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体力トレーニング
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■求められる<1>~<3>の現象ないし証拠 薬はもとより、多くの「健康食品」は、このうちどのような現象ないし証拠が得られるであろう。 上記の<2>の(2)を掲げているものは結構あるのだが(たとえば試験管内の実験でガンが消えたなど)、よく新聞の折り込みチラシに入っている「○○さんの体験記」は上記のいずれにも当てはまらない。 ここでは上の<1>~<3>について、やや辛口の解説を加えてみよう。 <1>使った本人が使う前より幸せになるとか満足を得ること これは、科学的に証明することは難しいが、絶対に必要である。病気を克服して生活をよりよくすることは人生の目的かもしれないが、病気を克服すること自体は人生の目的ではないからである。 手術は成功したが患者は死んだなんて話があるが、あまりに犠牲を払うような方法はいくら身体によくても人生の質がいいとはいえない。さらに、「身体にいい」といわれる方法というのは、
22号目次に戻る 前号で言及した感染症予防法と併行して立法化が検討されているものに、血液事業法(仮称)がある。 厚生省は有識者による「血液行政の在り方に関する懇談会」を設置し、一昨年(96年)の10月から検討を重ねてきた。そして昨年(97年)12月に、懇談会は法制度の整備が必要とする報告書をまとめるに至った。現在は、厚生省中央薬事審議会企画・制度改正特別部会で法要綱が検討されており、5月にも法案が国会に提出される予定である。 血液事業の制度改革は、薬害エイズの再発防止策としての本命である。そのことは、世界各国で薬害エイズを契機とした血液事業体制の見直しが行なわれたことからも伺える。しかしながら我が国では、産官学の癒着だとか薬価差や情報公開といった薬害エイズ以前から指摘されてきた問題点ばかりが強調され、薬害エイズによってようやく明らかとされた血液事業の歪みといった固有の問題点に注目が集まらな
29号目次に戻る 2000年2月24日、ミドリ十字の歴代三社長に実刑判決が言い渡された日、(この刑事事件の被害者ではないが)薬害エイズの被害者の一人である川田龍平氏はマスコミの取材に対し「ミドリ十字が人を殺し、吸収合併した吉富製薬がHIV治療薬を販売してもうけていることは許せない」との発言を繰り返した。おそらくゼリットカプセル(d4T)のことを指しているのだろう。日本ではHIV感染者が少ないため、抗HIV剤の販売では一般に利益が出にくく、販売の引受先もない。それゆえ被害者救済の観点から、被告ミドリ十字が販売を引き受けた経緯があった。それも昨年には、製造元のブリストル・マイヤーズ・スクイブ社の名義に変わっている。 的外れな批判をしながらも薬を飲んでいる人はいいとして、「ミドリ十字の薬なんか飲めない」として自ら選択肢を狭めていた被害者もいたようだ。自分たちの運動の成果として飲めるようになった薬
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