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パリ五輪
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今から約1万6000文字という、大変な文字数で本作を酷評しますが、沢山の人間が大変な努力によって制作した制作物を酷評するという限り、最低限の倫理として酷評の根拠は可能な限り明確にします。「無根拠で感情的/呪詛的な酷評に共振する興奮がお好み」という方に於かれましては「頑張って長文を読んだ結果、大変な徒労になった」という可能性があるので、予めお断りしておきますし、そもそも長文読解が苦手な方や、「長文」という言葉を目にした瞬間から苛立ちが止められないという重症の患者の方は、精神衛生上、絶対に読まないで下さい。筆者は責任を取り得ません。ではどうぞ。 * * * * 映画批評の手法として、やや珍味ですが面白いと思いますので、こういうやりかたからはじめたいと思います。 先ずはお手数ですがコチラをご覧下さい↓ 「セッション!」公式サイト 各界で活躍される、錚々たるメンツですね。
ゲーム的な書きなぐりの初稿 それへの追記と予告 また、蛇足ながら2月2日の段階で書いた「テロリズム」に関する論考 *「テロリスト」の部は後半です を経まして、以下を完成稿として下さい。書籍に収録予定と成ります。非常に長文です。 「アメリカンスナイパー」 ~「グラントリノ」の反転形としての、イラク西部劇第一作~ この映画を「アメリカ合衆国の依存症としての、反復を止められない<戦争>と向かい合った、シリアスなメッセージ(後遺症のチェイン/戦争に「英雄」など存在するのか?/真の善悪とは?という根源的問い、等々)を持った作品である」としたがる人は非常に多いと思いますし、なぜその人がそう思いたがるか?というメカニズムも良くわかるのですが、ワタシの立場は真逆で、この作品は「とうとう出ちゃった痛快イラク西部劇第一弾(困ったなあ。面白いだけに)」です。 その理由は、この映画の、時間軸的に言うと開始からほぼ
先日から凛子さんはLA入りしており、要するにあのハリウッドの祭典の前夜祭的なパーティー三昧になっているようなので、「一番高いビルの屋上に登って空中から散布して下さい」といって、「戒厳令」を3000枚(日本国内で売れた総売上よりやや上)彼女のホテルに届けました。 という訳で、日本時間であと10時間もすると発表になってしまうので、まあ、ガチ予想する。という話ではありませんが(後述しますが、そもそもノミニーを全作は観ていないので)、ちょっとした遊びとして、あくまでワタシなりの予想と、ノミニーの評を書いてみようと思います。 余り知られていないかもしれませんが、ワタシは「UOMO」という雑誌で「売れてる映画は面白いか?」という連載を、気がつけばもう3年も続けていまして、こちらは執筆連載ではなくインタビュー連載で、上がりをチェックするだけなのですが、とはいえ、今から評するノミニー作品の多くがこの連
中山康樹先生がお亡くなりに成っていた事を、さきほど知りました。大変ショックです。日本のマイルス研究の巨大な雛形を形成し、特に自伝の翻訳は歴史に残るお仕事だったと思います。 好事家の皆さんには御存知の通りだと思いますが、中山先生には、一時期は大谷共々可愛がって頂き、公開や書面でも鼎談等もさせて頂いていたのに、あるとき、突如気でも狂ったかの様にワタシの批判に転じられまして、ワタシと大西順子さんと山中千尋さんの3人をDISするためだけの1冊を書かれたりし、大西さんに電話をし「一緒に連名で告訴しましょう!!ワタシが山中さんにも呼びかけます!!面白いから!!(笑)」等と言っていたのが懐かしいです。あのとき本当にやっておけば中山先生の人生の中でも大きな思い出になったのに、と思うと大変残念です。 「奇麗ごとを書いてるな。だまし討ちみたいにいきなり激烈にヤラれたじゃねえか」と仰る方もいるでしょうが、本当に
