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都知事選
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2012年3月期に過去最大となる2900億円の連結純損失に転落する見通しのシャープ。そのシャープが業務・資本提携先として選んだのは、EMS最大手の台湾Hon Hai(鴻海)グループだった。Hon Haiグループの中核企業であるHon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業)、通称フォックスコンは、Apple社やソニーなどと蜜月の関係にある民生機器分野の“盟主”とも言える存在。その影響力は、確実に日本企業に広まっている。ここでは、これまで『日経エレクトロニクス』や『Tech-On!』で報道してきた鴻海関連の記事を一挙に紹介する。
自動車、電機、半導体…。かつて日本が世界を牽引していた分野で、次々と足下を揺るがされる事態に追い込まれています。日々、進歩を続ける技術では何が起きているのか。また、技術開発を担ってきた企業の経営にはどうなっていくのでしょうか。 原油高、タイの洪水、震災など日本の製造業が受ける逆風は強く、電機、自動車など日本を代表する企業が世界で苦戦を強いられています。この局面で、日経BP社では、技術者向けウェブサービス「Tech−On!」と、企業人向けサイト「日経ビジネスオンライン」が協力してコンテンツを融合。技術と経営の両面についてのニュースや課題、オピニオンなどを一度に読めるページです。
あなたの「今すぐ知りたい!」「もっと知りたい」にお応えする新サービス Tech-On!premium 製造業からIT業界まで,あらゆる情報の収集をサポート! 「Tech-On!プレミアム」は,日経BP社発行の電子・機械系技術およびIT系専門情報誌の膨大な記事データベースから, 必要な記事を検索し,PDFで閲覧できる有料オンラインサービスです。 Tech-On!プレミアム会員になると 記事データベースから知りたい情報を検索し,お好きな記事を毎月30ページ(PDF形式)まで,ダウンロードできる! ◎対象雑誌 (全10誌) 【技術専門4誌】日経エレクトロニクス/日経ものづくり/ 日経Automotive Technology/日経マイクロデバイス 【IT専門6誌】日経コンピュータ/日経コミュニケーション/ 日経SYSTEMS/日経NETWORK/日経情報ストラテジー/ 日経パソコン ※上記1
東工大とソニーのミリ波トランシーバ、6.3Gビット/秒を1チャネルで実現 東京工業大学とソニーは、1チャネル(帯域幅2.16GHz)当たりの伝送速度が6.3Gビット/秒のミリ波通信向けのトランシーバを開発した。「ISSCC 2012」(2012年2月20〜23日:米国サンフランシスコ)で発表する[論文番号:12.3]。 …(記事を読む、02/20 12:54) SRAMの不良セルをテスト工程でピンポイントで修復する手法,東大とSTARCが開発 東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 准教授の竹内健氏のグループと半導体理工学研究センター(STARC)の共同グループは、CMOSトランジスタの製造バラつきに起因するSRAMの不良セルを、チップ製造後のテスト工程においてピンポイントで修復す…(記事を読む、02/20 12:29) 開幕前日迎える「半導体のオリンピック」、参加者数は3000人超
Silicon Image、WirelessHDの第3世代チップセットをアピール 米Silicon Image社は、無線規格「WirelessHD」に対応する送受信チップセットを開発し、1920×1080画素で60フレーム/秒のフルHD映像を非圧縮で伝送するデモを披露した。同社は2011年4月に、WirelessHD対応のチップ…(記事を読む、01/12 19:07) Corningがカバー・ガラスの新製品「Gorilla Glass 2」、従来比で2割薄型化 米Corning社は、化学強化加工を施したカバー・ガラスの新製品「Gorilla Glass 2」を、米国ラスベガスで開催中の「2012 International CES」で披露した。従来の「Gorilla Glass」と同レベルの強度を維持しな…(記事を読む、01/12 17:13) バッファローが「IEEE802.11ac」
