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こんばんは。榊です。 今日は私の好きなフォントの一つである「くれたけ」のことを書きたいと思います。 ■ 『やわらかなレタス』 [フォント] くれたけ(欣喜堂)の使用例(ゆず屋) 先日、江國香織さんの『やわらかなレタス』という本を購入しました。 この本のタイトルに使われているゴシック体系のフォントがくれたけです。 この「くれたけ」は欣喜堂から出ている仮名書体で、『和字 Revision 9』というフォント集に収録されています(販売は朗文堂)。 [フォント] くれたけ(欣喜堂)の使用例(ゆず屋) ゴシック体というとどちらかと言えばエレメントが単調で、無機的だったり硬質なイメージがあるかもしれませんが、「くれたけ」は見ての通り複雑なカーブからなる柔らかな線で構成されており、字面も小さいため、情緒的でクラッシックな雰囲気を持っています。 [フォント] くれたけ(欣喜堂)の使用例(ゆず屋) こうやっ
今日は現在放送中のTVアニメ『輪廻のラグランジェ』のフォントのお話しです。 といっても、このタイトルロゴではありません。こちらはフォントではないでしょう。 今日触れるのは、オープニングとエンディングのテロップに使われているフォントです。 ■ オープニングのフォント 『ラグランジェ』の OP では、このようにカーブを排除した直線的デザインのフォントが使われています。 これは フォントワークスから出ているコメットというフォントで、2010年にリリースされたばかりの比較的新しいものです。 (画像をクリックで拡大) フォントワークスといっても、あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、上のフォントサンプルにもあるように、あのマティスという明朝体を出している会社だと言えばピントくるのではないでしょうか。 そうです、エヴァで使われたことで有名なあのマティスです。 ■ コメットの使用例 コメッ
同人誌『書体の研究』 Vol.10 で取りあげたイワタの宋朝体について、先日の ust で補足を行ったのですが、ブログにも簡単に残しておくことにします。 ■ 『偽物語』のフォント *画像はTVアニメ『偽物語』(西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト)より イワタ宋朝体の話の前に、まずは『偽物語』のことから。 現在TVアニメが放送中の『偽物語』(西尾維新)ですが、このタイトルには新宋体というフォントが使われています。 新宋体は、ダイナコムウェアから出ているもので、「宋朝体」という系統の書体です。 『書体の研究』 Vol.10 でも書きましたが、宋朝体は宋代の中国に起源を持つ書体で、木版に彫って印刷していた文字であるために彫刻の鋭さを残したデザインになっています。 明朝体とちがって横の線が右上がりになっているのも特徴です。 こちらの図は、上がフォントをそのまま打ったもの、下が75%の長体を
今期のアニメも始まってしばらく経つわけですが、今日はその中から『あの夏で待ってる』についてのちょっとした話題です。 上の画像にあるように、この作品のロゴでは直線で構成されたユニークな文字が使われています。 こちらは第1話の次回予告ですが、こちらでも同じ文字が使われています。 文字を直線のみでデザインするというアイディア自体は以前からあり、フォントとしてもいくつか存在しているのですが、こういった雰囲気のものは見たことがないのでおそらく既製のフォントでは無くオリジナルデザインだと思われます。 * もし、こういうフォントをご存じの方がいらっしゃいましたら是非ご指摘ください。 既製のフォントの中で比較的近いものとしては、FONT1000の「ブーイング」と視覚デザイン研究所の「ライン G」の二つが挙げられます。 こんな感じで割と似ているのですが、矢印で示したように違いがたくさんあります。 特に、フォ
今日は珍しく本の紹介を。 今日12/22日、ワークスコーポレーションさんより『アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集』という本が発売になりました。 そのタイトルの通り、コミックスやライトノベルなどのデザインを手がけられているデザイナーさんに焦点を当てた本です。 各デザイナーさんやデザイン事務所さんごとにページを分けて、作品の写真を掲載してあります。 その数、なんと約250人(社)。288ページ、フルカラーです。 ラノベでおなじみの伸童舎さん、ムシカゴグラフィクスの百足屋ユウコさんから始まって、個人的に好きなデザインの多いVeiaさん、木緒なちさん、WINFANWORKSの歌足音人さん、草野剛さん、名和田耕平デザイン事務所さん、内古閑智之さん、さらには祖父江慎さんのコズフィッシュ、はては南伸坊さんまで載っていて、眺めているだけでかなり楽しめます。 (もっといっぱい挙げたいけど切
