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衆院選
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5月3日。今日のいんぷれっしょん。 ありがとう、ってこんなに遠いっけ? 完全ドキュメンタリーでお届けします👉 小峠さんごめん、なんて日だっ!😡😤😤 留守電に気づいたのは、翌日の午後だった。再生してみる。 「先ほどpaypayでお支払いいただいた金額ですが、こちらのミスで11,000円のところ1,100円と間違えて入力しておりました。折り返しご連絡いただけますでしょうか」 僕は昨夜の記憶をたどってみる。一件目の居酒屋の支払い時に確認した店側のレシートは確かに11,000円だったと思うが、paypayがどうだったか覚えていない。もうかなり酔っていたからスマホの表示までその場で確認なんてしなかったんだと思う。もし金額が違っていたらその時言うもん。留守電の声はレジを打った大学生風の男の子の声だろうと想像できた。相当焦った声音だった。 paypayの履歴を確認する。確かに1,100円となって
僕の「ごめん🙇♀️」は自販機の下 謝りたかったのに謝れなかったすべての不器用さん達へ あのとき言えなかったごめんなさい 「ちゃんと見張っちょけよ」 僕はN君へ言う。 「わかっちょるわい」 N君は、僕のかがんだ背中を周りから隠すように、チャリンコを僕のすぐ傍に停めた。 「どうや? 手ごたえは?」 N君が周辺を見渡しながら興奮気味に聞いてくる。 「おーっ、あるで、あるでぇ、大漁でぇ。今日は、やっと、行けるかもで」 地元の駅舎前、タバコの自動販売機の下に、僕は右手を突っ込みながら答えた。 小学校5年のある時期から卒業までの1年半くらいの間、僕とN君は定期的に、この自販機と地面とのわずか10センチ弱くらいの隙間に腕を突っ込んで、そこに落ちている小銭を回収していた。 盗んでいるという意識はない。落ちてる硬貨を拾うだけの、あくまでもただの回収。だいたい週に2回、月、木の放課後にチャリで乗り付け、地
4月10日。今日のいんぷれっしょん 心配いらないよ、始まれば終わるから😊 座右の銘はありますか? 堀北真希さんが教えてくれた 現役バリバリの野球選手だった頃の長嶋茂雄さんが、座右の銘を尋ねられて、「1.5.と1.2」と答えたのだとか。 「おい、おい、そりゃあ、左右の目(視力)だろ!」記者たちはみな心の中で突っ込んだそうだ。面白いねー。天然がこれほど素敵で、愛されるっていうのも天才が天才である所以、スーパースターである所以なんだろうね。 皆さんには座右の銘ありますか? 僕はあります。それが、 「始まれば必ず終わる」 これ、2012年上半期のNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」に主演が決まった堀北真希さんが、撮影に臨む意気込みなんかを問われたときに、「緊張していますし、怖い部分もありますけど、始まっちゃえば必ず終わるので・・・」というような話をされてたの。 僕はそれをたまたまテレビで観ていたんだけ
4月4日。今日のいんぷれっしょん 教えておくれよ、パンダくん これ事件だよね、絶対事件だよね、って話 公園では毎日だいたい何かが起きている 朝方、誰もいない小さな公園の前を通り過ぎようとしたら、 「ん?」、、何か気になるモノが、、、 近づいてみる。 「う、嘘だろ? なぜこんなものが?」 公園に、まさかの包丁。 「これ事件でしょ、絶対事件だよね」僕の中のもうひとりの僕が心の中で叫ぶ。 「待て、うかつに触るんじゃない!」とっさに鑑識魂が燃え上がった僕は、心の中のもうひとりの僕をたしなめる。「現状保護が最優先だ!」 凶器と思われる包丁へそっと近づいてみる。目視では血痕などは見当たらない。 「犯人(ほし)はなぜこんなところに凶器を放置したんでしょう?」心の中のもうひとりの僕はどうやら刑事を気取り始めたようだ。 「わからんが、かなり慌てて落として行ったのか、あるいは・・・」僕は僕で、鑑識課員から現場
