鉛筆を小刀で削り、出来栄えを競う「第1回全国えんぴつけずり大会」が11月5日、京都府南丹市園部町小桜町の市国際交流会館で開かれる。 道具選びから片づけまで独自のルールを設けて実施。主催者する同市のNPO法人「京都匠塾」は、「懐かしく、それでいて現代ではどこか新鮮にも思える鉛筆削りを通じて、ものづくりの魅力に触れてほしい」と参加を呼びかけている。 昔は誰もが手作業で行っていた鉛筆削りだが、電動の鉛筆削りやシャープペンシルなど多様な文房具が普及し、その機会は減った。子どもたちは「危ない」という理由で小刀を使うことも少なくなっている。 そうした中、地域で箸や茶わん作り教室などを開いている同NPOが「より原点に近い手作業で、ものづくりの良さを体験してもらおう」と、初めて大会を企画した。 大会では、くじ引きで主催者が準備した小刀と規定の鉛筆(HB)を選び、3分間の鉛筆削りに挑戦。同NPOのメンバーら