サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
zai.diamond.jp
しかし、「people familiar with talks at the BOJ」という表現は英語的には「BOJ officials」と実質同じ意味を表しているということもあるのだろうか? 筆者は日頃から金融市場のニュースに慣れ親しんでいて、英語を日常的に使う環境で何年も過ごしてきた経験がある2人の日本人に、念のため、2つの表現のニュアンスは同じようなことなのか、異なることなのか、聞いてみた。 すると、2人から共に「明確にこの2つの表現は区別される」という答えが返ってきた。 すなわち、「BOJ officials」とは日銀内部の人のことであり、一方、「people familiar with talks at the BOJ」には、日銀内部の人だけでなく、日銀内部の議論に精通している「日銀ウオッチャー」のような人も含まれるというのだ。 問題のブルームバーグ・日高正裕記者の記事「日銀:金
では、ブルームバーグ・日高正裕記者の記事「日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討-関係者」のなかに出てくる「関係者」とはいったい誰なのだろうか? そのことについて、ズバリの回答にはたどりつけないとしても、ここから、あれこれと検討してみたいと思う。日高記者の記事にはあれこれ検討してみたくなるような、気になる点がいくつもあるのだ。 ■「日銀関係者」という言葉は記事のどこにもない 少し細かい話になるが、まずは「関係者」にからんだ表現が元の記事ではどうなっているのか、事実を確認しておきたい。 日高記者による「日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討-関係者」という記事ではタイトルと本文であわせて3カ所に「関係者」という表現が使われている。 この記事ではタイトルと本文、あわせて3カ所に「関係者」という表現が使われている。 本文では2カ所使われており、そのいずれも「複数の関係者による
今回、4月22日(金)に公開されたブルームバーグ・日高正裕記者による「日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討-関係者」という記事が市場にオドロキをもって迎えられたのは、日銀が金融機関への貸し出しをマイナス金利で行うというアイデアだけに理由があるわけではない。 「日銀:」で始まり、「-関係者」で終わる日高記者の記事タイトルが、いかにもその情報が日銀内部からストレートにもたらされたものだと読み手に受け取られたからこそ、これだけ騒がれたのだ。 ■「貸出金利マイナス案」自体は日経新聞も取り上げていた アイデアだけであれば、ブルームバーグ・日高正裕記者の記事以前から、取り上げる人は複数いたのである。 たとえば、ECB(欧州中央銀行)は3月の追加緩和時にTLTRO2(貸出条件付き長期資金供給オペ第2弾)を導入しているが、これは中央銀行が金融機関への貸し出しをマイナス金利で行い得るという内容を
日経平均先物はわずか6分ほどで960円の急落、米ドル/円も約3分で約3円の急落──2016年4月28日(木)、日本銀行(日銀、Bank of Japan、BOJ)が追加緩和を見送ったことは市場に深い失望をもたらした。日銀発表後、金融市場では激しい株安・円高相場が展開されたのだ。 【参考記事】 ●日銀追加緩和見送りで円全面高に! ドル/円は一時、108円台後半まで急落! (出所:CQG) ■ブルームバーグ・日高正裕記者の記事で市場は大騒ぎ! ただし、日銀発表だけを見ているのでは、この相場展開の全貌を理解するには不十分だろう。日銀発表の6日前、4月22日(金)にこの相場の第一幕はすでに開いていた。 その幕を開けたのは4月22日(金)に公開されたブルームバーグ(Bloomberg)・日高正裕記者の記事。これをきっかけに、市場の日銀追加緩和期待は膨れあがり、一気に株高・円安が進んだのだ。日銀発表後
■MT4口座でトレードバトル! 首位「まさと」の正体は? FXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)口座、[FXTF MT4]で継続的に実施されている「リアルFXトレードバトル」では、2017年2月現在も熱戦が繰り広げられています。 それにしてもイメージキャラクターの「こじるり」が、かわゆいですね~。 【参考記事】 ●動画あり:「こじるり」こと小島瑠璃子さんがFXTFの新イメージキャラクターに! 今回のトレードバトル、期間は2017年2月1日(水)~2017年6月30日(金)までです。我こそは! という方はぜひチャレンジを。 ところで、みなさん、現在このバトルでトップを走っているトレーダー、「まさと」さんをご存じですか? 2016年4月18日(月)時点、「まさと」さんの損益は446万円! 実は、「まさと」さんは、2016年3月まで開催されていた前回の「リアルFXトレードバトル」
