サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
epi.ncc.go.jp
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成7年(1995年)と平成10年(1998年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2019年現在)にお住まいだった45~74歳の方々のうち、食事調査票に回答し、がんになっていなかった約9万人を、平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、大豆食品とその後の膵がん罹患との関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2020年6月公開)。 膵がんは予後が良くないがんなので、予防に
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、東京都葛飾区、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所(呼称は2019年現在)にお住まいだった40~69歳の方々のうち、研究開始から5年後に行った食事調査票に回答し、がん、循環器疾患になっていなかった約9万人を、平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、大豆食品、発酵性大豆食品摂取量とその後の死亡リスクとの関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(BMJ 2020年1月)。 近年、植物性の食品の一つとして大
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、東京都葛飾区、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所(呼称は2018年現在)管内にお住まいだった、40~69歳の約11万人の方々を平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、身長と死亡との関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します。(PLOS ONE, 2018年5月) 成人の身長は、死亡リスクと関連があることが報告されており、欧米などの研究では、高身長ほどがんによる死亡リスクが高く、循環器疾患(心疾患や脳血
最終更新日:2023年8月25日 * 評価の変更履歴 * 2023.08.21(2023年8月班会議、web・東京)新たに、飲酒と頭頸部がんを「確実↑」と評価した。 2022.03.25(2022年3月班会議、web) 新たに、高身長と大腸がんおよび結腸がんを「データ不十分」から「ほぼ確実↑」、飲酒と男性の胃がんを「データ不十分」から「ほぼ確実↑」、飲酒と閉経前女性の乳がんを「可能性あり↑」から「ほぼ確実↑」、授乳と乳がん「可能性あり↓」で変更なし、ホルモン剤使用と閉経前女性の乳がんを「データ不十分」から「可能性あり↑」と評価した。 2020.11.30(2020年11月班会議、web) 新たに、喫煙と大腸がんを「可能性あり」から「確実↑」、肥満と男性の膵がんを「データ不十分」から「可能性あり↑」、コーヒーと女性の結腸がんを「データ不十分」から「可能性あり↓」、HPVワクチンと子宮頸がんを
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所管内(呼称は2018年現在)にお住まいだった方々のうち、ベースライン調査のアンケートにご回答下さり、健診などの機会に血液をご提供下さった40~69歳の男女約3万4千人の方々を、平成21年(2009年)まで追跡した結果に基づいて、血中ビタミンD濃度とがん罹患リスクとの関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(BMJ 2018年3月公開)。 ビタミンDとは ビタミンDは、脂溶性ビタミンで、カルシウムと
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防や健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所管内(呼称は2018年現在)にお住まいだった方々のうち、研究開始から5年後に行った食事調査票に回答し、乳がんになっていなかった45~74歳の女性約4万9千人を、平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連を調べました。その研究結果を論文発表しましたので紹介します(Cancer Sci.2018 Mar;109(3):843-853)。 アクリルア
今回の研究では、平成2年(1990年)に40~69歳だった女性約4万9千人の対象者を、平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連を調べました。 アクリルアミドは、食品を120℃以上の高温条件下で加工・調理すると、化学反応を起こすことなどによって生成されることのある物質で、食品安全員会によると、発がん性の懸念がないとはいえない、とされています。我々は、5年後調査時のアンケートの回答から、食事によるアクリルアミドの摂取量を推定し、アクリルアミド摂取量について、対象者を3つのグループ(低、中、高)に分けて、その後の乳がん罹患を比較しました。 その結果、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との間に関連はみられませんでした。さらに、アクリルアミドの代謝や乳がん罹患に関わる要因(喫煙習慣、コーヒー摂取量、アルコール摂取量、体格、閉経状態)、乳がんの種
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2017年現在)管内にお住まいだった、45~74歳の約8万人の方々を平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、アブラナ科野菜摂取と肺がん罹患との関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(Journal of Nutrition 2017年)。 アブラナ科野菜は、イソチオシアネートという、DNA損傷の原因となる発がん物質の排出を高める作用が報告されている物質を多
