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【デザインエンジニアが解説】施行されたばかりの改正障害者差別解消法とウェブアクセシビリティの正しい関係 2024年7月12日 Ubie株式会社 デザインエンジニア 大木 尊紀 WebフロントエンドエンジニアとしてWebアプリケーション開発に従事した後、UIデザイナーを経てデザインエンジニアとなる。デザインとエンジニアリングが交わるところが最近の主戦場で、プロダクト開発の他にデザインシステムの開発・運用にも取り組んでいる。また個人的な活動としてデザインシステムやUIデザインの同人誌を書いたり勉強会を主催したりしている。 X: @takanoripe 個人サイト 2024年4月1日に障害者差別解消法の改正法が施行されました。この記事ではWebエンジニアに向けて、今回の改正の内容と実際のプロダクト開発にどのような影響をもたらすのかについて解説します。また具体的にどんなところからプロダクトの改善を
TOPフォーカス気持ちよいUIができたら後は放置。傑作Flash『艦砲射撃・マテスナ』作者の素敵な“悪癖”【フォーカス】 ゲームクリエイター TANAKA U ゲーム制作フリーランス。「動かしているだけで気持ちよい」が信条で、UI制作に強いこだわりを持つ。専門学校でゲームづくりを学んでいた2003年にFlashゲームサイト「NEXTFRAME!」を立ち上げ、多数のゲームを制作。2006年にバンダイナムコゲームス社に入社し、2009年からフリーランス。ソーシャルゲームを中心に、UI演出、UIコンサルティング、ゲームデザインなどを手がける。仮想通貨「Monacoin」についてSNSでつぶやいただけで、何者からか400万円相当のMonacoinを振り込まれ、戦慄したことがある。 X NEXTFRAME! 2000年代のWeb上には、「Adobe Flash」規格の無料ゲームが、個人によって多数制
TOPコラムITエンジニアの自己発信ストラテジーアウトプットのお題に選ぶ、奥深い自作「TODOアプリ」。mattn氏が教える、さらなる技術力の向上を目指すためのノウハウとは アウトプットのお題に選ぶ、奥深い自作「TODOアプリ」。mattn氏が教える、さらなる技術力の向上を目指すためのノウハウとは 2024年7月8日 mattn 大学卒業後、ソフトウェアハウスやSIerなどでソフトウェア開発に携わる。vi派生のテキストエディタVimの日本語化やプラグイン、Go言語などでOSS(オープンソースソフトウェア)の開発・コミュニティ運営に参加し、2019年からGoogle Developers Expert。2021〜2023年 GitHub Stars。著書に『みんなのGo言語』(2016年、2019年に改訂2版、技術評論社、共著)、『Go 言語プログラミングエッセンス』(2023年、技術評論社
2019年、Googleは自社の量子プロセッサ「Sycamore」が、古典コンピュータでは1万年かかるとされる計算を僅か数百秒で行ったと発表した。 具体的には、Sycamoreは、100万の量子回路サンプルを200秒以内で、また300万の量子回路サンプルを600秒以内でそれぞれ生成。当時世界最高性能のスーパーコンピュータであるIBMの「Summit」では、同じ結果を得るのに1万年かかると主張した。この「量子超越性」の主張は、量子コンピュータが特定の問題で古典コンピュータを圧倒的に上回ると示すものだった。 しかし、古典的コンピュータの性能向上により、その差は急速に縮まっている。2022年には、512個のGPUを使用し約15時間で同様のタスクが完了したとの研究が報告されている。そして今回の、中国の研究チームが、わずか14.22秒でタスクを完了させるのに成功した。 研究チームは、2304個ものN
フロントエンドエンジニア うひょ TypeScriptとReactが得意なフロントエンドエンジニア。株式会社カオナビ所属。ウェブ上の技術記事や雑誌を通じて技術的な情報発信を続けている。実はJavaScript歴19年。 著書『プロを目指す人のためのTypeScript入門』(技術評論社) X(@uhyo_) 個人サイト(uhy.ooo) 皆さんこんにちは。前々回、前回までのコラムでは、技術発信に興味がある方に向けて、技術記事や登壇資料を作る際の考え方やテクニックをお伝えしてきました。 今回のテーマは、技術発信とキャリアの関係についてです。というのも、私のキャリアはまだそこまで長いものではないですが、それでも技術発信のよい影響を受けてきました。それがなぜなのか、技術発信をキャリアに活かす戦略とはどのようなものなのか考えてみましょう。 もっとも、「好きこそものの上手なれ」とはよくいったもので、
