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ノーベル賞
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非常に参考になる本であり、これまでの歴史や経緯、鎮静を論じる者が押さえるべき知識・背景などをとても丁寧に論じられています。 鎮静の意思決定に関与したり、終末期の患者さんを良くご覧になったりする医療者は必読と言えるでしょう。 鎮静は、しばしば医療者の価値観が反映されるものです。 鎮静は、必要な時に、必要な方に為されれば非常に良いことだと思うのですが、意識を下げるという点をもって、これは良くないことだと捉え、例えば鎮静率がうちの病・医院では低い(ので良い)という論が為されることもあります。 しかしその中には、「余命が数日ならば、意識が下がっても苦痛を緩和してほしい」という患者さんもいたはずであり、「鎮静率がとても低い=良い、優れているケアをしている」とは必ずしも言えないと考えます。 逆に、過剰に低い割合でしか為されていないならば、そこには医療者の価値観が強く顕現している可能性も考えねばならない
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 取材を受けた記事が掲載されていると既報しました。 漫画でも医療論争? 「ビッグコミック」に2作品同時連載 がん治療巡り対立する医師が監修/50代以上の読者の関心事 なお「論争」「対立」とありますが、特異な主張を一医師が展開している(それをメディアが広げたせいで大きな問題となった)と私は思っており、論争や対立をする気は全くありません。 かつて読売新聞の医療サイト・ヨミドクターでも、それが生まれた背景について考察しました(★リンク先の8回にわたる記事)。論争や対立よ
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 アメリカで働く医師の正高佑志先生からメールを頂戴したので紹介します。 (以下メール) 大津秀一先生 突然のご連絡を失礼いたします。 私、現在内科医/救急医をしながら医療大麻専門医としての研鑽を積んでいる正高佑志(マサタカユウジ)と申します。 今回の逮捕劇に絡んだ先生のブログを拝読させて頂きました。 大変理知的で、豊富な臨床経験に裏付けられた文章であり、御指摘の内容はご尤もだと思いました。 しかし、部分的に反論させて頂きたい箇所があり、筆を取らせて頂いた次第です。
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 高樹沙耶容疑者が逮捕されました。 参院選でも医療用大麻の推進を訴える人や集団がありましたが、彼女はその一人でした。 大麻と麻薬は「麻」の字が共通なので、よく知らない方は一緒くたになってしまっている場合がありますが、別物です。日本だけではなく世界中で医療用に用いられている医療用麻薬は代表的なものがモルヒネやオキシコドン、フェンタニルですが、それと「医療用大麻」は別物で、一部の国では使用が許可されています。それを日本でも使用できるようにしてほしい、というのが推進派の
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 Yahoo!トップにがっかりする記事が。誤解を招くこと極まりないです。Yahoo!さん、時事通信さん、どうしたのですか? モルヒネに代わる「副作用のない」鎮痛薬を開発か、研究 AFPはフランスの通信社なのですが、まるでオピオイドを使いすぎ大国アメリカの乱用者に向けたかのような変な記事。 新しい痛み止めが開発されるのは良いことですが、モルヒネへの記載に偏りは著しい。 「モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬は強い副作用があるため、非常に危険で中毒性が高いとされている」
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 大橋巨泉さんがお亡くなりになられました。 深く哀悼の意を表します。 奥様がコメントを出しておられます。 大橋巨泉さん死去 妻・寿々子さんコメント全文 上記の件につきまして、緩和医療医としての私のコメントを、と複数のメディアの方からお問い合わせがありました。 実際の診療をしていたわけではありませんから、仔細をお話しすることは困難です。 また電話だと、私の意図が正確に伝わらないこともあると思います(そして実際に書いてみて、この複雑なことを短くコメントでまとめるのは困
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 安楽死選んだ女性 最後の16時間の一部に密着 という記事が、一時期Yahoo!のトップページに出ていたのでよく読まれているようです。 安楽死とは、世界的には、患者の明確な意思表示のもとに医師が薬剤を用いて患者を死に至らしめることで、オランダ・デンマーク・ルクセンブルクなどのごく限られた地域で行われているものです。致死薬を医師が注射します。 この記事は、わかりやすさ重視で「安楽死」とタイトルを付けていますが、実際は「医師による自殺幇助」(PAS;physician
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 「末期がん患者が最後にすがった大麻は違法か?」という産経さんの記事が数日前に大々的に報じられました。 本当に末期がんだったのか? ”全ての医師から見放された”と”全ての”との発言は極端すぎないかなど、様々な疑問点が、読んでいくと浮かんできます。 医療用大麻は、使用されている国もあります。 ただ効果については様々な意見があります。 食欲や生活の質にプラセボ群と差はなかったという研究もあります。 また無視できない問題として、大麻に関しては、精神障害を発症するリスクが
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 直前の記事で取り上げた文藝春秋11月号をさっそく購入して読みました。 私は一専門家として反論するために買わなくてはいけないのですが、皆さんは極力買わないようにしてください。 と言うのは、近藤さんの記事のおかげで売上が伸びると出版社が評価し、また原稿を頼むことになるからです。 不買が最高の対処策です。 文藝春秋はしばしば患者さんの枕元やテーブルにもあります。 たくさんの人が読むものに、こんな誤った内容のものを載せて良いのかと驚きますが、ざっと見ていきましょう。 た
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 文藝春秋さんと言えば、非血液がん(固形がん)と診断された場合に放置するのが良いという「がん放置療法」を唱えた近藤誠さんを応援し続けている会社でもあります。 近藤さんには菊池寛賞という賞も与えられました。 これらの支援がより説の拡散に寄与し、とりわけ医療以外の専門家に対しての権威付けに果たした影響は大きいでしょう。 さて先日、日本医科大学武蔵小杉病院の勝俣範之先生の本を拝読しました。 そこには、まっとうなことを主張されていた頃の近藤誠さんと、その後の変化が記されて
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 皆さん、こんにちは。大津です。 少し前、新聞各紙の1面に下のような広告が並びました。 また近藤さんですが、「病院の安易な緩和ケアに頼るな。殺されます!」とさえ書いてあります。 つくづく、医者なのに、殺されるとか、過激な言葉が大好きなのです(この言葉は本の帯にも書いてありますが、著者が反対すれば帯の文言は採用されません。つまり近藤さんがこの言葉で良いとしているのです)。 どうやら今回は、緩和ケアに関することが書いてあるようなので、しっかり読んで反応すべきだろうと思
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 皆さん、こんにちは。大津です。 本当に情報をきちんと吟味しない と命がなくなりかねない時代です。 本日の朝日新聞beの特集。 無駄な医療をやめよう これは本当にその通り。 しかし……。 病院の勤務医は、検査等をたくさん しても、一切給料は増えず、 逆に検査をしなくても給料は減らず、 「クビを締めかねない」ことは 全くありません。 もちろん私もできるだけ検査は 少なく、かかる医療費は最低限に 最大の効果に到達できるように 心がけています。 検査をする→医者のお金儲
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 (主に一般の方向けの記事です) 皆さん、こんにちは。大津です。 今日は長めの内容であることをご容赦ください。 簡単なポイントだけお知りになりたい方は一番最後の追伸をご覧ください。また長い文がちょっとつらいという方もそちらをご覧になって頂ければ良いと思います。追伸はこのページの一番下からスクロールしたほうが早く見つけられます。 また、もっと簡単なまとめも付けましたので、追伸も長い! という方は最後から2文目をご覧になって頂ければと存じます。 先日、ある病院さんの市
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。
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