前回の記事で説明したとおりで、ワラボットのロジックはだいたい理解できたが、気になるのがマウストラップ。ネズミのワナ……? 「市場にワナを仕掛けるような手法なんです。これはロブの『サプライズトレード』という手法がもとになっています。特徴はリスク・リターンが大きくて、勝率が低いこと。勝率は15%くらい(笑)」 (出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー) たった15%!? それってぜんぜん笑えない……と思うのだが、それでも問題ないことを、サプライズトレードの特徴を知れば理解できるはず。 サプライズトレードは『アリゾナルール』と呼ばれるロブが編み出した一連の手法の1つ。アリゾナルールでは、800SMA(単純移動平均線)と、62EMA(指数平滑移動平均線)、それに200SMAを使うが、サプライズトレードでは800SMAと62EMAの2本だけでOK。 【参考記事】 ●ロブ・ブッ
今もっとも話題の「貯金3億円男」がザイFX!に登場 今、もっとも旬のFXトレーダーと言えば、この人だろう。 「今年の収支は4億5000万円のマイナス。大金を失うのはつらいですが、だからこそ極限のスリル、喜びがあり、おもしろいんです」 一般人の感覚からはかけ離れた言葉を放つのは、「貯金3億円男★大先生」。常識外れの損失額で大きな話題となっている投資家だ。Twitter(@daisensei777)やまとめサイトなどで、その存在を知っている人も多いだろう。 しかし、先に述べておくと、あなたの描いている「貯金3億円男像」は間違っている、たぶん。 取材してみると、非常に興味深い人物だった貯金3億円男。その正体を覗いていこう。 2カ月で4億円以上を失った大先生トレードの軌跡 大先生の損失が明るみに出るきっかけとなったのは、「ファイナンススタジアム」。YJFX!の口座での損益状況が、ほぼリアルタイムで
(出所:ヒロセ通商) しかも、そのあと2、3時間で急速に値を戻し、結局、1月11日(月)の南アフリカランド/円は7円付近で取引を終了しています。めちゃくちゃ荒っぽい動きでしたね。 ちなみに、日足で見てみるとこんな感じです。 (出所:ヒロセ通商) 117円のドル/円が20分で100円まで暴落したようなもの チャートで見ると、それなりに大きな動きに見えますが、実際の南アフリカランド/円のレートは7.2円あたりのものが6.2円あたりまで、1円ほど下落しただけ。これだとあんまり大きな動きというふうには思えないかもしれません。 ですが、米ドル/円のレートに換算して考えると、どれだけ大きな動きだったか? ということがよーくわかります。 南アフリカランド/円のレートを17倍すると、だいたい2015年1月現在の米ドル/円レートの水準(7円×17=119円)と同じくらいになります。今回の動きも、たかが1円で
2024年10月11日(金) 10月11日(金)■『主要な株式市場及び米国債利回りの動向』と『米国の生産者物価指数とミシガン大学消費者信頼感指数[速報値]の発表』、そして『米国の金融政策への思惑』に注目! 本日の為替相場の焦点は、『主要な株式市場及び米国債利回りの動向』と『米国の生産者物価指数とミシガン大学消費者信頼感指数[速報値]の発表』、そして『米国の金融政策への思惑』にあり。 … 2024年10月10日(木) 10月10日(木)■『主要な株式市場及び米国債利回りの動向』と『米国の新規失業保険申請件数と消費者物価指数の発表』、そして『米国の金融政策への思惑』に注目! 本日の為替相場の焦点は、『主要な株式市場及び米国債利回りの動向』と『米国の新規失業保険申請件数と消費者物価指数の発表』、そして『米国の金融政策への思惑』にあり。 … 2024年10月09日(水) 10月9日(水)■『主要な
※(1)~(4)の各分類をクリックすると、その分類の詳しい紹介へ移動します。 この記事では、それぞれのタイプの特徴に加え、各FX口座の「取り扱い通貨ペア数」「最低取引単位」「売買手数料」なども紹介します。また、各口座の「おすすめポイント」も掲載しているので、FXの自動売買ができるFX口座を選ぶときの参考にしてください。(最終調査日:2024年10月2日) なお、各口座の「ストラテジー数」は、同じロジックのストラテジー(売買戦略)でも異なる通貨ペアで稼動しているものについては、個別にカウントした数値を掲載しています。 (1)リピート系発注機能【ループイフダン・トラリピなど】 高度な発注方法を、画面を見ながら簡単に設定できるのが魅力! FXの自動売買(システムトレード)に興味があれば、「ループイフダン」や「トラリピ」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。これらは、指定した値幅の中に新規
