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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (19)

  • 仏教徒による人権侵害とレイシズム: 極東ブログ

    人権問題を考えるとき気を付けることは、人権とは普遍的なものだということだ。陰画的にいうなら、ナショナリズムの枠組みのなかで人権が問われているときには、人権を希求するかに見えて、巧妙に転倒されたナショナリズムに陥ってしまう危険性に注意を払うべきだろう。特に、日の人権問題を日の権力構造や社会構造として問うとき、それは具体的な条件においては例えば日国の法のありかたとの関連で問うときには十分な有効性をもつが、いつしか、日の権力構造や社会構造を批判するがために人権がその批判の道具となっているなら、批判という構図でありながら、現実的には日にしか関心が限定されていない極めてナショナリズムの傾向を帯びる。また、日の人権が個別の他国との関連で問われるときも、その傾向が強まる。しかし、人権とは普遍的なものであり、普遍の光の下で、日を越えた世界の全体のなかの市民としてまず質的に問われるものだ。そ

    t298ra
    t298ra 2013/06/23
    日本だと神仏一体みたいな感じになってるんでイメージ湧きにくいけど、神道はともかく仏教は結構排他的だよね。
  • 河本準一さんをめぐる生活保護費の不正受給疑惑について: 極東ブログ

    お笑いコンビ「次長課長」の河準一さん(私はこの人全然知らないのだけど)の母親に生活保護費が不正受給されていたのではないか、とする疑惑問題がツイッターで沸騰していた。何かが発動しているんだな、なんなんだろうかと、蟻の生活を観察するように(参照)眺めてみた。よくわからないせいか、自分の印象は浮きまくった。うむ。だったら異論の一つとしてブログに書いてみてもいいんじゃないか。ごく簡単に書いてみたい。 当の疑惑問題だが、NHK的にはこうまとめていた。「河準一さん 生活保護費返還へ」(参照)より。読むとわかりやすい口調でありながら、「それって不正なの?」という構図は、いい案配にボカされている。 この問題は、テレビや舞台などで活躍する河準一さんが一定の収入があるにもかかわらず、母親が生活保護を受けていると、先月、週刊誌で報じられ、批判されていたものです。 河さんは25日、東京都内で記者会見を開き

  • 4月から新社会人になる皆さんへ: 極東ブログ

    あまり多くはないと思うのですが、というかほとんどいなんじゃないかとも思うのですが、このブログの読者の方のなかに、もしかしたら、来週から新社会人になるという人もいるかもしれないと思って、今日は、それらのかたへ「贈る言葉」を書いてみます。自分が社会人になったばかりのころを思い出し、そのころ、何を言われてたらよかったかな、と考えながら。 1 社会人とは家計を営む人だと理解しましょう 社会人とはなんでしょう。社会を構成している人という意味なら、赤ちゃんも社会人ということになりますが、ちょっと違いますよね。ではなにかというと、実際的には「仕事をして世間様からお金を貰っている人」と定義してよいと思います。 じゃあ、「専業主婦は社会人じゃないの?」という疑問がすぐに起きるかもしれません。でも、その夫と家計を分担しているという意味で、専業主婦も社会人としてよいでしょう。 いきなり脇道にそれるようですが、こ

  • 福島原発が世界に残すかもしれないひどい遺産: 極東ブログ

    菅首相が昨日、脱原発の方針を目指すとして記者会見を行った。私はリアルタイムに聴いてなくてツイッターで話を知った。それによると「原子力は安全性確保だけでは律するのことできない技術だ」と述べたらしい。呆れた。当にそう発言したのだろうか。NHKの7時のニュースでその記者会見が小ネタ扱いで報道されたので聴いた。たしかにそう発言していた。東京工業大学も情けない卒業生を出したものだな。 最初に自分の立場を明確にしておくと、私は反原発でも原発推進でもない。現状の原発がこのまま推進できないことは明白であり、特に安全性対策と廃棄物処理について大きな変革が必要であるのは論を俟たない。また日の原発をなくすとしても中長期的な問題であり、当面は安全性対策が重視される。であれば、反原発でも原発推進でも中期的な展望に異なる点はない。つまり、現下の問題ではない。菅政権は復興という現下の問題に取り組むべきであって、脱原

