春日井市の国登録文化財・愛岐トンネル群(旧国鉄中央線廃線跡)のトンネル内で、長い距離を安全に通行するための自走式自転車を開発、導入するプロジェクトが進んでいる。トンネルは保存再生に取り組む市内のNPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」が年に2回公開しているが、新たな通行システムの実証実験を通して将来的に観光資源として通年で活用する可能性を探っていく。12日は地元の中部大や企業の協力で作った試作車を試験走行させた。 5号トンネル(延長99メートル)のバラスト上に板を敷き、ガイドレール1本を敷設。両端にはUターンするための転車台を備えた長さ28メートルの実験線を作った。12日、メンバーらが電動...