Sansan株式会社 技術本部 Sansan Engineering Unit 部長 笹川 裕人 大学院でコンピュータサイエンスの博士号を取得後、リクルートを経て、2018年4月にエムスリーへ入社。AIチームでデータ基盤の整備と、バックエンド、クラウドインフラを担当。 2023年4月にSansan株式会社へ入社し、現在はSansan Engineering Unit 部長として営業DXサービス「Sansan」の強化を担う。 X Profile インボイス管理サービス「Bill One」や契約データベース「Contract One」など、近年続々と新たなDXサービスを立ち上げているSansan。それに伴ってプロダクト開発組織である技術本部も拡大し、いまや総勢500名のエンジニアと13のチームを抱える大所帯になっています。 一般的にプロダクトの数や組織の規模が急拡大すると、リソースが追いつかず
ロボット建造師 石田 賢司 1982年新潟県生まれ。金沢工業大学大学院工学研究科卒(機械工学専攻)。アニメ『トランスフォーマー』や「勇者シリーズ」に感化され、14歳より巨大変形合体ロボット建造を志す。独学で開発技術を学び、2002年から本格的に二足歩行ロボット開発に取り組む。2014年、株式会社BRAVE ROBOTICSを設立し、代表取締役に。変形ロボット開発で得たノウハウを生かし、工場用ロボットアーム部品や大型バッテリーの受託生産を行う。2023年からはロボットベンチャー「MOVeLOT」が主導する、『機動警察パトレイバー』シリーズ登場ロボットを現実に再現するプロジェクトにも開発メンバーとして携わる。 BRAVE ROBOTICS 勇者技術研究所 アニメ『トランスフォーマー』や『勇者エクスカイザー』に始まる「勇者シリーズ」では、自動車や飛行機が二足歩行ロボットへと変形する姿が描かれ、多
「“折り紙”コンピュータ」。折り目で「0」と「1」を表現しNANDゲート実装【研究紹介】 2024年6月27日 オーストラリアのメルボルン大学に所属する研究者が発表した論文「An origami Universal Turing Machine design」は、折り紙を用いて理論上の万能チューリングマシン(UTM)を設計する方法を提案した研究報告である。この研究は、理論的には折り紙によって、計算可能な任意の関数を計算できることを示している。 (関連記事:電力不要「“ゴム”コンピュータ」 伸縮により「0」と「1」をカウント) keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 研究評価 折り紙コンピュータは、紙の折り目でデータを表現し、コンピュータの基本的な論理回路である「NANDゲート」を折り紙でつくることで構築する。NANDゲートの組み合わせにより
実用性を追求したWebエンジニアのリモートワーク環境。株式会社ウルフチーフ・川島義隆 2024年6月25日 株式会社ウルフチーフ 代表取締役 川島 義隆 SIer(TIS株式会社)で20年、主にアーキテクトとしてさまざまなプロジェクトに関わり、2018年に独立。以降も、流しのアーキテクトとしてデータモデリングを中心に様々な企業の設計や技術者育成を支援している。あまり語られることがないけれども皆現場で抱えているようなソフトウェア開発上の問題を、見つけ出し一般解をまとめることも生業のひとつ。「中央線Meetup」、「アーキ部」のコミュニティを主催。 X :@kawasima Scrapbox 流しのアーキテクトを生業として、ひとり株式会社をやっている川島です。クライアントごとに事情はさまざまですが、コロナ禍以降リモートワークが中心です。会社でオフィスも契約していて、だいたいはそちらに通勤してい
