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ノーベル賞
takuya1975.doorblog.jp
『ナチスは「良いこと」もしたのか?』、早ければ今週末には書店に重版が並ぶかと思います。さらに25日には電子書籍も発売になります。 今しばらくご猶予をいただければ幸いです。 そうした入手困難な状況であるにもかかわらずいち早く読んでいただいた方々から、本書の主張は理解できるにせよ、少々もやっとするところがある、という趣旨の感想をいただいています。 ・「ナチスは「良いこと」もした」と主張する人々に対して必要なのは、本書でなされているように、個別事例を一つ一つ潰していくことなのか。むしろ、(武井彩佳さんの『歴史修正主義』がそうであるように)そうした認識そのものを根本から批判することなのではないか。 ・一つや二つナチスが「良いこと」をしたかどうかはどうでもよいのではないか。たとえ「良いこと」をしていたとしても、ホロコーストのような致命的な「悪いこと」には到底釣り合わない。それで十分ではないか。 おお
普段は閑散としているこのブログに、昨日は1800を上回るアクセスがあり、本書の反響に改めて驚いています。ありがとうございます! 先日、本書をお贈りしたとある同僚から、「ツイッターやSNSをやっていた人だからこそ書けた文章なんだろうね」という感想をいただきました。 速水螺旋人さんからも、 「著者が二人ともSNSに慣れた人なので、ネットでありそうなナチ再評価に対するカウンターの精度がやたら高くて苦笑してしまいます。読まずに反論してくる意見の9割5分ぐらいにはもう返事が書いてあるんじゃないかしら」 というコメントをいただき、また別の方からも、 「「こう書いたらこう読んでこう言ってくるだろう」という推測が見える周到な文章がTwitterないし「インターネット」に満ちていて面白い」 というコメントがありました。 ツイッターをやめて一年半が経ち、戻りたいとも未だに思えないのですが、それでもあの(修羅)
田野大輔さんとの共著『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』が想像を上回る売れ行きということで、非常に嬉しく思いますし、また驚いてもいます。 読んでくださった皆さんの感想をネット上で拝見していますが、ほとんどは励まされるものばかりで、それなりに苦労してこの本を書いた甲斐があったなと、しみじみ感じています。 そうした中で、読んでくださった方から寄せられたものとしてはもっとも真っ当で、かつ核心を突いた批判を、世界史教員をなさっているターリヒさんからいただきました。 https://twitter.com/you5he5she/status/1678388932449533954 ご指摘いただいたなかで特に重要だと感じたのは、以下の三点です。 ①内容的にとくに目新しさはない。 ②「歴史事実」についてはよく書かれているが、「歴史意識」についての説明がうまくいっているとは思えない。 ③<事実><解
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