東京ゲームショウ2024で『Kingdom Come: Deliverance II』を試遊した。本作はざっくりいえば、魔法がなくてドラゴンのいない、リアリティある中世を表現したオープンワールドアクションRPGである。 「そんなゲームの何が楽しいのか?」と思う読者もいるかもしれないが、それは逆である。道に馬糞が落ちまくっている! それにたかるハエの羽音がする! 食いかけたリンゴをそこらへんに投げ捨てるのがあたりまえ! こういった「異様にこだわりぬかれた中世仕草」に感動できるゲームなのだ。 本作を手がけるのは、チェコはプラハを拠点とするWarhorse Studios。前作と同じく1403年のボヘミア(現在のチェコの西部・中部)が舞台になっており、時代背景をしっかりと反映したオープンワールドが大きな見どころになっている。 剣の達人を助けるサブクエストにしても選択肢・分岐が豊富 今回の試遊では