導物語音楽データ1 MADOU1 2 3 4 5 / PUYO1 2 ここで扱うのは、『魔導物語』のタイトルを冠する、あるいは単独発売された『ぷよ』以外のぷよ・魔導系ゲームのみです。 →『ぷよ』はこちら 作曲者、編曲(アレンジ)者名は完璧ではありませんので、それはあらかじめご了承ください。いずれにしても”コンパイルの音楽スタッフ”ということですが。 赤文字は、製作側が曲名を付けてないので私が仮につけた曲名。青背景は、それ以前のゲームから引継ぎ使用されている曲。(不正確) データ中においては音楽スタッフの方々の敬称を略させていただいております。 正確な情報をお持ちの方がおられましたら、是非お知らせください。
ここは『魔導物語』『ぷよぷよ』に関するデータ、考察、感想等をまとめたコーナーです。 なお、感想、雑感、考察の類は、あくまで管理人の個人意見ですので、予めご了承願います。 魔導データ館 注意事項! この先のデータ集は、管理人の独断と偏見に彩られている上に、歯抜けも多い代物です。その点をご理解とご了承の上、冷静にご覧下さい。 ●魔導物語とは 魔導物語・ぷよぷよシリーズの成り立ちについて、簡単に説明しています。 ●「魔導タイトル」について 魔導物語・ぷよぷよシリーズ各タイトル、関連書籍・AVの紹介とレビューです。 『魔導物語』は平成元年(1989年)に誕生したゲームであり、過去のソフトをプレイするのは困難になっています。それを踏まえて、かなりのレベルでストーリーを明かしています。 しかし「そんなの許せない」人や、「あくまでこれから自力でプレイしたいから、内容は知りたくない」という人も多いでしょう
真・魔導物語設定(以下、「真魔導設定」)は、1998年に公表された、当時のゲーム『魔導物語』の公式設定である。 『魔導物語』『ぷよぷよ』を最初(1989~1992)に製作した米光一成(猫庭王米光)氏らが早い時期にコンパイルを退社して以降、シリーズは複数のコンパイルスタッフによって作り継がれていくことになった。社内には設定製作を行う部署が置かれ、そこで設定が作り足されていき、別の複数のスタッフがシナリオを書いて、それぞれ少しずつ異なる流れの物語世界を紡いでいた。 真魔導以前のコンパイルのぷよ魔導系設定への姿勢は、いい意味でも悪い意味でも"ゆるゆる"で、非常におおらかであったと、ユーザーの視点から見て思う。米光氏の作り上げた世界を原作・基本として、後は単発アンソロジー的に自由にやっていたと言っていいかもしれない。 ゲーム中で描かれる物語が、それ以前のものと矛盾しているなどというのはザラなこと。
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