毎日新聞が戦時中に発行した青年向け雑誌「大日本青年」には、延べ1万5000人を超える読者からの投稿が掲載されました。 彼らは戦争の時代をどう生き抜いたのか。あるいは命を落としたのか。 その人生をたどり、受け止めるため、「大日本青年」の残像を記者たちが追いかけました。 連載「大日本青年を追って」は全11本のシリーズです。 15日まで各回とも前編・後編を毎朝7時にアップします。この記事の最後には動画もあります。 プロローグ 記者がたどった投稿者の運命 初回 断ち切った王家の系譜 前編・後編 第2回 戦死者の24のうた 前編・後編 第3回 もう一人の「木本武男」 前編・後編 第4回 バリカン少女 前編・後編 最終回 軍神の息子 前編・後編 3歳の時に戦争でなくした父の写真に手で触れた82歳の息子は突然、涙を流し始めた。 1944年に29歳で戦死した父、木本武男さんと一人息子の照夫さんには共通