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買ってよかったもの
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楽聖少女3・楽曲解説 はい発売中です。 曲目解説です。例によってネタバレのため格納。本編を読む前に見ちゃダメですよ。 レオノーレ序曲第1番 ○レオノーレ序曲第2番 ○レオノーレ序曲第3番 ○フィデリオ序曲 ベートーヴェン ベートーヴェンの唯一の完成品オペラ、その序曲の変遷です。オペラ自体の解説は本編に譲ります。 この四つの序曲、はっきりと作曲順がわかっているものだけを並べると、 レオノーレ序曲第2番 ↓ レオノーレ序曲第3番 ↓ フィデリオ序曲 ……となります。レオノーレの2番と3番を聴き比べてみると、2番の冗長な部分を圧縮してすっきりさせたのが第3番だというのがよくわかると思います。 ○レオノーレ序曲第2番 これが、1805年の年末、フランス兵だらけの劇場で初演されて大失敗したときの版で使われた最初の序曲です。完成度を高めた第3番とよく似ているので、四つの序
楽聖少女・曲目解説 お久しぶりですね。まるきり放置状態でしたが、twitterで書くには長すぎるようなことを書くときだけこちらを使うというスタンスでやっておりますので、twitterをチェックしていただければと。 そんなわけで、 発売中です。 今回も作中に出てくる楽曲の解説でもって音源の売り上げに貢献できればと思います。例によって例のごとくネタバレの嵐なので、本編を読んでから解説をお読みください。 歓喜の歌 ベートーヴェン 温泉地の道ばたでルゥが登場時に歌っていた曲です。知らない人はまずいないであろう、第九の合唱のいちばん有名な部分の旋律ですね。ほとんど主和音と属和音だけでできている、すさまじくシンプルかつ力強い一節です。 歌詞はシラーの詩から採られているのですが、シラーの原詩がいくらか政治色をにおわせ、「身分制度を超えて喜び合おう!」的な訴えを含んでいるのに対し、ベートーヴェ
第一回馬鹿舌選手権 池袋で、いちばん舌が信用ならないのはだれなのか……? 普段、飲み屋で酒だの食い物だのに怪しい蘊蓄を傾けまくっている我々ですが、前々から「ほんとうに味がわかっているのか」「てきとうにぶっこいているだけではないのか」という疑問は常につきまとってきました。 この際、はっきりと数字に出る形で、白黒つけようではないか。様々な食材をブラインド・テイスティングし、当てられるか確かめ、今後でかい口を叩けるのかどうか決めようではないか。そんな企画が持ち上がったのはもう半年も前です。 口だけ人間ばかりがそろった池袋、この企画も飲み会の席のネタだけで終わるかに思われましたが…… ついに――杉井のしめきりがゆるくなったので――実現しました。 第一回! 馬鹿舌選手権! 参加選手をご紹介しましょう。 ○鈴木大輔 彼のために開かれた大会といっても過言ではない、食い物に関する蘊蓄量ぶっち
さよならピアノソナタencore pieces・曲目解説 原稿終わった! ので、いつものように発売告知。 発売中です。よろしくお願いします。 毎度の曲目解説も最終回! 今回はシリーズ中もっとも曲によるネタバレ危険度が高いので、読んでない人は解説も読まない方がいいですよ。 ○ピアノソナタ第31番変イ長調 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン これは、話の核となっている架空のソナタのモデルになった曲です。リンク先はグールドが弾く三楽章で、僕が最も好きなピアノ曲でもあります。嘆きの歌というカヴァティーナ風の部分とフーガの二部構成になっています(フーガ部分)。ベートーヴェンの変イ長調はあまり数がないのですが例外なく傑作です。 ○愛の挨拶 サー・エドワード・エルガー 真冬がナオの部屋で最初に弾いてくれたピアノ曲。エルガーは英国楽壇の中興の祖と呼ばれている大音楽家で(この評し方は、ヘン
