私が助産師になった二十数年前に比べて、周産期医療あるいは出産育児の話題の中で使われる用語がとても多くなりました。 医療の進歩に伴ってあるいは社会の変化に伴って、概念が変わったり新たな表現を必要とする場合もあると思います。 あるいは状態や処置内容を説明する医療用語で表現としては本来中立的であった言葉が、いつのまにか「何かに反対する」とか「こちらの方がよい」という価値観を伴って強いメッセージを持つものに変えられてしまったものもあります。 完全母乳、いいお産、自然なお産、自然分娩、人間的なお産、家庭的なお産、温かいお産、院内助産、自律(あるいは自立)した助産師、フリースタイル分娩、アクティブバース、水中分娩、畳の上でのお産、私らしいお産、主体的なお産、バースプラン、母と子の絆、カンガルーケア、産む力、生まれる力、寄り添う、体つくり、冷え、骨盤のゆがみ、自然療法、代替療法、ドゥーラ、分娩台、会陰切