地方のデパートの苦戦が続くなか、流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」は、業績が低迷している千葉県の「そごう柏店」と北海道の「西武旭川店」を、ことし9月末で閉鎖することを正式に発表しました。 「そごう柏店」は昭和48年に、「西武旭川店」は昭和50年に、それぞれ地域の中核的な商業施設としてオープンしました。しかし、ショッピングモールや衣料品の専門店などに顧客を奪われ、売り上げは、「そごう柏店」はピーク時のおよそ5分の1に、「西武旭川店」もおよそ40%に減少するなど、業績が低迷していました。 デパート業界では、外国人旅行者が多く訪れる大都市圏の店が売り上げを伸ばす一方、地方では業績が振るわない店が多く、先月には、埼玉県の「西武春日部店」が閉鎖したほか岩手県花巻市の地元のデパート、「マルカン百貨店」がことし6月に閉鎖する方針を発表しています。 デパート業界では、外国人旅行者のいわゆる「爆買