駅のゴミ箱、無くしていいのか? 近年、鉄道会社はとにかく経費節減に熱心である。先日、JR東日本は豪雨で被災した奥羽本線の新庄~院内駅間を、電化設備を撤去したうえで復旧すると発表した。また、同社は駅の“時計”も維持に費用がかかるという理由で撤去を進めているし、現在はいったん取りやめたものの、みどりの窓口も次々に廃止してきた経緯がある。 【写真】駅のホームからゴミ箱が撤去された結果、汚物で溢れかえる自販機横のリサイクルボックス そして、首都圏の鉄道会社が次々に減らしているのは駅のゴミ箱である。読者も実感しているかもしれないが、駅のなかにあるコンビニで買ったおにぎりの包み紙を捨てようと思ったり、読み終えた新聞や雑誌を捨てようと思ったりしたとき、ゴミ箱がなかなか見つからず苦労した経験はないだろうか。特に、旅行でやってきた地方在住者は困惑しているという話も聞く。 関東近郊の鉄道会社で、比較的ゴミ箱が