ホンダは報道関係者向けの技術説明会「HONDA ミーティング」を12月5日に開催し、新開発エンジンや変速機、ハイブリッド技術、電気自動車の技術など、次世代のパワートレーン技術を一挙に公開しました。限られた時間の中で、とても取材し切れないほど盛りだくさんの発表だったのですが、そうした中にあって、私たちが最も注目した技術の一つが、二つのモータを使ったハイブリッドシステムでした(関連記事)。 トヨタ自動車のTHS(Toyota Hybrid System)と異なり、遊星歯車機構を使わない方式であることは以前から明らかになっていましたが、その具体的な中身については、これまでベールに包まれていました。 今回明らかになってみると、ホンダの2モータ式ハイブリッドシステムの構造は、拍子抜けするほどシンプルなものでした。簡単にいえば、ほとんどの走行モードは、電気自動車(EV)、もしくはシリーズハイブリッド車
トヨタ自動車、自動運転のデモを初公開 トヨタ自動車は「第42回東京モーターショー2011]で、自動運転のデモを初めて公開した。現状では自動運転の実用化を目指しているわけではなく、交通事故ゼロを達成するための、運転支援技術の開発が目的。(記事を読む、11/30 20:50) オムロンが雨、外光、測距を一体化したセンサ・モジュールを展示 オムロンは東京モーターショー2011(東京ビッグサイト、一般公開12月3日〜11日)で、降雨、外光、測距センサの三つを一体化した「マルチオプティカルセンサ」を参考展示している。(記事を読む、11/30 20:35) トヨタ自動車、新型ハイブリッド車「AQUA」は後席下に電池 トヨタ自動車は2011年11月30日、「第42回東京モーターショー2011」(一般公開2011年12月3〜11日、東京ビッグサイト)に2011年12月下旬に発売する新型小型ハイブリッド車「
BMW社、2012年春に「X5」のディーゼル車を日本に導入 ドイツBMW社は、2012年春にSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)「X5」のディーゼル車「X5 xDrive35d BluePerformance」を日本に導入して発売する。(記事を読む、11/28 14:25) トヨタ「86(ハチロク)」の部品の多くは「ほぼ新設計」 トヨタ自動車は、後輪駆動式のスポーツカー「86(ハチロク)」に搭載した多くの部品を「新たに設計した」(同社)ことを明らかにした。「開発当初は富士重工業の『インプレッサ』のプラットフォームをなるべく流用しようと考えていたが、目指す性能を出すためにほと…(記事を読む、11/28 14:23) トヨタが「86(ハチロク)」を発表、水平対向エンジンを搭載したFRスポーツカー トヨタ自動車は、後輪駆動(FR)の小型スポーツカー「86(ハチロク)」を発表した。富士重工
IHIは2011年11月17日、東京消防庁からLiイオン2次電池を用いた蓄電システム83台を一括で受注したことを発表した(図1、発表資料)。ピークシフト機能や非常時蓄電池機能、無瞬停機能などを備える蓄電システムで、東京消防庁麹町消防署など都内33カ所の消防署に設置する。納期は2012年3月の予定。 IHIが開発したLiイオン2次電池を用いた蓄電システム(電源装置:単相3線200V 5kVA)に搭載するピークシフト機能は、東京電力の商業用電力で夜間に蓄電し、昼間などの電力需要の高い時間帯に放電することで電力消費量を平準化するもの。非常時蓄電機能は、商用電源が停電した場合に蓄電池から電力を供給するものである。納入する蓄電システムの電池容量は8.4kWhで、「3時間程度の電力供給が可能」(IHI)という。また、無瞬停機能により、停電時に電源が途絶えることなく、蓄電システムから電源を供給できるとす
