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今回は商品開発のお話です。 大人気のテレビ番組「プロジェクトX」は熱い人間模様を描いた良質なドキュメンタリーですが、私はそこまで筆が上手ではないので、現場の泥臭さいっぱいの商品開発ストーリーをお送りします。 短い前フリ 突然ですが、今日は、ちょっとストレートに商品開発のお話をしましょう。 いつもの前置きがないのは、本文が長くなってしまったからです(笑) 今日のテーマは「企業はどうやって商品開発をするのか」です。 一般の人たちにとって、商品開発というのはどこかブラックボックス的なところがあります。 何となく、アイデアがひらめいて、チョコチョコっとやれば商品ができあがる。 あるいは、商品開発は技術者や研究者などの苦闘の番組やルポが多いので、研究所が一生懸命やっているイメージもあります。 しかし、実際の商品開発は技術者だけでなく、商品開発担当者の汗と涙の結晶という側面もあります。 今日は、ここを
■激安、お値打ち、妥当価格、お手頃価格は違うのか【価格戦略-サルにもわかる基礎マーケティング6】 2013年10月29日 理論編の記事が続きますが、ごカンベンを。 今回は「シンプルマーケティング」でも対象テーマにしなかった価格戦略のお話です。 価格観調査手法の「PSM分析」はシストラットの公式ページでもトップクラスのアクセス数を誇ります。 ただ、手法なのでメルマガのテーマには細かすぎます。そこで、価格戦略を取り上げることにしました。 ハゲ防止にも役立ちます…たぶん(^^)v つれづれなるままに価格戦略のお話 商品をいくらの価格にするか。 本来は大変悩ましい課題です。 安くしすぎると利益がなくなります。 高くしすぎると買う人が少なくなる。 現在のほとんどの業界では競争相手がいますから、相場に合わせれば大体の価格はつけられます。 普通の清涼飲料水で千円の値段はまずありえないし、ソーセージ300
シストラット公式サイトのアクセス第3位、クープマンの目標値が今回のテーマです。 市場シェアを単に「上がった」「下がった」とみるのではなく、シェアが語りかけてくれるラブコールをきちんとキャッチすれば、効果的なマーケティング戦略を作ることができます。 「クープマンの目標値の第一人者(笑)」の森が解説します。
コンサルタントの光と影 コンサルタント・・なんて甘美な響きでしょう。 難問もたちまちの内に解決する。 知識の宝庫。 腕を一振りすれば、バラ色の経営が待っている。 まるで魔法使いのような、神聖で怪しげな存在。 …なんて思っている人は、ここの読者にはいませんよね (笑) 当の私だって、思ってもいないのですから (^^; それより、こんな声も良く聞きます。 胡散臭い。 口先だけはうまい。 コンサルではなく、「今猿」(過去の顧客へ提出した報告書のクライアント名だけを書き直した<猿まね>。報告書を数千万円で売りつける)。 理屈だけで使いものにならない。 ある弁護士の主催する弁護士学校ホーページの掲示板で、主催者から「こんなのどうですか?」とシストラットのページを紹介していただきました。彼は私の知り合いでも何でもありません。 しかし、一人のアクティブ・ユーザーから上のような反応が返ってきた途端、シスト
■戦略・商品の「次の一手」を読んで勝つ【プロダクトコーン理論-サルにもわかる基礎マーケティング4】 2013年7月16日 一時期のブームも去って落ち着いてきたので、かえって書きやすくなったテーマ、プロダクトコーン理論が今回の記事です。 公式サイトにも新書にもプロダクトコーン理論を紹介していますが、元々がシンプルな理論のため、書籍版「シンプル・マーケティング」のコピー&ペーストでした。 今回は新たに書き起こしたプロダクトコーン理論の記事です。 次の一手を読んで先回りしてください。 【書籍版プロダクトコーン解説(公式サイト)はこちら】 今回の記事と比較しても楽しいです。 シンプル・イズ・ザ・ベスト:プロダクトコーン理論 プロダクトコーン理論は私独自のマーケティング理論で、コンサルタントとしては大ヒット商品です。様々な企業で採用されたり、話題になったことはコンサルタントとしての財産です。 Goo