やや暖かくなったのかしらん?という中、久しぶりでダイエットを始めました。会社的には(「社会的には」の打ち間違いではありません)ウチの取締役である長沼がダイエットに成功しているので、代表取締役であるワタシまでする必要は無いのですが、もう51・5歳にもなりますと生活習慣病とかも心配ですんで、っていうか、今オレのデブっぷりハンパねえよ!!という訳で、ダイエットペプシとかを飲んでみようかな〜?とか思っています。 今月はDCPRGのアルバム制作に掛かりっきりで(つうか、まだ全然終わってませんが)イベントもライブもほとんど無かったんですが、2月から堰を切った様にドカーンと始まります。もうちょっと詳しく書くと、今年は2月が多く、3、4、5月は普通で、6、7月がまた多い。と、夏まではそんな感じです。花粉のようである。 全部恋とは言いませんが、あ、わざと間違えた、全部来いとは口が裂けても言いません、いっこで
ライブレポートなんて書くのは生まれて始めてなので、面白く成るかどうか解らないのですが、何となく「自分が書くべきだ」と思ったのでやってみます。最初に書きますが、会場には野田努、三田格両氏がいて、久しぶりに3人で話したのですが、お二人はインタビューを複数回されたようなので、併せてお読み頂けると3Dだと思われます。またこれは、テキストコンテンツとして試運転なので、有料/無料共に同じ文字数と写真数で同時に掲載させて頂きます。有料世界の方は、試供品であると解釈して下さると幸いです。 また、以下、FKA twigsについての説明は一切しません。今年が実質的デビューのブライテストホープなので、検索すると読み切れないほどの紹介文と、見きれないほどの動画が出て来ます。お若い人にとって、そのPVは人生が変わる様な経験にさえ成り売る可能性を秘めています。 <2015/1/22FKA twigs日本初公演@恵比寿
「それはどこにでもある、聞いた事ある、そんな、ありきたりでつまらないお話/スパンクハッピー活動再開に際して/菊地成孔と小田朋美による共同声明」 <まず菊地成孔> (スパンクハッピーを包括的に語る事のみならず、ODを小田朋美さんだとして書く文章は、少なくとも僕は、これを最初で最後とするので、小田朋美さんのファンの方は特にお読みください、あるいは特にお読みにならないでください) 一期のヴォーカルだった原みどりさんも、相方だった河野伸くんも共に現役で元気に活動しているし、アルバムはボーナストラックまでついた復刻版が出ています(2007年10月。もう10年以上前ですね。これもぜんぜん売れませんでした。発売時も復刻時も売れないのだから、永遠に売れないと思います・笑)。 ですのでやはり、ファンの皆様の前から、魔法の様にミッシングしてしまっているままの、岩澤瞳さんについてから書かせて頂きます。 とはいえ
夜半に携帯を見てみたら大変な着信数で、夕方から電話がひっきりなしにかかって来るという状態になっていた事が解りました。こういうご時世ですから情報の回りも早いと思われ、既にファンメールボックスにも影響が出ております。 ワタシが持っている3つのチームのうち、2つのメンバーであり、ワタシの個人的な親友でもある大儀見元が交通事故を起こしまして、現在拘留中です。無駄にワードオヴマウスが広がっても仕方がありませんので、ワタシが得た情報源を貼っておきます。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140410-00000050-jnn-soci 犠牲者の方がいらっしゃる事柄ですので、あらゆる一切のコメントは控えさせて頂きます。可能であれば、ワタシが通常の生活で起床している時間帯、つまり、ワタシにとっての今夜一杯に面会に行くつもりですが、そうした事の次第
〈member〉 菊地成孔(vo,sax) 林 正樹(p)、鳥越啓介(b)、早川 純(bandoneon) 堀米 綾(harp)、田中倫明(per)、大儀見 元(per) 牛山玲名(vln)、田島華乃(vln)、舘泉礼一(vla)、関口将史(vlc)