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2018年現在)管内にお住まいだった方々のうち、がんの既往がなく、アンケート調査に回答していただいた40~69歳の男女約9万6千人を、平成22年(2010年)まで追跡した調査結果に基づいて、喫煙・飲酒と口腔・咽頭がん発生リスクとの関連を調べました。その結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(Eur J Cancer Prev.2018 Mar;27(2):171-179)。 口腔・咽頭がんは口腔がん
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防や健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所管内(呼称は2017年現在)にお住まいだった方々のうち、がんになっていなかった40~69歳の男女約10万人を、平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、自覚的ストレスとがん罹患との関連を調べました。その研究結果を論文発表しましたので紹介します(Scientific Reports. 2017 Oct 11;7(1):12964)。 現在までの研究から、ストレスは様々な病気のリスク要因
「がん研究」から「がん予防」へ 日本人の一般的な暮らしの中で考えた場合に、がんの原因といわれる生活習慣の中で、何によって、どのがんのリスクが、どれくらい高くなっているのでしょうか。 総合的な健康にも配慮しながら、がんのリスクを低く抑えるためには、どのようなアドバイスが、効果的なのでしょうか。予防法は、どうすれば、実現できるのでしょうか。 その答を得るには、まず、これまで行われた国内の疫学研究結果を網羅し、科学的な方法で検証を重ね、的確に評価を行う必要があります。 その上で、日本人のがんの発生を減らすために確実に効果が期待できるような生活習慣改善法を提示し、ひとりひとりの行動の変化に結びつきやすい、具体的な予防方法を開発することを最終的な目的として、この研究班が設けられました。 主任研究者をはじめ、班員はそれぞれが日本で実施されている主な大規模疫学研究に携わっています。すなわち、この研究は、
National Cancer Center B A Smoking Drinking Food Physical activitiy B M I I n f e c t i o n
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)に長野県佐久保健所管内の南佐久郡8町村(1990年時点)にお住まいだった、40~59歳の約1万2千人のうち、平成26-27年(2014-15年)に行った「こころの検診」に参加した1,181人の追跡調査にもとづいて、魚介類・n-3不飽和脂肪酸(=n-3系脂肪酸)摂取とうつ病との関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(Translational Psychiatry 2017年発行)。 近年、適切な栄養を摂取することは、うつ病の予防法の一つとして注目されており、栄養の中でも魚、特に青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸とうつ病の関連を調べる研究が欧米
-「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果- 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、 日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)に行いましたアンケートにて、 生活習慣について回答して頂いた、40〜59歳の男性約2万人の方々を、10年間追跡した調査結果にもとづいて、飲 酒とがん死亡率との関係における、たばこの影響について調べた結果を、欧州「栄養とがん」国際会議(2001年6月 21日−24日,リヨン市)および、専門誌(IARC Scientific Publication 156号 2002年 165-168ページ)で発表しまし たので紹介します 。尚、飲酒と死亡率全体との関係については、7年間の追跡調査の結果を、既に、報告致しまし た。 喫煙とは無関係に、飲酒は食道がんや肝臓がんによる死亡率を高め
JPHC研究からの論文発表のお知らせ 多目的コホート(JPHC)研究から、食事パターンと死亡リスクとの関連を検討した研究結果が発表されました。今回の研究結果から、これまで報告されている「健康型」食事パターンに加えて、「欧米型」食事パターンにおいても、日本人における死亡リスクの低下と関連がみられることが分かりました。 この論文の状況は以下の通りです。 PLoS One.2017 Apr 26;12(4):e0174848 今回の研究では、40~69歳の男女約8万人の方々を約14.8年追跡した調査結果にもとづいて、食事パターンと死亡リスクとの関連を調べました。 食事パターンについては、134項目の食品・飲料の摂取量により、「健康型」(野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶など)、「欧米型」(肉類・加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、乳製
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2016年現在)管内にお住まいだった、40~69歳の方々のうち、研究開始から5年後に行った食事調査票に回答した男女約8万人を平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、食事パターンと死亡リスクとの関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(PLoS One.2017 Apr 26;12(4):e0174848)。 3つの食事パターン 研究開始から5年後に行った食事
