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前回の「アイディアを生み出す方法」に続き、今回はアイディアを生み出す「組織」。世界トップクラスの「発想する会社」で、カリフォルニア州パロアルトに本拠を置くデザインコンサルIDEO。ビジネススクールでも、innovation や革新製品を生み出す組織論などで取り上げられる代表格。 主な特徴は下記で、とりわけ「プロトタイプを通してより具体的に動詞で考える」姿勢が印象的。 1. Observation Be a <....>: 例えばお金の流れを考える場合、お札になって、靴をはいたつもりで観察せよ customer journey: 顧客の立場/視点から全体の流れを捉えよ change people's behavior: 名詞でなく動詞で考えよ(携帯電話でなく電話を「かける」という視点) 2. Prototyping/ visualizing visualize solutions throu
元BCG日本代表 内田和成さんの著書より、問題解決では一つ一つ検討していくより、経験を基にした仮説から探りを入れたほうが効率的で、その訓練を日頃からせよと説く「仮説思考」に対し、今回は如何に問題を発見するかに重点をおいた「論的思考」。解決すべき問題「論点」を設定することが実はもっとも難しく、それさえ正しく設定すれば、問題解決は8割方終わったと言っても過言ではないと主張。 ドラッガーのじいちゃんいわく、「重要なことは、正しい答えを見つけることではない、正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない。」 論点は人や環境で動く (静的な点ではなく動的) 複数の論点があり相互に矛盾しているため、すべての論点を同時に解くことができないことも多い。例えば普天間基地問題。解くべきは「地元」の問題なのか、「沖縄全体」の問題なのか、「日本」の問題
3) 視覚化: 「目に見えない」ものをリアルに共感を呼び起こせ! 政府はエネルギー効率を上げるため、無料で家屋検査を提供したところ、申込者は多数いたものの、検査員のアドバイスに従ったのはわずか15%。政府から無利子ローンも提供されたのに。 それは、改善点の殆どが、ドアの下のわずかな隙間や、屋根裏の断熱材不足といった「目に見えない」ものであり、実感できなかったから。そこで、検査員は光熱費の節約を訴える代わりに、「目に見えない」ものを「視覚化・実体化」するように講習を受けたそうな。例えば・・・ 「ドアの周りの隙間を見て下さい。たいした問題とは思われないかもしれませんが、この隙間を全部足すと、バスケットボールくらいの大きさになるんです。誰かが、あなたの家にバスケットボールくらいの穴を開けたと想像してみて下さい。きっと穴を防ごうとするはず。これが、目詰材をいれるということ。それに、屋根裏。断熱材が
相手の話を聞く達人にお坊さんがいるが、その吸引力の正体が「慈悲」。社員に生きがいを与える一つの方法が、愛情と感謝の心を持って存在価値を認め、声に出して伝えること。いずれにおいても愛情や慈悲などが重要。そこで今回は、「愛情」の本質に迫った。 1. 仏教 「慈悲」とは: 禅僧 南直哉「大前提『相手のことは分からない』-> 相手への想像力が支配欲を超える」 愛の本質は、自己愛=エゴ=愛欲。愛するという根底に、愛されたいという思いがあれば、それは取引。一生続く愛というのは、母親の愛以外に殆どなく、多くは相手を思い通りにしたいという支配欲がある。仏教では「慈悲」という言葉があるが、そこには支配する感情はない。あくまで結果として相手が感じること。相手を理解しようという想像力があって、手を差しのべた相手がそれを慈悲だと感じたとき、成立する。相手への想像力が支配欲を超える。 その大前提が、「相手のことは分
大企業病でもふれたように、大企業であればあるほど悪い情報ほど上がってこないため、耳の痛い話をしてくれたり、広い視点からものを言ってくれたりする外部人脈を豊富に持ち、アンテナを高くする必要がある。大勢に対し異論を受け入れ・促し、失敗から学び、共有する、という勇気ある「イエス」を活かす仕組みが重要。今回は、諫言する側・受ける側の心構えについて・・・まずは受ける側から 1) 諫言受ける側 戦国武将 黒田長政 「腹を立てずの異見会」 月に数回開く異見会で、長政本人から参加者全員に「何事を言っても決して恨むな、腹を立ててもダメ」との申し渡しでスタート。長政への手厳しい批判に対し怒りの気配が見えると、ある者が「これはどういうことでございますか。怒っておられるように見えます」と諫言。すると「いやいや、心中に少しの怒りもない」と顔色を和らげる。本人にとって有意義だったらしく、「今後も異見会を毎月一回は開く
人の悪口をいわないようにするため、私のこれまでの対処法は、私たちは言葉の反射鏡というようなものに取り囲まれていて、悪口をいうとそれが反射して自分に跳ね返ってくる因果応報という考え方。逆に良いことを言えば良いこととして跳ね返ってきて、運気もあがるよという戒め。易経いわく、「積善の家には必ず余慶あり。積不善の家には必ず余殃あり」 でも、実際には許せないほど憎らしい人もいる。怒りを抑えるためにはどうしたらいいか・・・その知恵を紹介。 1. 怒りを静める方法 怒りや恨みを持つのは結構だが、最低限のルールは守るべき。それは、怒りの感情を本人にぶつけないこと。その際の心の置き所が、「憎らしい人は、そのような感情を与える役割を担っているにすぎず、人生という舞台で悪役を演じているだけ。幻の敵に怒りをぶつけてもしょうがないでしょ。逆に、『悪役を演じてくださって、お役目、誠にご苦労様です』 というくらいの心境
大企業病に至る流れ 「大企業病」を検索すると色々な言葉が出てくるが、最終結末である倒産・買収から逆をたどり衰退への大まかな流れを見ると、検索された用語の殆どはその流れの中に納まる。大企業病へのターニングポイントは、成功を収め業界で優位な地位を一定期間維持した企業が、攻めから守りへ舵を切り、変革をないがしろにし始めた頃。大企業病とは、それ以降の様々な宿命的弊害-企業の末期症状や老化現象の総称。あるいは、経営陣、社員、組織が、大企業病を生む社風の中で複雑に絡み合い、「危機意識の低下・うぬぼれ」、「保身・閉鎖性」、「無責任構造」という3つの潤滑油が、患者を衰退へと円滑に進める巧妙なトリック。 倒産・買収←不祥事発覚・業績悪化←悪い情報が伝わらない・変化に対応できない←組織複雑化・セクショナリズム←攻めから守り&競争から協調体制へ・視線が顧客から上司へ←うぬぼれ・危機意識の低下←安定期←成功・既得
車の運転では、初心者ほど視点は近く、うまくなるにつれて遠くが見えるようになり、運転も安定する。ブレーキを踏む場合でも、前方との衝突を避けるため我々は後方を確認せず躊躇せずに踏み込むが、F1ドライバー レベルになると、後ろから追突されないか、サイドミラーやバックミラーなどを駆使して立体的に判断する。そして超一流レベルになると、勘どころとして 走るべきラインが見えたり、追い抜くタイミング、いわゆる時流が分かるという。 今回は、このブログの切り口であり目の付け所でもある「大局観」。その本質について・・・ 大局観とは 1) 把握の仕方: 局面全体 + 時流 将棋を例にすると初心者は、駒を一つ一つ認識。アマチュア初段の中級レベルは、矢倉囲いや4六銀型など部分的な塊として認識。プロレベルの上級者では、局面全体を一瞬で判断。トッププロは、流れで形成を判断。レベルがあがるにつれ、点-> 線-> 面-> 空
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