TOPインタビューその魅力は「お金」——だけじゃない。バグハンター界のホープが語る、バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味 バグハンター 森岡 優太 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の2024年新卒セキュリティエンジニア。 学生時代から数社で脆弱性診断等の業務を経験し、現在は所属企業でWebペネトレーションテストやソースコード診断等の業務に従事する。 外部活動では、サイバーセキュリティに関する登壇や講師、執筆などに取り組み、プライベートでもバグバウンティで脆弱性探しに取り組んでいる。 また、趣味でポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」の運営とスピーカーをしている。 X (旧Twitter): @scgajge12 個人サイト: https://scgajge12.github.io/ Webサービスやスマホアプリなどを提供する企業が、外部のホワイトハ
TOPフォーカスQRコード誕生30周年、生みの親は「まだ進化させたい」 いまも現場に立つ原昌宏氏が注いだ情熱と“遊び心”【フォーカス】 株式会社デンソーウェーブ 主席技師 原 昌宏 1957年生まれ。東京都杉並区出身。1980年、法政大学工学部電気工学科(現:理工学部電気電子工学科)卒業。同80年、トヨタグループの部品サプライヤーである株式会社デンソーに入社。バーコードリーダーや関連システムの開発に携わる。1994年にQRコードを提唱・開発。2001年より、組織改編によりデンソーウェーブに所属。2014年、QRコードの開発チームとともに欧州発明家賞を受賞。2023年には日本学士院賞・恩賜賞を受賞。 デンソーウェーブ公式サイト QRコードドットコム いまや街を歩いていて目にしない日はないと言っていいほど、世界的プロダクトになった「QRコード」。その生みの親であるデンソーウェーブ社・原昌宏さん
誇り高き「マネージャー」を全うするために。“理想のEM”小田中氏を支えた珠玉の5冊 2024年6月20日 株式会社カケハシ EM 小田中 育生 筑波大学大学院修了後、外資系半導体企業を経て、2009年に株式会社ナビタイムジャパンに入社。2019年からはVPoEを務める。2023年10月に、EMとして株式会社カケハシに入社。薬局DXを支えるVertical SaaS「Musubi」をコアプロダクトに位置づけ、「しなやかな医療体験」を実現するべく新規事業のプロダクト開発にコミットしている。著書に『いちばんやさしいアジャイル開発の教本 人気講師が教えるDXを支える開発手法』(2020年、インプレス、共著)がある。 X note エンジニアがマネジメントに踏み出すとき、今まで向き合ってきた「技術やシステム」と、マネージャーとして向き合うべき「組織や人」の特性の違いに戸惑う人も少なくありません。 エ
執筆 山内 直 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)に所属するテクニカルライター。出版社を経てフリーランスとして独立。ライター、エディター、デベロッパー、講師業に従事。屋号は「たまデジ。」。著書に『Bootstrap 5 フロントエンド開発の教科書』、『作って学べるHTML+JavaScriptの基本』など。 監修 山田 祥寛 静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「独習」シリーズ、「これからはじめるReact実践入門」、「改訂3版 JavaScript本格入門」他、
Java Champion・谷本心がすすめる、技術に対する考え方に大きな影響を与えた書籍5選 2024年6月19日 谷本 心 EverforthとAcroquestの2社で正社員として働くエンジニア。仕事のかたわらでコミュニティ活動も行っており、日本Javaユーザーグループの代表を務めるほか、アメリカで開催されたJavaOneやSpringOneなど国内外のイベントで登壇。その実績から日本で3人目の「Java Champion」に任命された。著書に『Java本格入門』(技術評論社)。趣味は対戦格闘ゲームと、BABYMETALを追いかけて世界中を旅すること。 X: @cero_t Blog: https://cero-t.hatenadiary.jp/ 1. 『Googleを支える技術 ……巨大システムの内側の世界』西田圭介著 2. 『マイクロサービスアーキテクチャ 第2版』Sam Newm
