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東京都品川区の大崎広小路駅近くにある卸売店を中核とする複合商業施設「TOCビル」が、建て替え・再開発のため2024年に閉館予定です。昭和レトロな建物やチェーン店のお得な店舗限定品に出会える穴場スポットの歴史と今後について、都市商業研究所の若杉優貴さんが解説します。 東京都品川区の大崎広小路駅近くにある卸売店を中核とする複合商業施設「TOCビル」(テーオーシービル・東京卸売センタービル)が、建て替え・再開発のため2024年中に閉館します。 五反田駅から歩くと少し距離があり、フラっと寄りづらい立地だけに「名前は知っているけど入ったことがない」という人も多いのではないでしょうか。 今回は、閉館が迫ったちょっぴりレトロな卸売ビル「TOCビル」の魅力に迫ります。
桜のお花見を「スターバックス」で先取り! 話題の期間限定ビバレッジ試飲レポ&東京都内おすすめ店舗 桜が咲き誇る暖かい春が待ち遠しい、今日この頃。「スターバックス」ではいち早くSAKURAシリーズが2月15日から登場しました。発売前から早速話題のビバレッジやフード、春に訪れるのにおすすめの都内店舗など、SAKURAシリーズをいち早く取材したレポートも含め、旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが紹介します。●お花見と言えば「三色だんご」のビバレッジ、売り切れ必至の味は… スターバックスの春といえば、毎年恒例のSAKURAシリーズ。毎年このSAKURAシリーズの到来を楽しみにしているファンも多くいます。スターバックスでは、2002年のSAKURAタンブラー販売を皮切りに、フードやビバレッジなどに広げ、毎回話題となっています。 2024年、ビバレッジで早速話題なのが、スターバックス
旧店舗は2021年に閉店し、新店舗が2022年に現在の地にオープンしました。昔ながらの東京ラーメンとカレーライスが人気の店です。 しかしなぜ、ラーメンとカレーが名物の店に「ミルクホール」という名前がついているのでしょうか? ミルクホールとはもともと、1900年代初めに東京に生まれ、戦前に流行した店舗形態。ミルクなどの飲料と、シベリアやワップル(戦前はワッフルのことをワッ「プ」ルといいました)などのスナック菓子を出す店でした。栄屋ミルクホールも、開店当初はミルクを出していたのです。
お寺でほっと落ち着く時間を過ごそう!東京都内のおすすめ寺カフェ3選【府中市・渋谷区・港区】 おいしいフードやドリンクと共に、ほっとする時間を過ごしたくなるこの頃。たまには、一風変わった“寺カフェ“で過ごしてみるのもおすすめです。そこで今回は、都内のおすすめ”寺カフェ“について不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。 日を追うごとに肌寒さを感じるようになり、少し遅い秋の訪れを感じさせるこの頃。日々忙しく働くビジネスパーソンも、たまの休日ぐらいは、ほっと落ち着く時間を過ごしたいという方も多いのではないでしょうか? そんな方におすすめしたいのが、“寺カフェ”。お寺ならではの体験もできるなど、いつもとは違った時間が過ごせる場所として、今注目されています。本記事では、お寺ならではの時間が過ごせる都内のおすすめ“寺カフェ”についてご紹介します。 増上寺境内や芝公園の紅葉を楽しんだ後は寺カフェで心
小田急百貨店新宿店の本館が2022年10月2日に閉店(小田急百貨店新宿店は小田急ハルクに移転営業)しました。都心の大型店舗閉店は寂しい限りですが百貨店の激戦地、立川でも大きな変動が見られます。1970年に開店した立川高島屋が閉店発表したのです。小田急百貨店についても解説した都市商業研究所の若杉優貴さんが解説します。 JR立川駅近くにある百貨店「立川高島屋」が、2023年1月に百貨店としての営業を終了することを発表しました。一方で高島屋は立川から完全撤退するわけではなく建物の保有を継続。百貨店の売場跡に新たなテナントを誘致し、今後も「立川高島屋S.C.(ショッピングセンター)」としてビルの運営は続けるといいます。 脱・百貨店業態で新たなスタートを切ることになる立川高島屋。実はもともと別の場所にあり、そして永年にわたって立川駅前エリアの地域一番店だったことをご存じでしょうか。 今回は、立川高島