Jobs氏の誤算、そして次に狙っていたもの 偉大なリーダーが亡くなった。米Apple社のSteve Jobs氏である。同世代で、同じ時代を歩み、何度も顔を合わせた人物がこの世からなくなるのは悲しい。(続きを読む)。 ソニーとの協業を模索したJobs氏 (11/16公開) Steve Jobs氏が米Apple社で生み出した製品を振り返ってみると、1980年代の「Macintosh」、1997年に復帰した後にはカラフルな筐体で人気を呼んだ「iMac」や・・・ 世界を変えたJobs氏の魔法(上)(11/18公開) 「iPadのことを魔法みたいって言うとみんなに笑われる。でも本当に魔法みたいなところがあって、インターネットやメディアやアプリやコンテンツと、もっとダイレクト…
2011年10月上旬から発生した大規模洪水は、タイに多大な被害を及ぼしている。タイは、ASEAN諸国の中で最も日系メーカーの進出が多い国であり、多くの工場も建設されている。現在、多くの工場が操業停止となり、洪水の被害が長期化すれば、それほど日本の製造業は打撃を受けることになる。このページでは、タイの洪水に関連する情報を、できるだけ正確にお伝えしていきたい。
皆さんご存じのように、日本の家電メーカーが苦境にあえいでいます。海外市場では、ソニーがインドで薄型テレビの金額シェアでトップを取るといった明るい話題はあるものの、基本的には韓国Samsung Electronics社や韓国LG Electronics社の背中は遠くなるばかりです。その後には中国の新興メーカーとの戦いも控えています。弊社の日経ビジネス2011年9月26日号では「家電ニッポン 最後の戦い」という特集を組んで、日本の家電メーカーがこの窮地から脱する方法を模索しています。 セット製品が苦しいのなら、日本は得意の部品/部材で生き残るしかないのではないか。そうした思いから、私は今、部品/部材メーカーにスポットを当てた特集を、この分野に詳しい記者と共に企画しています。 現在、最も市場が伸びているエレクトロニクス機器と言えば、何と言ってもスマートフォンでしょう。米Apple社の「iPhon
ハイブリッド車や電気自動車の駆動用モータに必要なのがNd-Fe-B(ネオジム-鉄-ホウ素)系焼結磁石です。ほかの磁石と比べて磁力が強く、車両を動かすほどに大きな出力を達成しながら、車両に載るほど小さくするにはネオジム磁石が欠かせません。 このネオジム磁石ですが、どう造っているのかご存じですか。必要な材料を混ぜ込んだ合金を砕いて微粒子にして、その粒子を集めて形を整えた後に焼き固めます。あとは所望の寸法に切れば大体おしまい。なんとなく、ケーキでも作っているかのような感じです。 もちろん、実際に高い品質のネオジム磁石を量産するのは簡単ではありません。3〜5μmの大きさにそろえた上で形の均一さに気を配り、焼くときの熱の与え方などに工夫を凝らしながら造ります。「小さな技術を多く積み重ねて、ようやく実用的な性能を出せる」(ネオジム磁石の開発に携わる技術者)ものです。 例えば、合金を3〜5μmに粉砕した
「ソニーさん、元気を取り戻したね」 欧州での取材で、たびたびこんな言葉を耳にしました。オランダのアムステルダムで開催された国際放送機器展「IBC 2011」でのことです。 ソニーは、現地で4K×2K映像を撮影できる業務用ビデオ・カメラ「F65」の発売時期や価格を発表しました。主に映画の撮影に使われる最上位機種です。来場者が驚いたのは、その価格。記者会見で欧州では3万8000ユーロ(約395万円)で発売するという声に、会場の空気が少し揺れました。同社の従来機種に比べると破格の値付けだからです。 しかも、従来機種の解像度はフルHDで、新機種は色再現範囲やダイナミック・レンジなどの性能面をかなり向上しています。従来機種よりも大幅に安価な戦略的な価格ではありますが、赤字になる値付けではないのだそうです。家庭用のデジタル・カメラで培った技術の粋を集めた、独自開発のCMOSセンサの採用がF65を低価格
