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都知事選
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セルティックの日本人選手たちが活躍していることで、地元で日本を推すムードも高まっているのかもしれない。それが思わぬ騒動につながった。 2月9日、英紙『THE SCOTTISH Sun』は、グラスゴー北東のノース・ラナークシャー地区にあるパブが、店頭に日本国旗を掲げたもののSNSで炎上し、地方議会に苦情が寄せられたと報じた。店は当初、日の丸を取り除くことを拒んだが、最終的には撤去に応じたという。 記事によると、店が日本国旗を掲げたことについて、SNSでは一部から批判の声が上がった。第二次世界大戦で戦死した英国人への侮辱にあたるという主張だ。 これに対し、パブはSNSで「新たにスコットランドにやって来た人たちを歓迎しようとした。残念ながら、一部の人は約80年前の出来事から前進することを望まず、偏見で判断を鈍らせているようだ」と、批判に反論した。 「日本国旗を掲げることを英国に反する感情を表す行
近年、リーグ全体の反則ポイントが減少傾向にある。ボールの保持を得意とするチームが増えた点がその一因と考えられるが、それとともに原博実Jリーグ副理事長が掲げる「フェアでタフでエキサイティング」なサッカーの呼びかけが、選手やレフェリーに浸透した部分もあるのだろうと考えている。 本稿は、原副理事長への取材に続く第2弾として、扇谷健司副審判委員長への取材をベースにどういった取り組みが行なわれてきたのか考えてみる。 扇谷健司副審判委員長が現職に就任したのは2020年のこと。当初、VAR導入元年とされていたシーズンを前に扇谷副委員長は、Jリーグ関係者に次の言葉を伝えたという。 「反則じゃないものを反則にするのはやめようっていう所を、まずリーグに伝えました」 これは扇谷副委員長からの、審判員への戒めの言葉であり、Jリーグ側への呼びかけでもあった。 「2020年に入る前に、J1からJ3までの全部のPKをチ
松本を率いる名波監督。今季途中に就任したが、流れを変えることはできなかった。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部) 画像を見る 「クラブに関わる全ての方、ファンサポーターのみなさまにはホントに申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分がやったゲーム数、トレーニングに携わった時間、そういうのに関係なく、チームの現場の長として責任を強く感じます」 J2リーグ順位表 11月28日のSC相模原戦を1-1で引き分けた直後、松本山雅FCの名波浩監督は開口一番、謝罪の言葉を口にした。その時点ではまだJ3降格は確定していなかったが、ツエーゲン金沢がモンテディオ山形を2-1で撃破した瞬間、20位以下と3部リーグ行きが決定した。 2年前までJ1を戦っていたクラブが2年でJ3に落ちるのは、2015年の大分トリニータ以来の出来事である。大分の場合は2009年の財政問題に端を発した部分があるものの、松本山雅の場合、
[カタール・ワールドカップ・アジア最終予選]日本 0-1 サウジアラビア/10月7日/キングアブドゥラー スポーツシティスタジアム ワールドカップ最終予選で開幕2連勝のサウジアラビアからすれば、ここで日本を叩けばワールドカップ出場が現実的に見えてくるというシチュエーションでの試合。しかも、大観衆を味方につけてのホーム、当然ながらアグレッシブに攻めてくることが予想できた。 9月の中国戦で活躍した久保を怪我で招集できず、伊東を出場停止で、堂安を負傷離脱で欠く日本は、こうしたキーマン不在で完全アウェーのサウジアラビア戦に臨んだ。オマーン戦の黒星も引きずってネガティブな印象を拭えない状態での一戦だったが、前半は悪くないゲーム内容だった。 サウジアラビアにボールを握られる時間帯はあったものの、7分の柴崎のミドル、24分の南野のヘッド、29分の大迫のシュートとチャンスは作れた。締めるところはしっかりと
