神戸市の10代後半の男子高校生が新型の豚インフルエンザに感染した疑いがある問題で、神戸市は16日、同じ高校の別の男子生徒も市環境保健研究所が実施した遺伝子検査で陽性反応を示したと明らかにした。市は国立感染症研究所に検体を送り、感染の有無の確認を急いでいる。 市保健所によると、新たに感染の疑いがわかった男子生徒はサッカー部の2年生で、15日朝に37.4度の熱があったが登校。早退して午後に受診した医院での簡易検査で、インフルエンザA型と判定された。同日夕には熱が39.7度に上がったため、16日午前1時すぎに発熱外来に入院。市環境保健研究所の遺伝子検査で陽性反応を示したという。