明日のパン 作品タイトルのお話をちょっと タイトル、このやっかいで愛しきもの 詞でも小説でもブログでも、まずタイトルを決めてから書き始めようとすると、いつも最初にふっと思い浮かぶタイトルが「明日のパン」だったりする。もう何十年も前からずっと心の中にあるタイトル候補の一つなんだけど、いまだかつて詞にも小説にもエッセイにも一度も登場したことがないどころか、このタイトルで書き始めようとしたことさえないから、おそらく僕の中にある「客観性計測器」が無意識にNGを出しているのかもしれない。なぜだろう? 地味過ぎるのかな。安易に過ぎるとか? けど、そんな悪いタイトルとも思っていないから、(まだ一度も検索してみたことはないけど)どこかの誰かの短編小説や小規模映画、アルバムの中の一曲とかには使われているんじゃないかなあ。まあ、短編や小規模なんてあえて付けちゃってること自体、地味地味路線を認めちゃってるけどね
人生の半分が記憶にございません 記憶喪失な男の話。 その時間、僕は誰で、何をしてんだろう😥 主食がビールだ。炭水化物はほとんど摂らない。自宅でも、外食先でも、もちろん飲み屋でも、あくまでも主になるのはビール。料理は主食のビールを引き立てるための添え物でしかない。なので料理にこだわりなんてあまりない。誰かと一緒にいるときならビールを飲んでワイワイ楽しい時間を過ごせればそれだけで幸せだし、独りのときは旨いビールに酔い痴れながらアレコレ考えているのが嬉しくて楽しくて仕方がない。 主食なので毎日飲む。かなり飲む。浴びるほど飲んでいるかもしれない。恥ずかしながらビールに僕が飲まれていることも多い。そこは本当にお恥ずかしい。💦 だいたい中ジョッキ12杯くらいまでは僕はシャンとしている、記憶もある。12杯は4リットルくらいだから、缶ビール500mlロング缶なら8缶くらいか、それくらいまでは、記憶もし
す、す、住んではおらん! 人感センサーに挑んだ勇敢な男の話。 トイレで僕はブルブルの実の能力者になった、、、かも それはそれは静かな場所だった。もしも今、僕の背後から一匹の蚊が隠密に迫ってきたとしても、僕はその羽音に気づき、振り向き様にソヤツを叩き落してしまえるだろう。もしかするとソヤツの極小のカラダが固い床に落ちて跳ねる音さえ聞こえてくるかもしれない。そこはそれほどの静寂を保ったロビーだった。 その建物は、市営図書館に隣接した、市の歴史物を保管展示している博物館のような施設だった。図書室で調べ物をしていて軽い便意をもよおした僕は、どうせなら普段から気になっていたこの建物のトイレをお借りしようじゃないかと思い、ふらりと素浪人のように立ち寄ってみたのだ。 観覧者も、施設を管理しているような人も、誰一人見当たらない。市のお偉い人の胸像が鈍色に佇み、まるで幽霊のように暗い目をしてこちらをみている
初恋(恋愛私小説Vol.4) 思い出してみませんか、初恋のときのあなたの心の風景を。 君との「もしかして」という夢想が、今も時々僕を支えてくれています 実家にある僕の机の引き出しの奥に、一枚の古い年賀状が忍んでいる。帰省すると僕は必ずその黄ばんだ葉書を手に取り、色あせた文字とイラストをながめる。するといつも心の片隅から聞こえてくる声がある。それは少年だった僕の声で、決まってこう言うんだ「ありがとう、Uちゃん」って。 ・・・ Uちゃんとはたぶん小学一年から同じクラスだったと思う。なぜ、たぶん、かというと当時の僕は「学校」と「女子」にまったく興味がなかったから、その2つに関してはあまり覚えていないのだ。授業中は黒板など見もせずノートに漫画ばかり描いていたし、それさえ少し飽きれば鼻くそまるめて窓から指ではじいたり、もっとやることがなくなるとボリボリと頭を掻いて(前夜にお風呂に入っていなければ)落