真面目な顔をしてこう言い放った瞬間、目一杯大きな口を開けて、 彼女の顔ほどもありそうな大きなケーキに食らいつく。 食らいつく。 食らいつく。 画面には大きなスーパー。 低カロリーシュガー「スリムアップシュガー」の広告だと記憶しています。 あの女性モデルの勢いは今でも脳裏に焼き付いています。 最初に見たときは大きな声で笑ってしまいました。 気持ちがよいくらいの潔さです。一辺にあのモデルさんのファンになってしまったほどです。 【注】「スリムアップシュガーCM」(埋め込みができなかったので、こちらをどうぞ。2013年7月5日追記) スリムアップシュガーCM 場面が変わります。 先日、オフィスのある東京恵比寿の低価格ステーキハウスに、私ひとりで食事に行ったときのこと。 隣の席に女性のひとり客が座りました。 代官山のハウスマヌカンという出で立ちの若い人。 私はというと、ステーキをほおばりながら、聞く
■「買う気になる」から「買う」までの狭間【DAGMAR理論、U&E-サルにもわかる基礎マーケティング2】 2013年1月15日 真面目なマーケティング解説記事第2弾です。 今回はDAGMAR理論をテーマしました。基本的な数字なのに、意外に教科書がないのです。 シンプル・マーケティングで書ききれなかったことも詳しく書いていますが、コンパクトにまとめました。ちなみに、シンプル・マーケティングでは私独自の呼び方としてDAGMAR理論を「U&E」と名付けています。 是非、現場で役立ててください。
よくよく考えたら、本も出しているのに、公式サイトやメルマガでテーマにしていなかったマーケティング理論があります。 イノベーター理論です。 メルマガでサルにもわかるマーケティングシリーズを展開している今、ちょうど良い機会です。弱い企業でもトップ企業に勝つための重要な理論、イノベーター理論の記事をお送りします。 メルマガはイノベーター理論の事例集の宝庫 このメルマガでもイノベーター理論を使った記事はたくさんあります。メルマガブログ版で検索しただけでも、全99本の記事のうち24記事がヒットしました。 メルマガではできるだけマーケティング用語を使わないようにしているので、大半の記事では「イノベーター」という単語は1本あたり1~2個しか出てきませんが、数多く出現する記事もあります。 「■がんばれ!日の丸スマートフォン【スマートフォン】」 はイノベーター理論の中でもストレートにアーリーアダプタに焦点を
お待たせしました。スマートフォンです。 いままでのメルマガでは大人の事情から、意図的に携帯電話をテーマにした記事を避けてきました。 ようやく解禁です。 いま一番元気があるスマートフォン。でも一番国産メーカーが元気がないスマートフォン。 エールを送るつもりで記事を書きました。お楽しみください。 ■NEC携帯電話事業撤退 沈みゆくガラケー 今年3月29日、とんでもないニュースが飛び込んできました。 「NEC携帯電話事業撤退 沈みゆくガラケー (朝日新聞デジタル)」と題された、450文字の短い記事です。 「NECが2013年度中にも携帯電話の自社生産を打ち切る方針を固めた。 開発部門もパソコン大手の中国レノボへの売却を目指しており、携帯電話事業から事実上撤退する。 国内の携帯メーカーは米アップルなど海外勢に押されて採算が悪化しており、「N」シリーズが人気だったNECも黒字化が見通せないと判断した
■ターゲット設定とは「買って欲しくない人を決めること」 【ターゲット設定-サルにもわかる基礎マーケティング1】 2012年11月1日 まじめなマーケティング解説記事です。 元々、書籍用に書いた原稿ですが修正しているうちに自分が眠くなったので、「メルマガのノリで」全編、書き直してみました。 シンプルマーケティングのコピペはありません。 「シンプルマーケティングよりもわかりやすい」が目標です。 【この原稿は元々、数年前に書籍用に執筆したものです。コンセプトは「シンプルマーケティングより読みやすい教科書」。 ところが、事例などを修正しているうちに眠くなってきました。 このままではいかんとメルマガのノリで書き直したところ、学生さんや美術の先生たちの評判がよかったので、メルマガの記事に組み込むことにしました。 評判が良ければシリーズ化する予定で、すでにDAGMAR理論と価格理論の記事は執筆済みです。
