トランプ前米大統領は強いドルが米製造業者に打撃を与えているとの見解だが、イエレン財務長官はそう単純なものではないとみている。 イエレン長官はブルームバーグ・ニュースが26日に行ったインタビューで、ドル高の影響を評価する際はより広い文脈の中で考察する必要があると指摘。米製造業の雇用に国際貿易が及ぼしている影響はそれほど大きくないとの考えを示した。 イエレン氏は「非常に強いドルは輸出にマイナス、輸入にはプラスとなり得る」とした上で、「しかし、そこにはもっとずっと多くの要素がある。なぜドルが強いのかを問わなければならない」と述べた。