昨日は収録時を狙われた様な大雨で(いやもう、本当にお越し頂いた皆様、この日ばかりはいつもよりも大目に有り難うございました)、というのは、終わったら数時間を待たずに、ウソの様にピタッと止んだからですが、4日連続イベントの幕開けがコレかー。と苦笑していたら、2日目のピットインに入るなり、PA席に花が飾られていて、ワタシは一人で黙祷してから演奏に入りましたが、この演奏がなかなかヤバく、良い調子で打ち上げで飲み食いしまくって更に体重を上げ、今日のDJなんかもう最高で、なんて天才なんだオレは。と感動していたのですが、最初のフロアはイースタンユースのライブが見たい人々に完璧なシカトを喰らい(笑)、二回目はクラムボンが見たい人々に、もっと物凄いシカトを喰らい(笑・あれほど激烈なシカトを喰らったのは初めてかも)、もうオルタナティヴ・トーキョー(イベント名)なお若い人々は、オレの事なんかどうでも良い以上に、
沖縄から戻ったら何と4キロ太ってまして、有料の方の世界には「キクチカメラ」というコンテンツがあって、ワタシの自撮り動画なんですが、今回は沖縄特別編ということで「キクチカメラ南へ」というタイトルで、1から4まで、火曜日から木曜までの3日間をドキュメントしているのですが(特別ゲスト:東京スカパラダイスオーケストラ)、通しで観ると、分速でワタシがブクブク太って行くのが手に取る様に解って、とても面白いです(笑・現在、成人して以来最高の67キログラム)。 それが何故かというと、なんてことはない毎晩ベロンベロンになるほど飲み食いしているからですが(笑)、とはいえ新宿でもほぼ毎日ああなっているので、やはり沖縄のリラキシンと、泡盛のカロリー、沖縄食が、選びようによってはかなりハイカロリーであること、そして事務所や自室ではなくホテルにいるという遊び感覚などによって、似た様な事をしていても東京と沖縄では全然違
連日取材攻勢で、やっと紙&ウエブの前パブが終わったのですが、概ね時期的に「戦前と戦後」と「CURE JAZZ REUNION」とがごっちゃに成っているのですが、既にウエブではコレが読めます。 ほかにもジャズジャパン、CDジャーナル、エレキング紙、等々かなりやりましたけれども、この段階では情報解禁になっていなかったんですが、何とこういうモンも出ます↓ ビギナーの方は勿論の事、ご贔屓筋の皆様におかれましては、かの高見元Pをして「過去最高の演奏」といわせしめたグローブ座の「ルペベレス」が入っております。ちゅうか「戦前と戦後」のDVDの方は、僅か30分ですが、かなり良いのでお楽しみにして下さい。こんなワタシでも順調に老けて行くのが手に取る様に解るのであります。 最新のアー写も上がって参りまして、近々に当サイト含め各地にバラまかれると思います。1枚あげときましょうか試しに。 (カメラマンは以前のアー
赤江珠緒さんの事をよく(というか、何も・笑)存じ上げず、ウィキペディアで調べ(若い女性芸能人の事をウィキペディアで調べ、読むのは、精液臭くてかなりキツいんですが、とても詳しく書いてあってタメになるので、物凄く必要に駆られた時のみ、咽せながら使いますが・笑)、その上で自分的に当たりをつけ、あてがき(当人のパースナリティを知った上で台本とか歌詞とか書く事。ワタシは歌詞を書く時は全部コレでやっています)ならぬ、<予想あてがき>になってしまい、外れて、全然違う人だったらどうしよう(汗)、いま、女子アナとか局アナとかいう人々は剰余価値がとんでもなく、何せ声優さんの側面も、アイドルさんの側面も、ジャーナリストさんの側面もあるので、そんなもん360度ならぬ3万6000度全方位萌えさせ商売であって、周囲の男たちに陰性の火でもつけたらボコられてしまう!と怯えていたのですが、結果はオンエアを聴いてのお楽しみ。
INTRODUCTION feat.ICI(N/K) ~DRIVE feat.OMSB, AI ICHIKAWA(N/K) (イントロダクション~ドライヴ) JAZZ DOMMUNISTERS(ジャズ・ドミュニスターズ)は2010年に結成された菊地成孔と大谷能生によるHIP HOPクルー。 一般的には「憂鬱と官能を教えた学校」「東京大学のアルバートアイラー」「M/D」「アフロ・ディズニー」等々、コンビの大学講師/共著者として、或は伝説のラジオ番組「水曜WANTED」、伝説の音楽教養番組「憂鬱と官能を教えた学校TV」のバイ・パースナリティとして等々、ジャズミュージシャン/ジャズ批評家のコンビとして認知されている2人だが、菊地はHIP HOPの黎明期から、大谷はさんぴんキャンプに代表されるジャパニーズミドルスクールからの熱狂的なHIP HOPマニアで、「HIP HOPはFUNKという父親をアン