この OP、画の動きもスピード感があっていいですし、音楽も合っていて結構気に入っています。 それに、スタッフ名などのテロップ(といっていいのかな?)の入れ方も一ひねりしていていい感じです。 では、何のフォントを使っているのかと見てみることにしましょう。 比較的みやすい上の画像を拡大してみるとこんな感じです。 さんずい偏のそれぞれの画なんかが「くさび」のような形(三角形)になっているタイプのフォントですね。 前回紹介したように、『苺ましまろ』のコミックス版ロゴに使われている「苺」の文字がこのタイプのフォント(キアロ)でした。 → 5/6 のエントリ 「[フォント] 『苺ましまろ』ロゴの謎」参照 では、この『ToLOVEる』のフォントも「キアロ」なのでしょうか? 下の画像のように並べて比較してみるとはっきり分かりますが、「キアロ」ではなくモリサワの「フォーク」ですね。 (画像をクリックで拡大
冬コミの新刊作業も終わったので、久しぶりにアニメのフォントの話でも。 ■ THE IDOLM@STER 今期は面白いアニメが沢山あって嬉しいのですが、中でも個人的に好きなのがアイマスです。 (正確には前期からやってますが) もう春香が可愛くて可愛くて…… 18、19話あたりでの千早とのエピソードが本当によかったです。 と、内容の話じゃなくてフォントの話をするんでした。 (NBGI / PROJECT IM@S, Anipkex Inc.) 上の画像は21話のタイトルですが、アイマスのアニメではこのように各話タイトルなどでゴシック体と明朝体を混ぜて使っています。 こうやって違う書体を混ぜるのは書籍のデザインなどでも時々見かける手法で、特別珍しいものではないのですが、やはりまったく違う書体が混在していると少し違和感があります。 デザイン関係のお仕事をされている方に話を伺うと、ロゴなどをデザイン
今月末にあるコミックマーケット81で『書体の研究』の新刊を出します。 Vol.1 を出したのが2008年の夏コミだったので3年ほど続いていることになりますが、おかげさまで10号まで来ることが出来ました。 では、さっそく内容の紹介を。 何度か書いているように、特集のテーマは「明朝体」。 「やっぱり明朝体が好き!」というタイトルになっていますが、あまり深い意味はありません(笑) ただ、副題を「本文用書体としての明朝体」として、仮名のデザインや漢字と仮名のバランスなどに着目しています。 本職の方からはお叱りを頂くかもしれませんが、フォントごとのデザインの差異を分かりやすく説明するために、かなり割り切った見方をしています(グラフが載っているあたりです)。 あと、実際に明朝体74種の見本を載せています。 それぞれ文庫本1ページ分あるので実際に使ったときのイメージを見ていただけると思います。 掲載書体
ずいぶん告知が遅くなってしまいましたが、無事に冬コミに参加できることになりました。 配置は 3日目、東 R-31a。例によって3日目です。 大晦日ですが、いらっしゃる方はぜひ立ち寄っていただければと思います。 『書体の研究』の新刊も出す予定です(今、書いてます……)。 特集のテーマは先日も書いたように「明朝体」です。 詳しい内容は12月になったら紹介いたしますが、10号記念ということでいつもの48ページから64ページへと増ページの予定ですのでご期待ください。 といっても、ほとんど明朝体の組見本でページを取られてしまうので、書き足りない分は年明けにまたustでもして補足したいと思っています。 というわけで、今日も今から原稿を書いてきます。 (今期は面白いアニメが多すぎて作業が全然はかどらないんですよね……)
こんばんは。榊です。 久しぶりの更新です。前回から20日も開いてしまいました。 ここしばらくは『書体の研究』の新刊の用意をしていたんですが、なかなかはかどりません。 明日、ようやく冬コミの当落が発表されるので、当選していたら本気を出します(笑) 先日も書いたように、新刊の特集は明朝体がテーマになる予定ですが、今日のネタも明朝体です。 上の表紙写真は入間人間さんの『僕の小規模な奇跡』という本です。 書店で見かけて、フォントが分かりやすく使われていたので買ってきました。 タイトルの文字に使われているのはモリサワのA1明朝というフォントです。 A1明朝は結構よく使われているフォントで、線と線の交点がにじんだようなデザインが特徴です。 普通の明朝体(リュウミン)と比べてみると分かりやすいと思います(下図参照)。 TVアニメ 『Angel Beats!』の次回予告でも使われていましたね。 → 20