mattn氏が実践しているエンジニアリング最適なメモ術。アウトプットを継続するための方法論 2024年6月18日 mattn 大学卒業後、ソフトウェアハウスやSIerなどでソフトウェア開発に携わる。vi派生のテキストエディタVimの日本語化やプラグイン、Go言語などでOSS(オープンソースソフトウェア)の開発・コミュニティ運営に参加し、2019年からGoogle Developers Expert。2021〜2023年 GitHub Stars。著書に『みんなのGo言語』(2016年、2019年に改訂2版、技術評論社、共著)、『Go 言語プログラミングエッセンス』(2023年、技術評論社、単著)がある。関西在住。 X:@mattn_jp GitHub 前回はアウトプットとは何か、何のためアウトプットするのか、についてお話しました。筆者はこれまで、アウトプットのやり方で悩んでいる方々に、どう
“アニサキス殺し”パルスパワーは「器用貧乏」な技術だった 「電気エネルギー界のドラえもん」が拓く未来【フォーカス】 2024年6月18日 熊本大学産業ナノマテリアル研究所 准教授 浪平 隆男 パルスパワー工学研究者。1999年に熊本大学工学研究科修士課程を修了。米テキサス工科大学パルスパワー・パワーエレクトロニクスセンター客員教授などを経て、2007年より熊本大学バイオエレクトリクス研究センター准教授。同センターは2013年に改組によりパルスパワー科学研究所に。2020年には研究所の再編により、現・産業ナノマテリアル研究所に至る。パルスパワー技術の実用化を目指し、幅広い応用研究をこれまでに手がける。 researchmap 熊本大学産業ナノマテリアル研究所 日本の生食文化を守りたい|新アニサキス撃退法の社会実装へご支援を 浪平・王研究室※ (※):研究室サイトについては、お使いの環境によっ
今回の実験の背景には、大学卒の社員を中心に在宅勤務が標準的な制度となり、出社日と在宅日を組み合わせたハイブリッド勤務が広がる一方で、生産性やイノベーション、キャリア形成への悪影響を懸念する経営者も多いという状況がある。そこでTrip.comは、航空運賃部門とIT部門の社員1612人(管理職395人と非管理職1217人)を対象に、ハイブリッド勤務の効果を検証することにした。 ▲実験中のオフィスにいるTrip.comの従業員 社員の基本属性を見ると、平均年齢は30代半ばで、男性が65%を占める。学歴は全員が大卒以上で、修士号以上の保有者が32%に上る。平均在職年数は6. 4年で、従業員の48%に子供がいる。社員は、ソフトウェア開発やマーケティング、経理など多岐にわたる職種で構成されている。 実験では、週3日はオフィスで勤務し、水曜と金曜の週2日は在宅勤務を認めるハイブリッド方式を導入する。6か
「儲からない」のは誰の責任?アジャイルにおける「責任問題」とその解決策【ryuzee|吉羽龍太郎】 2024年6月17日 株式会社アトラクタFounder兼CTO アジャイルコーチ 吉羽 龍太郎 1973年生まれ。野村総合研究所、Amazon Web Servicesなどを経て、2016年1月から現職。アジャイル開発、DevOps、クラウドコンピューティング、組織開発を中心としたコンサルティングやトレーニングを専門とする。著書に『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』(翔泳社)、訳書に『チームトポロジー』(日本能率協会マネジメントセンター)、『プロダクトマネージャーのしごと』『エンジニアリングマネージャーのしごと』『スクラム実践者が知るべき97のこと』『プロダクトマネジメント』『みんなでアジャイル』『レガシーコードからの脱却』『カンバン仕事術』(オライリー・ジャパン)、『ジョイ
TOPフォーカス祖父の「銃声」で人々を守りたい。クマよけアプリ「BowBear」に込められた北の猟師の知恵【フォーカス】 株式会社Wism 代表取締役 渡邊尚希 本業は映像企画ディレクター・映像編集者。東京生まれ東京育ちだが、中高時代には、毎年の冬休みに祖父の住んでいた北海道・更別村へ遊びに行き、狩猟の手伝いを行う。祖父の遺志を継ぎ、クマよけアプリ「BowBear」の開発に2022年に着手し、同年にWismを設立。祖父の波乱な人生史を本人からよく聞かされていたが、方言の特徴が強いためによくわかっていない点も多い。 各地で「クマ」の被害が後を絶ちません。2024年2月8日付環境省資料「クマ類による被害防止に向けた対策方針」によれば、2023年度において、ヒグマの出没に関する北海道警察への通報件数は12月16日時点で4055件。また本州に生息するツキノワグマの人的被害件数は1月末時点で197件
