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「凶悪犯罪が増え、日本の治安は悪くなってしまった」 凶悪事件や少年犯罪といった言葉がメディアにあふれる中で、多くの人々がこうした固定イメージを持ちつつある。果たしてそれほど治安は悪化しているのだろうか。精緻な犯罪統計分析で知られる龍谷大学法科大学院教授浜井浩一さん(47歳)は、「事実なき神話」だと真っ向から反論する。「治安悪化を前提に、厳罰化や監視強化が進み、社会的弱者を不審者として排除する格差社会を産んでいるのでないか」と。 「統計をきちんと読み解けば、犯罪はそれほど増えていないし、凶悪化もしていない。治安悪化とは言えません」 早稲田大学教育学部で認知心理学を学んだ浜井さんは、国家試験を受けて法務省へ。元官僚であり、心理技官(矯正)として少年院や少年鑑別所、保護観察所などの現場も経験。さらに、国連犯罪司法研究所などへの海外派遣も含め、1996年に異動となった法務総合研究所では4年間犯罪白
改憲論議が一部で高まっている。「自分の国は自分たちで守るべきだ」「世界平和に貢献するためにも軍隊は必要だ」という主張に対し、「どんな形であれ、戦争に関わってはいけない」という声は「現実的じゃない」と否定され、かき消されがちだ。そんななか、元衆議院議員であり、自民党幹事長も務めた野中広務さん(80歳)は一貫して「反戦」を主張している。その背景にある思いとは――。 ―――1925年(大正14年)生まれの野中さんは、かつて軍国少年だったそうですね。 そうです。国家のため、天皇陛下のために戦争へ行き、見事な戦死を遂げるのが男子の本懐だと教え込まれ、自分でもそう思い込んでいました。旧制中学4年の時には航空学校にも志願したんですよ。跡取りだったので親に大反対されて、泣く泣くあきらめましたが。召集令状がきたのは1945年1月。入隊する時は「靖国(神社)で会おう」と仲間と言い合いました。 ―――敗戦
スリランカ・インド緊急救援募金 反差別国際運動(IMADR)では、スリランカ・インド緊急救援募金を呼びかけています。募金はスリランカとインドの被災者の中でもとりわけ、差別され社会的に排除されてきた人びとを救援対象としています。 【反差別国際運動の募金ページへ】
ほんの少しアンテナを張れば、誰もの身の周りにある部落問題。作詞家、随筆家、放送タレント、芸能問題研究家などさまざまな顔を持つ永六輔さんにご登場いただく1回目は、ご自身の体験と西光万吉さんとの交流について語っていただきます。 僕が生まれ育った浅草は、江戸時代に今でいうホームレスらが集まってきた下町。生家は弾左衛門(だんざえもん)の縄張りのお寺でした。いわゆる被差別部落も近くにある環境でしたが、僕が直接に部落問題と出会ったのは、国民学校四年生で信州・小諸に疎開した時。 僕たち疎開児童もいじめられたけど、同じ集落の中に部落の地域があり、そこにはあからさまな差別があったのね。その地域だけ電気がついていなくてランプで生活していたし、学校での子どもたちの扱いにも差があった。僕は「なぜ?」と思ったけど、親と離れて暮らす自分も辛いものだから、他人に思いを寄せることはまだ出来なかった。でも、中学に入る前に
特定の人につきまとい、嫌がらせや脅迫を繰り返すストーカー。2000年にストーカー規制法が成立したが、事件は後を絶ちません。被害者の心身に大きなダメージを与えるストーカー事件は、なぜ起きるのでしょうか。「被害者だけでなく加害者も救済されて初めて事件は解決する」とし、加害者支援の活動に取り組むNPO法人「ヒューマニティ」の小早川明子理事長にお話を伺いました。 ストーキングは「精神的虐待」・・・ストーカーの加害者と被害者の間に入り、被害者だけでなく加害者も救済するという取り組みをされていますね。民間の立場でこのような取り組みを始めたきっかけは何ですか? 私自身が5年にわたってストーカーの被害を受け、とても苦しんだからです。30代の頃、私はステンドグラスを輸入販売する会社を経営していました。ある時、知り合いの男性に「一緒に会社をやろう」と持ちかけられたのですが、彼の仕事のやり方に不安があったので断
2000年夏の出版以来、ひそかに、しかし着実に反響を呼んでいる一冊の本があります。社会学者である著者の文章はなかなか手強いのですが、緻密で論理的な文から浮かび上がる「『強い』ことが本当にいいのか、『弱い』ままでもいいじゃないか」というメッセージが、強いものに憧れ、強くなろうともがく心を揺り動かします。『自己決定』『自己責任』が叫ばれる時代に、『弱くある自由』を語る著者、立岩真也さん。その真意を2回にわたって話していただきます。 70年代からあった、「弱くある自由」という考え方 ・・・まず、『弱くある自由へ』というタイトルにグッときました。とかく『元気な障害者』『がんばってる障害者』を持ち上げる風潮のなかで、「弱いままでいてもいいじゃない」と言ってしまう軟弱さ(笑)。このタイトルに、立岩さんはどんな思いを込められたんですか? 編集者は「売れる本にするために、流行りの『自己決定』という言葉をタ
数年前、モツ鍋が爆発的な人気を呼んだ。ブーム自体はやがて下火になったが、モツ(ホルモン)が若い世代に認知される大きなきっかけとなった。今やお好み焼き屋では「すじ入り」が人気メニューの定番だし、ちょっと凝った居酒屋にもホルモン料理がメニューに並んでいたりする。低カロリーでヘルシーな食材として女性誌の料理特集に登場することもある。「放るもん」が語源とも言われ、部落(ムラ)となじみ深いホルモンが一般食材としてすっかり定着した今、逆に部落のなかではどんな存在なのだろうか。何十年という長い間、ホルモンを扱ってきた人たちの話を聞いた。 JR・大阪環状線芦原橋駅の高架下にある「料理処 岳(たけ)」。近くの部落解放同盟大阪府連のスタッフもお墨つきの味である。出し巻やキムチ焼きそばなど、他の居酒屋でもおなじみの一品料理が揃っているが、おすすめは何といっても「さいぼし」「すじのこごり」「鱧皮のこごり」や「水
NEW関東大震災100年 朝鮮人虐殺を忘れない 加藤直樹さん 当機構の2023年度総会でノンフィクション作家の加藤直樹さんに「関東大震災100年 朝鮮人虐殺を忘れない」をテーマにご講演いただきました。その内容を報告します。 ふらっと新着情報 2023/09/01 NEW関東大震災100年 朝鮮人虐殺を忘れない 加藤直樹さん 2023/06/20 NEWAI時代の平和と人権 近畿大学 北口末廣さん 2023/04/10 NEWさまざまな感染症と人権 2023/02/08 NEW難民支援から見える日本の外国人政策 RAFIQ ラフィク共同代表 田中恵子さん 2023/01/06 NEW偏見・差別と社会心理学 公正世界信念とは 近畿大学 村山綾さん
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