モナコ公国のプランス・アルベール(アルベール大公)殿下の甥で、プランセス・ステファニー(ステファニー公女)の息子である28歳のルイ・デュクリュエ氏は、リーグ・アンのモナコの傍らで成長してきた。このクラブはモナコ公室がオーナーの一角を占め(所有権33%)、ホームスタジアム「スタッド・ルイⅡ」はモナコの国家遺産にもなっている。 幼いころからそんなモナコのサポーターだった彼は、フランスとアメリカ合衆国で学業を終えると、2015年から2020年までの5年間にわたりモナコで働くことになった。主要オーナーであるロシア人ドミトリー・リボロフレフの代理を務めるヴァディム・ヴァシリエフ前副会長とオレグ・ペトロフ現副会長のアシスタントを歴任しつつ、リクルーティング部門にも携わったのだ。 やがてルイ・デュクリュエ氏は、モナコの元ディフェンダーで親友でもあるフランソワ・モデストのお蔭もあって、ギリシャのオリンピア
規格外と言えば、久保竜彦。日本人離れしたフィニッシュアプローチは文字通り圧巻だった。写真:サッカーダイジェスト 画像を見る ブラジルが2-1でスペインを下した東京五輪の決勝を観て、U-24日本代表の試合とは「ちょっとレベルが違う」と感じた。ボールへの寄せ、パススピード、展開力のすべてが異次元。ワールドカップでも、チャンピオンズ・リーグでも、EUROでもないのに、このレベルとは……。なにより感心したのが、両チームの選手たちがそれを一生懸命ではなく、普通にやっている点である。これを日本も個人ではなくチーム単位でやるというのは、難しいというか、現時点では無理だろうというのが率直な見解だ。 とはいえ、スペインとの準決勝では日本もポジティブな要素を示した。それは、組織的な守備である。CF林をファーストDFとして、そこから連動してゴールを与えないディフェンスは、間違いなくスペインを苦しめた。 一方で、
武藤嘉紀、大迫勇也、ボージャン・クルキッチーー8月8日から3日連続で新戦力FWの獲得を発表。ヴィッセル神戸はこの夏、古橋亨梧という前半戦最大の得点源を手放したものの、その穴を補って余りある補強に成功し、期待の膨らむ陣容を揃えた。 果たして後半戦はどんなシステムで戦うのか。ベストな布陣を考察していく。 まず最終ラインは前半戦と大きく変える必要はないだろう。GKは前川黛也がまだ負傷中のようで、飯倉大樹を1番手とした。トーマス・フェルマーレンと菊地流帆のCBコンビはいまや不動。リーグワースト4位の59失点を喫した昨季から一転、リーグで5番目に少ない23失点にとどまっているのは、後方にドッシリと構えるこのふたりの奮闘が大きい。 6月から調子を上げているのが左SBの初瀬亮だ。6月23日の横浜FC戦や7月21日のガンバ大阪戦では自慢のキックでアシストを記録し、攻撃のアクセントとなっている。より守備を重
53年ぶりのメダルの期待が懸かった東京オリンピックだけど、3位決定戦でメキシコに1-3の敗戦。キャプテン吉田の一言がまさに、この試合を言い当てていたよ。 「完敗です」 さすがオーバーエイジで経験のある選手の言葉だったと思うよ。紛れもない完敗。前半、日本は主導権を握られて2点をリードされた。そのまま前半はこれといった反撃もできず、後半も追撃の1点を奪う前に、セットプレーからしてやられて、相手はもう無理をする必要がなくなった。 日本はそこから三笘や上田を入れて反撃に転じたけど、メキシコはがっちり引いて最後のところを集中して凌いでいた。最終的なスタッツは日本がボール保持率で上回って、シュート数もメキシコ8本に対し、日本19本と大きく上回った。でもそれは結局、守りに入った相手を攻め切れずに終わったということ。枠内シュートはメキシコ4本、日本5本と、シュート本数に比べて差がないところにも、両チームの
果敢にスペインへ挑んだ久保。試合後は呆然とした表情で座り込んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影) 画像を見る 日本はスペイン相手に大健闘を見せた。 スペインは強い。本調子ではないと言っても、日本戦のスターティングメンバ―11人のうちEURO準決勝のイタリア戦に先発出場した選手が6人を占める。純粋な戦力値を見れば、今大会最強と言って過言ではない。日本はそんなチームに対して最後まで食い下がった。 試合は時間帯によって何度か形勢が入れ替わった。最初の20分間は、日本の消極的な姿勢が目立った。開始5分にミケル・メリーノのヘディングシュートを機にスペインが攻勢をかけてくると警戒したのかもしれないが、引いて守る戦い方は日本の本来の形ではない。しかし20分を過ぎたあたりから、形勢が逆転。日本が徐々に盛り返し、相手ゴールに迫る機会も増えた。 この試合でもオーバーエイジトリオの
