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パリ五輪
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●未来の話だから、willを使おうだなんて、そんなことを平気で言ってる先生達・・・、おばかさんね。● はっきりいいますが、今の日本の英語教育のなかで、最大のミステイクというか、誤解というか、過ちの代表例が、このwillに対する解釈です。 そもそも一般的に英語の先生という肩書きで英語を教えている人たちのかなりの多くが、(おそらく何となく気付いてはいながらも、それでも)未だに文法上の「時制」というものと、実際の「時間」というものを同じものであるかのように混同してしまっています。 文法上の時制、というものは、人間が時間というものを無意識レベルでどのようにとらえているか、ということを表すものであって、物理的な時間の流れとはかけ離れているものなのです。 例えば、 現在形・・・今という時間よりも、「いつもそうだよ(習慣)」とか「実際そうだよ(事実)」ということをあらわす(これは日本語もそう)のが根っこ
さて、前回の「willの言いたいこと」から随分時間が経ってしまいましたが、その項の最後に予告した、「なぜ『時を表す副詞節(条件節)』にwillを使わないか」、にお答えしちゃいましょう。 前回、willには、はなっから「未来」という意味はありませんが、なにか?と世間を挑発してみましたが、そうは言っても、willはこれから先のことに関して、「よし、やろう」と意思決定したり、これから先のことに関して「~なるだろうなぁ」と判断が傾いたりするわけですから、まんざら「未来」という意味がないわけでもありません。 でもね、それでも、「これは未来のことを言っているからwillを使うんだよ」という発想だけは、間違っています、圧倒的に。 つまり、willは「結果的に未来を表すことはあるけれど、未来だからwillを使うというのは、まちがい。」ということです。 前回やったとおり、willは「心が傾く」ということを根
「このコーナーでずいぶん前に、butの根っこ(まだ読んでない人はまずはここをクリック!!)について説明したんだけどね、」 「ああ、『外す』というのが実は根っこだ、っていうやつね。」 「そう。でね、その時解説しきれていなかった部分があったので、ちょっと説明してみようかな、と思ってね。」 「なんなの?まだほかにもbutの使い方があるの?」 「そうなんだよ。butには以前説明した『しかし』と『除く』以外に、 (1)onlyと同じ意味を持つとき(「ただの~」「~のみ」)と、 あとは、 (2)関係代名詞として使われるときのbut だよ。」 「へぇぇ、butは『しかし』ってイメージしかなかったおいらには、ずいぶんかけ離れたイメージに見えるなぁ。手に負えないって感じ。」 「根っこを知らずにbutを考えるともちろんそうだと思うよ。手に負えなくて、途方にくれるね。しかし、以前に言ったように『外す』というイメ
butが言いたいこと みなさんがよく御存知の単語、but。この単語は「しかし」という意味で、日本人に広く知れ渡っていますが、英語を勉強しているひとなら御存知の通り、「~を除いて」とか、「~以外は」という、 except に近い意味で出てくることも多い単語です。実際の例文を覗いてみましょう。 ●逆説:「しかし」 I asked him to come but he didn't. (私は彼に来るように頼んだんだが、彼は来なかった。) ●前に述べたものと対照を成すものを示す:not A But B (AではなくB) What I'm looking for is not the white one but the blue one. (私が探しているのは白いやつではなく、青いやつですよ。) ●「~以外には」 I had no choice but to accept his proposal.