素晴らしき時計業界 Gショックがようやく落ち着き始めました。 一部のモデルを除き、入手も楽になり、騒がれることも少なくなりました。 以前のスウォッチを彷彿させるブームでした。 バブルの頃はロレックスが人気だったことは記憶に新しいブームです。 猫も杓子もロレックス。一時はコギャルまでロレックスをつけはじめて、さすがにヒヤっとしたものですが、単価が高いためクリエータやOLさん、風俗嬢のアイテムにとどまりました。 日本人には時計好きが多いのでしょうか。 私もお会いしたことがある雑誌界の重鎮、松山猛さん(私の年代だと元フォーククルセイダーズの松山さんと言ったほうが判りやすいかも知れません)は、時計の話をし始めると止まらなくなってしまうほど時計好きです。 また、私の友人も古い時計が大好きで、駅前の古いタイプの時計屋を見つけるとふらっと入っていきます。店主に「修理に出したのだけれど引き取ってこない」腕
「サービス悪けりゃ、命取り」 喫茶店に中年男女が2人。 そこに無愛想なウェイトレスが、コップをテーブルに叩きつけるように置くと、水がこぼれてしまう。 そこで、2人、合唱。 あれ?どこかで見たことのあるオープニングでしたね(笑) 手を抜いている訳ではありません。 現在の「いわゆる喫茶店」の典型的なイメージです。 こんな喫茶店はまだまだ残っています。 上野や神田の駅前、新宿歌舞伎町などの繁華街で生息しています。 30年前。 コーヒーがまだ高級品、貴重品だった頃、コーヒーが飲める場所は喫茶店しかありませんでした。 しかし、現在、そんな場所はいくらでも見つかります。 アメリカと同様にファミレスやファーストフード。原宿を中心としたオープンカフェ(路上にイスとテーブルを配置して屋外でお茶を飲む形式)やレストラン。 喫茶店の存在意義のひとつが競合に奪われた格好です。 そして、何といっても喫茶店を直撃した
といったタイトルが並び、あたかも、それらの事例は不況だから成功したイメージを読者に与えてくれます。 ところが、よくよく読んでみると、こじつけだったり、間違った分析を元に記事が書かれたりしています。 ここ数ヶ月こそ、多少マシになったとはいえ、まだまだ「こんな記事を参考にしたのでは、却って失敗しそうだ」といったものも目立ちます。 要するに、先ほど友人に言ったように「基本に則ればいつの時代にもヒットする」が今回、皆さんに伝えたいことなのです。 今の時代を生き抜く参考になればでも、こんなに嬉しいことはありません。 不況ヒットの代名詞、ネットブック? まずは事例です。 ネットブックのお話です。 ネットブックとは「ミニノートパソコン」とも呼ばれ、約1kgの軽量ノートパソコンです。 かといって、私が使っている東芝ダイナブックSSや、ビジネスマンに人気のレッツノートといった従来の軽量ノートはネットブックと
夢の技術が詰まった箱 カウンター越しの男に15万円が入った封筒から札束を抜き出して渡しました。 慣れた手つきで1万円札を数え終わった彼は、代わりに大きな段ボールを差し出します。 彼の後ろには段ボールが山と詰まれ、倉庫だか事務所だか分からない怪しい雰囲気が漂っていました。 でも、その段ボールには、私にとって夢のような未来技術が現実となって詰まっていたのです。 今から20年数年前の出来事です。 その場所は秋葉原にあり、今や関東電子と呼ばれる由緒正しき(?)パソコン周辺機器販売会社、そして未来技術の詰まった機械はSIDM(シリアル・インパクト・ドット・マトリクス)という技術を使ったエプソンのプリンタ、PK-80でした(型番はうろ覚えですが)。 当時、私が持っていたPC-8001というパソコンの名機と呼ばれたモデルは168,000円。プリンタはパソコンと同じくらいの高価な買い物でした。 しばらくし
今回は用語集です。「マーケティング版 ビアスの悪魔の辞典」を目指して失敗したので、書き直しました。 パロディの代わりに「よくある失敗」の森解説バージョンを肩の力を抜いて、お楽しみ下さい。 今回は用語集を記事にしてみました。 個人的には、用語集は好きではありません。 私は、ひとつひとつの言葉の意味だけでなく、その背景にある考え方が分かっていないと、物事は理解できないからです。 例えば、英語で「must」は「しなければいけない」という意味ですが、「have to」や「should」とどう違うのかは、辞書だけではわかりません。 その反動のせいか、「ピアスの悪魔の辞典」のようなシニカルなものが大好きでした。 お気に入りはこれ。 を中心に用語集を作ってみました。 かといって、パロディは元ネタがわからないと笑えませんから、【まじめな解説】も付け加えておきました。 いつもとは違う記事ですが、お楽しみ下さ