久保建英や堂安律といった若きタレントに、吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航のオーバーエイジ3人の経験が絶妙に嚙み合い、開幕2連勝と日本中で盛り上がりを見せている五輪男子サッカー。しかし、世界的にはどうなのか――。少なくとも英紙『The Guardian』のひとりの記者は肯定的には捉えていないようだ。 ジョナサン・リュー氏は同紙で「男子サッカーは、もはやオリンピックに残るにはふさわしくない」と題し、独自の見解を提示。まずはロンドン五輪の際の象徴的な出来事を回想し、イギリスではその序列がいかに低いものであるかを訴えている。 「9年前、私はロンドンのオリンピックスタジアムで、後に『スーパーサタデー』として知られるようになる試合を最前列で観戦した。ジェシカ・エニスのラストラップでの勝利、モー・ファラーの身体を張ったゴール、走り幅跳びで優勝したあの陽気な男(グレッグ・ラザフォード)など、その夜の出来事はイギ
2019年に行なわれた日本ツアーでの動画が流出した、グリエーズマン&デンベレ。(C)Getty Images 画像を見る フランス代表であり、ラ・リーガのバルセロナに所属するウスマンヌ・デンベレと、アントワーヌ・グリエーズマンのある動画がネット上に流出し、物議を呼んでいる。 該当の動画は、英紙『Daily Star』によれば、2019年にバルセロナがプレシーズンツアーで来日した際に撮影され、アプリ『snapchat』で公開されたものであるという。 ホテルに滞在しているふたりが、部屋でゲームのプロ・エボリューション・サッカー(日本名『ウイニングイレブン』)をプレーするために、セッティングを待っている間の出来事のようだ。 同紙は、日本人のスタッフ3名が機器セッティングを行なっている様子を見守っていたデンベレがカメラを回し、グリエーズマンをズーム。「この醜い顔たちは、PESをプレイするためだけに
5月30日の夜遅く、CONMBOL(南米サッカー連盟)は自身のSNSでこう発表した。 「コパ・アメリカ2021はブラジルで開催が決定。世界最古の国際大会が大陸全てを熱くする!」 もともと今回のコパ・アメリカは、コロンビアとアルゼンチンで共同開催されるはずだった。しかし政情不安とコロナウイルスの流行から、まずは5月20日にコロンビアが開催地を返上。そして30日の昼にはアルゼンチン・サッカー協会もコロナを理由に開催は不可能であると通達した。 CONMEBOLはどうにかアルゼンチンを説得しようとした。だが、アルゼンチンは現在全土がロックダウン中であり、4つの州も誘致を断ってきたため、内務省がとても開催できる状況ではないと判断し、返上を発表した。 開催地を失って慌てたCONMEBOLは、急いでアメリカに打診した。しかしアメリカはせっかくパンデミックが下火になって来たところに、いまだ感染者の多い南米
コパ・アメリカが開催して3日が経った。 パンデミック真っ只中でのブラジルでの開催は、大会前から各方面で危惧が叫ばれていたが、どうやら今それが現実になりつつある。 南米サッカー連盟(CONMEBOL)とブラジル保健省は毎日選手スタッフなどにPCR検査を行なっているが、大会3日目にしてすでに52人の陽性者が出ている。その内訳は運営スタッフ19人(多くはリオなどの大都市のスタッフ)、チームスタッフ10人、選手が23人である。1日平均にするとなんと17人。また選手は各チーム26人の10チームで計260人だが、そのうちの23人となると、9%に近い陽性率となる。これは驚きの数字だ。 ペルーは4日目にブラジルと対戦するが、チームの柱であるMFのクリスティアン・クエバも陽性になり出場停止となった。今後も中心選手が欠けるチームは出てくるだろう。 選手3人、スタッフ1人の感染者を出したボリビア代表のCFマルセ
日本サッカー界に燦然と輝く黄金世代。その代表格のひとり、本山雅志が今年3月上旬から始まったマレーシア2部リーグのクラブに移籍した。新天地でも「10番」を背負い、先日は2つ目のアシストも記録。そんな本山が挑戦した、マレーシアのサッカーの現状とはいかなるものなのか。 本山が所属するクランタン・ユナイテッドFCのパートナーを務める飲料大手のマレーシアヤクルトの濱田浩志社長に現地の状況と、本山移籍の経緯を聞いた。 濱田氏は、総合商社を経て、30代半ばでヤクルト本社に転職し、2007年のインドネシア勤務を経て2008年からマレーシアへ渡った。マレーシアでの食習慣にヤクルト根付かせることを目指し、駐在期間も14年目に突入した。 2016年に濱田氏が現職に就いて以降、マレーシアヤクルトは2017年にクランタンFCとスポンサー契約を結び、また2018年からはマレーシア代表チームのスポンサーになり、サッカー
