昔よくあったテーマじゃないですか、「機械の反乱」。コンピューターにあらゆる情報を吹き込んだらその情報を媒介にして、自我を持ち始めて人間に反乱するってヤツ。 それによく似たことが実際起きはじめているんじゃないかなぁ。いや、反乱じゃなくて、人格を持った、あるいは人格として理解されるネット上の意志。ブログを書いているとそれに関する反応がカウンターやトラバ、ブクマ、はてなちゃんスターという形で返ってきます。正の意味でも負の意味でも贈答がなされるわけです。しかしその場に私はいない。そうであるのに私の意志の残滓を手がかりに人がこのページを訪れる。 これは私が不在の時もブログに集積された私の意志が、訪れる人々に「人格」として理解されているからではないでしょうか。分かりやすくいえば出版された本を見て著者の人格を類推する作業が、ブログ世界では恒常的に、相互に、繰り返されているということです。 ウェブ時代をゆ