法務省が管轄する拘置所の代わりに、警察署内の留置所に被疑者の身柄を置き、警察が取り調べをする代用監獄。えん罪の温床との指摘もあるが、実際にはどのように運用されているのか。東京都立川市の自衛隊官舎に反戦ビラを配ったとして、メンバー2人とともに逮捕され、拘置所を含めて75日間勾留(こうりゅう)された反戦団体「立川自衛隊監視テント村」の大西章寛さんに話を聞いた。 ──逮捕されてから、どのような対応を受けましたか。 朝、逮捕され、私は立川署に送られました。それから留置所での23日間の取り調べが始まりました。 取り調べは3人の刑事が入れ替わりで担当し、常に2人が行いました。私はほかのメンバーとともにずっと黙秘しました。始めは型通りの、名前を言え、住所を言え、という人定質問で、あとは「お前がビラを撒(ま)いたんだろう」と聞かれました。黙秘権があることは、最初の日にごく簡単に言われた程度です。 こちらが
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