その一方で、戦線離脱している間に広島と日本についても知る時間が増えた。その機会をうまく活用しようとしたよ。 僕が日本に対して抱いていたイメージは、モダンとハイテクが最先端にある国というものだった。だけど実際は、日常生活において全てがそうかというと違う。お金を払う時は現金が主流で、カードを使うことは滅多にない。さらに、書類に名前を書くときは自分のサインではなく個人用の小さなスタンプを使うんだ。 役所や医療機関で何か手続きをする際は、かかりきりになる。順番待ちの紙を手に持って6、7時間に渡って複数の受付窓口を回るんだ。自分の登録先の住所をちょっと変更する必要があった時がまさにそうだった。あるときには、お腹の具合が悪くなって薬が必要だったんだけど、その際もまったく同じだった。時間がかかる。10時に予約をしても11時に終わるというわけではなく、少なくとも半日は確保する必要があるんだ。 どういうこと
来日3年目、福岡で2年目を迎えたサロモンソン。母国メディアに日本での経験を伝えている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部) 画像を見る アビスパ福岡で2年目を迎えた元スウェーデン代表のエミル・サロモンソン。今季開幕前、日本での3シーズン目を迎えるにあたり、彼は母国メディア『Sportbladet』に、日本での様子を語っていた。今回は、その後編をお伝えする。現地記者がサロモンソン本人から引き出した日本での生活、そして日本への想いとは――。 取材・文:エリック・ニーヴァ text by Erik Niva(『Sport bladet』) 翻訳:鈴木肇 translation by Hajime SUZUKI ――◆――◆―― 来日1年目のサンフレッチェ広島時代は、何もかもがあっという間に過ぎていった。シーズンが始まってから数か月経った頃、Jリーグを中継している放送局のインタビューに応じ
セルビアで小さくない話題となっているのが、浅野拓磨の契約解除問題だ。 チームトップの18ゴールを挙げるなど、強豪パルチザンの主軸としてプレーしていた浅野は5月2日、給料未払いやそれに対する不誠実な対応により、クラブからの「リスペクトを感じられなくなった」として、契約を解除したことを発表した。 だが、クラブ側は「契約違反である」として訴訟沙汰にする意向を示唆。チームメイトからも「裏切られた」と批判の声があがるなど、大騒動となっている。 そんななか、そもそもの発端となったパルチザンの給与遅延を批判したのが、セルビアのメディア『DANAS』だ。 まず『DANAS』は、「パルチザンの関係者全員が、アサノの退団を“陰湿な行為”であるとしたが、本当の意味で日本人の権利に異議を唱えることができる人はほとんどいない。外国人選手に適用されるFIFAの規則は明確だ」とし、浅野の振る舞いの正当性を指摘した。 「
元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが現地時間4月20日、自身のSNSを更新。ももクロと、まさかの“コラボレーション”を果たしている。 37歳のテベスは、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、ユベントスなどビッグクラブを渡り歩き、ゴールを量産。現在はプロキャリアをスタートさせたボカ・ジュニオルスで背番号10を背負いプレーしている。 そんなストライカーがTikTokやツイッターへ投稿したのが、ももいろクロバーZが2012年に発売した「ニッポン笑顔百景」に乗せて、家族と共に踊るダンス動画だ。テベスが妻や子供たちと楽しそうに腰をくねらす姿が印象的な、コミカルな1本となっている。 【動画】家族と腰をくねくね!テベスがももクロの音楽に乗せダンス♪ また、投稿には「私たちは誰のためにも踊らない」という一言も。どういう意味かは定かではないが、現在サッカー界を騒がせている欧州スーパーリー
改善の必要を訴えることは多いが、実現に至っていない。アーセン・ヴェンゲルは、欧州サッカー界のカレンダーを変えることが「夢」だと話した。そして、サッカー界の一大イベントも変革すべきと訴えている。 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、現在FIFAの要職につくヴェンゲルは、『beIN SPORTS』で「わたしの夢なんだ。今は多くの人が分かち合っている夢じゃない。だが、自分には日本で働いたアドバンテージがあると思う」と述べた。 「3月から11月まで試合をして、それで完璧だった。そうすれば、もう『彼が優勝したのは2018-19シーズン』とはならない。優勝したのは『2018年』や『2019年』、『2020年』になるんだ」 さらに、ヴェンゲルは「日程を完全に再編成しなければならないと信じている」と続けた。 「FIFAでジャンニ・インファンティーノ会長とそのためのステークホルダーとの会議を試みている