  • 夢のチャーハン: 極東ブログ

    「夢のチャーハン」と言うと、夢のようにすばらしいチャーハンを思う人がいても不思議ではないから、最初にお断りしておかないといけない。その逆なんだ。こんなに貧しいチャーハンはないとくらいのもの。じゃあ、貧しくてチャーハンを夢に見るのかというと、そうでもないのだけど、だいたいあってるとも言える。夢に見たのだ、そのチャーハン。 夢のなかの出来事だと後でわかるんだけど、夢を見つつも、なんか変だなとは思っている。そんな夢にありがちな雰囲気。さて事か、と僕は思っている。冷蔵庫を開く。冷や飯以外にさしたる材はない。これはもう最終炒飯(参照)だなと思うけど、ネギもない。だめだ。かくなる上は冷や飯に水でもかけてうかと嘆息すると、年老いて痩せて、ちょっと汚れた調理服を着た中国人の料理人がニコニコとやってくる。誰、この爺さん。 「チャーハン、できるよ」という。 「ネギないんですよ」と僕は答える。 「ネギ、い

  • 2025年、世界最大の都市は東京。しかも、ダントツ。: 極東ブログ

    今日のCNNのニュースで、現在、世界最大の都市は東京であり、しかも、ダントツだという話があった。それはそうだろう。以前「東京が世界の中心なのかも: 極東ブログ」(参照)というエントリも書いたことがあるので、それほど驚きではなかったのだが、ニュースの詳細を見ていて、驚いた。2025年になっても世界最大の都市は東京であり、しかも、ダントツなようだ。日の人口は縮小し始めているのに、東京だけが世界に冠たるお化け都市になっていくらしい。 CNNのニュースは「世界の人口、巨大都市に集中の傾向 最大は東京圏」(参照)である。 国連がこのほど発表した報告書によると、人口1000万人を超える巨大都市の住民は現在、世界の都市人口の9.4%以上を占め、2025年には10.3%に達することが予想される。巨大都市の人口では、東京圏が世界首位に立っている。 国連経済社会局が3月末に発表した「世界都市化展望2009年

  • 自転車に課税しろ: 極東ブログ

    読売新聞社説「放置自転車税 鉄道に負担を課すのは筋違い」が、面白いといえば面白かった。放置自転車の対策費を得るために、豊島区が鉄道会社に課税する法定外目的税創設の条例案をいかんというのだ。確かに、駅前放置自転車の責任を鉄道会社に帰すというのは、変な話だなとは思う。読売も大衆迎合のいいところに目を付けた。 とはいえ、問題の放置自転車の対策はどうなるのか。読売はこう怒鳴る。 問題の責任は、放置者にある。撤去作業の回数を増やすなど、放置しにくくすることが、最も効果的ではないか。 なんだかなである。放置者ってみなさんのことですよ。みんなそろってアモラル(不道徳)なことやっているのだ。現代日人のプチアモラルの代表ともいえるのが自転車だ。歩行者に警告音を出して歩道を走る(これは違法です)、二人乗り、携帯電話しながら走行、喫煙走行、こういうのを見ながら、私は中島義道のように、「おめーらみんな叩き切って

  • 鳩山首相のマニフェスト違反より深刻な問題: 極東ブログ

    明白なマニフェスト(公約)違反で特徴付けられる鳩山政権の税制改正大綱が決まった。公約違反の予想はしていたのでさほどの驚きはないが、それに関連した深刻な問題に国民が直面することになった。しかし、まず表面的な問題からみていこう。 鳩山政権の税制改正大綱で、形の上ではりガソリン税の暫定税率を廃止としたが、ただ看板を掛け替えるだけで税の内実は維持された。民主党のマニフェスト(参照PDF)で示されていたことは、その減税効果を国民生活に及ぼすことであった。しかし、鳩山政権は暫定税の看板を「環境税」に書き換えて税収を国庫に納める決定をした。しかも「暫定」を「恒久」にした分、自民党政権よりもひどいことをやすやすとやってのけた。 自身の偽装献金すら認めているほど素直な鳩山首相なので(そして当然秘書の罪は議員の罪とする信条の鳩山氏は年初には素直に辞任されるのだろうが)、これがマニフェスト違反ではないとまで強弁

