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【新作アニメーション制作のお知らせ】 いま、僕たちのスタジオでは長編アニメーション映画を制作しています。タイトルと公開時期はまだ未定ですが、「秒速5センチメートル」のメインスタッフが再集結して奮闘している最中です。 内容はまだ詳しくはお伝えできませんが、少女が主人公の、冒険ありアクションあり恋ありのにぎやかなアニメーション映画です。作品に託したテーマはいくつかありますが、このページを見てくださっているような以前からの観客の皆さんに対して言うならば、過去作品(「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」)で描いた喪失の、さらにその先を生きて行くにはどうすれば良いのか──そういった問題意識で作っている作品でもあります。同時に、あまり難しいことを考えずとも若い観客にも楽しく観ていただけるアニメーションを目指してもいます。 いずれ公式サイトが立ち上がり、その中で詳しい情報
(1)ロンドンは圧倒的に犬派が多いようですが(晴れた日に公園に行くとあらゆる種類の犬がいます!)、ちゃんと猫もいます。彼は近所でよく見かける大きな飼い猫。 (2)彼はものすごく無防備で、ちょっと撫でてあげるとすぐにこういうポーズをとってしまいます。ああ、サユリは元気なかあ。今でも週に1度くらいサユリを夢に見ます。 (3)公園脇のだだっ広い駐車場が、突然に遊園地になっていました。短期間だけオープンの移動遊園地ですね。この日の午前中は雨が降っていたので、残念ながらお客さんはほとんどいませんでした。同日にノッティング・ヒルで開催されている有名なフェスティバルに比べるとあまりに寂しい状況です。 (4)すごく華奢に見える観覧車です。ちょっと乗りたくないな(笑)。土台が大きなトラックなのです。 (5)エリアにもよりますが、うちの近所にはちょっとびっくりするくらいたくさん教会があります。日曜日は
【Plot】 彼女と彼女の猫 or their standing points 1999/07/19 ■作品の目標 大作ゲームに代表されるような、大手資本によるデジタル映像に拮抗しうるものを個人で作成すること(「あのムービーより全然すごくはないけどこっちの方が好き」と言ってもらえるもの)。その際、期間・機材を含めた制作コストが極端に大きくないこと。完全に「大人」をターゲットにし得るクオリティを達成すること。 現時点で可能な映像は、3DCG、手書き、実写のほぼ3択となる。3DCGは手間が膨大で、一定以上のレベルを目指すと個人の場合、特に期間的に現実的ではない(個人的なスキルの問題ももちろん大きい)。実写では「デジタル映像」の範疇から微妙に外れるし、シナリオそのものに対する評価がいきなり厳しくなる。手書きを選択すれば、セルアニメが30年かけて築いてきた、記号化された映像
【猫の集会・ものがたり】 四人家族に飼われている猫のチョビ。人間たちの無神経な振る舞いに日々苛立ちを募らせていたチョビは… 【NHKアニクリ15「猫の集会」について】 アニクリ15は、NHKで放送されているショートアニメーションです。15人のアニメーション監督が、それぞれ1分のバリエーション豊かな作品を制作しています。光栄にも参加する機会に恵まれましたので、僕は猫を主役にしたちょっとコミカルなお話を作らせていただきました。 NHKで放送されるということで、普段はあまりアニメーションに接する機会のないような方々にも気楽に楽しんでいただけるようなものを目指しました。映像的にも、自分が子どもの頃に親しんでいたテレビアニメのような素朴で柔らかいテイストを再現しようと試みています。作画は「秒速5センチメートル」の西村さん、音楽はお馴染みの天門さんです。制作もアフレコも、とても楽しい現場でした。
第1回新世紀東京国際アニメフェア21・第7回アニメーション神戸・第6回文化庁メディア芸術祭・第8回AMD AWARD・デジタルコンテンツグランプリ2002受賞作品 「ほしのこえ」(カラー25分・5.1chサラウンド)について: 「ほしのこえ」は、「彼女と彼女の猫」と同様に個人制作のフルデジタルアニメーションです。2000年の初夏に会社勤めのかたわら制作をはじめ、その間まあいろいろとありまして滞り気味だったのですが、2001年の初夏に会社を退職してフリーになるに伴い本格的に制作に専念をはじめました。(2002年1月に完成) 「ほしのこえ」は、携帯メールをモチーフとした、宇宙と地上にわかたれた少年と少女の超遠距離恋愛のお話です(作品全長25分)。テーマは「彼女と〜」同様に日常の感情をすくいあげることでしたが、ビジュアル表現的には、デジタルで制作することで個人制作のアニメーション映像
