最近よく話題になっているDaggerというCI/CD向けのdevkitについて、実際にコードを書きながら検証してみる記事です。 Daggerについて Daggerは、CIにポータビリティを持たせるためのdevkitです。Daggerでは、パイプラインの全てのアクションがDockerコンテナ上で実行されるため、Docker互換のランタイムが動作するマシン上であればどこでも同じ結果を得ることができます。 Daggerでは、パイプラインの記述をCUE(cuelang)で行います。CUEはGoogleが開発した設定ファイル記述向けの言語で、moduleやtemplate等強力な構文を兼ね備えたものになっています(jsonの拡張言語のような位置づけです)。JSONやYAMLにエクスポートも可能です。 上記より、Daggerは既存のCI/CDツール(CircleCI、jenkins、Github Ac