アメリカとアジアの国々が合同で実施するアジア最大規模の軍事演習がタイで始まり、災害や感染症の拡大を想定した訓練などを行って、各国が軍事面での連携強化を図っています。 「コブラ・ゴールド」と名づけられた演習は、アメリカ軍とタイ軍の主催で毎年開いているアジア最大規模の多国間軍事演習で、ことしは日本や韓国など7か国の正式参加国にオブザーバーとしてインドや中国なども加わり、合わせて24の国からおよそ1万人が参加しています。 9日はタイ中部ナコーンナヨックの軍の施設で各国の代表が出席して開会式が行われました。 今回の演習は、去年5月のタイの軍事クーデター以降初めての開催で、クーデターを批判してきたアメリカの対応が注目されていましたが、開会式でアメリカのマーフィー臨時代理大使は「この多国間演習は各国の協力を強化し、アジア太平洋地域に大きな恩恵をもたらす」と述べて演習の重要性を強調しました。 演習は9日