TOPフォーカス「もっと読みやすくできるはず」。白源、Bizin Gothic作者が日本語入りプログラミングフォントを手がけ続ける理由【フォーカス】 「もっと読みやすくできるはず」。白源、Bizin Gothic作者が日本語入りプログラミングフォントを手がけ続ける理由【フォーカス】 2024年6月12日 プログラミングフォント制作者 たわら プログラミングフォント制作者。コーディングに適した欧文・英数字フォントと、日本語フォントを合成し、新たなフォントを生み出す手法に定評がある。2019年5月に「白源(HackGen)」を公開したのを皮切りに、毎年のペースで合成フォントを手がけている。本業ではインフラエンジニアやWebプログラマなどを経て、現在ではSaaS企業にてSREを担う。自身の息子に「プログラミングを教えて」と頼まれた時、まずはプログラミングフォントの重要性を説いた。 X GitHu
小城久美子が勧める、事業サイドからプロダクトマネージャーになる人向けのPM本5選 2024年6月12日 プロダクトマネージャー 小城 久美子 プロダクトづくりの知見の体系化を試みるプロダクトマネージャー。書籍『プロダクトマネジメントのすべて』共著者であり、日本最大級のプロダクトづくりコミュニティ「プロダクト筋トレ」の主催者。 経歴は、ソフトウェアエンジニア、スクラムマスターなどの開発職を経験後、プロダクトマネージャーに転身し、現在は現場でのプロダクトマネジメントの傍ら、プロダクト戦略の構築や仮説検証の伴走を実施している。 1. 『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット』森一樹 著 2. 『アジャイルサムライ ー達人開発者への道』Jonathan Rasmusson 著、近藤修平・角掛拓未 訳、西村直人・角谷信太郎 監訳 3. 『プロ
TOPフォーカス『エヴァ』は現実につくれるの? “透明マント”稲見昌彦教授に聞く、フィクションからエンジニアが学べること【フォーカス】 東京大学先端科学技術研究センター 教授 稲見 昌彦 博士(工学)。人間拡張工学を専門分野とし、特定の対象物を透明かのように見せられる「光学迷彩」技術を手がけたことで世界的に知られる。人間の肉体の限界をテクノロジーの力で広げる「自在化技術」の開発や、自在化による認知心理の変化について分析する「稲見自在化身体プロジェクト」では研究総括を務める。少年時代にSF映画「地球最後の日」を鑑賞したとき、僅かな人数しか搭乗を許されない脱出ロケットの乗員に科学者が選ばれるのを見て、「あ~科学者になれば地球が滅んでも生き残れるんだ」と思ったことがある。 プロフィール(東京大学 先端科学技術研究センター公式サイト内) 稲見自在化身体プロジェクト ロボット技術やVRなどを駆使し、
膨大な情報から、どうやって自分に合ったものと出会えるか。 ここでは、本をダシにして、自分にぴったりの一冊と出会うための方法を紹介する。同時に、この方法で私が出会えてきた本も併せてご紹介しよう。 読むべき記事や追うべきトピック、押さえたほうが良いチャネルやお知らせはたくさんある。全部見てるヒマはないけど、自分にとって有益かどうかは、見ないと分からない。 長年、情報収集術には苦労させられてきたけれど、一つハッキリしているのは、「自分に有益な情報は、シェアするとシェアされる」という原則だ。 コメントでもSNSでもいい、「これが良かった!」とか「ここ役に立った!」と発信すると、そのメンションがつながっていって、最終的に発信者にとって有難い情報が手に入るようになる。 お薦めすると、お薦めが返ってくる。直接/間接・オンライン/オフライン問わず、回り回って、「それが良いならこれなんてどう?」というフィー
TOPコラム海外最新IT事情脳に注射で極小ゲルセンサーを埋め込む。 サイズ米粒以下、数週間後に溶解、中国の研究者ら発表【研究紹介】 中国の華中科技大学など所属する研究者らが発表した論文「Injectable ultrasonic sensor for wireless monitoring of intracranial signals」は、頭蓋内の生理学的信号を超音波でワイヤレスに計測できる、注射可能で生分解性のあるゲルセンサーを開発したとする研究報告である。このセンサーは脳の健康状態を監視するために使用され、数週間で体内にて溶解するという特徴を持つ。 ▲立方体の柔らかいゲルセンサーは注射針で脳内に注入する ▲米粒以下のサイズのゲルセンサー このセンサーは、各辺が2ミリメートルの柔らかいハイドロゲルの立方体であり、精密に配置された空気の柱によって構造化されている。非常に小さいため、大がか