ウワサのギャル男トレーダー登場! 「僕は勝ち続けると思います。市場環境が変わっても、『仮説→検証』のプロセスで新しい環境に合ったやり方を見つければいいだけだから」 そう話すのは、2015年2月に刊行した著書『東大院生が考えたスマートフォンFX』(田畑昇人著・扶桑社・税込み1512円)がベストセラーとなっている田畑昇人さん。そのギャル男な見た目とは裏腹に、FXに対して理論的にアプローチして勝ち続けている。 「『今、勝てること』と、『勝ち続けること』って大きな違いがあると思うんです。今、勝っているやり方でずっと勝ち続けられる保証はない。僕自身、本に書いたやり方をチューニングしながら使っているんです」 この言葉どおり、東京大学大学院の学費をFXからの利益でまかない、また、2014年から2015年にかけて、7カ月に渡って展開されたザイFX!編集部主催の「ザイFX!杯 FX毎日バトル!」では当初の宣
■10月30日に黒田日銀は追加緩和に動かない… みなさん、こんにちは。 10月30日(金)には、注目の日銀金融政策決定会合が予定されています。 しかし、8月に急落を演じた後の日本株は、本稿執筆時点で1万8500円近辺で底堅く推移していることもあり、黒田日銀総裁は追加緩和に動かないだろうというのがマーケットのコンセンサスになりつつあります。 (出所:株マップ.com) これは下記の麻生財務相のコメントにも示唆されています。 今すぐ日銀が追加緩和という状況ではない=麻生財務相 麻生太郎財務相は16日夜放送されたNHKとのインタビューで、景気対策としての追加緩和について「たぶん日銀も、今すぐさらに金融緩和というのではない。今、カネは余っているのであって、むしろ需要が足りない」と述べた。 出所:ロイター ただ、10月30日(金)の日銀会合はゼロ回答ではないかとの予測が浸透してきているにもかかわらず
今回は、日本の店頭FXにおける、通貨ペアごとの取引金額について取り上げたい。 ■日本の店頭FXでは米ドル/円の取引が8割超 みなさんは、日本の店頭FX全体の取引金額についてご存知だろうか? 一般社団法人・金融先物取引業協会では、通貨や通貨ペアごとの取引量や取引金額をまとめた、「店頭FX月次速報」を毎月公表している。それによると、2014年12月の店頭FXの取引金額は、全体で641兆円にもなるという。 以下は、その中で、取引金額上位20通貨ペアを抜き出したものだ。
(「 【season2 第69回】残り5分で覚醒したみっちゃんがスゴすぎる! 次回衝撃の最終回!」からつづく) ごくふつうの主人公・まりおくんの唯一の趣味はFX。しかし実態は負けてばかり。そんなまりおくんを凄腕トレーダーと勘違いして弟子入りしたみっちゃんを始め、個性的な人物が次々と登場。そのストーリーを楽しみながら、トレード手法などが学べるユニークなFXコミック、書籍「リスク on まりおくん」。 新たな展開を見せているseason2。今回はいよいよ最終回。てつやとの壮絶な戦いで逆転したみっちゃん。が、その身体は三好にナイフで刺され、重傷のまま。勝負の行方は? そしてみっちゃんの身体は…? 2012年のシリーズ開始から3年以上、season2開始から2年弱にわたったストーリーがひとつの幕を閉じる。
■8月24日(月)はリーマンショックや9.11をしのぐ大暴落! 前回のコラムでも経済危機の可能性に言及し、リスク資産から手を引けと警告を出したが、早くもその当日(8月21日)から米国株市場が崩れ、その影響で今週月曜日(8月24日)は、名実ともにブラックマンデーとなった。 【参考記事】 ●2015年は中国で「李万姉妹」事件発生!? 経済危機警戒、リスク資産から手を引け!(2015年8月21日、陳満咲杜) 8月24日(月)は日経平均の急落もあり、NYダウはオープン間もなく1000ドルの大暴落を記録し、米ドル/円ではわずか2分間で3円もの変動があった。 (出所:米国FXCM) 筆者の記憶では、あのリーマンショック時でもNYダウの1日の下落幅は1000ドルを超えず、また、米ドル/円の2分間に3円という値動きは、あの9.11に匹敵する急変だった。 その時、筆者はラジオ番組に出てリアルタイムで相場解説
ザイFX!トップ > FXトレーダー(FX投資家)の取引手法を公開! > 【元ミス慶応 葉那子が本気で挑む「FX道!」】ひろぴーの実践トレード塾(4) RCIを効果的に使う方法とは?