<第三インター速報> どうも菊地です。この3回で、計った訳でもないのに大体20日周期で速報が出ております当欄ですが、今回は具体的な情報も去ることながら、大いなる感謝&少々のお詫び(たは〜)をば。長文が苦手な方は、一気にスクロールしてください。一番下に、情報がまとめてあります。 * * * * * 先ずは一昨晩ピットインで行われました「モダンジャズディスコティーク新宿」にお越しの皆様、大変に有り難うございました。 忘年会シーズンにもってきて「12時クローズの4時間パーティー」といったイレギュラーもあってか、初回の<ギッチギチ超満員=これじゃ踊れないっしょ苦笑感>はありませんでしたが、あのぐらいのほうが踊る方には踊り易いですし、好事家サロン的な雰囲気が良かったですねー。このパーティー、都合さえ許せば毎月やりたいぐらいなんですが、さすがにそうも行かず、次回は恐らく3月です
数多くの当欄愛読者の皆さまから「もう、ネットで菊地さんにお会い出来ないのですね。さようなら。楽しかったです。長い間有り難うございました」等と、別れのお言葉を頂戴し、危うく感動して泣いてしまう所だった(笑)菊地成孔ですが、そしてワタシの都市人類学的なフィールドワーキングの結果に寄れば、最近の30代男女のトレンドは「コクらないうちにフラれる」で決まり。なのですが、危ない危ないー(←小柳ルミ子演じる福田和子←小柳ルミ子女優人生のピーク)、「最終回」とか、何も考えずに書いてしまったお陰で、要らぬ誤解を与えてしまいまして失礼候。そういう「さようなら。楽しかった。ありがとう」とかいった話ではないです。 とはいえですな、特に同年輩のご贔屓筋に申し上げますが、ぶっちゃけ解らないですよね。ニコニコ動画のこと(笑・ワタシも正直全然わからないんです&土下座)。なので、最終回ですし、なるべく解り易く説明しようとい
ネット右翼とかプティ右翼と称される現象に関してはシンプル極まりない考察がいくつかありますが(女性の不在。「右翼女子」の雛形を、雨宮処凛氏が現在プレゼンテーション不可能に成ってしまったのは、氏のブレイクスルー時が、まだ「女子」の実年齢適合範囲が狭かった時代だったという状況的な不利に依拠している。適合範囲が爆発的に広がった現在こそ「右翼女子」の雛形を誰かが示してみるべきではないか。とか何とか、例によってキチガイの戯言の様な物)、やはり音楽家ですので、音楽を鳴らしたり語ったりする事でコネクトする以外に手はありません。 やる都度に嫌韓の方のアンチシュプレヒコールが強まるK-POP特集ですが、これは厭味でも何ともなく(というか、ワタシは気の利いた厭味の言えない子供の様な人物ですが)、とてもよろしいと思います。昔日は学級の中で「ビートルズ派VSストーンズ派」とか「ガロ派VSCOM派」とか言っちゃって、
「粋な夜電波」にて、「エリック・ドルフィーの瘤」に関してレポートを出すと申し上げましたが、モダンジャズメイニアックなアームチェア・ディテクティヴなお愉しみと(しかも事件は47年前)、進行中のリアルな出来事に関するオピニオンを、同じ日記のページに併記して良い物かどうか迷いまして、熟考の結果、即時性という点から、先ずSIMI LABの内紛に関する、番組でのコメントの追記を書かせて頂く事にしました。「ドルフィーの瘤」に関しては近日中に。 * * * * 先ず第一には、ワタシが番組から投げかけたメッセージをキャッチして、行動して下さった方々に感謝します(番組からのカットアップをDJが奨励、感謝するというのは、法的にはよろしくありませんが、皆様御存知の通り、ワタシは法には従いませんーー総ての法に背く。という意味ではありません。念のためーーワタシはワタシの倫理にのみ従う、という