shall と should ~まっすぐ行けば当然こうなる~ 「今回は shall と should のお話をしようね。」 「なんかさぁ、 should は『~すべきだ』ってことでなんとなくわかるんだけど、 shall ってなるといろいろややこしくて、雲をつかむようなんだよね。」 「たとえば?」 「shall は will と同じように未来を表すこともあるし、『私が~しましょうか。』という申し出をあらわすときもある。それに Shall we ~?で『~しましょうよ。』という風に、 let's と同じ使い方をするときもあるしね。第一、 shall の表す未来と will の表す未来の違いがわからないよ。どちらも未来ってさ、なんか違いってあるの?」 「 will が表す未来と shall の表す未来にはもちろん大きな違いがあるんだ。そして、 君がshall よりも簡単、と思い込んでる shou
「さあ前回のno more than (たった~)を理解したところで(まだ読んでない人はクリックして先にこちらを読んでね。)、それを土台にいよいよ今回は受験英語でもっとも説明が難しいと言われている『クジラの構文:no more A than B』を日本一わかりやすく説明するよ。」 「『馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない』ってやつだね?」 「そう。それ。」 「あれって変な文だよね。 A whale is no more a fish than a horse is. (馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない) 変だなぁって思う場所がふたつあるんだよ。 (1)同様に、って言ってるのに比較級を使ってる。 『同じ』なんだったらas ~ as ・・・使いそうなものじゃない?なんで『~より』っていう意味であるはずの比較級を使ってるの? (2)馬が魚で『ない』って言ってるのに a horse
日本語にないもの。aとtheとsome。・・・抽選箱のイメージ ( a, the, some そして other, the other, another ) This is a book.(これは「一冊の」本です。) This is the book.(これは「その」本です。) I have some books.(私は「いくつかの」本を持ってます。) 「aが『ひとつの』、theは『その』、someは『いくつかの』。そんでもってそれは『日本語に訳さなくてもいい』って先生が言ってた。よくわかんないよ。そんなあってもなくてもいいような言葉、理解しろって言うほうが無理だって。一体なんでこんな言葉をいつも英語では使ってんの?」 「そうだね、それをわかるには、aやtheやsomeを使うときにどんなイメージがわいてくるのかがわかる必要があるね。でもね、わかってみると、aもtheもsomeも、ものすごく
●まずは no more A than B と not A any more than B の書き換えから● 「さぁ、前回、前々回の解説で、クジラの構文( no more A than B)は一通りわかったね。前回の説明の補強版として、もう一度だけ、今回は『シーソーの例』を使ってno more A than B を説明するから見てちょうだい。」 「でも前回の説明をまだ読んでないって人は、まずは no more than(たった~)の構文を読んでから、その次に、クジラの構文の解説へと進んでね。no more than ~の方を飛ばしたばっかりに、『読んだけど意味がいまいちわからないんです』ってひとが結構いました。」 「そりゃそうだ。ちゃんと段階踏んで勉強する。これ基本です。」 「で、今回は何してくれるんだっけ?」 「前回はno more A than B、つまり『クジラの構文』を解説したよね
「さぁ今回はnoとthanの言いたいことをお勉強。」 「なんか大したことなさそうなお題じゃない?」 「そんなことないんだってば!ここから理解すれば、受験英語でもっともわかりにくいといわれる、あの『クジラの構文』が手に取るように理解できるんだってばさ!」 「ああ、『馬が魚でないように、クジラも魚ではない』っていうやつ?あれさぁ、チンプンカンプンだよ。学校や塾の先生も結局はろくな解説もしないで『試験にでるから暗記しとくように。』で終わっちゃったし。」 「そりゃその先生達も理解できてないからだよ。大丈夫。今回はまずその第一歩として『no+比較級』がどういうイメージを持つかを教えるから。」 「大丈夫?こういった比較級の構文ってホントわかんなかったよ?オイラ。」 「大丈夫!まかせといて!でもそのまえに、ふたつわかっておかないといけないことがあるんだ。」 「何?そのふたつって。」 「まずはね、 いった