2011年の日本では、東日本大震災をきっかけにエネルギー問題、そして節電が社会的なテーマになりました。もちろん、この問題はまだ終わっていません。これから来る冬、そして来夏…と、供給電力が逼迫する恐れは当分、繰り返しやってくるでしょう。 エレクトロニクス技術の世界でも、2011年は電力問題が最大級の技術的テーマとして浮上した年になりました。もちろん、低消費電力技術は今に限らず、何十年も前から一貫して重要な技術でした。それでもごく最近、いくつかの分野でその重要性が飛躍的に高まりつつあります。まず低消費電力ありき、になりつつあるのです。 その代表例が、スーパーコンピュータです。2011年6月に、理化学研究所のスパコンである「京」が、8ペタ・フロップス(8PFLOPS、つまり1秒間に0.8京回)の浮動小数点演算性能を示して世界1位になりました。実は、多くのスパコン・メーカーにとって10PFLOPS
日経エレクトロニクスの2011年9月19日号の特集で「燃料電池車は消えたのか?」を掲載しています。そもそも燃料電池車は、1993年にカナダBallard Power Systems社が固体高分子型燃料電池(PEFC)を搭載した試作バスを走行させたことで注目を浴びました。1994年にはドイツDaimler社が、Ballard社の燃料電池スタックを用いた試験車両「NECAR1」を発表し、これによって大手自動車メーカーがこぞって開発競争に参加、その後の一大ブームへと発展していきました。 2002年末には、トヨタ自動車とホンダが世界で初めてリース販売を実施し、当時の首相だった小泉純一郎氏が試乗してブーム最高潮を迎えます。2003年には日産自動車もリース販売を開始し、米General Motors(GM)社が「世界で100万台を発売する最初の自動車メーカーになる」と公言するなど、盛り上がりは続きまし
『日経ものづくり』には、10年以上にわたって続いてきた「事故は語る」というコラムがあります。このコラムでは、製品や機械設備で起きた事故を取り上げているのですが、取材や執筆をしているときに「なぜ、その設計にしてしまったのか」と思わされることが多々あります。 そうした印象を最も多く抱くのは、「実績のある方式や仕様を流用した」事例です。恐らく、新しい技術に挑む場合はリスクを慎重に検討しているのでしょう。「なぜ」と思わされる事故をよくよく調べてみると、実は過去のやり方をそのまま適用しているケースが少なくないのです。 品質に最も影響を及ぼすのは「変化」だと言われます。設計ミスや不良品があった場合は「4M」(Man、Machine、Material、Method)の変化を疑うのが原則とされています。しかし、設計に関していえば、変化することを嫌って既存のやり方を疑うことなく採用し、水面下で生じているリス
第4回・視点力の基本 視点とは「着目点」「目の付け所」「関心事」「的(まと)」といったことです。英語では「point of view」「view of point」「target」などが相当する言葉のようです。 視点には「注目点」という意味もありますが,「視点」という言葉は単に「目」で見ている箇所(目で見えている所)を表すだけではありません。目には見えない事象(事物と現象)も含めています。したがって,視点は目と心の「関心事」を表していると言ってよいでしょう。 さて,この関心事には具体的なこと(難しい言葉では形而下的なこと)もあれば,抽象的なこと(形而上的なこと)もあります。大切なことは,関心を持った人の意思や考えによって選択されることであり,視点は関心を持った人の言葉(概念)によって表現されるのです。何に関心を寄せるか,何に心を動かすか,すべて人間の自由意志なのです。 言い方を変えますと
韓国Samsung Electronics社が販売するスマートフォン「GALAXY S II」が好調です。2011年4月の発売から85日で、世界で500万台の出荷を記録しました。国内でも好調です。NTTドコモによれば、2011年7月末時点で同社が販売するスマートフォンの機種別シェアで、GALAXY S IIは国内メーカー製品を押さえてシェアで首位を走っているそうです。 これまで「韓国ブランドは日本市場では広く受け入れられない」という風説もありましたが、それが事実でないことを証明した格好です。 GALAXY S IIの販売好調の理由は、高画質な有機ELディスプレイを採用したり、スマートフォンでは初めてデュアルコアSoCを採用するなどして快適な操作性を実現したことにあります。iPhoneの“クローン”と揶揄されることもありますが、「画面がきれいで操作が快適な端末がほしい」という消費者ニーズに応