16世紀に日本に渡来したトウモロコシ。幹が太くて風にも倒れず、寒さに強いトウモロコシは、山間部における貴重な食料となりました。一方、江戸などの都市部ではもっぱらおやつとして食べられていたようです。食文化史研究家の近代食文化研究会さんが解説します。
夏に飛び込む新体験!ひとりで楽しめる東京都内注目イベント6選 まとまったお休みがある方は、思い出作りがしたくなる季節です。最近さまざまな体験型施設が増えていますが、その中でも今回は、自然の中での謎解きや、レトロな文化財建築での映画鑑賞、活版印刷体験、没入型の展覧会など期間限定で楽しめるものをご紹介します。このお休みには少しだけ特別な時間に飛び込んでみませんか?自然の中で涼を感じながら謎解きひとりではたどり着けないような秘密の絶景スポットにも行ける(画像:東京裏山ワンダーランドリリースより) 自然の中でのアウトドアアクティビティが気になっている人には、新宿から1時間で行けるエコツアーをおすすめします。「秋川渓谷謎解きエコツアー」は予約不要のセルフガイド式エコツアーです。謎解きゲームをしながら自分のペースで山歩きが楽しめます。 渓谷どんぶらこ in 檜原村(画像:東京裏山ワンダーランドリリース
東京において人形焼が名物の街といえば、浅草と人形町。はたしてどちらが人形焼の元祖なのでしょうか? また、人形焼はどのような歴史を背景として生まれたのでしょうか?『お好み焼きの戦前史』において、お好み焼きと兄弟関係にある人形焼や鯛焼きの歴史を描いた、食文化史研究家の近代食文化研究会さんが解説します。
まるでグラスに込められたアート!春色に染まるホテルの極上パフェ4選【東京・横浜】 春の風のようにひんやりはかない口どけのパフェは、その場限りで味わうグラススイーツ。ジューシーな極上フルーツやアイスクリーム、わらび餅、クッキー生地など食感の違いを楽しめば、年度末の忙しさも癒やせそうです。今回はデザイナーのINDULGEさんが推す「ホテルの極上パフェ」を4つご紹介します。春限定の味わいを愛でる時間 自分へのごほうびにゆったりスイーツ時間を過ごしたいなら、ホテルの大人極上パフェがおすすすめです。優雅な空間でいただくパティシエこだわりのパフェは、まるでアートのような美しさ。フルーツやこだわり素材をぜいたくに使った繊細な手仕事は、はかなくもリッチな気分をもたらしてくれます。 今回は、ホテルでいただく春限定の極上パフェをご紹介します。淡いサクラ色や、さわやかなグリーンが映える、目にも舌にも記憶に残る美
幕末に日本が開国すると、横浜や東京に製パン店が開店します。ところが日本人がパン作りを行う際に、乗り越えなければならない大きなハードルがありました。イーストの培養です。 日本でドライイーストが開発され、海外からも生イーストを輸入するようになったのは大正時代から。工業生産されたイーストが流通していなかった明治時代は、各店の職人がビール用の酵母「ホップス種」を培養していました。 製パン店のパンの品質は、ひとえに良質なホップス種を培養できる職人の腕にかかっていたのです。 ところが『パンの明治百年史』(パンの明治百年史刊行会・1970年刊)によると、ホップス種を自ら培養できる日本人の職人は少なかったとのこと。優秀なイースト菌を培養できるパン職人の確保が、製パン店の命綱だったのです。 木村屋總本店の創業者、木村安兵衛が製パン店を開いたのも、パン職人を確保できたため。長崎のオランダ屋敷で製パン技術を身に
カレーのお供として有名なこの福神漬、非常にユニークな製法で作られています。 まず、原料が生の野菜ではなく、沢庵漬などの漬物。これを薄く刻んで、機械でプレスし、水分を絞り出して繊維だけを残します。 生の大根をプレスすると大根おろしになってしまいますが、沢庵漬ならば繊維だけが残ります。なので、漬物を原料としているのです。 その薄く小さい漬物の繊維を、醤油ベースのタレで煮ます。福神漬とは、漬物の繊維の煮物なのです。 なぜこのようなユニークな製法で作られているのかというと、福神漬とはもともと、缶詰にするために生まれた漬物だったからです。