クラブで踊る事が禁止される!!と、巷がかますびしく、坂本龍一さんや大友良英さんやm-floさん等が大いに遺憾の念を表明されており、7月から新宿ピットインでクラブパーティーを始める(まあ、このパーティーはオール・スタンディング=客全員ダンス。ではありませんが)ワタシの所にも、元Jリーガーの、イタリア服を着たモテ小オヤジのなんとかさんという方に瓜二つである事で有名なピットインの店長、鈴木カンちゃんから連絡があって、曰く対策を練ろうという事でした。 しかし、こうしてウエブサイト上であっさりと明言してしまいますが、ワタシの考えと立場は、第一に、権力による、少なくとも風営法を使ったイジメは、少なくとも過去、少なくとも長期スパンで見る限り大した事あった試しがありませんでしたし、第二に、もし文化的弾圧的もいうべき「学生狩り」を、公安当局(お調べに成ればどなたでも情報が得られる話ですが、現行の風営法は、ま
本日起き抜けに「DCPRGの新譜が発売と同時に売り切れまして、今週中に追加プレスします」と言われ、おーやれやれ。作品が売れず、MMばかりが売れたら(こっちも大変売れた様ですので)どうしよう(笑)。と思っていた所ですので、と、このネタもうぜんぜん引っ張りたくないのですが(笑)、ワタシではなく、スタッフに「大変な事に成ってますね」と実に楽しそうに言って来る方々が多く(笑)、とにかくぜんぜん大変な事ではありません(ルパンのがぜんぜん大変・笑・OPが公開になったんですが、ワタシが見たとき300だったのが二日で20万超に!・やっぱりチャーリー・セイコウでやればよかった・笑)。 ワタシも大した事ない単なる誠実な1ミュージシャンに過ぎませんし、MMは実質上のミニコミで、少なくともワタシをガッツリ扱う事は出来ないのです。「まずMMを買って読んでからに」と、炎上商売みたいな釣り文句を書いてしまいましたが(笑
「大変な労力でしょう、ゆっくり休んで下さい」とか「菊地さんの身辺が心配で」とか「(今回の件では)応援しているので頑張って下さい」といった、半ば物騒なほどのお便りを頂戴しておりますが、第一には全く消耗しておりませんし(ルパンのが消耗します遥かに・笑)、直接の反論は一通も頂いておりませんし、お気持ちは大変有り難いのですが、応援は今回の件など関係なく、平素よりしてコマメにちょいちょいとして頂きたいと思うばかりです(笑)。とにかくご心配なく。 これまた敬意を込めて申し上げますが、MMは今や立派なミニコミですので、訴訟する財力もありませんし、議論する知力もありません(今回は礼状が届くのではないかと思います。そこそこ売れた筈なので)。というかワタシなど相手にしていないでしょう。 ワタシ側は、前々から、掲載されても申し訳程度に紹介されたり褒められたりした後(これが、松尾さん等の盲目的なツンデレ大暴れを合
以下、最初にご注意ですが、以下の文章は、現在書店に流通しておりますミュージックマガジン誌(以下「MM」)の「菊地成孔特集」を読んでからお読みください。まあ、最近は内実知らずに伝聞の上っ面だけで真剣にキレてしまうという病が蔓延っている世の中ですから、ソースにあたり、総てインプットする等という面倒はなかなか難しいとは思うのですが、公正を期するためにも。とかいう以前に、シンプルに言ってMM実際に読んでからの方が、以下の文章は遥かに面白いです。要するに、広告してあげている訳ですね(自分の特集して頂いたので&もう出ないので・笑)我ながら凄い律儀!!(笑) という訳で、ここ何年も読んでいないので現状がどうなのかは知りませんが、少なくともワタシの記憶では、90年代までは大変に権威のある素晴らしい雑誌だった訳ですし、後述しますが、高橋修さんが指揮を執られたK-POP特集は、K-POファンの一人として、掛け
「粋な夜電波」リスナーの皆様に於かれましては大変申し訳ない、、、という程ではありませんが(笑)、本日はリングスの再臨大会を観戦しに後楽園ホールに行って来ました。一応念のため、個人的な観戦という事ではなく「KAMINOGE」誌の取材者。という形でです(なので、井上きびだんご氏と並んで観戦しました)。 書きたい事、特に、ワタシでないと書けないだろうという事(テキストの優劣ではなく、視点に関して。例えばワタシは、吉永啓之輔選手と対角線上で観戦していたので、例えばドールマンのVTRの最中に、ドールマン、ハンと同じ戴冠をしている吉永選手がどういった反応をしていたか。といったチェックを怠りませんでした)については「KAMINOGE」に書く事になるのかならないのか現状では定かではないので保留としますが(書かなくなった場合は当欄に書きます)、取りあえずひとつだけ最重要な事を申し上げるのならば、THE O
