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有機栽培や自然栽培というものについては、色々考えることがあるのだが、真正面から問題点を考えてみる。 考え方やものの見方など個人の自由であり、信念なども個人の自由です。どのような栽培方法を選ぼうが、自由です。 また、それを表明するのも自由であり、誰かに語るのも自由です。他を否定するのも自由なので仕方のない側面もあります。 しかし、現場に関係するものとして、現状危惧するのは、農薬や添加物の危険性をあおるあまり、それに変わる危険な資材を使用しているということです。自然天然信仰とも言えるものが生まれつつあり、安全性の調査すら行われていないものを使用したりするケースが非常に増えています。 これは、完全に安全の履き違えであり、農薬に変わって得体のしれない資材を法律にも触れる中で使用しているということが蔓延しているのです。そして、そういった資材を販売したり推奨する業者のかなりが農薬の危険性をおあり、自ら
大規模化に欠かせないのは、常時雇用だ。 雇用というのは、多くの人を悩まさる。 まず、経営的側面から言うと最初に雇用に踏み出す時のハードルが高い。繁忙期にお手伝いしていただけるような方がいつも確保できるのであればよいのだが、規模が拡大するにつれそういうわけにもゆかなくなり、常雇用の人が必要となるのが常である。 最初に常雇用の方を雇用する時のハードルが高いのだ。 理由は、それまで一人しかいなかった場合、一人だったところから二人に増えるわけで、単純に二人分の利益を確保する必要が出てくる。10人いるところから1一人増えるのであれば、雇用のための費用は10人+1人に過ぎず、大幅な増加ではないが、二倍になるというのは非常にインパクトが大きい。 しかも、人が二人になったからといって効率が二倍になるわけではない。 農作業の場合、人が二人になると効率は二倍以上になるのが普通だが、それは一つひとつの作業の話で
F1品種は危なくない!!! ブログを再開して気付いたこと事がある。 最近このブログの検索ワードで圧倒的に多いのが「F1種子」、「固定種」である。ここ半年の前には、硝酸態窒素や農薬という検索ワードが多かったわけだが、多くの方の興味は、「F1種子」、「固定種」に移っているようだ。 在来種・固定種とF1品種の違いはなにか 過去にこのようなエントリーを書いているが、多くの方の興味はF1種子と在来種の違いではなく、F1種子の危険性のようだ。 F1と在来種の違いは、エントリーを読んでいただくとして、F1種子が危険であるという主張は、種子の増殖の仕方だ。 F1種子は、全く形質の違う親同士の交配であるので、種子の増殖のためには全く別の個体と個体を受精させなくてはならず、これがものすごい手間になる。 自らの花粉と交配してしまうと品種として機能しなくなるわけで、様々な方法で交配を行うのだが、そのひとつに雄性不
このブログのアクセスを見ていると、栽培に関連する内容よりも有機栽培などに対する誤解について書いた時のほうがアクセスが伸びる。 理由は、いくつかあるだろうが、最も大きいのは消費者の方にもわかるという点。 もう一つは、一般的な慣行栽培を営む人々の有機栽培への反感があるために興味をひくのだと思う。 私自身は、有機栽培に対して批判的なことを書いているつもりはないのであるが、「アンチ有機栽培」等と名指しで言われることもある。 有機VS慣行など意味が無い、と何度も書いているし、批判を書いているつもりもない。 私が問題にしているのは、栽培の方法の違いではなく、あやふやかつおかしな情報を振り回してマーケティングを行っている点にある。 慣行栽培の方の中には有機栽培に対して相当な反感を持っている人も多い。 何故、慣行栽培の方が有機栽培の方に反感を持つのかは、有機栽培側からの慣行栽培への批判的な言葉の数々にある
「有機農業に、エセ科学がぴったりはまる」という小見出しから、 「心から善意で無農薬とか有機農業を信じている人たちがいる。善意は、たちが悪い。勉強熱心で努力家の有機農家が、エセ科学にころっとやられる姿を僕はずっと見てきたんで、やばいな、と思います。」と続く。有機栽培農家の久松達央氏談。 以上の言葉は、以下のリンク先の対談よりの抜粋。 「奇跡のリンゴ」から考える日本農業論~農家、商店主が本音で語る食の未来 第1回 http://www.foocom.net/latest-topics/ 先日も紹介しましたが、新しいそしてごく当たり前の思考を持った有機農家の登場です。 この対談も連載ということで、今後が楽しみです。 農業において特にこのエセ科学的な話は多い。 現代の日本において、有機栽培で新規就農するなどというのは、相当の変わり者でなければ実行できないわけで、その根性、気持ち、やる気は素晴らしい