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2013年現在)管内にお住まいだった、40~69歳の男女約10万人の方々を平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、喫煙と白血病罹患との関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(J Epidemiol.2017 Jul;27(7):305-310)。 国際がん研究機関(IARC)では、喫煙は急性骨髄白血病の確実なリスクであると報告しています。しかしながら、日本
「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)に行いましたアンケート調査にて生活習慣について回答して頂いた、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県石川という4地域にお住まいの、40〜59歳の女性約2万人の方々を、10 年間追跡した調査結果にもとづいて、大豆製品の摂取量、それから計算されるイソフラボンの摂取量と女性乳がん発生率との関係を調べました。その結果を、専門誌で論文発表しましたので、ここに概要を紹介します(Journal of National Cancer Institute 2003年95巻906-913ページ)。この研究は、世界で初めて前向き追跡研究で大豆製品やイソフラボンと乳がん発生率の減少との関係を示すこ
-「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果- 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2006年現在)管内にお住まいだった、40~69歳の男女約13万人の方々を平成15年(2003年)まで追跡した調査結果にもとづいて、緑茶・コーヒー摂取と膵がんとの関連を調べた結果を論文発表しましたので紹介します。 (Eur J Cancer Prev. 2007年16巻542-548ページ 第66回日本癌学会学術総会(2007年10月, 横浜)にて発表) 今回の研究では、研究開始時に行った、既往歴、食生活、
日本の研究結果から、日本人のがん予防を考える 「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」研究班では、主要なリスク要因について、がん全般、および肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、肝がんなどのリスクとの関連を調べた国内の疫学研究を系統的に収集し、個々の研究についての関連の強さの確認と科学的根拠としての信頼性の総合評価を行っています。 関連の強さについては、「強い」「中程度」「弱い」「なし」の4段階で個々の研究を評価し、 科学的根拠としての信頼性については、研究班のメンバーによる総合的な判断によって「確実」「ほぼ確実」「可能性がある」「不十分」の4段階で評価するシステムとしました。その際、動物実験や作用機序に関する評価についても考慮しました。さらに、関連が「確実」あるいは「ほぼ確実」と判定された場合には、メタアナリシスの手法を用いた定量評価を行い、そ
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、健診成績や生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患・糖尿病などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。この多目的コホート研究では、平成2年(1990年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部(以上、コホートI)、平成5年(1993年)に茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古(以上、コホートII)の9保健所(呼称は平成28年現在)管内にお住まいだった方々にアンケート調査への回答と血液の提供をお願いし、その後、心筋梗塞や脳卒中の発症状況について追跡調査を実施してきました。今回、コホートII参加者で解析に必要なデータの揃った15,672人の平均16年間の追跡データを用いて、研究開始時の健診成績・生活習慣からその後10年間の心筋梗塞および脳
JPHC研究からの論文発表のお知らせ 多目的コホート(JPHC)研究から、日常経験するいろいろな問題や出来事への対処方法とがん・循環器疾患リスクとの関連を検討した研究結果が発表されました。この研究により、対処パターンががんや循環器疾患リスクに関与することが示されました。 この論文の状況は以下の通りです。 Cancer Epidemiology, European Heart Journal Web先行公開 アンケート調査で対処行動パターンを分類 日常経験する問題や出来事に対する対処の仕方は、心理的ストレスに対応するために重要であり、様々な病気の罹患や死亡と関連することが明らかになってきています。多目的コホート研究では、日常経験する問題や出来事に対する対処の仕方をアンケート調査で分類し、がん罹患及び死亡、循環器疾患罹患・死亡との関連との関連を検討しました。 次の6つの行動パターンについてそれ
-「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果- 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん、脳卒中、心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。今回は、男性を対象に、飲酒量と自殺の関係について調べました。 日本では近年自殺者の数が増加し、1998年以来年間3万人を超えていますが、犠牲者の多くは中年以降の男性です。がんなど国民の生活の質の低下や平均寿命前の死亡に直結する病気の発生には、喫煙や食事をはじめとする生活習慣の役割が重要と考えられていますが、自殺についても同じように生活習慣との関連を追及し、予防対策のための科学的根拠を得ることが期待されています。 平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県柏崎、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2004