今回閉店する「ユニクロビックロ新宿東口店」は東京メトロ新宿三丁目駅前にある新宿三越ビルに2012年9月に開店しました。新宿三越ビルはもともと1929年に開業した百貨店「三越新宿店」の本館で、2005年からは「ジュンク堂書店」や「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」「Tiffany & Co.(ティファニー)」などが出店する専門店街・高級ブランド街「新宿三越アルコット」となっていましたが、ビックカメラ出店に伴い2012年3月に閉店していました。なお、旧三越新宿店の南館には2022年現在「大塚家具×ヤマダ 新宿ショールーム」が出店しています。 「ビックカメラが全館一括で賃借する」とされていた新宿三越ビルでしたが、その後ユニクロとの複合新業態店舗「ビックロ」として開店することを発表。ビックロ全館の店舗面積は20,745㎡、そのうちユニクロの売場は2階・3階で店舗面積は2,900㎡。ビッ
2020年3月放送の「月曜から夜ふかし」で「若者のジーンズ離れ」が紹介され、視聴者からも驚きの声が上がりました。「ジーンズ、一本も持ってないっす」と話す若者…。かつて、隆盛を誇っていたジーンズはどこへ行ってしまったのでしょうか。 若者の街として長く親しまれている渋谷の景色が今、大きく変わろうとしています。それを象徴する出来事が、センター街の中心に店を構えるジーンズメイトの基幹店「JEM(ジェイ・イー・エム)渋谷店」(旧:ジーンズメイト渋谷店)の閉店でしょう。2021年1月、30年の歴史に幕を下ろしました。 渋谷、特にセンター街といえば、若者にとって、原宿と並び、定番の買い物スポットでした。しかし、2012年に「渋谷ヒカリエ」、2018年に「渋谷ストリーム」、さらに2019年に「渋谷スクランブルスクエア」の開業などが相次ぐと、段々と、若者がセンター街から流れていくようになります。 時を同じく
昨今、岸田首相は賃上げに積極的な企業を支援するとしていますが、いまだ日本経済は元気がありません。またサラリーマンにとって、税金、保険、年金などの支出は大きく、現役世代の負担は増える一方です。 そんななかでも楽しみたいのが、ファッションです。華やかな服を着れば華やかな気持ちになりますし、落ち着いた服を着れば落ち着いた気持ちになります。しかし、高級ブランドで全身を統一するのがおしゃれとは限りません。アウターだけブランド物を買って、なかのシャツや靴下は格安のものを使っても全く問題ないのです。 むしろ現在必要なのは、見えない部分にお金をかけず、ファッションを楽しむという心構えです。そこで今回は、ワンコインで服が買える都内の激安衣料店を調べてみました。
近年拡大しているトレーディングカードゲーム市場。その背景には何があるのでしょうか。文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。 トレーディングカードゲーム(TCG)の人気がここ最近、急上昇しています。TCGとは「異なる点数や価値のついたトレーディングカードを組み合わせて出し合い、勝負を争う遊び」(デジタル大辞泉)で、都心の繁華街の雑居ビルや商業施設では、新型コロナウイルス感染拡大の影響でテナントが抜けているものの、一方でTCG人気を追い風にトレカショップが次々に増えています。 2021年7月には、秋葉原に国内最大級のポケモンカード専門店「晴れる屋2」がオープンしました。また9月には、ゲームセンター「アドアーズ秋葉原店2号店」が入店していたビルに専門店「トレーディア」(ともに千代田区外神田)がオープンしました。 そのほかにもカフェ併設の「トレーディングカードショッ
ハヤシライスの「ハヤシ」って何? 巷に広まる「人名説」を一蹴する 投稿日: 2022年1月1日 更新日: 2022年9月30日
一流のホテルや映画館、劇場が立ち並ぶ有楽町。そんな同エリアの名前「有楽」の由来とは何でしょうか。これまで数多くの歴史関連雑誌・冊子の編集を手掛けてきた編集プロダクション『ディラナダチ』代表の小林明さんが解説します。 有楽町駅はJRにおける銀座の玄関口です。1日の平均乗員人数は10万3759人と、JR東日本全エリアの駅では18位。商業施設や飲食街、オフィスビル、映画館や劇場も近い山手線の駅として、全国的にも有名です。 行政上の有楽町という地名も存在し(有楽町1~2丁目)、1丁目には映画館の日比谷シャンテが、2丁目には有楽町マリオンがあります。 そんな有楽町ですが、地名の由来は「織田信長の弟」からと聞いたことがある人も多いでしょう。弟は織田長益(ながます)で、茶道の名人として「有楽斎」(うらくさい)の名も持っていました。この「有楽」が有楽町の語源であると、テレビ番組などが取り上げていました。
