サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
ishikari.sakura.ne.jp
お初にお目にかかります。 さくらインターネット 開発部の古澤と申します。 HVDCプロジェクトでは実験サーバ、環境の構築に携わりました。 今回は今までにお伝えしてきましたHVDC+DC12Vシステムの技術・ファシリティと並んで重要なポイントであるDC12V対応機器についてお伝えいたします。 AC/DCとATX電源 自作PCを嗜む方はよくご存知だと思いますが一般的なPC/サーバで使用されるATX電源の仕様は入力電圧が100-120V/200-240V 出力電圧が+3.3v,+5V,+12V,-5V,-12V,+5VSBと定義されています。 入電がAC100VであればATX電源がAC/DC変換を担い、各パーツへ給電を行います。 ATX電源の変換効率には80Plus規格があり変換効率向上、発熱減少、劣化低減に切磋琢磨してきた歴史があります。 参考:ATX12V Power Supply Desi
さくらインターネット石狩データセンターは、昨年11月の開所から初めての冬を迎えて、まもなく無事に乗り切ろうとしています。 幸い、厳冬期においても外気空調システムは大きな問題なく機能し、サーバ室は安定した温度状態を保っておりました。 ただ、今シーズンは積雪量が多かったこともあり、さすがにピーク時の建物周辺は石狩の厳しい冬をいやが上にも感じさせるものでした。 今回は、象徴的な写真をいくつかお見せいたします。 建物外周の一角から。まるで建物全体がこのまま雪に埋もれてしまうかのような積雪状況です。 (実際は埋まることはありませんでしたので念のため…) 正面エントランス頭上に、メートル級の大きな氷柱ができました。 これを想定してエントランスには庇が設けられており、想定通りの状況といえます。 それでもあまりに派手に氷柱が増えてしまったので、除雪業者に依頼して全て落としてもらいました。 3月に入り積雪も
石狩データセンターが2011年11月15日に開所式を迎え無事オープンしましたが、建物のオープンと同じタイミングで、同敷地内にHVDC(高電圧直流給電)システムの実証実験環境(コンテナ)が完成しました。 開所式の模様は、当ブログにも後日詳細をご報告させていただきますが、一足先にHVDC(高電圧直流給電)システムのレポートをお届けします。 ▼石狩データセンター HVDC実証実験環境(コンテナ外観) 今回はサーバ搭載用ラック数が4ラック、約120台ものサーバを収容しており、都内データセンターでの実験環境に比べてはるかに大きな規模で構築しております。 ▼石狩データセンター HVDC実証実験環境(コンテナ内部) 消費電力の削減効果に関しては、すでに都内での実証実験の際に約3割削減できる数値が出ておりますので、今後はデータセンターとしてより実環境・実運用に近い状態で各種試験・測定を進めるとともに、季節
今秋の完成に向け、石狩データセンターの現地建設工事は順調に進んでいます。 今回は趣向を少し変え、空撮写真の比較をしてみたいと思います。 こちらは1年前に撮影した空からの写真です。当時は一面草と木に覆われていました。 建物工事はおろか、建築現場の作業所すらない状況です。 今年8月上旬に空から撮影した外観写真です。エントランス周りを除き、外壁・屋根工事がほぼ完了しており、建物としての形が出来上がっています。 外壁の塗装もだいぶ進んでおります。また建物周辺の敷地内道路も舗装工事が始まり、いよいよ完成が近いなと感じさせてくれます。 ご覧のように、建物自体はほぼ完成してきております。内装も順次工事が進められています。 今後、開所に向けて各種設備の最終調整や検査が行われ、データセンターとしての本格的な機能実装が進められていきます。 (設備担当「か」) 2011年9月29日 2:52 PM | カテゴリ
石狩データセンターの現地建設工事状況につきまして、前回の記事掲載から間があいてしまい失礼いたしました。 5月以降の現地の様子を簡単に紹介させていただきます。 5月上旬の様子です。鉄骨が本格的に建ち始め、建物の形がわかるようになってきました。 引いてみると、こんな感じです。 5月下旬の様子です。引きで見ると、水平方向にどんどん建物が伸びているかのような変化があります。 1Fのとある部屋の様子です。床はある程度できていますが、壁などはまだできていません。 6月上旬の様子です。一気に鉄骨が建ち揃い、建物のボリュームがはっきりわかるようになりました。このあたり、週単位でどんどん形になっていく施工の速さには、ただただ驚いたものです。 1階の内部の様子です。天井が徐々に作られていっています。 6月下旬の建物全体の様子です。屋根や外壁が全体の4割程度まで施工されていっています。 1F建物内部のとある部屋
5月10日に「HVDC(高電圧直流給電)システムの実証実験発表について」として本ブログ上で記事を記載させていただきましたが、5月から7月にかけて行った都内データセンターでの実証実験が終了し、当初の目標であった電源の総合効率90%以上を無事クリアできましたので、次の試験フェーズである石狩データセンターでの実証実験に進むことが決定しました。 ▼さくらインターネット 都内データセンター HVDC検証システム ▼今回実験に利用した直流12Vサーバ機器 ▼HVDC効率性の検証ポイント 今回の検証結果では都内データセンターのUPS給電方式での電源効率と比べた場合、HVDC方式は30~32%の効率改善が見込める結果となりました。 この結果から、石狩データセンターで導入する最新のUPS給電方式での電源効率と比べても20%程度の改善効率が予測(期待)できます。 あらためて記載しますが、今回のHVDC(高電圧