こんばんは。榊です。 今日は次号の『書体の研究』について。 先日のUSTでも少し話しましたが、12月に出す予定をしている次号の『書体の研究』(Vol.10)では、明朝体についての特集を掲載しようと考えています。 Vol. 1 の特集が「明朝体入門」だったので、10冊目で一回りして基本に返るような、そんなイメージです。 今回の特集では、もちろん明朝体についての説明も多少は書くのですが、Vol.1 で既に書いたことを繰り返すようなことはせずに、大部分のページを組見本に割こうと思っています。 様々な明朝体で同じ文章を組んだものをまとめて掲載することで、実際の見え方、読みやすさ等を比べられるようにしたいと思っています。 掲載するフォントは、現在一般に流通していてフォント単独で入手可能な明朝体(または明朝体用の仮名書体)のうち初号系、見出し用を除いた主要なもので、今のところ下に挙げたものを考えていま
■ アップグレードキット 2011 こんばんは。榊です。 先週、モリサワから2011年度版のアップグレードキットが届いたので、今日はその話をしたいと思います。 このアップグレードキットというのは、モリサワの年間ライセンシングプログラムである「モリサワ パスポート」を契約している人に毎年送られてくるパッケージで、新しくリリースされたフォントが収録されています。 今年は、モリサワの書体としては黎ミン、カモレモン、カモライムなどが、大日本スクリーン製造からはヒラギノUD角ゴFとヒラギノ角ゴオールドが、それぞれ提供されています。 さらに、あらたにモリサワの子会社となったタイプバンクからUD書体各種とTBゴシック for コンデンスが加わりました。 かなりいろんなフォントがありますが、Twitter などをみているとヒラギノ角ゴオールドが話題に上がっていることが多いようなので、今日はこの1書体にしぼ
こんばんは。榊です。 今日は『輪るピングドラム』のフォントのお話しです。 ■ 各話タイトルのフォント メインのロゴの話の前に、まず分かりやすい各話タイトルのフォントから見てみましょう。 上の画像は第1話のタイトルで、太めのゴシック体が使われています。 また、よく見てみると「ベル」の文字だけ強調されたように太くなっていることも分かります。 (図をクリックで拡大) 実際に使われているフォントは、上の図に示したようにモリサワのゴシック MB101のようです。 MB101 は雑誌の見出しなどにもよく使われていて目にする機会の多いメジャーなゴシック体なので、アニメを見ていて気づかれた方も多いかと思います。 上の各話タイトルではこのフォントを、90%程度の平体、つまり横長につぶした状態で使っています。 平体にしている理由は分かりませんが、もしかするとゴシック4550のオマージュかもしれません。 という
こんばんは。榊です。 夏コミで頒布予定の新刊『書体の研究』 Vol.9の原稿がようやく完成しました! というわけで、今日はいつものように内容紹介です。 ■ このフォントがすごい! タイトルにもあるように、今回の特集は「このフォントがすごい! 2011」です。 「2011」とかついてますが、今回かぎりの思いつき企画です。 紹介している7つのフォントも、べつに今年リリースされたというわけではありません(笑) 「実用性部門」、「多様性部門」、「貢献度部門」の3つの部門に分けて、フォントを紹介しているのですが、どんなフォントが選ばれているのかは、実際に本を見て確かめていただければと思います。 (今回の特集では「お薦めフォントの紹介」という形を取ることで、これまでずっと書きたくてもページ数やタイミングの関係で書けなかったいくつかの小ネタをようやく書くことができたので、わたし的にはずいぶんすっきりしま
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 こんにちは。榊です。 今日もまた、何の役にも立たなさそうなフォント関係の小ネタを一つ。 ■ 『花咲くいろは』のフォント 上の画像は、この4月から放送されているTVアニメ 『花咲くいろは』のオープニングに登場するタイトルです。 このタイトルにはモリサワのはるひ学園というフォントが使われています。 このブログや『書体の研究』でも何度か紹介していますが、文字を構成するエレメントの間に隙間がたっぷり取ってある、ゆるい感じのフォントです。 (参考: → ゆず屋: [フォント] 『純真ミラクル100%』) 文字に隙間が多いせいか、大きなサイズで使うとバラけた感じになりがちなんですが、こうやって小さめのサイズで使うといい感じですね。 実際のフォントで再現してみると、下のようになります。