黒いラーメン 仕事がいやになったので職場を抜けだしてP'パルコのタワレコまでCDの衝動買いをしに行ったのですよ。復活ユニコーンのCDをようやくゲットし意気揚々と店を出たところで、間違ってシングルの方を買っていたことに気づいたりして深く落ちこんだので、帰りになにげなく西武のデパ地下に寄ったのですが、そこで発見してしまったのだ。これを。 そうです。これが伝説の野菜(?)ホワイトセロリ! 光速の野菜といっても過言ではないくらい足が速く、二日と持たずに腐ってしまうので、普通のスーパーや八百屋ではまず扱っていません。府中に住んでいた頃も、伊勢丹のデパ地下でごくまれに見かける程度でした。池袋で再会できるとは。 そんなわけで、さっそく作りました。『ばけらの!2』に出てくる、黒いラーメンです。 レシピを一応紹介しておきますと、ラーメンスープの作り方は以前の記事を参考にしてもらうとして、塩と大量の黒ご
表紙画像 お待たせしました。表紙画像が公開されております。 これまででも最高のできばえではないだろうか! 思わず大いばりしてしまいましたが描いたのはめるめるです(当たり前)。クマさんパジャマがいつもよりも大人っぽいものに変わっているあたり、こだわりを感じさせます。 ところで、いつぞや面と向かってこんなことを訊かれた経験があります。 「メモ帳のメインヒロインはだれなんですか?」 そんなの見ればわかるだろうが! と言い返そうかと思いましたが、もちろん見てもわからないから訊いてくるのでしょう。他の作品でこんな質問をされたことがないので、メモ帳だけとくべつにわかりにくいのでしょうか。 ご存じの方はご存じの通り、僕の書く小説のメインヒロインには非常にわかりやすい共通した特徴があります。もちろん性格とか胸の大きさとかいった主観の入り込む余地のある特徴ではありません。もっと明確で誤りようのない
MF文庫Jより来月の新刊 打ち合わせから帰ってきたら公式サイトに告知が出ていましたのでこっちでもお知らせします。新シリーズ『剣の女王と烙印の仔』はMF文庫Jより、4/25発売予定です。イラストレーターは夕仁さん。お互いに西洋風ファンタジーの仕事ははじめて! ヒロインがごっつい大剣を軽々と振り回してばったばったと敵を薙ぎ倒し、主人公が細身の刀を操ってスパスパと敵を斬り伏せる、剣劇・戦記ものです。 なにが感慨深いって、三人称の小説書くの三年ぶりだったということです。思えば遠くに来たものです。 あと、最初からタイトルにIと通し番号を振られてしまいました。ということで続刊前提で進めるはじめてのお仕事でもあります。ジュルスケがパイイツでしーきび。今の原稿が終わったらギターとwii買うんだ! でもGCのゼルダコレクションがオークションでしか手に入らなさそうだと知って、ちょっと落ち込んでいます。
クラシックを聴き始めようと思ったあなたへの『最初の一枚』 いきなり脇道で恐縮だがニコニコで見つけたピアノソナタMAD。すげえなこれ。キャプションの入れ方が神がかっている。 そんなわけで本年最終更新です。たぶん。杉井の2008年はまだまだ始まったばかりですが。原稿終わってねえし。 今年は色々あったし色々遊んだな! すっごい楽しかったよ! 本については前回書きましたが、CDでもいい出逢いが多かったです。僕の本で、少しでもクラシック音楽に興味を持ってくれる人が増えると嬉しいです。そしてCDを買ってくれ。CDを買ってくれる人によってクラシック音楽界は支えられている(たぶん)。 最初になにを聴いたらいいのかわからない、という方も多いでしょうし、2008年最後のエントリは、そんな人たちのための入門ガイドで締めくくりたいと思います。 ○協奏曲 はじめてのクラシックとして協奏曲に手を出すのは賢い
お引っ越しでした。 部屋自体は前より広くなったのですが、前の家はちょっと異常なくらい収納スペースが多くて、棚の類をまったく買わずに生活できていたので、新居で荷ほどきをしようとして本やCDを入れる場所が見つからず途方に暮れています。しかたないからblogを更新。 さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫) クチコミを見る はい、発売中です。いよいよ最終巻。よろしくお願いします。 以下、いつもの曲目解説です。ネタバレだらけなので、本編を読み終わってからどうぞ。 クリスマス・オラトリオ ヨハン・セバスティアン・バッハ 哲郎が居間で聴いていた曲。かつてのヨーロッパの「クリスマス」というのは、12/25の降誕祭から新年の1/6の顕現祭までの期間を指していました。バッハがこの曲を作った年にはクリスマス期間中に6回の祝祭日がありまして、そのそれぞれで奏されるために作られた6部全64曲のカンタ
