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大谷翔平
twitter.com/bakagane
『平家物語』は平家滅亡の物語ですが、「驕り高ぶった」平家が報いを受けたというより、平安末期の世にたゆたっていた不平不満が、平家と源氏を見つけ、そこに何もかもを投入していったことで、気がつけば壇ノ浦で平家族滅という、「そこまでする気はなかったが、そうなっちゃった」感があります。
組織において、忠誠心を失っている部下は、「敵に寝返る」のではなくて、組織が潰れるか、自分が定年などで組織を離れるか、今のボスが失脚するまでに「自分の利益だけを求めて行動し、所属組織にはまともな報告をしなくなる」のです。そしてこれが一番ダメージがデカい。
20世紀ですと、無人機が出る場合でも人間の優位性がそこはかとなく残っていて「無人に見えて、頭脳は人間のものを利用」(光瀬龍先生の戦争SFでよくありました)とか、「人間の経験をコピーして学習」とかやってましたが、今だとベテラン兵より強い上に安い無人機が出ても特に設定は不要そう。
歴史上の人物に理想的なリーダーシップや戦略眼を求めると、「でも、この時期にはブレてるよね」「ダメなことやってるよね」みたいなエピソードが見つかったりする。生きてる人間なので老いや弱気もあって当然なのだが、評価する側は理想が欲しいのであって現実なんかいらないのだ。
のんびりこんびり、三割なほら吹きおじさんです。早川文庫JA『天空の防疫要塞』『SF飯』1・2、ノベルゼロ『アンゴルモア異本元寇合戦記』発売中です。艦これノベライズ『とある鎮守府の一日』(スニーカー文庫)、スペオペRPG『エイジ・オブ・ギャラクシー』(ゲームフィールド)『ぞんびさばいばる』(イカロス出版)などもよろしく
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