最近のブログの閲覧数の伸びはすごかったですね。 ピークの12日には、16,745PVを記録して、農業分野では1位、ameba総合ランキングでも624位となりました。農業系しかもプロ向けのブログがそのような閲覧記録をするというのは、すごいな、と自分でも驚きました。 農薬について書いた時に、その他にも環境への影響なども指摘される場合もあるのですが、最も指摘されるのはタイトルにもあるネオニコ系農薬と化学物質過敏症についての問題です。 ネオニコ系農薬(ネオニコチノイド系農薬)の何が問題になっているのかというと、ミツバチの大量死に関係しており、環境に大きな影響を与えるとの指摘です。 特にEUが先月、ネオニコチノイド系農薬3物質(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の使用を二年間暫定的に使用を禁止するとの表明したことから、問題が深刻化しているように思います。 ニュースやサイトではなく、原
あまり更新頻度は高くないのですが、農業や栽培について冷静に科学的に語られているブログがあります。たまに私の文章に触れていただいたりしていて、読ませていただくのですが、本日、以下の様なエントリーが上がっていまして、農薬を危険だと考える消費者の方との会話に苦慮した様子が書かれていました。 珍しく消費者の人と直接対話してみた/アグリサイエンティストが行く http://gan-jiro.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-ab31.html 農薬についてかなり熟知されている方でも、単刀直入に農薬の危険性に触れられると納得していただくのに苦労するようです。農家の方であれば、もっと苦労することもあるかと思います。 私自身が、どのように対処しているのかを書かせていただき、消費者の方との会話の参考にしていただければと思います。 基本的には、以下のエントリーでも述べてい
私のFacebookでの知り合いでもある久松達央さんが、WEDGE Infinity で対談されていた。 それでも有機野菜をつくる理由 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3027 とても、面白い記事なので読んでみてください。 私は、かねてより、慣行栽培も有機栽培も出来たものには差がなく、土壌や個人等による違いのほうが大きいと主張してきたし、慣行栽培と有機栽培と分けて考えるのは意味が無いと考えている。 この対談の中にもあるように、かつて有機栽培を行なってきた人たちというのは、怖かった。これは、致し方のない部分もある。周辺や農業界で認められず、孤軍奮闘してきたからである。 しかし、今、新世代の有機栽培を行なっている方々は、もはや従来の「有機栽培」という狭い世界を飛び越えて、独自の世界を作ろうとしている。 頼もしい限りである。 Facebook上では、新しい世
「奇跡のリンゴ」封切り以降、恐れていた方向に向かっているようだ。 無農薬を求める消費者が増えているということである。これ自体は消費者の欲することであるから構わない。 それにより流通業者、農家が再び無農薬の方向に向かっている。これも、歓迎すべき自体だ。 しかし、問題は、ここからだ。農薬以外の危険に目を向けないという非常事態が発生してきている。既に複数回、農薬以外で防除できるものはないかという質問を受けた。関与していない所でも同様の話を見たり、聞いたりしている。 「無農薬=安全ではない」は、断言できる。農薬使用以外にも危険があるにも変わらず、農薬を使用しないだけで安全であるかのような、安易な姿勢こそが本来の農産物の安全を損なう。よく考えてみて欲しい。安全を要求されるあらゆる産業で安全を標榜している会社があるか? 外食産業、鉄道会社、航空会社、自動車メーカー、弁当屋さん、食品メーカーなど、どこも