  • 鳩山首相政治資金問題会見、雑感: 極東ブログ

    昨晩、ちょっとした偶然で鳩山首相の会見をNHKで実況で見てしまった。気持ちの悪いものを見てしまったなというのが率直な感じだが、そう言ってしまえば、鳩山首相を気持ちの悪い奴だと思ったのかと誤解されるだろう。そうではない。もしそうなら、他のスプラッタなニュースと同様私は見ない。気持ちが悪かったのは、鳩山首相のクチから出てくるある毎度の特有なロジックだった。それが日戦争に導いたものだし、日の宿痾と言えるものだ。平成のこのご時世になっても、こいつはでんと日に鎮座しているのかと暗澹たる思いがした。 記者会見の理由は、鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書虚偽記載問題で、東京地検特捜部が、元公設秘書を政治資金規正法違反の罪で在宅起訴、また元政策秘書を略式起訴したことを受け、彼を監督する立場にあり、同会の代表でもある鳩山氏が国民に説明し、進退を明らかにするということだ

  • 八ッ場ダム問題、雑感: 極東ブログ

    八ッ場ダムは必要か。都民としてそう問われるなら、私は不要だと思う。そう思う理由は、小河内ダム(参照)がほぼ不要になっていると言ってもよい現状を知っているからだ。 もちろん水源の問題は都民に限定されない。とりあえず都民ということで言うにすぎないが、都民の水の八割以上は利根川水系に拠っている。ここに至るまで「東京サバク」時代などを挟みいろいろ難しい経緯があったが、現在はよい解決を得ている。 小河内ダムは、水道専用として竣工時世界最大規模の貯水池をなす、東京市から東京都へ戦争を挟んで推進された国家プロジェクトだった。だが、よって、比較的に短期間に重要性を失った。さらに経済成長の低迷と少子化、農業の衰退が水需要の低下に追い打ちをかけた。 小河内ダムの意味がそれでまったくなくなったわけではない。東京渇水時の水瓶としての意味はある。ただ、そうしたバックアップ体勢を更に必要とするかといえば、現状を見て、

  • 酒井法子覚醒剤取締法違反容疑、司法取引ならぬマスコミ制裁取引か: 極東ブログ

    この数日酒井法子覚醒剤取締法違反容疑関連の報道が続いた。NHKの7時のニュースですら大きく時間を割いていた。私は酒井容疑者がのりピーと呼ばれた時代から知ってはいるがさして関心を持つタレントでもなく、事件にもさして関心はなかった(よくある事件でしょ)。それでも今回の事件を見ていくとまるでドラマのような仕立てと展開でなるほど関心が寄せられるのもわからないではない。しかもこの事件については覚醒剤拡散が背景にあり、社会的な、象徴的な事件と言えないこともない。ブログが時代の記録なら言及する意味はあるかもしれないし、つらつらと思うに気になることもある。まさに、この事件報道が面白いという点の謎だ。 ざっと事件の経緯を自分なりに整理してみたい。事件の発端は、酒井容疑者(38)の夫高相容疑者(41)が、3日未明渋谷区路上にて、覚醒剤取締法違反容疑で警視庁渋谷署に現行犯逮捕されたことだが、逮捕前の2日夜11時