本当のbe動詞の意味。そして get やbe+ to 不定詞。 be動詞・・・状態としてのイコール/存在としてのイコール 「 is とか am とか are って、『です』とか『ます』とか、時には『あります』とか。なんかピンと来ないんだよね。この『です』とか『ます』とかってさ、なんか『言葉のオマケ』っていうかさ、なんか特別な意味を持ってないような気がしてさ。」 「そんなことないよ。でもね、英単語を『意味』でなくて『訳』で覚えさせようとするのは、今ある学校英語の一番の欠点だね。 問題はみんなが、『です』や、『ます』という『訳』にどんな意味が潜んでいるのかを理解していない、っていうことだね。」 「どんな『意味』があるの?」 「根っこは『イコール』そこから『状態と存在』だよ。」 ●つぎの例文を見てみましょう。 「ね、 is が『です』という訳にもなるし、『います』という訳にもなるけど、根っこは同
「今回は受験だけでなく、TOEICや英検でもよく問われる、こんな言い回しについてきちんと理解してみようとおもうんだ。」 問い:適当な選択肢を選べ (Most , Most of , Almost ) students are out of the classroom. (学生のほとんどは教室の外にいる。) 「これって確かにどんな英語の試験でもよく問題としてでてくるね。」 「この問題の答えはMost。でもそれがなぜなの?と言われると多くの場合、そういう言い回しはある、とか、ない、とか、そんな話で終わってしまう。」 「そういうもんだから覚えるしかない、ということ?」 「でもさ、文法っていうのは『人間のこころがそれを自然だと感じる』から成立するんであって、なぜ文法的にダメなのか、も『こころがそれをどう不自然に感じているか』が説明できるはずなんだよ。『心が感じる自然さ、不自然さ』をきちんとわかるこ
この単語の言いたいこと・一覧 どんなにたくさん意味や用法があるように見えても、「ひとつの単語にはひとつの根っこしかないはず!」というのがヒデヤさんの哲学です。語源を使って、その根っこを解き明かしたとき、きっと今までとは違う、単語の「言いたいこと」が絵になって見えてくるでしょう。 1.butの言いたいこと(2006.4.13.) 2.whileの言いたいこと (2006.4.23.) 3.forの言いたいこと・その1・遠くに見える目標(2006.6.18.) 4.for の言いたいこと・その2・交換のイメージ(2006.6.30.) 5・forのいいたいこと・その3・釣り合いのイメージ(2006.7.7.) 6.withの言いたいこと(2006.7.13.) 7.will の言いたいこと willに「未来」なんて意味は無いよ!!(2006.8.4./2007.01.02改訂) 8.sorry
Last Updated: 2011/09/22 0:40 PM
文型と文の要素 「みんなが頭を悩ます5つの文型のお話。」 「え~?そんなのわかんなくても英文なんてなんとなく読めるじゃん。」 「そこが素人だね。やっぱりね、最終的には文が難しくなればなるほど文型の知識が必要とされるし、文型を知らないと、どこで文を切って読んでいけばいいかわからなくなるし、自分で英文を組み立てるときも、ちゃんと文型を知っていないと、キレイで、正確に効率良く情報を伝える文というのは作れないものだよ。それにね、今まで学校の『文型』の教え方には、ある重大な欠陥があるんだ。」 「え?何それ?」 「それはね、文型をただの言葉の並びだと勘違いしてしまっていて、並び方自体に重要な心理イメージが隠れていることを見抜けていない、ということなんだ。」 「どういうこと?」 「つまりね、文型はただの言葉の並び方のパターンじゃなくて、並び方そのものがあるメッセージを発している、つまり並び方そのものに意
時吉秀弥(ヒデヤさん) 英文法最終回答サイト(仮) June.16.2005 Open いつか出版しようと思っていろいろ書きためてきました。 時間ばかりが経って、なかなか出版に至らないので、全国の英語学習者のみなさん、そして、 教授技術の向上を志す、心ある中学、高校の英語教師の皆さまの助けとなることを目指してネット上に公開し、新しい英語学習法を世に問いたいと思っていま す。 みなさん、学校英文法は『使える!』のです。ただちゃんと教えられる人がほとんどいないだけです。 英文法のルールを羅列して『さあ覚えろ』ですむのなら、教師なんぞいりません。 言語は心象風景の記号化です。『なぜそういう言い方になるのか』『どのような映像が浮かぶのか』を理解してこそ 言葉は生きてきます。ネイティブがどんな気持ちでその表現を使っているのか、私、時吉秀弥と一緒に 覗いてみましょう。 原稿はほとんど書き上げているので
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