■社畜の妖精「にほんばっしー」だバシ!? 突然ですが、みなさんは、日本屈指の金融街・東京日本橋に生息する金融社畜の妖精、「にほんばっしー」をご存知でしょうか? Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)などのSNSを駆使して、めちゃくちゃ精緻なガチンコのマーケット情報(指標予想や概況解説)を配信しながら、たまにゆる~く日本橋界隈に降臨する「にほんばっしー」。SNSでは、「中の人」が素顔を隠して登場することもしばしば…。 特に、米雇用統計の重要指標、NFP(非農業部門雇用者数変化)の数値を予測する「にほんばっしーモデル」は、よく当たるとフォロワーのみなさんの間でも評判。 シュールな「にほんばっしー」の出で立ちとは裏腹に、明らかにプロっぽい視点で提供される予測データや解説コメントは魅力的です。
(「使うのは「2つの数字」だけ! ”タートルズ流”資金管理&リスク管理術」からつづく) 投資の達人、小次郎講師さんに教えてもらう伝説の投資家集団「タートルズ」の方法論の2回目! 前回では、投資用資金を正確に把握することと、投資先が1日にどのくらい動くのか(ATR)を把握することが重要、ということを覚えた。今回は具体的な取引量の決め方を教えてもらおう。 「ユニット」で考えるとリスク計算はめちゃくちゃ簡単になる! 自分の投資用資金を正確に把握して日々のATRを計算したら、タートルズ流の資金管理&リスク管理の準備は完了だ。あとは電卓なりエクセルなりを用意してちょっとした掛け算と割り算をするだけで、最適な取引量が決まる。 「次に覚えてほしいのが『ユニット』という考え方です。ユニットとは、『自分の投資用資金の1%を1日でリスクにさらす取引量』。これを知っているとFXの米ドル/円やユーロ/米ドルはもち
【暗号資産(仮想通貨)をどこで取引しようかなと思っている人向けの参考コンテンツ】 ●ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引におすすめの業者を比較! ●ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)の取引所/販売所を比較! おすすめは? 億トレーダーもスイスフランショックに巻き込まれる 「SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])が無制限介入を開始してから、ユーロ/スイスフランは一度も1.20フランを割っていませんでした。昨年(2014年)12月にはSNBがマイナス金利の導入を発表して、100pipsほど跳ね上がって稼げたこともあり、『もう一度!』と思って1月初旬に20万通貨、ロングにしました」 そう振り返るのはFXトレーダー・ぶせな氏。スキャルピングを得意として億を稼ぎだす上級者だ。ところが、今回のスイスフランショックでは、ぶせな氏と同じような思惑のもとで取引していた人の多くが打撃を受け
2015年1月15日(木)に起こった“スイスショック”の影響を受け、欧米では破綻する大手FX会社も出てきました。 今回は米国在住の広瀬隆雄さんに欧米のFX会社に対する“スイスショック”の影響などについてご寄稿いただきました。広瀬さんはJPモルガンなどを経て、米国にて投資顧問会社を設立。現在は人気投資ブログメディア「Market Hack」の編集長も務めています(ザイFX!編集部)。 スイス中銀は無制限為替介入をなぜやめたのか? 1月15日(木)にスイス中銀(SNB([スイス国立銀行])は、1ユーロ=1.2スイスフランに設定していた対ユーロでのスイスフラン上限(キャップ)をやめると突然発表しました。 【参考記事】 ●ユーロ/スイスフランが約3800pips大暴落! スイス中銀が防衛ラインの撤廃を発表!(2015年1月15日) (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/