元韓国代表アタッカーの発言が、“隣国”で小さくない話題となっている。 コメントの主は2002年の日韓ワールドカップでベスト4と躍進した韓国代表のメンバーで、レアル・ソシエダやフェイエノールト、大宮アルディージャなどでプレーしたイ・チョンスだ。 スポーツメディア『新浪体育』など複数の中国メディアが報じたところによれば、現在39歳の“レジェンド”は、02年W杯のイタリアとの決勝トーナメント1回戦で、シュートしようとして敵のDFパオロ・マルディーニの頭を蹴ったのは「故意だった」と明かしたという。 記事によると、韓国のバラエティ番組に出演した際、この19年前のシーンについて問われたイ・チョンスは、「イタリアの選手たちは非常に傲慢で、反抗的で、韓国人を見下しているように感じていた。その試合で蹴られた韓国の選手もいる」と告白し、こう続けた。 「蹴ったのはマルディーニで、韓国でいえばホン・ミョンボのよう
ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが12月1日、オンラインを通じて複数メディアの取材に応じた。 現在はカタールで集中開催されているACLに参加中。クラブが掲げる「アジアナンバーワン」という目標に向けてタフな戦いに挑んでいる。 再開初戦(グループステージ3節・広州恒大戦)で勝利した神戸は、4節の広州恒大との2戦目で敗れたものの現在グループGで首位。広州恒大と水原三星三つ巴の争いをリードしている(同グループだったジョホールは参加辞退)。カタールに発つ前は国内リーグ戦で5連敗と絶不調だったものの、見事に立て直してみせた。 イニエスタはチームが息を吹き返した理由を語る。 「まずなにより(再開初戦で)最初の勝利を掴めたこと。チームが落ち着いたことを考えても、非常に重要な勝利だったと思います。これでチームの雰囲気は変わりました。特にメンタリティの部分。やはりACLという新たな大会となり、明確な目標
昨年8月にサガン鳥栖で現役を引退したフェルナンド・トーレスのドキュメンタリー「Fernando Torres:The Last Symbol」が、「Amazonプライム」で9月18日より配信される。 これまでのキャリアを振り返るこの作品の公開に先立ち、スペイン紙『As』は、その内容の一部を伝えている。 カンテラ(下部組織)から在籍し、最も長いキャリアを送ったアトレティコ・マドリー時代や、全盛期だったリバプール時代、そしてもちろん、現役生活の最後を送った日本での時間についても振り返っている。 「わたしたち家族は何か違うものを探していた」と、異国の地にやってきたF・トーレスは、「プライバシーと人々のリスペクトのおかげで、信じられないほど豊かな個人的な経験になった」と日本での生活を回想した。 「ショッピングセンターに行ったり、通りを歩いたり、自転車に静かに乗ったりできた。ここ(スペイン)ではでき
[J2リーグ13節]長崎2-0千葉/8月19日(水)/トラスタ ブロックを組む千葉を前に、こう着状態に陥っていた13節の前半29分、中盤でボールを奪った大竹洋平には、相手GK新井章太が前へ出てきているのが見えたという。ためらいなく振り抜いた左足から放たれたボールは、クロスバーに当たりそのままゴールへと吸い込まれた。 これで大竹が挙げた今季の得点は3。まだ出場8試合の時点で、自身キャリアハイの4得点まであと1と迫った。かつて「上手さはあるが怖さはない」と評された技巧派は、着実に怖いアタッカーへ変貌しようとしている。 大竹の課題は得点力だった。その才能や実力に疑いようはない。名古屋の丸山祐市、岡山の椋原健太らと同期だったFC東京のアカデミー組織に所属した時も、「常に自分が一番だというつもりでいた」し、年代別代表でもその才能は高く評価されてきた。テクニック、とりわけ左足のキックにおいて大竹の存在
「シンジしかいないかな」 たっぷりと時間をかけて、中村俊輔は言った。 以前、サッカーダイジェスト本誌で『私的センターハーフ論』という特集を組み、俊輔にインタビューした際、日本人選手で注目している中盤の選手を聞いた。真剣な表情でじっと考えてから、俊輔は小野伸二の名前を挙げた。理由は「意外性や想像力」だった。 一方、セルジオ越後氏は即答した。編集部との雑談の中で「今まで見てきたなかで最高の日本人選手は?」と問われた日本サッカー界きってのご意見番は、間を置かずに「小野だね」と答えた。 4月23日発売のサッカーダイジェスト本誌では、『Jリーグ歴代ベストイレブン』と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に“マイベストイレブン”を選んでもらった。選者のひとり、越後氏の言説は変わっていなかった。11人の中のMY BEST PLAYERにも選定した小野について、越後氏は絶賛する。 「彼を超える人はいない