OpsBR Software Technology Inc. 代表 岩永 亮介 ソフトウェア業界で15年以上、物理的なデータセンター運用から、世界最大規模の分散システムの運用、多数の業界のお客様のシステム設計支援、フロントエンドからバックエンド、データベース管理者、DevOps やテスト設計・実装、アーキテクチャレビュー、などを経験。特に、運用に関する改善や設計は得意で、OpsBR Software Technology Inc. を立ち上げた。カナダのバンクーバー在住。経歴は、Autify で Staff Software Engineer、Sr. Technical Support Engineer、Amazon で Sr. Systems Development Engineer、Solutions Architect など。 ソフトウェアエンジニアとして海外、特に北米を目指すのであ
JavaScriptの標準規格「ECMAScript」を見直す。これからの注目機能も紹介 2024年6月5日 執筆 山内 直 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)に所属するテクニカルライター。出版社を経てフリーランスとして独立。ライター、エディター、デベロッパー、講師業に従事。屋号は「たまデジ。」。著書に『Bootstrap 5 フロントエンド開発の教科書』、『作って学べるHTML+JavaScriptの基本』など。 監修 山田 祥寛 静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な
【うひょ氏】技術発信や登壇資料づくりに。記事の隙をなくして理解度を上げる文章テクニック 2024年6月3日 フロントエンドエンジニア うひょ TypeScriptとReactが得意なフロントエンドエンジニア。株式会社カオナビ所属。ウェブ上の技術記事や雑誌を通じて技術的な情報発信を続けている。実はJavaScript歴19年。 著書『プロを目指す人のためのTypeScript入門』(技術評論社) X(@uhyo_) 個人サイト(uhy.ooo) 皆さんこんにちは。前回は、私の技術発信の遍歴をご紹介するとともに、私の考える、技術発信に必要な能力や考え方をご紹介しました。 今回は、より具体的なテクニックやその背景をご紹介します。すでに技術発信をしている方や、これからやろうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。文章のテクニックと、登壇(登壇資料)のテクニックをあわせてご紹介します。 keyb
スイスのバイオコンピューティングスタートアップ企業「FinalSpark」の研究者らが発表した論文「Open and remotely accessible Neuroplatform for research in wetware computing」は、16個のヒト脳オルガノイド(人間の脳の幹細胞を培養して作られる小さな脳のような構造体)を組み込んだバイオプロセッサを提案した研究報告である。同社のプレスリリースによると、このプロセッサは、従来のデジタルプロセッサの100万分の1以下の消費電力を実現できるという特徴を持つ。 ▲電極と接続されている脳オルガノイド このプロセッサには、生体組織であるヒト脳オルガノイドを収容する4つの多電極アレイ(MEA)が使用されている。 各MEAには4つのオルガノイドが収容されているため、計16個の脳オルガノイドが組み込まれている。各オルガノイドは、電気刺
株式会社バーチャルキャスト CTO MIRO/岩城 進之介 1972年生まれ。東京都出身。複数の企業において、映像制作やオーサリングツール、PDA端末の内蔵ブラウザなど、多岐な開発に携わる。個人としては2000年代に「携帯動画変換君」の開発などで注目を集める。2011年に株式会社ドワンゴに入社。360度LED画面を擁した没入型映像ライブ施設「ニコファーレ」でのネット連動演出システムや、ARライブシステムの開発など、AR、VR、放送技術、イベント演出のシステム開発を手掛ける。2018年、3Dアバターの共通フォーマット「VRM」を設計・提唱。同年、バーチャルキャストの立ち上げに携わり、CTOに就任。2023年、POPOPO株式会社を設立。 X ブログ「MobileHackerz」 バーチャルキャスト公式サイト VRMコンソーシアム POPOPO株式会社 かつて、「携帯動画変換君」というフリーウ
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