「ようやく最近、“CT様”から“お医者様”になりましたよ」――。先日、ある脳外科医は冗談交じりに言いました。 脳外科では普段、「早くX線CT装置で撮影してください」と、慌てて駆け込んでくる母親が多いそうです。子供が転倒して頭を打ったためです。 同医師は「CTには被曝リスクがありますよ」と、撮影した場合のリスクと撮影しない場合のリスクを説明するそうです。しかし、これまでは「それはいいから、とにかく撮ってください」という反応がほとんどだったといいます。筆者も小さい子供を持つ親として、その“感情”は分からないでもありません。 ところが「被曝」を連日耳にするようになった最近では、「どのくらいの被曝なのか?」「どんなリスクがあるのか?」「先生はどう考えるのか?」という反応に変化しているそうです。つまり、とにもかくにもX線CT装置に頼る“CT様”の状況から、“お医者様”の意見を聞いた上で、患者(保護者
あるものが異常かどうかを判定する場合、「異常の研究よりも正常の研究の方が重要だ」と仰ったのが、タグチメソッドの生みの親である田口玄一氏です。異常はさまざまであり、全てを調べ尽くすことは難しい。これに対し、正常はバラつきが小さいため、少数の調査で全体像を把握できるからです。実はこれ、品質工学コンサルタントの立林和夫氏からの受け売りです。 タグチメソッドというと「パラメータ設計」と呼ばれる技法が有名です。簡単に紹介しておきますと、通常、機器はある入力に対して期待した出力を得られるように設計します。しかし、機器の使用条件や使用部材のバラつき、使用部材の劣化といった「ノイズ」の存在によって入力と出力の関係は乱されます。そこで、まずはノイズの影響が小さくなるように設計パラメータの値を設定し、その後でノイズに対する強さ(SN比)とあまり関係のない設計パラメータを調整して出力を目標値に合わせていこうとい
図2 FSVの前後のドアの間の柱。数字は「引っ張り強さ(MPa)/鋼板の厚さ(mm)」。このように厚さの違う鋼板を張り合わせる手法が、常識になりつつある ドイツVolkswagen社の「Beetle」、英British Motor社の「Mini」、イタリアFiat社の「500」…(図1)。1960年代以前、“無骨”だった頃のクルマが好きな人たちに朗報がある。奴らが戻ってくるかもしれない。いや、リバイバルの話ではない。それなら今もあるしね。 マニアの方には申しわけないが、あの無骨なラインは当時のデザイン力が優れていたからでは、決してない。あれしかできなかったのだろう。当時の鋼の品質、プレスの技術では、作れる形に制約があった。特に平らな板から3次元的に突き出させる“絞り”が難しい。できれば絞りでなく曲げで済ませたい。絞るにしても浅めで勘弁してください。 バンパも樹脂では作れない。あの頃、樹脂で
東日本大震災で著しく影響を受けた自動車産業で、回復が遅れたのがルネサス エレクトロニクスが生産する自動車用マイコンです。調査会社のIHS iSuppliによれば、同社の自動車用マイコンの世界シェアは44%といい、特に日本の自動車メーカーは多くがルネサスに依存しています。 7月末に発売した日経Automotive Technology9月号の特集「震災後の自動車産業、七つの課題を乗り越える」の取材で、分解したエンジンECU(電子制御ユニット)を見る機会がありましたが、実際各社のECUのマイコンはほとんどルネサス製でした。ただ、ルネサスは2003年に日立製作所と三菱電機の半導体部門が統合した後、2010年にNECエレクトロニクスとも統合したため、出身母体ごとに異なる製品があります。被災した那珂工場は旧日立製作所の製品系列「SuperH(SH)」などを生産しており、特にこのマイコンを使っていた車
1/3の面積で効率的に造水する工夫とは 船舶において,海水から生活用水を得るための「造水装置」は欠かせない存在だ。だが,重要な設備だからといって“幅”を利かせているわけにはいかない。燃料油用の油清浄機やバラスト水の処理装置など積載する設備が増えているため,設備それぞれに対して小型化のニーズが高まっているのだ。(続きを読む,2011/08/01) 紙飛行機を宇宙から飛ばしても燃えないのはなぜ? (2010/08/31) クルマを軽くできる厚さ3mmの布の使い方とは? (2010/08/30) 「変形」しても「変化」はしない熱膨張対策のカラクリとは (2010/08/27) 時刻を狂わす実行犯は誰だ? (2010/08/26) 自由曲面にプリントする「3次元プリンタ」はどう動く? (2010/08/25) 希少材料を“枯らす”技術の狙いとは? (2010/08/24) 自然に学んだ構造体の作
