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アプター・デヴィッド、内山秀夫訳(1965=1968)『近代化の政治学』 未来社 1950年代から1960年代の末まで、政治学の大きな潮流であった政治的近代化論。本書は、その中でも代表的な研究者といえるデヴィッド・アプターによる、政治的近代化を包括的に論じた大著です。アプターの議論は、欧米社会を近代化のゴールとして捉えるのではなく、近代社会は全て変動の過程にあるという認識のもとで展開されているので、ステレオタイプ的な近代化論批判(近代化論は、欧米社会を第三世界の発展のモデルとして提示した議論にすぎない、という批判)は乗り越えていると言えるでしょう。 が、それにしても、読みにくい。これは訳者のせいだけではなく、アプターの原文からも派生しているのだと思います(アプター自身の英語論文を読んだことがありますが、とても分かりにくい文章を書く人でした)。そんなわけで、本書を全部読もうとすると、ものすご
アンダーソン・ベネディクト、白石隆・白石さや訳(1991=1997)『増補 想像の共同体』 NTT出版 もはやナショナリズム研究の古典となりつつある名著です。ナショナリズムの普及を印刷資本主義の生成から明快に解き明かしてゆきます。活版印刷によりナショナリズムが生み出されたという指摘は、マクルーハンの『グーテンベルクの銀河系』にも見られる指摘ですが、本書はその分析をさらに精緻化したものと言えるでしょう。アンダーソンは、国民というものが、いかにして人々の想像の中で形作られていったのかを解き明かしてゆきます。個人的な話をすると、ナショナリズムやエスニシティの問題に私が惹かれることになったきっかけとも言える本です。最近、増補版が出て、二章付け加えられました。(1997年) イグナティエフ・マイケル、真野明裕訳(1998=1999)『仁義なき戦場』 毎日新聞社 セルビア、クロアチア、ルワンダ、アフガ
法政大学社会学部メディア社会学科 津田研究室 著者別インデックス (あ) 青木理 『日本の公安警察』 青木保 『「日本文化論」の変容』 浅野智彦 『自己への物語論的接近』 東浩紀 『動物化するポストモダン』 アプター, D. 『近代化の政治学』 阿部潔 『公共圏とコミュニケーション』 阿部斉 『概説 現代政治の理論』 満利麿 『日本人はなぜ無宗教なのか』 アンダーソン, B. 『増補 想像の共同体』 (い) イグナティエフ, M. 『仁義なき戦争』 イーグルトン, T. 『イデオロギーとは何か』 石川准 『アイデンティティ・ゲーム』 石田佐恵子 『有名性という文化装置』 石田健夫 『敗戦国民の精神史』 石田雄 『平和の政治学』・『市民のための政治学』・『社会科学再考』 井上俊ほか編 『現代社会の社会学』・『民族・国家・エスニシティ』 井上寿一 『日中戦争下の日本』 今村仁司 『近代性の構造
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