こんばんは。榊です。 今日もまたライトノベルのフォントの話です。 今日の題材はMF文庫Jの『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』です。 個人的に、この表紙はライトノベルの表紙デザインとしては完成形といって良いのではないかと思っています。 背景は白地。可愛い女の子のイラスト。ワザと冗長にしたと思われるちょっとあざといタイトル。そしてフォントははせトッポ。 まぁ、「可愛い」というのは主観的な印象ですが、制服と黒ストというポイントも押さえられていますから多くの人の同意を得られることでしょう(メガネが足りませんが……)。 ブラウンとピンクというシンプルな色の組合わせもいい感じです。 で、フォントの話ですが、このタイトルには下の図にあるようにはせトッポとタカハンドいうフォントが使われています。 この「はせトッポ」と「タカハンド」というのはモリサワの出しているフォントで、『書体の研究』でも何度
こんばんは。榊です。 今日はあの地震のあった3月11日以来、最初の更新となります。 被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。 私はというと、Twitterでも書きましたが、地震の当日こそ電車が止まったため職場から自宅まで歩いて帰るはめになったものの、それ以外には目立った被害もなく、おかげさまで普通に生活しております。 自宅の本棚が倒れて自室の床一面がラノベだらけになっていましたが、その程度で済んだのは幸いでした。 そんなわけで、ブログの更新が滞っていたのは単にサボっていただけです…… で、その間なにをやっていたのかというと、録画してあるアニメを消化したり、好きなアニメを観なおしたり、積んであるラノベを消化したりと、非常に忙しい(?)日々を過ごしておりました。 そのときに、『Panty&Stocking with Garterbelt(以下、「PSG」)』のフォントの話を書くつもりですっ
こんばんは。榊です。 今日は、電撃文庫から先日発売になったライトノベル『シロクロネクロ』のロゴに使われているフォントの話です。 このタイトルに使われているフォントは qooc Roman KT。 「フォント910」で公開されているフリーフォントです。 フォント910では、「シネマ明朝かな」、「SFジー・クリフかな」など、個性的なデザインの様々な仮名フォントをダウンロード販売されているのですが、この「qooc Roman KT」はフリーで公開されています。 サイトの説明によれば、「アルファベットのセリフ体をベースにデザインした1byteカタカナフォント。ロマンチックさと神秘性を兼ね備えつつ、文字のカーブを緩やかにすることで、上品さを演出しました」とのことで、とても雰囲気のあるデザインのフォントです。 ある意味、とてもラノベ向きのフォントともいえ、実際、この『シロクロネクロ』以外のラノベにも使
■ 新刊完成! こんにちは。榊です。 去年の冬コミで出せずに延び延びになっていた『書体の研究』の新刊がようやく完成しました。 昨日、印刷所に入稿したので予定通り次のコミティアで頒布できそうです。 開催日や配置は次の通りです。 COMITIA 95 2011年 2月13日(日) 於 東京ビッグサイト 配置:し-26a ■ 情報量の多い書体を使おう! 今回の『書体の研究』も、いつもと同じく「特集」+「ろごたいぷっ!」という構成です。 特集のテーマは「情報量の多い書体を使おう!」。 ちょっと意味の分からないテーマですが、ようするに「目立つ書体」についての話です。 ライトノベルやコミックスに使われている書体のなかから、4種類の「目立つ書体」を選び、実例を挙げながら紹介しています。 あと、今回は小特集として、「Bodoni という書体について」という7ページの記事を載せています。 これは、前号(