—「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果報告— 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。 これまでに、朝食を欠食すると脳卒中・虚血性心疾患のリスク因子である肥満、高血圧、脂質異常症、および糖尿病のリスクが上がることは多くの研究で示されてきました。しかしながら、朝食の欠食が結果的に脳卒中および虚血性心疾患のリスクを上げるのかという点に関してはほとんど研究されておらず、特に脳卒中に関する研究は今までありませんでした。そこで、朝食欠食と脳卒中および虚血性心疾患との関係を検討することを今回の研究の目的としました。 今回の分析の対象者は、平成7年(1995年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、平成10年(1998年)に、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県
JPHC研究からの論文発表のお知らせ 多目的コホート(JPHC)研究から、朝食の欠食と脳卒中のリスクとの関連を検討した研究結果が発表されました。この研究により、朝食を毎日摂取する群に比べ、週に0〜2回摂取する群において、脳出血のリスクが高いことが示されました。 この論文の状況は以下の通りです。 Stroke 2016年1月Web先行公開 一週間あたりの朝食摂取回数が少ないと脳出血のリスクが高くなる 朝食を欠食すると肥満、高血圧、脂質異常症、および糖尿病のリスクが上がることは多くの研究で示されてきました。しかしながら、朝食の欠食と脳卒中および虚血性心疾患のリスクについてはほとんど研究されておらず、脳卒中に関する研究は今までありませんでした。 多目的コホート研究で開始から5年目に実施した生活習慣などに関するアンケート調査に参加した45-74歳の男女約8万人を対象として一週間あたりの朝食摂取回数
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県柏崎、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2004年現在)管内にお住まいの方々に、アンケート調査の回答をお願いしました。そのうち、40~69歳の男女約9万人について、その後平成13年(2001年)まで追跡した調査結果に基づいて、コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について調べた結果を、専門誌で論文発表しましたので、紹介します(Journal of the National Cancer Institute 2005年97巻293-300ページ)。 コーヒ
結腸 直腸 確実↑ 確実↑ 確実↑ 確実↑ 可能性 あり↑ データ 不⼗分 可能性 あり↑ 可能性あり ↑ 確実↑ 確実↑ データ 不⼗分 確実↑ データ 不⼗分 データ 不⼗分 確実↑ 確実↑ データ不⼗分 ほぼ確実↑ データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 確実↑ データ不⼗分 確実↑ データ不⼗分 確実↑ 確実↑ 確実↑ データ不⼗分 確実↑ データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 (閉経前) 可能性あり↑ (BMI 30以上) (閉経後) 確実↑ データ不⼗分 データ不⼗分 ほぼ 確実↓ ほぼ 確実↓ データ 不⼗分 可能性あり ↓ データ 不⼗分 データ 不⼗分 データ 不⼗分 (HPV16,18) 確実↑ (HPV33,52,58 クラミジア) データ不⼗分 糖尿病と関 連マーカー
-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告- 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患・糖尿病などとの関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防や健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2015年現在)管内にお住まいで、1998~2000年度および2003~2005年度に実施された糖尿病調査にご協力いただいた方々のうち、ヘモグロビンA1c(HbA1c)のデータがあり、初回の調査時までにがんに罹患していなかった29,629人(男性11,336人、女性18,293人)を対象としてHbA1cとがん罹患リスクとの関係を調べました。その結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(Int J
国立がん研究センターでは、喫煙や飲酒・運動などの生活習慣と肥満度など、がんをはじめとした生活習慣病に関係が深いとされてきたものと実際の罹患率について、20年間にわたり10万件のデータを対象に調査研究を行ってきました。また、この研究を含め、日本人を対象とした研究を科学的に検証し、私たち日本人にとってがんを予防するために重要な6つの要因(禁煙、節酒、食生活、身体活動、体形の維持、感染)を「日本人のためのがん予防法」として提言しています。ここでは、感染以外の5つの健康習慣について、守っている数に応じた今後10年の「あなたのがん罹患リスク」を判断します。5つすべての健康習慣を実践するのが理想ですが、そうでない場合でも、どの組み合わせが効果的ながん予防をもたらすのかを知り、あなたの生活習慣を見直すきっかけとしてご利用ください。 リスクの算出は ○年齢 ○性別 ○喫煙習慣 ○飲酒習慣 ○食習慣(塩分)
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く