GPS制御がここまで進んでいるとは、全く知らなかった。 まずは、見てください。 http://www.youtube.com/watch?v=2iy5H24Kwvo&feature=youtu.be カルチ作業をGPS連動の自動作業でしていますが、ご本人の弁によれば 誤差は~1インチ以内 細かく言えば2センチとずれません 畝に合わせ神経をすり減らさずにも済むし腰に優しい 仕事も正確 可能性は無限大ですかね 傾斜でも大丈夫なようですが、ビデオを見なければ信じなかったでしょう。 カルチ作業といえば、最も神経を使う作業といってもいいですが、カルチ作業ができるのであればほぼすべての作業は、自動運転が可能でしょう。もはや、熟練オペレータは必要ではなく、トラクターが運転できる人であればだれでも精密な作業ができるでしょう。 まさに可能性は、無限大です。 もちろん播種作業が自動でできるということは、知って
タイトルに「奇跡のリンゴ」を入れるだけでもアクセスが伸びる傾向にある。 それだけ、関心が高いのだろう。 これまで、「奇跡のリンゴ」については、間接的な取り上げ方しかしていなかったけれど、真剣に「奇跡のリンゴ」に関連して心配していることについて書いておこうと思います。間違った情報の流布が今後されると思われます。間違った情報の流布は、私達現場にいる者にとっても、木村さんご本人にとっても、そして現場で有機栽培や無農薬栽培に取り組んでいる方にとっても不幸である。 私自身は木村秋則さんは、素晴らしい方だと思うし「奇跡のリンゴ」も感動ストーリーで素晴らしいものだと思うのですが、最大の問題は、それを利用して商売に結びつけようとしている方が多すぎるという点です。別に商売はいいとしても、「奇跡のリンゴ」をだしに使って間違った情報を植えつけながら商売に結びつけている方がいるという事実です。しかもそれに対して、
実は、無農薬リンゴはだれでも、素人でも、私の如き口先だけのコンサルタントでもいくらでも出来ます。理由は簡単で単に放っておいて、リンゴが出来ればいいからです。一個しかできなくても、出来たことには代わりはないので、無農薬の貴重なリンゴです。仮に一個しかできなくても一億円で売れるのであれば、経営が成り立ちます。経営が成り立てばいいだけです。1/10しか収量がなくても、10倍の価格で売れればいいだけです。(本当は違いますが、わかりやすくするための話です) これは揶揄しているのではありません。無肥料、無施肥、だれでも明日から出来ます。やらなければいいだけのなので、だれでも出来ます。 多くの人は、無農薬でリンゴが出来たということに驚いているようですが、別にリンゴ自体は無農薬でも出来ます。問題は、それで経営が成り立つか否か、それだけです。リンゴだけではなく、すべての農産物は、無農薬、無肥料で出来ます。誰
日本の農業技術の進化が止まっているなどと書いている私ですが、過去私が見てきた30年間で劇的な進歩を遂げている分野があります。 有機栽培です。正直に言ってしまうと、30年前の有機栽培のレベルは現在より数段低かった。当時の農家の方のレベルが低かったということではなく、たゆまぬ努力が現在の有機栽培の技術レベルを上げてきたのだと思う。 私が農業に飛び込んだ当時の有機栽培の農産物は、理念先行でとても食品とはいえないようなものが流通していました。(申し訳ないですが、当時はそう思っていました) 現在においても、有機栽培の方々の勉強熱心さには頭がさがるばかりです。 これは、本当に技術的に見るとすごい進歩だと思います。などと上から書いていますが、慣行栽培の技術が停滞しているのと比較すると、本当に劇的な変化だと思っています。農薬を使用して効率のよい農業を目指しているはずなのに、ちっとも進歩がないという点でまだ
Food Watch Japan へのリンクです。 日本農業の真の産業化は天候への挑戦から http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/31811 昨日のエントリー「「奇跡のリンゴ」について聞かれたら」の反響はすごかったですね。過去最高の7,300PVで農業分野で三位にまで躍進しました。 その反応を見ていて思ったのは、多くの方がごく当然の反応をされていて、農薬についての過剰な忌避感を持っているものではないということです。 多くの方が漠然と農薬に対して忌避感があるというのは、なんとなく危険そうというイメージにすぎないということです。反応を見るかぎり、知らなかった、そういうことなのか、という感じで情報の不足にすぎないということです。 多くの農薬を使用する農家の方が、なんとなく肩身の狭い思いをしているのと同様、何となく危なそう、なんとなく使わな
