トランプ前大統領(右)の集会に登壇し、握手をかわすロバート・ケネディ・ジュニア氏=米アリゾナ州で2024年8月23日、AP 米大統領選に無所属で立候補する意向を示していた弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)は23日、選挙運動を中止し、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)を支持する方針を明らかにした。11月の大統領選の結果を左右する接戦州での情勢に影響を与える可能性がある。 ケネディ氏は故ジョン・F・ケネディ大統領のおいで、父の故ロバート氏も連邦司法長官を務めた。名門一家の「異端児」として、バイデン大統領とトランプ氏の高齢対決を嫌う有権者の一部を取り込んできたが、バイデン氏の撤退表明を受けて支持率が低下していた。 西部アリゾナ州フェニックスで演説したケネディ氏は、冒頭で自身を正当に扱わなかったとして民主党と主要メディア批判を展開し、選挙戦の展望について「勝利への現実的な道があ