原題”Wars, Guns, and Votes: Democracy in Dangerous Places”(『戦争・銃・投票〜危険な場所での民主主義』)。『最底辺の10億人』と同著者。 内容はよく紹介されているところがあったので、参考リンク先などに譲って繰り返さないが、 「民主主義体制下では所得の増加と共に安全度が増し、独裁体制下では所得の増加と共に暴力度が増す。この二本のラインが交差するポイントは年間2700ドルであり、中国はちょうど3000ドルを超えたところである」(要約) という話は非常に心配にさせられるところだ。 中国共産党の、政治的独裁および経済的発展を共に維持するという方針は変わらない(変えられない)と思われるので、この結論が正しければ、今後予想しうる将来にわたって中国政治の危険性は増す一方だということになる。 参考リンク 乱雑な本棚 : 4?18 民主主義がアフリカ経済