宮城県教委が進める県立高の一律男女共学化方針をめぐり、賛成、反対双方の団体が15日、要望書を提出した。 市民団体「県立高男女共学化の着実な実現を求める会」(三條秀夫幹事代表)は、小林伸一教育長らに「県民の税金で運営する公立高への入学を、性別で制限するのは妥当ではない」として共学化を予定通り進めるよう求めた。 仙台一高生徒会と宮城二女高、宮城三女高の有志も小林教育長に共学化凍結を求め「強引に一律共学化するのは良くない。施策を凍結して自分たちの意見を聞いてほしい」と主張した。 小林教育長は「教育委員に皆さんの思いを伝える」と語った。 ◎共学化反対訴え中心街デモ 仙台一高生ら 県教委による県立高校の一律共学化に反対する高校生や卒業生、保護者らが14日、仙台市青葉区の錦町公園で反対集会を開き、別学校の存続を訴えながら仙台市中心部をデモ行進した。仙台一高生徒会の主催で、約400人が参加した。