ばけらの! なんかもう画像登録されてるんですが。早くね? ピアノソナタの三巻の表紙、まだ登録されてませんよ? 出版社によってちがうのかしら。 ということで、9/15にGA文庫から最新刊『ばけらの!』が発売されます。なんかもう予約始まってるぜ。イヅナは普段、長いジーンズをはいていまして、こちらも可愛いのですが、「表紙のこのポーズならスパッツですよスパッツ!」と赤人さんにお願いしたところのりのりで変更してもらったといういわくつきの表紙絵ですよ。尻尾がどうやって外に出ているのかは知りません。ケモノっ娘のえらい人に訊いてください。隣にあざのさんの新刊もあるはずだから一緒に買うといいですよ。浮き世の義理で宣伝でした。 それにしても人間、懲りないものです。「最初の一話はすでにできているから、連作短編にしよう。原稿の手間が減って楽ちん」などとなぜ考えてしまうのか。おまえはピアノソナタ3でなにも学ば
なんかもう出回っているみたいですね。 さよならピアノソナタ 3 (3) (電撃文庫 す 9-9) 発売中です。よろしくお願いします。口絵が可愛すぎるぜ。おへそ! おへそ! 原稿が進まないので曲目解説を先に書いちゃいます。今回とくに、登場する曲を先に知ってしまった場合のネタバレ具合がひどいので、注意してください。本編を読んでから解説をお楽しみください。 アヴェ・ヴェルム・コルプス ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 課題曲です。僕の高校の恩師(音楽教師で、音楽部の顧問でもあった人)がこれを『この世で最も美しい曲』と評していたのですが、もちろん我々生徒の下手くそな合唱ではその美しさを引き出すことはできませんでした。テナーパートはいちばん簡単なので当時は全然気づかなかったのですが、わずか46小節の中で非常に巧妙で複雑な転調が何度も行われています。とくにアルトは難しいだろうなあ。
確定申告も済ませた今、僕に怖いものはなにひとつありません。今月に入ってから、びたいち仕事していませんが。もう一週間過ぎちゃった! ということで、 さよならピアノソナタ (2) (電撃文庫 (1570)) 発売中のようです。 いつもの曲目解説。例によってネタバレの塊です。先に読まないようにしてください。 星は光りぬ ジャコモ・プッチーニ 哲朗が口笛で吹いていた曲。イタリア最大のオペラ作家、プッチーニの全盛期の傑作『トスカ』の中でも最もよく知られたアリアです。投獄されたカヴァラドッシが恋人トスカとの別れを予感して歌う絶望的な哀歌で、故パヴァロッティの演奏にリンク。 ちなみに哲朗がもう一曲吹いてたモーツァルトの方はサンプルが見つかりませんでした……マイナーオペラだしなあ。 ○Kashmir レッド・ツェッペリン 四人ではじめてセッションした曲。前巻でも登場しています。歌のワ
作中に出てくる曲がわからない、というご意見をいただきましたので、ここで紹介したいと思います。しかしかなりネタバレなので一気に読まないでください。本編と合わせて、曲が出てきたらこっちを確認する、みたいなめんどくさいやり方が推奨使用法です。 一応、全部聴けるようにリンクしましたが、ほとんどようつべです。申し訳ない。 きらきら星変奏曲 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 駅で聴いて、ナオが真冬の正体を思い出すきっかけとなった曲。リンク先は他人様のブログです。mp3のいい音源が置いてありましたので。 ええと、たぶん知らない人はいないと思われるあの有名な「きらきら星」の旋律をもとに、モーツァルトが12の変奏に仕立てたものです。たまに誤解されるのですが「きらきら星」自体はモーツァルトの作ではありません。簡単そうに聞こえる曲なのですが、ハ短調に転ずる第八変奏以降、かなり難しくなるそうです