生きていたことが判明したカンバ。シャルケのアカデミーでは現バイエルンのノイアーともプレーした。(C) Getty Images 画像を見る 飛び込んできたのは衝撃のニュースだ。 現地時間5月4日、ドイツ紙『Bild』などが報じたところによると、4年前に交通事故で亡くなったと思われていたコンゴ人DFイナニック・カンバが生きていたという。 記事によると、シャルケのアカデミー出身のカンバは当時29歳で、ドイツの下部リーグでプレーしていた。16年1月に母国コンゴで交通事故に遭い、死亡したと伝えられていたが、ドイツのルール地方で目撃されたという。 現在、検察が捜査中で、検察官のアンテ・ミルクは、日本円で何千万単位の保険金を受け取ったとされる元妻を捜査中であることを明らかにし、こう説明している。 「被告人は詐欺の罪で告発されている。しかし、彼女は事実を否定している。訴訟はまだ進行中だ」 カンバの元妻は
ジュニアユース以来、久々にG大阪のユニホームを身に纏った昌子。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部) 画像を見る 2月3日に正式発表された昌子源の日本復帰は、日本サッカー界に衝撃を与えた。 復帰先が鹿島アントラーズではなく、ジュニアユース時代を過ごした“もうひとつの古巣”ガンバ大阪だったこともそうだが、まだ27歳で日本に帰還するには早すぎるタイミングだったからだ。 2月14日に行なわれたJリーグのキックオフカンファレンスに登場した昌子は、1年半でトゥールーズを退団した理由について、「選手ファーストじゃなかった」と切り出し、こう続けた。 「右足首の怪我が長引いていた。最初の診断ではこんなにかかるはずじゃなかったのに、4か月もかかった。いまでこそカズさん(三浦知良)やヤットさん(遠藤保仁)みたいに長く現役を続けている方もいますが、選手寿命は平均的に短い。例えば、35歳までどれだけ100パ
前指揮官から冷遇されていた柴崎がデポルティボの巻き返しの原動力に。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA 画像を見る 今からほんの1か月ほど前、セグンダ(2部)の最下位に低迷していたデポルティボがここにきて猛烈な巻き返しを見せている。その20節終了地点で積み上げた勝点が12。それがここ6試合で破竹の6連勝を飾り、一気に18ポイントを荒稼ぎ。降格圏との勝点差が9だったのが、昇格プレーオフ圏と9ポイント差(25節終了時点)と状況が完全に逆転した。 巻き返しの号砲なったのが、クリスマスブレーク前最後の試合となったテネリフェ戦(21節)だった。当時クラブ周辺には強烈な逆風が吹き荒れていた。チーム低迷の責任を取ってフランシスコ・マルティネス・ザス会長を筆頭とした経営陣が総辞職。ルイス・セサル・サンペドロ監督も結果如何にかかわらず、ラストゲームになることを知ったうえでの采配だった。 このクラブを覆う
12月13日、アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルが自身のインスタグラムにひとつのメッセージを投稿した。これが、特大の波紋を呼んでいる。 エジルが言及したのは「東トルキスタン共和国」における問題だ。ただこの名称は公的に使われておらず、中国国内では「新疆ウイグル自治区」とされる地域である。当地には1000万人のウイグル人が居住しており、そのおよそ半数にあたるテュルク系ムスリム人が迫害を受けてきたとされるが、中国当局はその事実を認めていない。 このデリケートな世界的関心事に対してエジルは、「コーランが燃やされ、モスクが閉鎖され、学校に通うことも許されない。そして圧政者たちは聖職者たちを殺し、大勢の人びとが強制収容所に送られている」などと窮状を訴え、「それでもムスリムたちは静かで誰も騒ぎ立てようとしない。彼らを見捨てているんだ。迫害を容認すること、それ自体が迫害だとなぜ気づかないんだ」と呼
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