パワーのみなもとは切なくて これを忘れちゃいかんかったゼって話。 ね、どうして、涙が出ちゃうんだろ 昨日の「ギャグ」の記事、急いで焦って書いちゃってなんかグダグダな内容になってたから、下書きに戻しちゃった😆😥 ただ、「ギャグ」をテーマにしたんなら絶対に書いておかなきゃいけなかったことを今日、思い出した。それが、 パワー!!!! ご存じ、なかやまきんに君のおなじみのギャグ。このギャグ自体も大好きなんだけど、絶対書いておきたかったのは、きんに君がなぜこのギャグをやり続けているのか、そもそもこのギャグが生まれた由来は何だったのか、ということなの。そこにはね、ものすごく切ない理由があるんだよ(知ってる人も多いのかな、知ってる方はこの先は飛ばしてくださいね)。 僕ね、この話を飲み屋さんで友人などに伝えようとするんだけど、話し始めるともうすぐ涙がにじんできて、嗚咽になっちゃいそうで、人に話してあげ
さぶちゃんオン・ザ・ロード 先日、タクシーでのお話。 やっぱ僕は気遣いの男なんでネ タクシーに乗ったときのこと。 かなり高齢の男性と見受けられるその運転手さんは走り出すとすぐに世間話を振ってきた。飲み会の後だったのでちょっとウトウトしたい気もあったけれど、そこは根っからの気遣いの男である。楽し気に話しかけてくる運転手さんのご機嫌に合わせて僕はつつがなく受け答えをしていた。 「私、さぶちゃんが大好きでしてねえ。お客さん、わかります? さぶちゃん」突然話題が変わった。 ここで「北島三郎さんのこと?」なんて自信なさげに問い返すのはどうにも無粋な気がする。運転手さんもあまり良い気はしないのではないか。気遣いな男である僕は、まあ間違いはないだろうと自信たっぷりを装って「ずっと紅白に出続けて欲しかったですよね!」なんて言ってみる。 「あ、お客さん、嬉しいこと言ってくれるねえ。やっぱりそう思いますかぁ」
うちの養子になる? 教育費のお悩みにお応えしてみようという話。 大学無償化って 子供3人以上でいいのね? じゃあさ、子供が1人あるいは2人いるシングルの親同士はとりあえず籍だけ入れて子供3人以上世帯にしたらよきかもだよね。 現在結婚しててもさ、一旦離婚して、他の親と形式上の籍入れて子供3人以上の世帯をつくるとか。子供が大学卒業したらまた復縁すればいい(僕は結婚にあまり意味を持っていないから、もし僕なら復活結婚はしないけど🥹) どっちにしても同じ年くらいの子供どうしを兄弟にするがいいね。だって政府の方針だと、上の子が大学卒業して就職し扶養から抜けたら、後は子供2人世帯とみなされて、授業料無償化の対象外になるんでしょ? いかにも「子供3人無償ですよ~」みたいな言い方しちゃってさ、実質はそうじゃないじゃんね。三つ子が同時に大学進学するくらいしか全員完全無償化にならないじゃん。同年代の子供がいる
マリッジブルーと暴走族(恋愛私小説Vol.2) 師走になると想い出す恋の話 雪の中で僕らが手をつなぐまで 毎年、師走になると思い出す景色がある━━━ 大晦日の前夜を「大晦日イヴ」と呼んでいいのかどうかは知らないけれど、年も押し迫ったそのイブの夜に、僕は、彼女と出会った。 「大変やね」と声をかけたのは僕だった。 彼女と彼女の友達は、さっきから何人もの男性から声をかけられていて、その誘いをことごとく断っている様子を、僕は居酒屋の隣の席でずっと気にしていた。その迷惑そうな雰囲気をみかねて、つい声掛けをしてしまったのだけど、あとで考えると、この僕の行為もナンパと思われかねないものだった。そのときはぜんぜんそんな気はなかったけれど。いや、ぜんぜんというとたぶん嘘になる。 こちらを向いた彼女の顔は困惑と笑顔が半々、というような表情にみえた。 「地元のひとなん?」とりあえず尋ねてみる。 「そうよ」と彼女
なんだかかの賞をいただいた「息子への手紙」 きみはぼくのたからものだよっていうお手紙のお話。 今も変わらず泣き虫なパパですが😭 何か記事をアップしようと思ったら何も思いつかなくて💦 さてどうしようかと探したら、ずいぶん前になんだかかの賞(もう覚えてないけど、確か「たからもの」をテーマにしたお手紙のコンクールだったような気がする)に送って、大賞ではなかったけれどナントカという賞をいただいたものをアップします。小さかった子供がかわいくて仕方なかった頃を思い出すなあ。 キミはパパのたからもの 〇〇くんへ キミはよくパパのことをかっこいいと言ってくれるけど、じつはパパはどんどんかっこわるくなってんだぞ。今朝だってそうさ。幼稚園バスに乗るキミをお見送りするとき、パパは腕がちぎれるほどずっとずっと大きく大きく手をふってただろ? キミの姿が見えなくなってから気づいたんだけど、まわりのママさんたちがみ
