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こんにちは、UPSIDERで請求関連の機能の開発を担当しているチームです。 本記事では、Temporal というフレームワークを活用した Durableなワークフロー開発についてご紹介します。 私たちのチームでは、UPSIDERのさまざまなサービスにまたがる請求関連をスムーズかつ確実に処理するために、日々たくさんの課題に向き合っています。今回は、その中で出会った難しさと、それをどうTemporalを利用して乗り越えたかを技術的な観点からお届けします。 1. 「Durableな請求処理」が求められる背景 長期戦の請求処理との戦い UPSIDERでは、月初の請求確定、請求日前日のリマインド通知、入金確認、そして万が一の引き落とし失敗時の督促対応など、1ヶ月以上に渡って連続的に発生する一連の請求イベントを管理しています。 単発の処理では終わらないーむしろ請求が確定したところから、長いマラソンが始
こんにちは、UPSIDERでVPoEを務めている泉(@yizumi)です。 先日、代表の宮城がUPSIDERの激動の半年間の舞台裏と未来のことを綴ったブログがでました。 note.com 本ブログでは、UPSIDERの技術面での進化とこれからのチャレンジについて、僕の視点からも書いてみたいと思います。プロダクトの集合体として成長してきたUPSIDERが、いかにして「社会インフラ」へと進化しようとしているのか、その構想と現場のリアリティについて、お伝えできればと思います。 法人カードイシュアーから「金融プラットフォーム」へ UPSIDERはこれまで、法人カード「UPSIDER」や「PRESIDENT CARD」といった自社ブランドカードの成長を軸に、決済・与信・請求回収といった金融プロダクトを開発・展開してきましたが、いま大きな進化のフェーズを迎えています。端的に言えば、私たちは「法人カード
UPSIDERで2023年8月よりVPoEを務めている泉です。 先日、株式会社UPSIDERはシリーズDとして総額154億円の資金調達を実施いたしました。 調達した資金は、既存事業の拡大と新規事業の開発に投資いたします。 前回の投稿から少し時間が経ってしまっていますが、ちょうど良い節目なので、半期の振り返りと、今後の技術アジェンダについてお伝えしたいと思います。 prtimes.jp 上期のふりかえり この半年を振り返ると、期初に予想外の大きなインシデントが発生しました。利用者の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。 その後は、再発防止を最優先に、開発プロセスやチェック体制の強化に力を注いできました。 そうした困難な状況にありながらも、事象に真摯に向き合いつつ、「果敢にチャレンジしている姿勢を評価したい」といった温かいお言葉を一部の利用者さまからいただくなど、多
こんにちは、UPSIDERで日々モバイルアプリ開発をしているふっくです。 UPSIDERでは今後、よりアプリ開発に注力し決済プラットフォームの中核的な役割を果たすことを目指しています。 今回は、今後の開発・運用を目指して考えたFlutterアプリ向けのアーキテクチャを紹介します。 ネイティブアプリの世界で触れてきた色々なアーキテクチャ・フレームワークを参考に、開発の後半でも順調にスケールさせることができるように、工夫を凝らしました。 本アーキテクチャで作ったサンプルアプリもあるので、ぜひ以下のリンクから見てみてください。 https://github.com/upsidr/flutter_architecture_blueprint デモはこちら https://upsidr.github.io/flutter_architecture_blueprint/ 対象読者 目指すところ 参考に
こんにちは。決済チームでエンジニアとして働いている芦川です。 UPSIDER Tech blog 第2弾として「決済チームがテストコードを書く際に気をつけていること」を紹介しようと思います。 TL;DR 100%のテストカバレッジを目指す テストはブラックボックスを優先して記述、どうしても到達できない場合はホワイトボックス 最初のテストケースは、テスト対象が動作する最も一般的なケースであるべき 私たちは日々大量のコードを書いており、そのシチュエーションは多岐にわたります。 そういった環境において、動作確認からのコード改修のコストを考えた場合、自動テストの有無によって生産性に大きく差が出ることは容易に想像ができます。また、既存のサービスに改修を加えるために、そのサービスの概要を把握したい場合、良いテストコードはドキュメントとして役立ちます。 以前、私はテストコードを一切書かないプロダクトの開
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