2011年7月13日、携帯電話機同士で短いテキストをやりとりできるSMS(ショート・メッセージ・サービス)の相互接続が日本で始まった(ITpro関連記事)。通信事業者の違いによらず、携帯電話番号だけで短いメッセージを送れるようになる。 この報に接した私は、「これが数年前に実現していれば」と思わずにはいられなかった。 ハイチ地震ではSMSが救難のインフラに 2010年1月12日に発生したハイチ地震。死者31万人以上という空前の大災害で、被災者が救援を求める通信インフラとして活躍したのがSMSだった。 ハイチ地震の報に触れた米国の技術者は、アフリカ発祥のオープンソース・ソフト「Ushahidi*1」を使い、被災地の情報をデジタル地図上にマッピングするプロジェクトを始めた。地震発生から4日後のことだ。 地元の通信事業者は、同プロジェクトのために、SMS番号「4636」を無償で提供した。被災者がこ
出典:日経ものづくり,2008年7月号 ,pp.124-127 (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります) 「俺がやった」「いや,私がやった」「いやいや,僕がやったんだ」─といった言葉が,プロジェクトが無事に成功を収めると,関係者のいろいろなところから聞こえてくるときがあります。大きなプロジェクトであるほど,リーダーを務める管理者は苦労を重ね,プレッシャーに耐えなければなりません。それを乗り越えて成功に結び付けたという気持ちの高ぶりもあって,リーダーの中にも,思わずこうした言葉を発してしまう人がいるかもしれません。 その気持ちはよく分かりますし,もちろん,管理者の貢献は決して小さなものではありません。しかし,真のリーダーを目指す人には,冷静な見方も時には必要です。 プロジェクトを成功に導くために必要な要素とその割合を分析すると,次のような事実が見えてきます(図1)。
「毎日使っているんだけど、やっぱり電池が持たないんですよね」――。 ソニーのエネルギー事業を統括する石塚茂樹氏(業務執行役員 SVP プロフェッショナル・デバイス&ソリューショングループ デバイスソリューション事業本部 本部長)は、スマートフォン「Xperia」を片手にこう話しました。同社が2011年7月12日に開催した事業説明会の一幕です( Tech-On! 関連記事1、 同2)。 消費電力が大きく、なかなか丸1日使うことができないスマートフォン。このため石塚氏は、容量4000mAhのLiイオン2次電池を内蔵するモバイル電源「CP-A2LS」を持ち歩いているそうです。筆者も、出張などで終日外出する時は同様の製品をカバンの中に忍ばせています。4000mAhあればスマートフォンを2回分充電できるので安心です。が、意外と大きくて邪魔になるのが気になる所です(図1)。せっかくスマートフォンを薄く
「有線か無線かを意識させない。LTEの最大の価値はそこにあると思う」 先日、日本通信 代表取締役専務でCFOの福田尚久氏にお会いしました。同社は、NTTドコモなど回線事業者から通信網を借りてサービスを行う、「仮想移動体通信事業者(MVNO)」で、最近はMVNOを支援する「MVNE」としての取り組みを積極化しています。その同社が先日、NTTドコモに対してLTE網の利用を申し入れました(発表資料)。両社の協議がまとまれば、日本通信はLTEを利用した高速データ通信サービスの提供を開始する予定です。 福田氏は以前、米Apple社の副社長を務めるなど、携帯機器に向けたモバイル・サービスに長年関わってきた方です。その福田氏がLTEにどのような期待をしているのか。率直な疑問をぶつけたところ、冒頭のようなコメントが返ってきました。福田氏が特に強調していたのは、インターネット・ベースで各種の処理を行う、いわ
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