【信濃毎日新聞 テレビCMについて】 長野県内で発行されている信濃毎日新聞のテレビCMを制作させていただきました。放映は2007年9月から。長野県内の各民放局でご覧いただけます。 音楽は長野県飯田市在住のシンガー&ソングライター、タテタカコさん。長野県出身同士ということで、思いがけないコラボレーションをする機会に恵まれました。 豊かな自然を舞台に、大切な相手に想いを伝えようとする人物の姿をアニメーション映像で組み立てました。タテタカコさんの美しく真摯な歌声と共に、この映像が観た方の記憶に残ることを願います。 【映像制作スタッフ】 作画は「秒速5センチメートル」の作画監督の西村貴世さん、少女の声は「秒速〜」で篠原明里役を演じてくれた近藤好美さんです。映像制作に先立ち、2007年7月に八ヶ岳の麓を走る高原列車である小海線沿線でのロケハンを行いました。
【この作品の公式サイトはこちら】 http://5cm.yahoo.co.jp/ 【この作品について】 「秒速5センチメートル」は、一人の少年を軸にして描かれる独立した三本の連作短編アニメーションです。時代は1990年代後半から現代までの日本、場所は少年の人生に沿って東京や地方のいくつかを変遷します。 この作品には、他の多くのアニメーション作品に見られるようなSFやファンタジーなどの架空の要素は登場しません。そのかわり徹底したロケーションを行い、今この現実をアニメーション表現の中にすくい取ろうと試みています。我々の日常には波瀾に満ちたドラマも劇的な変節も突然の天啓もほとんどありませんが、それでも結局のところ、世界は生き続けるに足る滋味や美しさをそこここに湛えています。現実のそういう側面をフィルムの中に切り取り、観終わった後に見慣れた風景がいつもより輝いて見えてくるような、そんな日常に
【Other voices】 「Other voices-遠い声-」へようこそ。 ここは新海誠が活動報告をしている個人サイトです。各作品の公式サイトが個別に存在する場合があります。 「秒速5センチメートル」公式サイト | 「秒速5センチメートル」公式ブログ(現在情報のみの更新です) 「雲のむこう、約束の場所」公式サイト | DVD発売元であるcwfilmsのサイト 「秒速〜」通常版DVD&限定版BOX 発売中 ■「秒速5センチメートル」DVD通常版/税込3,990円/本編約63分、特典映像約20分(監督インタビュー、劇場予告編)/8Pオールカラーブックレット/日本語字幕付 ■「秒速5センチメートル」特別限定生産版DVD-BOX/税込6,990円/通常版と同内容の本編DISC/動画コンテ/第一話「桜花抄」Yahoo!先行配信ver./「One more time, One mor
2008/01/14 ■まだ日本にいます。でも、もう間もなく出発します。 ■猫のサユリを実家に預けた後、東京に戻ってずっと渡航の準備をしていました。部屋にサユリがいないのはどうにもおかしな感じです。ちょっとした物音をサユリの音と勘違いしてしまうし、朝目が覚めると顔に当たる毛布をサユリと間違えてしまいます。外出から戻りドアを開けてもサユリが飛び出てこないことを、一瞬心配してしまいます。 ■でもサユリのほうは人間よりもずっと早く新しい環境に馴染みつつあるようで、実家からの便りを聞くとわりあいに元気そうです。写真は、僕が実家を発つ前に撮ったサユリです。長野に来てから10日ほどで、お腹を上にしてじゃれつくようになりました。 ■さて、それではしばらくのあいだ行ってきます。次回はヨルダンから更新できるかと思います。皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。 2007/12/28 ■今年の年末
「はるのあしおと」オープニングについて: 「BITTERSWEET FOOLS」「Wind」に続き、minoriのヒット作「はるのあしおと」(2004年7月発売)のオープニングムービーの制作を担当させていただきました。映像としてのクオリティやインパクトを求めると同時に、ゲーム本編と密接にリンクした演出を制作のコンセプトとしました。 制作時期は「雲のむこう、約束の場所」と重なっており、ワークフローや撮影手法などで「はるのあしおと」を「雲のむこう〜」のテストケースとして考えつつ作業を行うことも出来ました。自分自身で原作するオリジナル長編アニメに対して、minori作品のオープニングは尺も短く自由度も高いために、個人的にはちょうど良いエクササイズになっています。逆にオリジナル作品のノウハウをminori作品に転用することも出来ますし、ゲームのオープニング制作というのは仕事の良いアクセントとな
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