  • [書評]非モテ!― 男性受難の時代(三浦展): 極東ブログ

    こういうとイヤミみたいだけど三浦展のや対談集や解説はどれを読んでも、はぁ?ネタ?とか思うくらいで特段に面白いということはなかったし、なんというのか年齢は私と一歳違いで同世代感はあるのだけど、自分なんかとは基的に全然違う資質の人かなと思っていたが、そしてただの暇つぶしに買っただったのだけど、「非モテ! ― 男性受難の時代 (文春新書)」(参照)は面白かった。 というか、三浦にとても親近感すらわいた。ぞろぞろとを出す人だし、このも企画というか他のライターを混ぜ、おそらく資料作成は別の人に依頼して編集的に作ったのではないかと想像するけど、意外と三浦展という今の人を逆に描いている感じがした。そこも面白かったというべきなんだろう。 話は、標題通り「非モテ!」論である。ああ、そんなのはてなダイアリーでこってり見ているよと思ったのだけど、なんというのか、もうちょっとオサーン的な切り口はあって

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    t298ra 2009/02/25
    [三浦展]
  • [書評]ハチはなぜ大量死したのか(ローワン・ジェイコブセン): 極東ブログ

    邦訳書のタイトル「ハチはなぜ大量死したのか(ローワン・ジェイコブセン)」(参照)からもテーマはわかりやすいだろう。2007年、米国や欧州の膨大な数の養蜂のミツバチが消失した。 養蜂の箱のなかに死骸があふれ出したわけではない。ミツバチたちはある日箱を飛び立ち、戻らなくなった。それが比較的短期間に起きた。あたかもミツバチが蒸発でもしたかのように忽然と消えたに等しい印象を与える。 が、死骸がまったく見当たらないというのでもない。箱のなかで死ぬ個体もある。この現象は蜂群崩壊症候群(CCD:Colony Collapse Disorder)と呼ばれている。 CCDは実に奇っ怪な現象で、シャマラン監督「ハプニング」(参照)の冒頭でもエピソードとして使われている。 ミツバチが全米各地で姿を消している。 こんなことが起きる原因は? 誰も? ハチの異変に興味ない? 見えない力が働いている。 何らかの攻撃のよ

  • 成人の日に: 極東ブログ

    さっきNHKの「爆笑問題のニッポンの教養 成人の日スペシャル」(参照)という番組を見ていた。爆笑問題(漫才師)、立花隆(評論家・ジャーナリスト)、 糸井重里(コピーライター)、矢口真里(タレント・歌手)という面子。番組は現代らしく、40歳過ぎの面々が一様に、20歳になったからといって大人になったという自覚はなくて、そう思えたのは、40歳過ぎてから、人を雇うにようになってから、子どもができてからみたいな話だった。爆笑問題が二人とも40代半ば、糸井が60歳、立花が68歳で、矢口が25歳ということで、そうだな、俺みたいな50代はなかったが(今年で私は52歳になる)。 話の流れで、糸井さんにお子さんができたのはというのがあって、1981年と聞き、ふーんと思った。33歳くらいにできた子で今27歳くらいになるのだろう。その話はそこでぷつんと切れたが。 番組を見たのは偶然だったが、今日街中で成人式の女性

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    t298ra 2009/01/14
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  • [書評]水辺で起きた大進化(カール・ジンマー): 極東ブログ

    以前ニューヨークタイムズでカール・ジンマー(Carl Zimmer・参照)による生物学のコラムを読んで、この人は面白いな、何か邦訳でもあるかなと思って買ったのが「水辺で起きた大進化(カール・ジンマー)」(参照)だった。購入時にざっとサマリーを知るべく速読したものの、これはじっくり読むタイプのだなと思いつつ積んでおいたのを崩して正月に読んだ。面白かった。かなり読み応えがあり、いろいろ考えさせられた。 話は、邦訳題からもわかるように進化論がテーマで、このタイトルだと「水辺」が注目されているし、巻末の訳者解説もそうなっているのだが、どちらかというと「大進化」という現象をどう考えるかという基的な進化論の難問のケーススタディーと、書執筆時までの最新の進化論状況の話だ。当然ながら遺伝子的な見方が主流にも思える現代の進化論における、考古学や解剖学的・形態的な思考による「大進化」との関連に焦点が当