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 こんばんは。GALAXY Tab を買ったとたんに割り引きキャンペーンが始まってへこんでいる榊です。 予約までして買った客の立場っていったい…… さて、気を取り直して今日はフォントの小ネタを一つ。 Windows に標準で付いている MS明朝やMSゴシックは商用利用できる という話です。 と書くと、「お前、『書体の研究(商業誌版)』で商用利用できないって書いたじゃないか」と言われそうですが、実は、今は使えるんです。 というのも、MS明朝やMSゴシックの権利はリコーが持っているので、以前(2009年4月)に商用利用の可否について問い合わせたんですが、そのときは次のような回答でした。 (以下、(株)リコー TTWインフォメーションセンターよりの回答からの抜粋)申し訳ございません
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 え~ タイトルの通り NTT docomo から発売された GALAXY Tab を購入しました。 もともと iPhone 3GS と iPad ユーザーなので、その間のサイズの端末を探していたんですが、先日ドコモショップで実機を触ってみたところ、持ち歩くにはちょうどよさそうな感じでしたので思わず予約してしまいました。 そんなわけで、今日は比較写真を少しアップしてみたいと思います。 ■ 本体サイズ まずは iPad との比較。 写真の通り、GALAXY Tab の大きさは iPad の約半分です。 重さも iPad(Wi-Fiモデル)が 680g なのに対して GALAXY Tab が 382 g と、半分ちょっと(56%)になっています。 サイズや重さの違いからも明らかな
こんばんは。榊です。 最近、携帯電話の買い換えを検討しているのですが、次から次へと新機種が発表されるので混乱気味です。 発表されたときに良いなと思っても、発売される頃にはもっと良い機種のうわさが出てくるのでタイミングが難しいんですよね。 とりあえず、今使っているドコモの携帯をスマートフォンに機種変更したいんですが、Galaxy s の画面が好きになれないんですよね。 そんなわけで、年明けまで様子見の予定です。 iPhone 3GS もiPhone 4に変えたいんですが、予算の都合が(笑) ■ 『学校の階段』のフォント 今日はファミ通文庫のライトノベル『学校の階段』(櫂末高彰)のロゴの話をしたいと思います。 2006年の2月に第1巻が発売され、本編全10巻+短編集1巻が出ています。 2007年には実写映画にもなっているのでご存じの方も多いかと思います。 この作品のタイトルロゴに使われているフ
こんばんは。榊です。 10月も半ばになって、今期のアニメもほぼ出そろいましたがいかがでしょうか。 個人的には、原作付きのいくつかのアニメが、予想よりもずっといい感じだったので安心しているところです。 イカ娘の声も、実際に見てみると意外なほどあっていて、キャスティングされた方はさすがだなぁと思った次第です。 それにしても、イカ娘にしてもソラノヲトにしてもそうですが、金元寿子さんの声ってとても22歳には聞こえないですよね。 高校生くらいかと思ってました。可愛すぎです。 ■ 『もっとToLOVEる』 今期始まったアニメの中に『もっとToLOVEる』がありますが、その中で気になったのが各話タイトルのフォントです(下の画像)。 (画像をクリックで拡大表示) 各話タイトルと言っても、毎回3話構成なので何度も出てくるんですが、そこでフォントワークスのライラというフォントが使われています。 エキゾチックな
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 こんばんは。榊です。 先週の土曜日は「アンチゴチのおはなし」というタイトルで話をさせていただきました。 予想外にたくさんの方に見に来ていただき、本当にありがとうございました。 なにぶん初めての Ustream 配信だったもので、スムーズとはいえないものの、とりあえず何とか終えることが出来ました。 (途中、マイクのケーブルが抜けたりもしましたが……) 一応、録画を残してありますのでご興味のある方はこちらでご覧いただくことができます。 → Ustream:「アンチゴチのおはなし」 最初の数分が欠けている上に冒頭画面が真っ黒ですが(笑) あと、話の中でご紹介した参考文献はこちらになります。 紹介したときにも言いましたが、この2冊に載っている内田明さんの記事にはアンチック体やア