顔が違うと中身も違う アルバイト情報誌の2大誌はフロムAとデイリー・アンです。 本来は、「デイリー・アンとフロムA」と逆に標記しなければならないほど、デイリー・アンの功績は大きいものでした。 アルバイト情報を店先や大学の掲示板の限られた世界から、出版物という広い世界に引きずり出した功労者が、学生援護会の発行するデイリー・アンだったからです。 ところが、現在、この2誌の売上は天と地ほどの差です。 「鬼」と呼ばれる私も、さすがにかわいそうなので言えません。 フロムAが完売しているのに、デイリー・アンは在庫山積み状態。 この原因は、「カ、キンキン」広告でも、発行元のリクルート社の強力な販売力でもありません。フロムAは実に巧みに読者に対して「自分の顔」を作ってきたのです。 販売数量が圧倒的に開き切ってしまった1980年代後半、この2つの情報誌はすでに「おしゃれなフロムA」と「ダサイ、デイリー・アン
大きな反響、ありがとうございました 昨年12月に予告編を発表して以来、予想だにしないほどの反響があった「サルにもわかるプレゼンテーション&企画書」も初級編の大詰めを迎えました。 お寄せ頂いた数多くの読者からは「参考や勉強になった」とお褒め頂きました。 嬉しかったのは、その大半が学生さんや20代の若手社員だったことです。20代は読者構成比約20% (トップの30代が約50%) と決して多くない層であることから考えると、記事は大成功だったといえます。 また、クライアントと同時に読者でもある方からは 「びっくりしました。こんなにノウハウをばらして、他のコンサルタントが困るのではないですか? プレゼンテーションだけで飯を食っている人も多いのに」 と言われてしまいました。この方は以前、大手外資コンサルティング会社に在籍されていた経歴を持っていますので、尚更そう感じたのでしょう。 もちろん、私には同業
グループ企業合計で33万人の従業員を抱える同社役員の、一見、責任感のある発言ですが、実は極めて傲慢な、いかにも日立マンらしいニュアンスは、この際無視して話を進めることにします。 朝日新聞 (1998.9.4) によると以下の点が指摘されています。 ●半導体部門の64メガDRAMが採算価格を下回ってしまった ●期待のシステムLSIが不振 ●半導体部門の赤字は1,200億円。家電部門は20億円 ●重電(電力・産業システム部門)の利益が935億円から200億円程度に縮小 ●プラントなど大型案件数、住宅着工件数、企業の設備投資などの減少 ●内部の意思決定が遅く、せっかくの案件があっても商機を逃すことが多かった。例えば電力部門の受注減は数年前から予測できたのに対応が遅れたのを不況が直撃した。 主に売上比率が大きい重電・情報関連部門の不調が招いた赤字です。 「運が悪い」、「不況のあおりを食らった被害者
理論編の記事が続きますが、ごカンベンを。 今回は「シンプルマーケティング」でも対象テーマにしなかった価格戦略のお話です。 価格観調査手法の「PSM分析」はシストラットの公式ページでもトップクラスのアクセス数を誇ります。 ただ、手法なのでメルマガのテーマには細かすぎます。そこで、価格戦略を取り上げることにしました。 ハゲ防止にも役立ちます…たぶん(^^)v 続きを読む→ シストラット公式サイトのアクセス第3位、クープマンの目標値が今回のテーマです。 市場シェアを単に「上がった」「下がった」とみるのではなく、シェアが語りかけてくれるラブコールをきちんとキャッチすれば、効果的なマーケティング戦略を作ることができます。 「クープマンの目標値の第一人者(笑)」の森が解説します。 続きを読む→
日本の接客がアメリカよりひどくなった 喫茶店に中年男女が2人。そこに無愛想なウェイトレスが、コップをテーブルに叩きつけるように置くと、水がこぼれてしまう。そこで、2人、合唱。 「サービス悪けりゃ、命取りぃ~。 サービス悪けりゃ、命取りぃ~。」 ナレシーョン入る。 「苦情、最優先、ニッセン」 通信販売ニッセンの最近バージョンです。 私はわかりやすいニッセンのこんな広告が大好きです。 ニッセンの広告が笑えるのは、ああいったウェイトレスが健在だからです。 喫茶店、特に純喫茶タイプの、駅前のちょっと古い喫茶店では日常茶飯事の光景です。 私は滅多にそういう喫茶店を利用しません。料金には接客に対する対価も含んでいると明確に信じている私は、店長に苦情を言ったり、注文をキャンセルして退店したりすることが多いからです。トラブルが少ないファースト・フード店や安心できるチェーン店を利用します。 一体、いつからこ
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