ツユクサは美味しい。 新芽が柔らかなものが食用とされ易い野草の中にあって、セリやスベリヒユのように全草が食べられ、且つ冬以外は殆ど通年採取できるものというのは食用として優れていると言える。 ツユクサもそれらに近いものがあり、さすがに秋口にもなると枯れはじめていたり、そうでなくとも繊維質になりすぎて食用には向かなくなるが、それでも選べば食べられるものはある。 そんなツユクサの仲間にムラサキゴテンという植物がある。 メキシコの常緑性多年草で1955年に輸入されたTradescantia pallida ‘Purpurea’から作られた園芸品種らしい。 実家に帰った時に周囲を散歩すると、あちこちに野生化していた。改めて気にしてみると、民家の周りから堤防などまであらゆるところに生えていた。 これ、ツユクサ科だからツユクサと同じように食べられないだろうか? 枯れはじめてはいるが、触ってみるとまだ根元