今週土曜日の夜に「アンチゴチのおはなし」というタイトルで話をさせていただこうと思っています。 Ustream で、夜 9:00 から1時間程度の予定です。 『書体の研究』Vol.7 をお読みいただいた方はご存じのように、「マンガの書体。文字の演技力。」という記事の中で漫画の吹き出しに使われている「アンチゴチ」という混植を紹介したのですが、その記事を書いてからも少し勉強したので、その内容を話したいと考えています。 本当は文章にまとめるべきなんですが、ブログにアップするにはちょっと長くなりますし、かといって『書体の研究』に載せるには真面目すぎて本の趣旨から外れるので、こういう形となりました。 当日、準備が出来たら Twitter でアナウンスさせていただきます。 → ゆず屋の Twitter ■ お願い 一応、動画配信なので画像を出しながら話すわけですが、書体の細かいところを見ていただくには解
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 こんにちは。榊です。 ちょっとバタバタしていたもので、ほぼ一月ぶりの更新となってしまいました。 今日は夏コミで出した『書体の研究』Vol.7 について若干の補足をさせていただきたいと思います。 なお、今日の記事では画像をクリックすると PDF が開きますのでご注意ください(そこそこの解像度のJPEG や GIF では微妙な線がうまく出なかったもので)。 ■ Bodoni (ボドニ) 今号では『Angel Beats!』の記事の中で Bodoni という欧文書体を紹介させていただきました。 各話タイトルの文字が Bauer Bodoni だという話です(46~47ページ)。 その説明の中で、「Bodoni を元にした書体はいくつかありますが、なかでも Bauer Bodoni
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 「紙の本は無くなるだろうか」なんて大きなタイトルですが、単なる雑談ですので気軽にお読みください。 ■ 「写研」という本 上の写真にあるのは写研が発行していたPR誌『写研』の第19号です。 発行は今から40年前の昭和45年(1970年)。まさに写真植字の隆盛期といえるでしょう。 したがって、内容の方も「写植オペレーターは花形職業」とか、そういった感じになっています。 実際、この時期の本を見ていると大勢の女性写植機オペレーターが写植産業(と出版)を支えていたようで、そういった人たち向けの「スピカ印字スピードコンテスト」なるものまで開かれていたりします(スピカは写植機の名前)。 そのコンテストの上位入賞者は20分で約1000字、つまり1分に50字という驚異的なスピードをたたき出し
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 こんばんは。榊です。 先日書いたように夏コミ新刊も無事入稿できたので、この週末は録画してあるアニメをのんびり見てすごしています。 今期のアニメもぼちぼち第3回くらいまで見たわけですが、個人的に好みの作品が多くホクホクです。 『祝福のカンパネラ』の作画が予想したほど悪くなかったのでほっとしたり、『アマガミSS』で「うぉ~、ポンプ小屋!」と叫んでみたり、『ストライクウィッチーズ2』第2話の全員が駆けつけるところで一人テンション上がってみたり。 はたまた、『生徒会役員共』ではデフォルメキャラの時の日笠陽子さんの声にもだえてみたり。 なかでも一番驚いたのは、『あそびにいくヨ!』の第1話を見て「このややこしいシチュエーションでどうやって話を進めるんだろうと思っていたら、あっさり第2話
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介。オタクのためのフォント読本「書体の研究」の情報も。 こんばんは。榊です。 ブログの更新が一月ほど滞っていましたが、その甲斐あって昨日、『書体の研究』Vol.7 の原稿を印刷所に送ることが出来ました。 これで夏コミに新刊を持って行くことが出来ます。 というわけで、早速ですが今日は新刊の内容の紹介をしたいと思います。 ■ オタクのためのフォント読本『書体の研究』Vol.7 今回の特集タイトルは「マンガの書体。文字の演技力。」。 文字通り、マンガでどういった書体が使われているのかを紹介するものです。 前半と後半とに分かれており、前半では「アンチゴチ」と呼ばれるマンガのフキダシではスタンダードな書体について、その由来や具体的なフォントとしてどういったものがあるのかを紹介しています。 後半ではアンチゴチ以外の書体としてどのようなものが
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