SNBの防衛ラインに接近するユーロ/スイスフラン ユーロ/スイスフランの下落が止まらない。SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])が「これ以上はスイスフラン高を進ませない」と設定した防衛ラインである1.2000フランに接近している。 【参考チャート】 ●FXチャート&レート:ユーロ/スイスフラン 日足 (出所:米国FXCM) 当コーナーでは2014年9月にも、ユーロ/スイスフランに注目した記事を公開しているが、その時のユーロ/スイスフランは1.2040フラン近辺だった。直近は、その水準を下抜け、1.2010フラン近辺まで下落しており、SNBの防衛ラインにさらに接近している。 【参考記事】 ●【警戒】スイス中銀の防衛ラインに接近! ユーロ/スイスフランを取引できる口座は? SNBはリセッションとデフレを回避するため、2011年9月6日にスイスフランの対ユーロレート(ユーロ/スイスフラン)
■為替レートの便利な単位「pips」 個人投資家のブログなどでよく見かけるのが「pips」(ピップス)という単語。「どんな意味……?」と思って辞書を引いても「小さな種子」とか「トランプの目」なんて書いてあって、FXに関係のありそうな意味は見当たらない。しかし、為替レートの単位としてよく使われる言葉だ。 為替レートの単位は米ドル/円だったら「円」や「銭」、ユーロ/米ドルだったら「ドル」や「セント」だし、通貨ペアによって異なっていてややこしい。そのややこしさを取っ払ってくれる便利な単位が「pips」なのだ。 ■「下2ケタ表示」と「下3ケタ表示」の違いに気をつけて よく使われるのが「今日はドル円で50pipsの利益だったよ~♪」なんて言い方。これは50銭幅の利益を取れましたということ。なぜ「銭」を使わずに「pips」を使うかというと、異なる通貨でも比べやすくするためだ。1ドル100円15銭だった
■SNBが対ユーロでの防衛ラインを撤廃 2015年1月15日(木)、SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])は、スイスフラン高を進ませないために、ユーロ/スイスフランで設定していた防衛ラインの撤廃を発表した。これにより、急激なスイスフラン高が進み、ユーロ/スイスフランは短時間のうちに大暴落した。 SNBはリセッションとデフレを回避するため、2011年9月6日にスイスフランの対ユーロレート(ユーロ/スイスフラン)の下限(ユーロ安・スイスフラン高)を1ユーロ=1.2000フランに設定。そして、これを割りそうになった場合、あるいはそこを割り込んだ場合は無制限の市場介入を行うとしていた。 2011年9月にSNBがユーロ/スイスフランの防衛ラインを設定した際の記事は以下のとおりだ。 【参考記事】 ●為替介入で大暴落したスイスフラン! 大損失を被った個人トレーダーも!? しかし、このところ、ユーロ
■2015年は株高・円安だが、一筋縄ではいかない? いよいよ年末となった。今回は慣例となる来年(2015年)の相場見通しを記しておきたい。 株高・円安が進行し、しっかりしたトレンドを継続しているゆえ、2015年の見通しといえば、事実上、株高・円安が継続されるかどうかではなく、どこまで進むかの問題だと思われる。 もっとも、相場の見通しはスパンによってかなり違ってくるし、円相場に限っていえば、来年(2015年)だからこそ、一筋縄ではいかない可能性が大きいと思う。 何しろ、戦後もっとも強い円安トレンドは、数年スパンで見ていくとすでに終盤にかかっているので、2015年は今年(2014年)のような一本調子な相場を再現しにくいだろう。 肝心なのは、やはり本コラムが繰り返し指摘してきたように、そもそも2011年10月末に達成された戦後最安値から、米ドル/円は10円以上の調整幅なしでほぼ一本調子に120円
ロシアが一気に6.5%も利上げして、政策金利17%に ロシア中央銀行は12月16日(火)早朝、緊急利上げを行った。主要政策金利である1週間物入札レポ金利を10.5%から17%へ一気に6.5%も引き上げたのだ。これは急激に進んでいるロシアルーブル安に対応した通貨防衛策。 ロシア中銀は声明で「著しく高まっている通貨ルーブルの下落リスク、およびインフレリスクの抑制が決定の狙い」と説明している。 この利上げ幅はロシアがデフォルト(債務不履行)となった1998年以降で、もっとも大幅なものだ。 1日で約14%ものロシアルーブル安! このところ、原油相場が大きく下落しているが、これにより、原油依存度の高いロシア経済への影響が懸念され、ロシアルーブルは大きく下落している。 (出所:CQG) 2014年の年初、米ドル/ロシアルーブル(USD/RUB)相場は1ドル=32.9ルーブル付近だったが、これがグングン