日本全国の「毒」農薬(←この言葉を使って罵られた経験あり)を使用して農産物を栽培している皆様、映画「奇跡のリンゴ」上映が始まりました。 この映画のヒットの具合によっては、消費者の方と会った時に、農薬を使用していることをなじられる場合があります。 消費者の方は、ほとんど現場のことを知りませんから、無農薬でできるはずなのに危険な農薬を使用するのは、何故ですか。環境にも人体にも悪影響を与えるのに使い続けるのはおかしい、と単刀直入に聞いてきます。さて、ここでうろたえているようでは、プロ農家として失格ですね。 今回は、「奇跡のリンゴ」について聞かれた場合の対処方法について、考えたいと思います。 へりくだる 開き直る 攻撃する 説明する という4つのパターンを考えてみましたので、それぞれについてみてみる事にしましょう。 へりくだる 相手の方が、到底何も受け入れてくれそうもない場合がありますが、この場合
窒素を与えると早く育つようなイメージを持っている方が多い。私がチッソ肥料を抑え気味にという話をすると、反発がある理由の大部分はここである。 冷静に考えれば、そうでないことは明らかである。 促成栽培をするのに、窒素をたくさん与えれば早く育つのであれば、窒素をたくさん与えて早く育てればいいということになる。別にそんなことは、おきない。 チッソ肥料を与えると、葉や茎が大きくなりやすいというのが正しい。この勘違いは、特に気温が冷涼で生育期間が限られている地方の方に多く見られる。窒素を多投して生育を早めてやらないと、収穫に間に合わないという理由である。 葉菜類では、ある程度早く収穫できる可能性もなくはないが、それは、生育が早まったのではなく、葉や茎が大きくなったためである。 では実をつける作物ではどうなるか、栄養生長期には窒素の栄養は必要であるが、実をつける生殖生長期になると窒素が多すぎれば逆に成熟
先日の、Food Watch Japan の連載の再開では、物議をかもした日本の農業技術レベルは低いという話ですが、Food Watch Japan の斎藤さんが改めて比較資料を作ってくれました。 世界各国と日本の農産物単位面積当たりの収穫量の比較 http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/31918 皆さんは、これ等のデータを見てどのような感想を抱いたでしょうか。 数値データというのは、取り方や表し方でかなりイメージが変わるものですが、おしなべて日本では収量の伸びが止まっているなということはわかります。 そう、日本では技術の進歩が止まっているということなのだと思います。 私達が日本の農業技術について、進歩していたと思っていたのは幻想であったということです。 思い込みといってよいでしょう。慢心という言葉が、浮かびます。 レタスの日持ちに
農業コンサルタントをしています。資材の斡旋などは、行なっていませんのでご安心ください。 このブログは、これまでの現場での経験を農業者の方に伝えることを目的にしています。 厳密さよりも分かりやすさ、教科書的ではなく現場ですぐに生かせるような、本当の現場情報といった内容にしたいと思っています。 読んだ方が、「農業コンサルタントになれる」つもりで書いています。 著作権およびリンクについて このブログの文章、写真の複製はおやめください。 ですが、活用したい場合もあると思うので引用については、お問い合わせください。 リンクについては、どのページも原則として自由に行なっていただいて結構です。SNSでのシェアなどもご自由に行なってください。連絡の必要もありません。 なお、侵害が行われた場合には、今後断固たる法的処置を持って対処いたします。逃げ得になるようなことはしないことを宣言します。これは、今後のネッ