昨日「川勝正幸さんお別れの会」が青山葬儀所で行われまして、生まれて初めて弔辞なるものを読ませて頂いて、会場は日本最大のサブカル葬といった面持ちで、大変な数の方々がいらっしゃったのですが、ジャズシーンから来ていたのはワタシ一人だけという(スカパラさんというジャズ界と同盟関係にあるチームが居たので、そして、ワタシの弔辞の前がスカパラの演奏だったので、大分助かったのですが)鉄板アウェイの中、ワタシの不格好な弔辞さえ除けば本当に素晴らしい会で、中でも特に野宮真紀さんの歌と、ヤン冨田さんの演奏は、もう、ちょっとこれは、どうかしてる、というぐらいの素晴らしさで、神懸かりとはああいうものを言うのであります。 あとは、青山という地霊のなせる技なのかどうか、はっぴいえんどはやっぱハンパねえなという、ワタシのすぐ隣に松本隆さんと細野晴臣さんが数分感おかけになっていたのですが、ただおかけになっているだけでそれは
ワタシの友人の川勝正幸さんが亡くなりました。午後いちで報を受け、誤報だと信じて事実確認をしていたのですが、さきほど間違いないと解り、キーパンチしています。 言葉を失っています。あの野郎が言葉を失ったぐらいだから。という風に御解釈頂ければ、と思います。今週の「粋な夜電波」を川勝さんに捧げます。
先ずは何よりも、倉地久美男と外山明とのトリオにお越し頂いた皆様に感謝致します。素晴らしい時間、そして、「庭にお願い」の中で申し上げた通り、継続している時間(演奏は止まっていない。今も止まっていません)を共有出来た事を非常に嬉しく思います。また一方、ブルーノート東京でのペペトルメントアスカラールの公演が高音質で配信販売されております。このライブは震災の直後に行われた物で、ひとつはエリザベス・テーラーの追悼公演です。ワタシがあのタイミングで示したかった、そしていついかなるときも常に示したくあるエレガンスの形が、非常に濃密な形でパッケージされていると思いますので、お耳通し頂ければと思います。 それにしてもいやあ雪ですなあ。「あ、雪か」と思ったら、何とオヤジの命日でした。と、それはともかく、この感覚ワタシだけでしょうか、雪は降ってしまってからよりも、そろそろ降るぞという時が最も寒く、「夜明け前が。
大変遅ればせながらあけましておめでとうございます。松の内もあけまして、仕事始めも無事済ませ、既に新春恒例の、年末年始疲れによる風邪などひいて良い調子。の菊地成孔ですけれども、まずライブの宣伝等すませてしまうならば、今月は自分のバンドはゼロでして、というか、何と驚くべき事に、今年の年頭は4月のスタジオコースト/DCPRGまで、ワタシのバンドの活動はありません(「HOT HOUSE6青山」何とかならないかな4月までに。と思っている所ですが)。 これはDCPRGのアルバム制作が、良い意味でですが、係留してしまっており、ペペもダブセクステット改めセプテットも動きが取れないからですが、このアルバムは、あらゆる意味でかなり素晴らしく(勿論、インパルス!第一弾「ALTER WAR IN TOKYO」もなかなかすんばらしい訳ですが、当欄に「素材と成ったライブ音源が良くなかった」という赤裸々な真実を書いた所
恐らく、ワタシの脳の形に端的な様に、やや動物に近いのかも知れません。昨年の暮れ、12月13日にオーチャードホールで武満徹トリビュートコンサートを大友良英さんと終え、大晦日の新宿ピットインを除けば仕事納め、という事になったワタシは、とはいえ来年(つまり今年)の仕事始めがトウキョウ・スカパラダイス・オーケストラとのツアー(初日は1月6日の新宿文化センター)だったので、演奏用の筋肉が鈍らない様に、毎晩深夜、スタジオにこもってサックスを吹いていました。初台のNOAHというスタジオの深夜パック(0時から早朝6時まで)というやつです。 ここは、外に出るとすぐに甲州街道、その上に高速道路。という場所柄、ちょっとした写真撮影等に使われるロケーションなのですが、ここを使い始めたのはここ数年ですので、要するに、この風景は見慣れた物で、作曲や練習に詰まると、この風景を見ながら缶コーヒーを呑むのが楽しみなのでした
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