弊社ホームページ上でもニュースリリースとして発表していますが、NTTデータ先端技術社、河村電器産業社、日商エレクトロニクス社と当社の4社間で「さくら石狩HVDCプロジェクト」を発足させていただきました。 すでに、プロジェクトに関しての目的や効果は、ニュースリリースの記事でも記載されていますので、詳細な説明は省かせていただきますが、データセンターの電源設備の入り口部分である高電圧交流の電源設備部分(いわゆる交流6600V系)~サーバに供給する低電圧直流(いわゆるDC12V系)までの全体部分で、総合的な電源効率を90%以上実現することは、従来の一般的なデータセンターで構成している直流~交流変換を繰り返す電源設備構成から大きく様変わりする構成となり、およそ10%~20%の電力効率の向上に繋がるため、これまで各電源設備やサーバ電源部分で変換ロス(すなわち発熱として消費)となっていた部分が、大幅に改
ここだけの話ですが、この冬の間、石狩建設予定地の現地にて、モックアップ実験が行われておりました。 石狩データセンターでは屋根に独特の曲げ加工をしていることもあり、主に屋根への雪の付着状況や巻き垂れなどについて検証を行ったものです。 簡単ではありますが、写真を添えてご紹介させていただきます。 当社関係者のほか、大成建設の皆さんも検証状況の確認に集まりました。 視察中は吹雪くことはなく穏やかな天気でしたが、それでも長時間居ると体の芯から冷えてきました。 モックアップは実際の建築物のごく一部分を縮小して作ったものですが、それでも結構な大きさで迫力がありました。 単に外側からの目視だけでなく、屋根にのぼることもできました。 皆が一様に屋根へと目指す姿は、二度とみられない不思議な光景です。 屋根に雪が残っていました。 積雪が多く残っても、つららは殆どできないとのことです。 屋根の材料を左右で変えて、
こんにちは。さくらインターネット代表の田中です。 今回は、当ブログにて石狩データセンター計画がスタートするまでの経緯について私からご紹介させていただきます。 ※このコラムは、昨年末に日本Apacheユーザ会のイベント出展に際して、冊子に寄稿したものですが、メンバーの快い承諾を受けてこのほど転載させていただくこととなりました。 一部、年月日表記のみ修正を加えていますが、内容は原文のままとなります。 /// 1. はじめに さくらインターネットでは、2010年の6月21日に、北海道石狩市へのデータセンター建設計画を発表しました。計画総ラック数は4,000ラック、1ラックあたりの供給電源は8kVAという、国内でも最大規模のデータセンター計画であり、多くのメディアやブログなどにおいても言及を頂きました。 しかしデータセンターというと大都市におかれるものという認識が多いなか、東京から遠く離れた石狩に
このノベルティは、今年9月から提供を開始した「さくらのVPS」をイメージして作ったものです。「鯖」は紙で出来ていて、さくらのVPSを提供するサーバをイメージしています。 「鯖」の中には、さくらのVPSで提供するOS名をプリントした「ラムネ」が入っています。1台のサーバ(鯖)の中で、複数の仮想サーバ(OS)が動いているイメージです。
いよいよ開催が来週に迫ったクラウドコンピューティングEXPOですが、 全9セッションの概要が(ほぼ)決まりました。簡単にご紹介いたします。 — 11/10(水)1日目のプログラム ■11:00~ さくらインターネットのビジョンを実現する「石狩データセンター」 講演者:さくらインターネット株式会社 代表取締役 社長 田中 邦裕 ■13:00~ 【パネルディスカッション】 クラウド時代のデータセンター建設のトレンドと海外事例 講演者:大成建設株式会社様×さくらインターネット株式会社 ■15:00~ ついに解禁!「さくらのクラウド」 さくらインターネット株式会社 代表取締役 社長 田中 邦裕 11/11(木)2日目のプログラム ■11:00~ 【お客様事例】 「実はクラウド、使ってました…」ソーシャルゲーム開発に本当に必要なクラウドサービスとは? 講演者:株式会社ポケラボ様 ■13:00~ つい
石狩データセンター 1周年キャンペーン【終了しました】 【当キャンペーンは受付を終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。】 「今日は何の日?ということで石狩データセンター1周年キャンペーン開始します。 1等賞は話題の最新Androidタブレットと外付SSDのセット!そして次賞もスペシャルなキーボード、というさくらインターネットの中の人が選んだ感満載のラインアップでお送りしております。 ご応募とともにもれなく何かが当たる、という形式で感謝の気持を表してみました!みなさま奮ってご応募ください!」 >>キャンペーンページはこちら 2012年11月15日 12:00 PM | カテゴリー:技術・設備について | コメント&トラックバック(0) Tweet 「HVDC+12Vシステム対応機器」 お初にお目にかかります。 さくらインターネット 開発部の古澤と申します。 HVDCプロジ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ishikari.sakura.ne.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く