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ノーベル賞
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どっかの書評で見て面白そうだったので『業界別・肩書きの辞典』という本を購入。夜中に帰ってきてパラパラ読む。僕がよく知っている放送・新聞あたりの記述に違和感がないので、他も信頼に足ると判断。この本が面白いのは、ページの端に「肩書き比較ナビゲーター」というのがついていて、異業種間のエラさの比較が出来る点だ。 ちなみに放送のプロデューサーとエラさが同じなのは・・・ 出版なら 編集長 銀行なら 課長/調査役 外資系なら Manager/Vice President 映画なら ファースト助監督 タレント事務所なら マネージャー 内閣なら 内閣官房副長官補 官公庁なら 課長補佐 地方公務員なら 課長/参事 税務署なら 統括国税専門官 宮内庁なら 侍従次長 大使館なら 一等書記官 裁判所なら 判事補 警察なら
明日の台本とオフ編成の企画書を大急ぎで書いて、夜9時過ぎから渋谷のシネアミューズで「メタル〜ヘッドバンガーズ・ジャーニー」を観た。番組で取り上げるためである。 ここでいう「メタル」とは音楽のジャンルであるヘヴィ・メタルのこと。大学で人類学を学んだカナダ人のメタルおたくが監督となり、自らを主人公に伝説的人物の証言を集めていく、というスタイルのドキュメンタリーである。だからタイトルの「ヘッドバンガー(メタルのライブで頭を激しく上下に振る奴)」とは監督自身のことだ。起源や歴史もしっかり押さえ、メタルをフィールドワークした研究発表みたいな感じ。 メタル界の往年のカリスマたちのインタビューはなかなか面白いが、こちらももともと音楽好きなので「メタルとクラシックは関係が深い」とか「ワーグナーとの関連が」とか今さら言われても「そりゃそうだろ」と思うだけでさほどの発見は残念ながらなかった。唯一、ノルウェーの
午後、出勤するまでの間、奥田英朗『泳いで帰れ』を読む。 アテネオリンピックのルポで、今読んでも、いや五輪開催中の今だからこそ当時の雰囲気と記憶がよみがえってくる。 そういえば、アテネの柔道では100キロ級で連覇を賭けた井上康生が一本負けしたイヤな雰囲気を、100キロ超級に出た鈴木桂治が金メダルを取って救ったのだった。そうだったそうだった。めぐるめぐるよ時代はめぐる。 『泳いで帰れ』には“長嶋ジャパン”*1の話もたくさん出てくるが、そういえば僕もアトランタオリンピックの時に五輪の野球をナマで観るというラッキーに恵まれたのだった。 今より予算のあった頃で(泣)、「番組ごとアトランタ出し」という企画でプロデューサーとして開幕から数日間、現地へ行ったのだ。そこで観たのが開会式と野球の日本対キューバ戦。野手には今をときめくソフトバンクの松中やカブスの福留、パドレスの井口に阪神の今岡、巨人の谷と、今考
ホリエモンの錬金術はなかなかでかい構図になってきて面白いのだが、このニュースを論じるワイドショーではよく還暦くらいのコメンテーター達が彼を批判して「やっぱり人間は額に汗して働かないといけませんよ」と締めているのを時々見かけたものであった。 しかしホリエモンは一生懸命、額に汗して、しかも楽しく夢中になって仲間と「錬金術」を考えたのではなかったか?労働の価値と、そのベクトルがどっちを向いているかは分けて考えないといけない問題なのだ。 しかも斎藤環『家族の痕跡』ISBN:4480842691「労働の価値」すらも自明のものではない。斎藤さんが巨大掲示板で発見し、この本に転載した「謝れ職業人」という詩がたいへん刺さったので少し長いが引用する。 謝れ職業人 「ああ、今日も会社に泊まりこみで仕事だよ」 と 疲れた声で言う 職業人は 謝れ 全ての「だめなヤツ」に 細い声で 謝れ 「ああ、忙しい忙しい」 と
ブックレビューで『肝、焼ける』を取り上げた豊崎由美さんによると、技術の高さもさることながら作者の特徴は「意地の悪い視線」にあるという。なるほど確かに。「底意地の悪さ」はコトバで何かを語ろうとする仕事には不可欠な素養で、もう少しマイルドな表現にするなら「スルドい観察眼」だ。ズレや差異を敏感に察知し、ツッコミを入れる視線である。観察の結果を常に口に出していると敵だらけになってしまって社会生活不適応者になる可能性があるが、心の中でならどんなにとんでもないことに気づいてもOK(だから“底”意地が悪い、という)。この視線は他人のみならず自分にも及び、自分に使えば自虐ネタにもなる。 「ラジオで喋る」という仕事について、正しい発音ができて美しい声の持ち主でないとつとまらないと思っている人は現職も含めてたくさんいる。しかし、書かれたものをただ読むだけならともかく、ラジオパーソナリティにとっては「底意地の悪
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