本当に勝っている投資家がどこに着目して、どんなトレードをしているのか? それを知れば、勝てるトレーダーになれるかも! ここでは、【レートで勝つ!】トレーダーの代表、ディーラー歴30年の超ベテラン水上紀行さんをご紹介します! 「相場の分析ではテクニカル分析やファンダメンタルズ分析が二本柱とされますが、三本目の柱となるのが『値動き分析』なんです」 耳慣れない言葉を口にするのはディーラー歴30年の超ベテラン・水上紀行さん。世界の三大為替市場である東京、ロンドン、ニューヨークを舞台に活躍してきた一流ディーラーだ。 「FXの取引ツールには為替レートが表示された画面があります。チカチカしているあの動き方から為替レートの動き方を予測できるんです」 その画面は「プライスボード」と呼ばれたり、「為替ボード」と呼ばれたりするが、どんな取引ツールにも必ずついている。会社によっては、上がると赤く、下がると青く光っ
ヒストリカルデータ(過去データ)を入手できるFX会社はどこ? まず、はじめに読者のみなさんはヒストリカルデータについてご存知だろうか。 ヒストリカルデータとは、文字どおり「過去データ」のこと。相場の世界でヒストリカルデータといえば、通常は過去一定期間の4本値(始値、高値、安値、終値)のことを指す。 ヒストリカルデータは、システムトレードで用いるプログラムなどをバックテストするときに使うのが、その使い方の代表例として挙げられるだろう。そのプログラムを過去の相場にあてはめたとき、どんな成績になるのかを検証する際に、バックテストのデータを使うわけだ。 また、システムトレード以外にも、過去の動きから相場の特徴を探り、今後のトレードに役立てたいというときに、ヒストリカルデータを使うこともできるだろう。 そこで今回は、そのヒストリカルデータを公開しているFX会社を紹介したい。以下は、ウェブサイトから誰
FXで相場の先行きを予想し、トレード戦略を立てるときには、為替マーケットに参加する他のトレーダーのポジションや注文(オーダー)の情報から「売買比率」(「売り」と「買い」のバランス)を知ることも重要です。 ポジションが売りか買いのどちらかに傾いているなら「近いうちに解消の動きが出て、相場が反転するのでは?」と予想できたり、売りと買いが拮抗しているなら「しばらくレンジ相場が続くかも?」などと予想することができます。こうした情報を取り入れることで、マーケット分析の精度を高めることができるのです。 ポジションの「売買比率」を知るためのコンテンツとして、有名どころでは、米国のシカゴマーカンタイル取引所(CME)に上場しているIMM通貨先物のポジション動向、「IMM通貨先物ポジション」が挙げられますが、もっと手軽に利用できる類似コンテンツとして紹介したいのが、一部のFX口座が公開している、顧客の取引デ
個人投資家のオフ会で、私も参加している「FX友の会」の発起人の奈那子さんに「すごい勉強家でおススメ!」とご紹介していただき、なんとご自宅にお邪魔して取材をさせていただきました! 年齢も近く、何より平日は会社員としてお仕事をされている兼業トレーダーということで、今の私には参考になるお話がたくさん聞けました。 27歳の兼業トレーダーは、スイングトレードで負けなし! ひろぴーさんのトレードスタイルは、数日間ポジションを保有するスイングタイプ。 今のトレードスタイルを確立されたという2012年7月以降は、2012年9月のマイナス1%の負け越しを除いて、毎月プラス収支という安定したトレード成績を収めている方です。 レバレッジはほぼ1倍で、1回のポジションの最大損失は1~2%程度に抑え、月に1000pipsで3~10%のリターンを目標とする、ザ・堅実トレーダー。 チャートの確認は朝の出勤前に30分、お
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ザイFX! - FXトレーダー、FX初心者に役立つ為替チャートやFX会社比較』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く