東京メトロ「大手町駅」からJR「東京駅」どう進む? 現役駅員に教えてもらいました 乗り物 大手町駅 東京駅
この苦境を脱するきっかけを作ったのが、後に社長となる大河原毅氏です。 東京の青山店担当だった大河原氏は、幼稚園からクリスマス用にフライドチキンの注文を受けたことをきっかけに、「苦し紛れに」クリスマスケンタッキーの企画を立ち上げました(『時代に先駆けた19人 外食産業を創った人びと』)。 この企画が当たり、「クリスマスにフライドチキン」という習慣が東京から全国に広がっていったのですが、この話には不可解な点があります。 ・なぜ、幼稚園がクリスマス用にフライドチキンを買ったのでしょうか? ・なぜ、大河原氏はクリスマスにフライドチキンを売る企画を立てたのでしょうか? ・なぜ、東京の人々はクリスマスにフライドチキンという習慣を抵抗なく受け入れたのでしょうか? その理由は、そのとき既に 「クリスマスにはローストチキンを食べる」 という習慣が存在したため。 フライドチキンはローストチキンの「代替品」「便
かつては西武百貨店、パルコ、無印良品などとともに西武セゾングループの中核を担う業態として、店舗網を北海道から九州にまで築いていたCASAでしたが、ここ数年は店舗数を大きく減らしていました。そのため「むしろまだあったの?」「一度も店舗を見たことがない」という人も少なくないかもしれません。 今回は一世を風靡(ふうび)したファミレス「CASA」の歴史をたどりつつ、なぜ ・急速に減ったのか ・突然消えたのか を探ります。 CASAが誕生したのは1978(昭和53)年8月のこと。当時経営状態が芳しくなかった西武セゾングループの飲食店運営企業「レストラン西武」が、流行しつつあったファミレスを運営するために開発した新業態でした。 CASAは1号店を出店した1978年のうちに「3年以内100店舗」という高い出店目標を掲げて出店攻勢を開始。レストラン西武はこのCASA業態が軌道に乗ったことで、経営の立て直し
ICT(情報通信技術)教育の推進もあり、タブレット端末やパソコンを公教育で使う機会が増えています。児童・生徒ひとり1台はもう現実のもの。教室には電子黒板やプロジェクターがあり、動画資料を簡単に見られるほどです。 かつて、動画資料は視聴覚室で見るものでした。視聴覚室にはプロジェクターやオーディオビジュアル(AV)機器などが設置されており、防音構造になっているところもありました。この記憶はどうやら児童・生徒にとって印象的だったようで、ツイッターで先日「小中学校から視聴覚室が姿を消しつつある」とのつぶやきが話題に。現時点で6万も「いいね」が付いています。 機材の小型化や学校内でのインターネット接続も整ってきているため、視聴覚室の存在意義は薄くなっています。しかし、公教育の場から完全に姿を消したわけではありません。東京の都立高校では改築の際、視聴覚室をリニューアル工事するなど、現在も学校施設として
東京の人たちはかつて、精肉店でコロッケやとんかつなどの揚げ物を買っていました。そもそもなぜ精肉店はコロッケやとんかつを揚げるようになったのでしょうか? 精肉店の洋食総菜の歴史をあきらかにした『串かつの戦前史』の著者、近代食文化研究会さんがその歴史について解説します。
町田市に地下鉄を建設する――かつてそんな壮大な計画があったことを、皆さんはご存じでしょうか。その背景と結末について、鉄道ライターの弘中新一さんが解説します。 町田市に地下鉄を建設する――かつてそんな壮大な計画があったことを、皆さんはご存じでしょうか。 地下鉄が存在するのは巨大な都市だけで、東京以外では ・札幌市 ・仙台市 ・横浜市 ・名古屋市 ・京都市 ・大阪市 ・神戸市 ・福岡市 といった人口100万人超えの大都市にあります(千葉県の東葉高速鉄道と北総鉄道、埼玉県の埼玉高速鉄道、広島県のアストラムラインも地下鉄に含める場合があります)。 対して町田市の人口は、2021年4月1日時点で42万9645人。そこそこの人口ですが、地下鉄のあるほかの都市に比べると、はるかに小さなボリュームです。そんな街で計画された地下鉄とは一体なんだったのでしょうか?