あきちゃんとオカン ある親子の電話での会話がきこえてきたら、というお話。 もしもし、あきちゃん? 少し早い来年の春季キャンプ打ち合わせのため、岡田は球団事務所へ向かっていた。駐車場に車を停め、歩きだしたときスマホが鳴った。 ”なんやオカンからかいな” 独りごちて岡田は着信した。 「もしもし、あきちゃん? あんた元気かいな?」 「元気やけど、その呼び方やめてくれへん? わし、もう66歳やで。恥ずかしいわ」 「なんで? あきちゃんはいつまでたってもかわいいかわいいあきちゃんやないの」 「で、なに? どうしたん?」 「あんた、なんかえらい賞をもらったってきいたよぅ。おかあちゃん、あっちゃこっちゃで、あれ、あれ、あれ、あれ、言われてもうて、ちょっとかなわんかったんよ」 「流行語大賞のことか。野球に直接関係ないことは、わし、どうでもええねんけどな」 「おかあちゃんな、最近テレビも新聞もいんたーねっと
「怪傑ベンキー」に次ぐ、あの伝説シリーズがついに見つかった、という仰々しいお話。 何じゃ、その定価は! 笑かすなあ 2つ前の記事【伝説の漫画「怪傑ベンキー」とは何ぞ】にも書いてあるけど、僕は子供の頃から脚本や小説も書いておりやした。で、あの記事を書くときにふと思い出したわけ。そういえば以前大掃除したときに「自筆の推理小説」が出てきたんで引き出しに仕舞ったよな、って。さっそくあっちこっちの引き出しを探してみると、あった、ありましたよ。けなげに画用紙で製本された、世界に一つの単行本が😎 「大山家殺人事件」だって😅 読み切り短編推理小説の決定版というキャッチコピーが付いているのはまだ良しとしても、装丁に空前のベストセラーはないだろ💦 記憶がさだかではないんだけど、たぶん中学にあがった頃に書いたような気がするんで、まあ、なんかちょっと粋がった、お調子バカ気質が満載だったんだろう。 400字詰
クリスマスだからじゃないのだ ありのままの気持ちをあるがままに伝えたいから僕らは言葉を考える、というお話。 今年の思い出にすべて君がいる カーラジオから懐かしい歌が流れてきた。 ただ、僕が持ってたCDでは桑田佳祐さんのソロボーカルだったのに、ユーミンの声も聴こえてくる。どうやら「Kissin' Christmas(クリスマスだからじゃない)」が新たにデュエット歌唱でリメイクされ、12月20日にシングルリリースされるらしい。素晴らしい! 奇跡のコラボだ。しかも曲後半には「恋人がサンタクロース」や「波乗りジョニー」、「ルージュの伝言」などの一部もマッシュアップされてたりして、感動しちゃった。クリスマスだからじゃないと謳われてますけど、素敵なX’masプレゼントです。 初めてこの楽曲を聴いたときのことは忘れられない。 🎵今年の思い出にすべて君がいる🎶 サビの最後のこのフレーズに完全ノックアウ
あの伝説の未出漫画を出来ることならもう一度読んでみたい、という話。 人生のピーク、それは間違いなく小学生時代だった 5歳の頃から少年漫画誌をみていた。漫画が大好きだった。その頃にはもう将来は漫画家になりたいと思っていたような、なんとなくそんな記憶もある。 小学生のとき、少年ジャンプの漫画投稿新人賞に応募しようと思った。ケント紙にものさしで枠を引いて、稚拙な絵を一生懸命に描いた。一生懸命だったけど、受賞できるなんてもちろん1ミリも思ってなく、元来の策士家気質(作詞家と掛けとります💦)がその頃から勃発しておったようで、「受賞なんてできるわけがない。でも、もしかすると受賞者発表の選評の中で、今回の最年少応募作は小学生でした、と書かれるかもしれんぞ。それだけでもう大満足なんだけど、それどころか「未来に向かって頑張りま賞」とかなんとかで賞金一万円くらいを特別賞として授けてくれるかもしれんぞ。わー、
