サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
画力アップ
cotas.jp
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
短歌の存在価値とは何か。 穂村: あるとき、楳図かずおさんの漫画を読んでてすげーと思った。「人間は美しく賢い生き物。ぼく達ゴキブリを救ってくれる」っていう言葉が書かれていたんだよね。「14歳」の中に。「さすが楳図かずお!」って、それを読んだとき、すごくドキっとした。実際にはそんなに優しくないでしょ人間は。ゴキブリなんか見たら殺せってくらい。だけど楳図さんは天才だから、ゴキブリが救われる社会像のイメージが彼の中にあるわけだよね。 世界が社会と何が違うかっていうと、社会のメンバーは生きている人間だけなんだけど、世界の方は、ゴキブリとか野良猫とか野良犬とか日本狼とか幽霊とか妖怪とか死んじゃったおじいちゃんとかまだ生まれてない赤ん坊とか、それらすべてが構成メンバーなんだよね。短歌はそれらを扱うジャンルで、存在価値はそこにある。 穂村: この「奇数本入りのパックが並んでる鳥手羽先の奇数奇数奇数」(田
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『コタス|未来が見つかるカルチャーメディア』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く