起点の高井戸インター方面から来た場合は、都内最後のインターチェンジになることに加えて、中央道はこれまでの都市部の景観から一気に山間部へと突入するため、東京都西部の交通の要所ともなっています。 そんな八王子インターですが、全国的にも珍しいつくりをしているところがあります。実は、高井戸方面からくる下り線には高速道路上に出口が“ふたつ”あるのです。 高速道路のインターを降りてから、出口が複数あるところはいくつかあるのですが、高速道路上に「第1出口」と「第2出口」という名称で出口がふたつあるのは、全国の高速道路でも中央道下り線の八王子インターと名神高速道路上り線の京都南インターくらいです。 ちなみに、名古屋・甲府方面からくる上り線の出口は、他のインター同様ひとつとなっていて、下り線だけが連続して出口が設置されている状況です。 中央道下り線の八王子インターの出口がふたつある意味とはなんなのか? 詳し
似たような服装、メイク、ヘアスタイルの若い女性たちを指す「量産型女子」という言葉が使われるようになったのは10年近く前。今は下火になったのかな? と思いきや、意外な進化を遂げていました。 似たような服装、メイク、ヘアスタイルの若い女性たちを指す「量産型女子」という言葉が使われるようになったのは10年近く前。今は下火になったのかな? と思いきや、意外な進化を遂げていました。(構成:ULM編集部) ※ ※ ※ 「量産型女子」という言葉をご存じでしょうか。 インターネット上を中心に2010年代頃から使われ始めたスラングで、大量生産の単語から派生していることからも分かる通り「同じようなファッションやメイクをしている、外見の似た若い世代の女性たち」といった意味で使われています。 一見「個性がない」「見分けがつかない」などと悪い意味にも捉えられてしまう量産型女子ですが、彼女たちが身に着ける“カワイイ”
私が上京して最初に住んだ街は荻窪で、最初に勤めた職場は神保町でした。このふたつの町には共通点があります。それは、どちらの街にも「すずらん通り」という商店街があること。当時は、なんともかわいらしい響きだなと思っていました。 荻窪に住み始めたばかりのころ、隣駅の南阿佐ヶ谷まで散歩したのですが、そこにもすずらん通りがありました。「東京はどの街もすずらん通りがあるのか?」と思いましたが、さまざまな街を巡るうちにそうではないことに気づきました。 私はその後も、さまざまな街ですずらん通りに出会いました。銀座のすずらん通りは、ゲートにアルファベットで「SUZURANst」と書いてありました。「st」はストリートを意味しています。なんだかおしゃれです。 谷根千(谷中・根津・千駄木エリア)を散歩しているときにも、とてもかわいいすずらん通りを見つけました。それまで見てきた多くのすずらん通りは大きな通りでしたが
よく耳にするのが、1923(大正12)年の関東大震災で東京の牛鍋屋が衰退し、かわりに関西のすき焼き屋が東京に進出したからという説明ですが、これは事実ではありません。 関東大震災後に発行された ・『食行脚』 ・『人間見物』 ・『東京名物食べある記』 ・『浅草経済学』 ・『三都喰べある記』 ・『大東京うまいもの食べ歩き』 などの食べ歩き本、外食店評論本に登場するのは東京伝統の牛鍋店ばかり。登場する関西風すき焼き店は「菊水」「浪花」のみです。 牛鍋がすき焼きに名前を変えたのは、関西のすき焼き屋進出が原因ではないのです。
人気の大手韓国食品店「イエスマート」が一斉に閉店!実は営業中の店や再開計画も? 首都圏をはじめ全国各地で韓国食材店を展開していた大人気店「イエスマート」が次々に閉店しています。一体なぜなのでしょうか。そして今後の行方は。都市商業研究所の若杉優貴さんが取材しました。韓国スーパー「イエスマート」、都内でも「突然の閉店」に困惑 東京メトロ副都心線・都営大江戸線の東新宿駅近くに本店を置き、首都圏をはじめとして全国各地で韓国食材店を展開していた大人気店「イエスマート」のほとんどの店舗が、今年(2023年)10月20日に突然閉店。ネット上では困惑の声が広がっています。 一体なにが起きたのか――そして営業再開予定はあるのでしょうか。 突然営業を取り止めてしまったイエスマート。一体なにが…?(写真:齊藤優)【その他の画像】>> 好調だったイエスマート、突然消滅したワケは「親会社の免税店」に 実は、イエスマ
観光地化した豊洲や築地とは対照的に、都内にはまだ昭和の雰囲気を残している市場があります。そのひとつが府中市にある大東京綜合卸売センターです。ルポライターの昼間たかしさんが現場を歩きました。 筆者(昼間たかし、ルポライター)は先日、記事執筆の資料を探しに府中市へ行きました。目当てのものは運よくすぐ手に入れられたので、あまった時間を使い街を散策することにしました。 といっても、府中市は東京でも屈指のコンパクトシティ。にぎやかなエリアは駅周辺に固まっているため、府中駅から少し歩けば郊外の風景が広がります。 そんな府中の町外れに、府中市民以外はあまり知らない盛況なスポットがあります。「府中市場」の名称で知られる、大東京綜合卸売センター(府中市矢崎町)です。直線距離で京王線の府中駅から約1500m、武蔵野線の府中本町駅から約900mの位置にあります。 観光地化した豊洲や築地の市場とは対照的に、大東京
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