私は、農業におけるIT活用は、今後必須だと考えています。しかし、何故、日本での取り組みについて批判的な意見を書くのかをもう少し書いてみます。 モニタリングが役に立たないと言う理由は、簡単です。 例えば、土壌化学性分析を見てみましょう。 土壌pHが作物に対してどのような影響を与えているのかわからない、という時代だということを想像してみてください。 土壌のpHをいくら細かく調べても、土壌のpHが作物に対してどのような影響を与えているのかを知らなければ、なんの役にも立たない。 土壌のpHがどのくらいであれば、健全に生育しやすいくのかをまず調べ結果がわかっていれば、土壌分析をするのは意味はあるが、土壌pHがどのように影響を与えているのかを知らなければ、リアルタイムでpHがモニタリングされようが、精密にモニタリングされようがなんの意味もないというのはだれでもお分かりだろう。pHを測定できるようになっ
農業分野にITの導入を図る機運が高い。 ITといえば非常に幅が広いのだが、一般的に言えば栽培に関してITの導入は未だになかなか成功していないし、無駄と思われる取り組みばかりである。なお、ここで書くのは栽培に関連したIT利用である。 現在、栽培に関して最もIT的な取り組みで成功しているのは、GPSを利用した機械の使用の分野ではないかと思う。しかし、実際の栽培の問題点を解決したりすることに関しては、その利用は全く進んでいないというのが現状である。 逆に言えば栽培におけるITの利用というのは、今後、非常に進むと考えられる。 日本における取り組みは遅れまくっていて、まるで的はずれである。 補助金絡みの取り組みも無駄ばかりである。先日も、ある補助金のIT取り組みについて、基本コンセプトからして無駄だという取り組みについて大笑いしたばかりである。 (さすがに詳しく書く訳にはいかないが、現場のことを知っ
Food Watch Japanの連載へのリンクです。 農業生産と環境負荷/ハイブリッド品種は罪か? http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/28876 私は、三年間の農業現場研修の後に就職したのは、種苗メーカーでしたので種苗ビジネスについては、ある程度把握していますが、比較的脚光の浴びることの多い種苗関連ビジネスですが、どうも誤解が多いようです。特にハイブリッド品種に関しては、かなり誤解がある。詳細はリンク先の本文を読んでもらうとして、本文で触れていない点にもう少し触れてみたい。 まず多くの人が理解していないようだが、品種というのは知的財産です。著作権や特許、商標と同じように品種登録された品種というのは知的財産として世界的に認められたものです。 つまり、パソコンのソフト、音楽の著作権、書籍の著作権、特許と全く同じように品種の登録がさ
Food Watch Japan連載へのリンクです。 農業生産と環境負荷/農薬・化学肥料が多い日本農業 http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/28875 これから書くことは、すべての陣営から攻撃される内容ですが、事実です。 最近多いちょっと農業をかじった人・ジャーナリストも含め、非常に多い誤解について書きます。以下、反論がある方も多いと思いますが、列記してみました。 ●農業は、環境にやさしい→間違い おそらくすべての産業の中で最も地球環境を壊している。農薬や化学肥料の存在する以前から、猛烈な勢いで地球環境を破壊してきている。ほんとうの意味で地球環境を守るということであれば、農業そのものをやめるべきである。 ●耕作放棄地を農地に戻すのは大変→間違い 何も知らなければ戻すのは大変だが、実際には技術的には簡単であり、むしろ土壌が良い状態に
最近、色々考えて、ひとつわかったことがある。 私自身のこのところの主張は、意外にも慣行栽培の方だけではなく、多くの有機栽培の方にも賛同をいただけたのだ。これは、どういうことかというと私が主張しているようなことは、みなさん薄々気がついていたということだ。 それでも何かモヤモヤしていたのだが、根本的な原因がわかってきたような気がする。 実名を上げて申し訳ないのだが、「奇跡のりんご」の木村秋則さんだ。別に木村さんが悪いということではなく、「奇跡のりんご」が本物でほかは偽物というような誤解が消費者に広範に広がったことが問題なのだ。 そのことにより、農薬や化学肥料に対する過剰な忌避感が生まれ、消費者の方から一般に流通する農産物に対する不信感ができあがった。さらに、それに便乗するマスコミ、有名人、その他のメディア、一部の業者がまったく実情と違う話を触れ回っている。 つまり「奇跡のりんご」を信じ或いは利
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