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中国が対日強硬路線を軌道修正している。 それは7月中旬に訪中した谷内正太郎国家安全保障局長に対する厚遇で明白になった。李克強首相は官僚にすぎない谷内氏を最高指導部がある中南海に招いて会談し、楊潔※国務委員(副首相級)とは政治対話の開催で合意した。異例の対応である。 谷内氏訪中の直前には、中国が9月3日に北京で開く抗日戦争勝利記念行事に安倍晋三首相を招待すると発表した。これらは国会で安全保障関連法案の審議が真っ最中というタイミングである。 中国は法案を批判している。だが、それは表向きに過ぎない。一連の動きには「日中関係を改善したい」という本音がにじみ出ている。 軌道修正は対日関係だけではない。対米関係でも、中国は関係改善を模索する兆しを見せている。たとえば、南シナ海の問題だ。 米国は中国の岩礁埋め立てを強く批判し、偵察機にCNNの取材クルーを乗せて世界に報道させた。すると1カ月後、中国は埋め
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政府与党が国会の会期を9月27日まで大幅延長した。もちろん安全保障関連法案の可決成立を目指すからだ。これに対して、民主党の岡田克也代表は「95日間の延長は長すぎる。いったん閉じて法案を出し直すべきだ」と反発した。 同党の参院国対委員長は「国会や党職員の夏休みがとれないじゃないか」と苦言も呈した。私はこれを聞いて耳を疑った。政府を批判するのが野党と心得ているなら、むしろ「絶好のチャンス。とことん徹底追及する」と腕をまくる局面ではないのか。 国民の理解が十分とは言えないのだから、なおさらだ。それを「夏休みがとれない」などと泣き言をいうとは、野党どころか国会議員失格である。こういうところに民主党の本質が出ている。彼らは結局、国民を見ていない。党利党略なのだ。 民主党が「国会を閉じろ」というのは「もう攻め手がない」と白状したも同然である。これから3カ月も議論する自信がないのだ。憲法学者たちの違憲発
Jリーグの参加資格となるクラブライセンス制度で、カマタマーレ讃岐に2016年シーズンのJ1ライセンスが交付されない見通しとなったことが24日、分かった。クラブハウスを併設する専用トレーニング施設の確保を求めた交付要件を満たしていないのが理由。カマタマーレが今季、最終的にJ1昇格に必要な順位をクリアしても、来季もJ2となる。 Jリーグによると、来季からのJ1ライセンスについて「年間を通じ、専用もしくは優先的に利用できるトレーニング施設を有していなければならない」との交付規定が新たに加わった。 Jリーグが求めるトレーニング施設の概要はクラブハウス、天然芝ピッチ、観覧エリア。クラブハウスにはジム、更衣室、ミーティングルームのほか、メディアの取材対応スペースなどを設けなければならない。 カマタマーレは現在、専用の練習場を保有していない。トップチームは高松市東部運動公園などの公共施設や大学所有のグラ
中国が設立をめざすアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加をめぐって、主要国の対応が割れている。英国など欧州6カ国が参加を表明し、カナダやオーストラリアも参加を検討中と報じられた。一方、米国と日本は慎重姿勢だ。 中国とすれば、これまで世界の金融秩序を牛耳ってきた主要7カ国(G7)に亀裂を生じさせた形だ。存在感を世界に示して「してやったり!」と快哉(かいさい)を叫んでいるだろう。この事態をどうみるか。まず、日米欧で対応が異なった理由である。 AIIBは銀行の話だから経済問題と思われがちだが、実は安全保障や外交と密接に関わっている。経済の実利と外交安保上の利益のどちらに重点を置くか、で日米欧の対応が割れたとみていい。言い換えると、判断軸は「中国を脅威と見るか否か」である。 欧州にとって、中国は脅威だろうか。脅威ではない。中国が欧州に軍事侵攻する可能性は限りなくゼロに近いからだ。中国が欧州に攻
世界でテロの猛威が吹き荒れている。パリで風刺週刊誌の編集部が襲われ12人が死亡した後、日本人人質事件、デンマークの連続テロが起きた。さらにソマリアの過激派は「欧米のショッピングモールを襲撃する」と予告した。テロ関連ニュースがない日はない、と言ってもいいほどだ。 こういう事態をどう読むべきか。一言で言えば、私は世界が「平和と繁栄の時代」から「テロと戦争の時代」に変わってしまった、と思う。現実から目をそむけるわけにはいかない。残念だが、変化を真正面から受け止めるべきだ。 平和と繁栄の時代とは何だったか。それは「国家がともに共存共栄する『ウイン・ウイン関係』の時代」と言える。貿易が典型だ。互いに足らざるを補い、比較優位にある商品やサービスを交換し合って繁栄を目指した。それは先の大戦後、国際関係を司(つかさど)るもっとも基本の原理原則になった。 なぜ平和と繁栄が実現できたか、といえば「悪漢はみんな
外食大手のトリドール(神戸市)は、香川県高松市室新町の丸亀製麺栗林公園店を18日で閉店する。栗林公園店は全国で781店(8日現在)展開する丸亀製麺の県内1号店。同店の閉店で県内の丸亀製麺は高松市内の2店舗となる。
親から子へハレの味 かまどの蒸籠(せいろ)がひゅーひゅー鳴る。蒸し上がった真っ白なモチ米が石臼(いしうす)の中で湯気を上げる。いつもは森閑とした境内に威勢のいい杵(きね)音が響き出す。 古くから「讃岐二の宮」と呼ばれた高瀬町羽方にある大水上神社(宮本寿宮司)の、もちつき風景だ。 「もちがつけて一人前。数えの十四くらいで、皆つけるようになったもんだ」と話すのは同神社の氏子らでつくる寿会の近藤友八会長(75)。 朱のわんに映える、もちの白とあんこの茶色。讃岐人の正月には欠かせぬ味だ 「八人兄弟の上に、叔父家族も同居。十三人家族だったころは、大なべで毎朝六十個くらいの、あんもちを炊いとった」。お母さんたちが手際良くあんを詰めて丸める傍らで幼い日の思い出を話すのは氏子の一人、宮崎賢三さん(58)。 「白みそあんもち雑煮」。香川県人の多くが支持してやまない正月の味だ。脚光を浴び出したのはここ十数年。
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