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アメリカ大統領選
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三谷龍二さんの名前は知らなくても、おそらく三谷さんの器は目にしたことがあると思う。三谷さんは、今もっとも人気のある器作家のひとり。個展が開かれるとなれば、オープン前から若い女性が列をなし、オープンと同時に会場はあっという間に満員に。そして器が本当に飛ぶように売れていく。去る10月に東京・西麻布にある器ギャラリー「桃居」で開かれた個展の初日もまさにそんなふう。でも今回はさらに特別だったような気がする。なぜならテーマが「小さなバターケース」だったから。三谷さんのバターケースは20年以上も前から、変わらず作られている定番アイテムで、今ではなんと一年待ち。そんなレアアイテムの定番に加え、今回は小さいサイズの新作がお目見えするとあって、バターケース狙いのファンが殺到したかたちとなったのだ。 じつは、このバターケースこそが、三谷さんにとっての器第一号、つまりは、器の原点。それを知ったとき、正直、私は
ちょっと繊細そうで、丸眼鏡が似合うマスター、店内には古本や単行本がならび、静かにクラシックが流れる。「本好きに捧げる」と、プレートの掛かったドアを押し開くと、そこはまさに書斎的なカフェ。神楽坂通りを上がり、箪笥町や袖摺坂に近い一角にあるカフェ「Kiitos Café-General Store」(キイトス茶房)は、都会の喧噪や仕事の忙しなさとはおだやかに、しかしきっぱりと時間を違えるアジール(避難所)のような珈琲と音楽、本の茶房。とくにきまりがあるわけではないのですが、ここでは不思議と、だれもビジネスの話をしたり、揉め事を論じたりはしません。お客さんはだいたい皆カップを片手に本に読み耽り、画集を眺めたり、ひたすらぼーっとしています。休日には、テーブルに日がな雑誌を積み上げ、くつろぐ外国からのカップルも。 そんな神楽坂らしい気風を継ぎながら、おいしい珈琲と小腹を満たす軽食でもてなして、お店の
「近くまでくれば、ごま油の香りがしてくるから、どこだかすぐにわかるわよ」。私が初めてこのお店に誘われたときに友人から言われたこの台詞を、今では私がそっくりそのまま使わせてもらっている。「石頭楼(スウトウロウ)」は、ほとんどメディアで紹介されることのない、“紹介制”というクローズドなお店である。お店とはいえ、住宅街にあるごく普通の一軒家。初めての人にとっては、“ごま油の香り”こそが、このお店を認識する唯一の目印ならぬ鼻印である。名物は石頭火鍋で、テーブルにセッティングされた分厚く黒光りする石の鍋は迫力満点。聞けば、この鍋は石焼ビビンパでもおなじみ、角閃石という遠赤外線効果のある鍋で特注品。なんと12キロもある。 この鍋に、なみなみとごま油を注ぎ、熱々になったところで豚肉をじゃぶじゃぶ。それを引き上げたと思ったら、今後は牛肉をじゃぶじゃぶ。こうして、肉の旨みを閉じ込めるのだ。そして今度は、鳥ガ
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静かで、ノスタルジックで、思わず胸にキュンとくる街、谷中。朝倉彫塑館の数寄屋造りの縁側で、頬杖をついて、すてきな日本庭園をほうっと眺めたり、夕焼けの谷中銀座をそぞろ歩いたり。東京近郊に住む人なら、だれでもそんな谷中散歩を一度は楽しんだことがあると思います。それにしても、年々おしゃれなお店が増え、人気のある谷中。若く、才能あるクリエーターたちが次々移り住んできて、今、活気があります。なかでも『Original Shoes and Sandals nakamura』はクリエーターたちからも注目されている、オーダメイドの靴屋さん。服や小物にも自分なりのこだわりを見せる器屋のご主人が、「nakamura」のサボを嬉しそうに履いていたのを思い出します。 工房と店舗スペースのある店内は、谷中の古いビルの2階に。もとは印刷工場だったそう。あたたかな白熱灯の灯りと大きなミシン、昭和の小学校の椅子や積み木
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