チャットでもどこでも迂闊な発言ばかりしている杉井ですが、今回のこれについては言葉が少ないとこの先誤解を招きかねないなと思ったので、人生初のトラックバックを送って補足説明しておきます。べつになにか問題が起きたわけではありませんよ。転ばぬ先の杖という言葉を最近憶えたんです。 僕が「ライトノベル」という言葉を聞いたのは担当編集さんからだけです。他の編集さんたちとは接している時間が圧倒的にちがうので、まあ当たり前でしょう。 そんで、ラノ漫の方も「自分は、ライトノベルという言葉を使っているのを見たことがない」と言っているだけで、僕の経験とは矛盾しません。僕は聞いたことがあるけど、あちらはない。そして、ライトノベルという言葉を使っているのを見たことがない理由は、たぶん次の二つです。 ・単純に、話す機会の多寡 僕のほうがラノ漫の方よりずっと電撃編集さんと話す機会は多いでしょう。単純にその差です。
「間違った言葉」ってたまに話題になりますよね。ら抜き言葉とか、役不足とか確信犯とか。独壇場と独擅場とか。 僕も校閲さんのところから帰ってきた真っ赤なゲラで、自分の言葉の乱れを毎度のことながら痛感します。いやまあ……最近はそんなにないと思うんですが。どちらかというと官能小説を書いていて困ることが多いですね。「ぬれそぼる」と打って「なぜか変換できない!」と騒いだり(正解は「濡れそぼつ」終止形をほとんど使わないので知らなかったぜ)、「挿れる」を辞書登録しようとして、はてさて品詞はなににしたらいいのやらと小一時間悩んでラ行五段にして「挿れらない」とかいう不可思議な単語ができあがったり(正解は「挿れ」で登録して「一段」)。 ところでこの「言葉の乱れ」に関して、一般的に二つの見解にわかれるようです。すなわち「言葉は変化するものだから気にするなよ。今時『新しい』を『あらたしい』と読むやつなんていない
今日の話題は知らない人には全然わからない話題になるよ? このところはてなダイアリーのライトノベル界隈で流行っている『パピヨン度』という言葉について、どうやら定義の曖昧さから認識の大々的な齟齬が発生しているようだ。 海燕のこの記事に対してまずid:kazenotori氏がこのような解釈を見せた。 >中二病作家の代表として、西尾維新、浅井ラボ、平坂読あたりが挙げられると思うのだが、この三人は明確に作風が違うにも拘らず、いままでは中二病作家として括るしかなかった。しかしそこに「パピヨン」の概念を導入すれば、この三者を明確に分けることができるのだ。 >まず西尾維新だが、彼はパピヨン度が低い。『きみとぼくと壊れた世界』とか読んだらわかるけど、濃厚な中二病スメルを醸し出しているにもかかわらず、よく読めば全て計算づくだったりする。 これはかなりパピヨン度の本質をついた分析だ。西尾維新が高パピヨ
新宿に行くのは(乗り換えで通過したのを除外すれば)二年ぶりくらいかもしれません。アルタ前で待ち合わせるというベタなことをしたのですが、幸いにして、はせくらさんは耳が目立つのですぐわかりました。 電撃hpに載っている写真などにだまされて、はせくらさんを男だと思い込んでいる人がほとんどだと思うのですが、実は可愛らしい獣耳を生やした栗毛の女の子なのです。外部に露出する場合は、正体がばれるといけないので同居人であるRO廃人の青年に頼むのだそうです。 中華料理屋に連れていったところ、「なんでも注文してよいのかや?」と目を輝かせて尻尾をばさばさ振るので、ウェイトレスさんの視線が痛かったです。通路側に座らせるのは失敗でした。 彼女の自伝的小説を読んでその健啖ぶりは知っていたつもりですが、いやあ喰うこと喰うこと。紹興酒も「カメで持ってきや」とか抜かします。ペースを合わせるのが大変でした。 しかし二
気づけばもう十月ですよ。年の瀬ですよ。まだですけれど。なにがひどいって、やっとゆっくりM:tGをプレイできるかなと思ったらもうアラーラの断片発売寸前じゃないですか。あらあら。みたいなつまらない駄洒落はおいといて、新刊告知です。 杉井の六ヶ月連続刊行の最後を飾る、さくらファミリア!2巻が今月20日くらいに発売です。口絵のエリも普段とちがうカラーでこれまた可愛いですよ。今回は聖姉妹の私服も登場です。カフェの制服もカラーで拝めるよ! ひゃっほう! それからもうひとつ、さよならピアノソナタの4巻が12月の発売予定に載っております。順調なら12/10くらいに出るでしょう。狙い澄ましたようにクリスマスの話です。よかった、今年中に出せて……。 これで2008年に出る本はおしまいです。良いお年を。まだ終わってないよ! 関係各所に大迷惑をかけつつのろのろ進行していた杉井の八月がようやく終わった……今
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