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    t298ra 2009/01/04
  • 知人の自殺をきいて: 極東ブログ

    ごく私事といえば私事なのだがなんとなくブログに書いておきたくなった。知人が自殺した。一歳か二歳年上のかただった。パソコン通信時代からの知り合いだった。そのころの知り合いは、私が言わなくてもこのブログのことをは知っているものだが、彼についてははっきりとこのブログを書いていると告げた数少ない人だった。当初は私が珍妙な古代史観をもっていることに興味を引かれたらしくそんな交流をしていたものだった。 あのころの私は今のようにネット上での交友関係から引きこもるふうでもなく、よくオフ会なども出たものだった。でも不思議と奇妙な縁で彼と面識をもつ機会がなく、初めて会ったのはこの夏の終わりだった。そしてそれが最後になった。それから数日して彼は自殺したということになる。 彼とは喫茶店で二時間も尽きぬ話をした。その後の古代史観についても話した。古代史というのは、素人にはトンデモ説花盛りの幻想の領域だし、彼もそこを

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    t298ra 2008/11/18
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  • もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。: 極東ブログ

    ブログの運営のことでこれだけ悩んだのは久しぶり。いろいろ悩んだけどね。もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。ということにしました。 承認制というのは、コメントを書き込まれてもすぐには反映されないということです。私が判断して、これはないんじゃないかなというコメントはブログに反映しません。せっかく書いていただいたコメントも、私の承認がないかぎり、コメント欄に表示されないことになります。「死ね」と書かれたコメントは表示の承認をしません。みなさんからいただいたコメントを表示するかしないかは私が責任をもって決めます。 そして、もう一つ。ブログを持っているみなさんも、これから持とうとしているみなさんも、コメント欄を承認制にしたほうがいいですよ、とお勧めします。 「でも私の使っているブログじゃできません。はてなダイアリーにはそんな機能がないんです」という場合は、そんなブロ

  • 「我思う故に我有り」は微妙に誤訳なんじゃないか: 極東ブログ

    このエントリを書こうか書くまいかためらっているうるに、なんとなく書かなくなりそうな感じがして、それはそれでいいかなと思うものの、まあ少し気楽に書いてみるかな。おそくらほとんどの人にとってそれほど関心のないことだろうし、そういう話題を扱うのがこのブログだしな、と。さて、結論からいうと、「我思う故に我有り」は誤訳だとは断言しづらい。また、「思う」じゃなくて「考える」だとかそいうレベルの話でもない。 このことが気掛かりになっていたのは、先日の「極東ブログ: ウォーレン・バフェットのありがたいご託宣」(参照)で取り上げたコラムの標題"Buy American. I Am."をどう訳すかということだった。コメント欄でいろいろご示唆をいただいたけど、正直なところあまりピンと来なかった。来ない理由は、なんとなくこの英語の意味を、ちょっと変な言い方だけど、自分の英語処理脳でなんとなくわかっている部分があり

    t298ra
    t298ra 2008/10/31
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  • [書評]おまえが若者を語るな!(後藤和智): 極東ブログ

    ちょっと前のことになるが「おまえが若者を語るな!(後藤和智)」(参照)がネットで少し話題になっていたので読んでみた。よくわからないだった。賛否以前に、この書籍で何が問題なのかという部分でまったく共感できなかった。というか率直に言うとつまらなかった。ただ、このつまらさは著者の論のつまらなさというより、批判対象とされる部分のつまらなさということだ。巻末に参考書がずらっとリストされているのだが、いくつかの社会学的な分析を除けば、よくここまでつまんないをきちんと読んで論が書けるものだなという敬服感すらあった。 なんなんだろうこの感じはと思って、あとがきに達して少し得心した。 多くの読者は、なぜ今更宮台真司などという、ほととんど忘れ去られた論者を批判するのか、と思われるかもしれない。 まさにその通りで、宮台真司の90年代の議論というのは忘却していいだけのものなのではないか。と、思いながらふと思い

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    t298ra 2008/10/20
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