運がいいとか、わるいとか 運も実力のうちというけれど、実力があるのに運に泣く人もいて。切なくも、もどかしい「運」という得体のしれないヤツの話。 「運」、おまえはなんて、もどかしいんだ 運、英語でいうとluck、fortune。そのどちらもわりと「幸運」に近い意味合いみたいだが、日本語でいう運は、もっと悲喜こもごも、人生を大きく上下動させるもののように思えて仕方がない。 世界の北野、足立区のたけしさんも「自分が売れたのはただ運がよかっただけ」と言われておった。成功された方でそう言われる人はとても多い気がする。それは謙遜というだけでなく、本当に心からそう思われていると思う。そう思うような方々だからこそ成功されているのではなかろうか。 そのような方々とは比べ物にならないけれど、おこがましくも言わせてもらえるならば、僕も運に救われただけの人間だと思っている。勝算がまったくみえない(生業にできる可能
見た目は細め、頭脳は子供、心は半分太っ腹、な男のお話。 まあ僕は太っ腹だからさ、あっはっは ガリッ! 歯に固いものが当たった。奥歯の詰め物が取れたかと思い、指をつっこんで取り出してみると、ガラスの破片だった💦 幸いなことに鋭利な断片ではなかったので、口腔内が傷ついた感覚はなかった。グラスの欠片のようにみえる。僕のビアジョッキに破損はない。おそらく厨房で、今僕のお口の中にある「辛子レンコン」に混入したものだろう。居酒屋のメニュー表では「熊本直送だよー。おいしいよ💓」と手書きのくまモンが笑っていた。 「わっ、大丈夫?」 僕の指先のガラス片をみてツレが驚いて言った。 こういっちゃ何だが僕はけっこう太っ腹な男である。こんなことで動じたりしない。あっはっは、一笑に付してそれで終わりだ。はい、もう忘れました。 と、思ったが、この事実を伝えておくことの方がお店にとっても良きことのような気がするので、
なあ、カエル。おまえぴょこぴょこし過ぎじゃね(泣)(恋愛私小説Vol.1) 早口言葉に泣いた夜、の話。 それ言えたら付き合ってあげる カエルぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ。この早口言葉がどうしても言えない。学生時代は、言えないことを自虐的に話してちょっとした笑いをとっていた。 イタリアンレストランのバイト仲間と笑っていたのを小耳にはさんだのだろう、厨房の片隅で四つ年上の社員のお姉さんから「カエルぴょこぴょこ三回言えたら付き合ってあげる」と耳うちされたのだった。 お姉さんはとにかくキレイだった。そしてとてつもなく気の強い人でもあった。バイトの僕へ、手にした調理用ナイフの先で伝票をつついて差出したりするような横柄なところもあった。当時の僕にはそういうすべてがかっこいいおとなの女性に思えたし、なにより本当に美人なので僕はあこがれを抱いていた。若干ヤラしい僕の視線にも
育ってきた環境が違うからぁあぁぁ~🎵 お嬢様がいくらそう言ってくださっても、お嬢様と僕とでは身分が、身分が違いすぎます~😭、という話。 ご、ごきげんは、、、わるくないです 「ごきげんいかが?」とか「ごきげんよう」みたいな上品なあいさつをされるような方々に会うとどうしてよいかわからない。どちらかというとフーテンの寅さんのような人からの「おい相変わらずバカか?」といじるような挨拶の方が断然嬉しい。やはり育ちがよくないせいか、上品な方々との接し方がさっぱりわからない。 恋愛は特にそうだ。愛なんてものは、育ってきた環境レベルがなるだけ似てるほうが長続きすると僕は思っている。そりゃあ僕にだって「ごきげんよう」とさわやかな笑顔で言ってくださる女子に知り合いがいなかったわけじゃない。だけど、「ごきげんよう」に返す言葉を僕はまったく知らなかった。ごきげんようの、ごきげん、は理解できるけど、よう、が何を
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